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A job that slowly kills you

2022年7月5日 (火) 21:54

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土砂降りの雨の中でレディオヘッドを聞いていたら順調に絶望してきて最高だ。私も一酸化炭素と握手して、静かな人生を送ろうっと。なぜ明確で明瞭な絶望はいつも希望の色をしているのか、とよく考えるけど、でもこれはきっと私が恵まれた、幸せな人間だからだろうな。絶望は絶望の色しかしていない、という局面に居合わせたことがないからだと思う。「探せばけっこう希望はあるよ」と歌いながら生きてきたからな。探せばけっこう希望はあるし、この世のあらゆる邪悪なものを取り除いたら、そこには希望が残っていたと言うじゃないですか。よう知らんけどギリシャ神話。
つーか雨の日にトム・ヨークの絶望をなぞりにいってる時点で私は能天気ハッピー楽観主義野郎。

ようやくベッドを買い替える算段を付けた、ようやくです。従姉妹が無印良品で働いているので、何もかもを無印良品で揃えることにした。散々騒いだあげく結局は無印良品に収まる感じ、ウケる。ウケるし、何より「無印良品とは何か」を分かりやすく体現しているような気持ちになる。やぶさかではないです!
そういえば昔、フライヤーかなんか作ってるときクライアントのおじさんに「もっとシンプルに出来ないかなぁ~何もしないでいいの、デザインとか要らなくて、無印良品みたいにやってほしいんだよね」と言われて殴り掛かりそうになったことがある。人を殴ったことがないのでやり方が分からないし、私はあまり衝動的な人間ではないので「はぁ、そうですか」とかなんとか言って持っていたノートに「無印良品」とメモし、事なきを得たけど「いま普通に手ぇ出そうやったな、人殴るときってこういう感じなんやな」と思った。まぁ今思えば「そない怒らんでもええやん」ぐらいのことですが。
おじさん、デザインは要るとか要らないとかじゃないんですよ、常に在るものなんです、デザインが無いものなんて、世にひとつもありません、デザイナーの名前が出るものと出ないものはあります、調べても分からない場合もありますが、それでもデザインは常に在ります。そのことが分からないのなら黙っていた方がいいし、あまつさえ無印良品を引き合いに出すなんて、あまりにも愚かです。とはいえ、おじさんに「無印良品はデザインしていない」と思わせられていること自体が、無印良品はすごいですね。

友人の誕生日プレゼントにクッキー缶を作るのはどうだろう、と思い立ち、あまりにも名案じゃない!?と大盛り上がりした(ひとりで)が、そもそも私はクッキーをほとんど焼いたことがないし、あと普通に全然時間がない。まぁ当日に届かなくても良いとは思うけど、4種類くらいは入れたいな、どうしようか…と本屋さんへ行き、焼菓子のレシピ本を見ていた。段取りうまくすればやれそうな気もするし、週末の予定をカレンダーで見ていると「そんな時間どこにあんねん」という気もする。あとは勢いだけが要るな……
うまくいったら作ったのを贈って、ぜんぜんダメだったら良いクッキー缶を買って送ろうかな。

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