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メイキングミラーズ

2012年9月14日 (金) 18:14

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無神経で理不尽でなにひとつ納得いかん仕事のやり方にブチギレて、もう疲れてしまった。
あとから思い起こせば「もう今までもずっとこんな感じやってんから慣れろよ、慣れて受け流せよ」と自分でも思うけど、
全然慣れないし、懲りずに毎回ブチギレている。
諦められないのか、大人になれないのか、まぁわからんけど、
でもどっちも願い下げじゃ!くたばれ!
様子うかがってないで、早めに行動しようと思う。

クソ会社の話はもうこのへんにしといて(どんだけ掘ってもクソい、ってことしかないからな!)今日はアジカンの話でもしようよ。
「しようよ」って誰に対して誘ってんのかわからんけど、アジカンはどうだい、好きかい?
今週ニューアルバムが出ましたね。
まだ聞いてないねんけど(ネットで買うことにしてんもん)きっとすごくいいアルバムになっとることでしょう。

わたしには、アジカンのことを諸手を挙げて「大好き!」って言うことが憚られる時期があったのですけど、
それについてアジカンの音楽とかバンド自体は全く関係なくて、なんというか、
アジカンのライブに来るお客さんの雰囲気がだんだん変わってきたりとか、
フェスに行ったときにアジカンを見てる客層が変わってきたりとか、
ものすごく語弊のある言い方すると「こういう感じに見られんの嫌や」っていう自意識のせいで、そういう時期があったのだった。

「こういう感じ」がどういう感じなのかを、文章にするのはむずかしいねんけど、
例えばライブのときに全員右手を挙げておんなじノリ方するのとか、
Tシャツにレギンスに短パンにスニーカーで首にタオル巻くのが正装!みたいなムードとかが、
正直なんか気持ちわるくなってしまった。
細かいし小さいけど、でもなんか無理やった。
ムード、なんか別にただそういう風にわたしが勘違いしただけかもしれんけど、でも嫌やった。
多分mixiのコミュニティとかでそういうのをモロに見ることが多くなってしまったのも関係ある。
「ポニーテールの子の髪の毛が邪魔でライブに集中できませんでした」とか。
「ごついブーツで踏まれて迷惑でした」とか。
「大声で歌うのやめてくださいゴッチの声聞こえなかったです」とか。
「アジカンのライブにほかのバンドのTシャツで来るの失礼なのでやめてください」とかも見たことある。(なんでや)
あ、それでみんなタオル首に巻いてその中に髪の毛を入れてんや?
そのせいでみんなコンバースなの?いつのまにそんなルールが…みたいな。
もろに人の毛を食ったり耳元でオッサンの熱唱聞いたり眼鏡ふっとんだりするのがライブやと思ってたのに。

でももうそんなんどーでもいいや!と思って。
だってアジカンはずっと最高やないか。
どんどん新しいことをやって、いつも逃げないで、ちゃんと戦って、それを使命みたいに背負って、やらなくていいことまでやって、
ずっとかっこよかったもの。がっかりした新譜なんてひとつもなかったもの。ずっとかっこよかったもの。

わたしが大事にしなきゃいけなかったのは、しょーもない自意識でも、ゆるく縛られたルールでもなくて、
『君繋ファイブエム』を聞きながら「あ、これかっこいいわ」って思った通学路のこととか、
『ブルートレイン』が発表されたあの夜の気持ちとか、
『センスレス』を聞いたあとに今も変わらずに沸いてくるあの気持ちとか、
耳につけたヘッドフォンでかかりっぱなしの『真冬のダンス』をうたった朝のこととか、
そっちだったのだ。なにを間違ってんだ。

というわけで、明日届く予定の『ランドマーク』を、とても楽しみにしています。
twitter見てると「はじめてアナログ買いました!」って人が多いような気がして、
これを機会にプレーヤー買ってレコードを聴き始める人が増えたりしたら、それはなんかいいことやなぁと思う。
そんで新譜をレコードで出すようなアーティストが増えたりしたら、それはおもしろいなって思うし、
デザイナーもあのサイズでできるなら、また違ったやりがいがあるよなって思ったりする。
中村祐介の絵をあのサイズで手に入れられるなんて、すげーいいわ。うれしい。デザインはまた木村さんなのかね。たのしみ。

しかし「自意識」って厄介ですね。
要らんなーと思うし、未だに本質をつかめてないような気もする。
「アイデンティティ」も厄介ですね。
なんなの「アイデンティティ」て。納得のいく説明を聞いたことない。

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