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ピンクの箱に入ったアイシングたっぷりのシュークリームに対する好意

2014年6月13日 (金) 23:18

映画のはなし

最近映画館で観た映画の話をしようかな、と思うけどどうだろうか。
返事を待たずに話すけど、いいでしょうか。

ただし全日本ネタバレ禁止協会会員の皆様方に怒られたくないし嫌われたくないので
以下は閉じておくことにします。

つーかあの「ネタバレやめてください」つっていちいちうるせぇ奴らなんなん。
まず「ネタ」って何よ。うるせぇわ。
でもまぁ何を観るために映画を観ているか、が人によって違うのだろうね。
ストーリーを観るためなら、ネタバレには敏感になるだろうし。
わたしは完全に「映像」を観るために映画を観ているので、
観る前に詳細なあらすじを聞いてもへいちゃらぴーです。

さて、まず『アナと雪の女王』な。先々週末に観ましたよ。
もう♪レリゴ~♪が耳タコでしょ。わかるわ、うざいよね。
ワイドショーでの取り上げ方とかもうざいよね。わかるわ。

わかるけど、でも私はディズニーの新作はわりと気にしていて
前作の『塔の上のラプンツェル』もすごく良かった、
初めて街に出て、子どもたちに髪の毛を編んでもらうあのシーンも、
あのタイのコムローイっぽい(台湾とかポーランドもやるらしいあの万単位のランタンを飛ばす祭り)シーンも最高やったでしょうが。
残念ながら家で、DVDで観たけど、終わった直後に「もっかい観よ」つって2回観たわ。
布の質感とか紙の質感とか、どんどん技術があがってるし、
そのディズニーが、天下のディズニー様が「今度は雪と氷の世界やるよ!」つってんねんから
観ないわけにいかんだろう。
そして案の定すばらしかった、冒頭に分厚い氷を切り出して運ぶシーンあんねんけど、
あんな美しい映像があるだろうか。
のこぎりで切る音も、切り口がすこし溶けるあの質感も、氷特有の向こう側が透けつつ歪む感じも、もう最高。美しい。
降りたての雪に突っ込んだときに、服にもけもけもけって付くあの感じもすばらしかった。
あんなこと出来るのかよ。
つるつるてかてかした皮膚や、ごわごわした布の世界は終わったのだ。

エルサがもうひとりでやるわ!バーン!っつって城を作るシーンなんかも最高。
何あの映像美。泣いた。シャンデリア。
あとエルサが自分で作ったドレスはなんか透け感があるのだけど、その透けた布ごしの氷の透け感?すごい、どうやってんのか。少しも寒くないのか。

ストーリーに関しては、どうなんでしょう?原作があるのよね?読んでないけど。
子どもたちはどうしてあんなにもエルサがアナを拒むのか、理解できたのかしら。
わたしは出来んかった。
「かわいい妹を殺しかけた」というトラウマがあるのは十分わかったけど、もうお互いにすっかり大人なわけでしょう。王位継承する程度には大人なわけでしょう。
きちんと話して、理解を得て、助けてもらえばいいんじゃないのか。
拒むことが妹を守ることだ、と思ったとして、その先はなかったのかよ。いい歳してその先は思いつかねぇのかよ。
わたしは姉を持つ妹でもあるので、なんかあんな風に姉が部屋にこもりっきりで、どうにか王位は継承したもののテンパって、ついさっきまで楽しいな~って言うてたパーティーを台無しにして、あげくひとりで雪山に逃げたら動揺のあまりあんな無邪気に追っかけられへんと思う。
いやでも雪山であのレベルの城建てて、あのオートクチュールのドレス作ってたらもう応援してあげたいかも…

そしてオマケで観られる『ミッキーのミニー救出大作戦』ていう短編も超よかった。
3D映画であんなに「ウワァー!!!」ってなったの初めてかもしれん。
『ゼロ・グラビティ』を観たときの「ウワァー!!!」とはまた違う。

というわけでもう書くの疲れたから「グランド・ブダペスト・ホテル』についてはまた別で書きます。

ありがたいことにアナと雪のアレはまだ上映中らしいので、
まだ観ておられない方はぜひ。
アレンデーーーーール!!!!

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