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한강라면
2024年9月26日 (木) 20:49
旅行にいくと「分からないこと」が多くあるので、それが良いなと思っている。「このバスで港に行けるのかな」とか「ここから駅までは歩ける距離ないのかな」とか、そういうささやかな「分からないこと」が山のように積み重なる。スマホで調べればわかることもあれば、調べてもわからないことも同じくらいある。これがストレスであることは間違いないけれど、いかに毎日が慣性で流れて行っているかを実感して楽しい。いや、慣性で流れていく毎日のことも、私は同じように愛しているが。
旅先では、私と同じように「分からないこと」がある人が話しかけてくるのもおもしろい。私はどうやらいつどこにいても「分からないことなどひとつもありません」という顔をしているらしく、結構頻繁に話しかけられる。初めての海外旅行でニューヨークに行ったときも、欧米人の旅行客に道を聞かれた(自分が歩いてきた道だったので教えた)し、国内でもバスを待っていると「料金は先に払うんでしょうか?」などと聞かれる。「このあたりでおいしいお寿司屋さんを知りませんか?」と聞かれたこともある。もちろん知っていれば何でも答えるけど、結構「私も初めて来たので分からないんです、ごめんなさい」となることが多くて申し訳ない。
海外に行くと、この「分からないこと」を人に尋ねることのハードルがグッと上がる。言葉が分からないからだ。言葉が分からなくて自分のしたいことや気持ちを伝えられないなんて、日本語ではもう30年近く経験していないことだから、普通に恥ずかしい。が、恥ずかしいからといって黙っていると、ほしいものは買えないし、行きたいところに行けない。
私は恥ずかしいことを避けたくて、すぐカッコつける性質がある。でもだんだん、少しずつではあるけど、そういうのなくなってきたな。加齢によるものと思う。歳を取るのはいいことだ。どうせカッコなんかつかないと、もう知っている。
ソウルで3日目の朝、早起きして漢江まで自転車に乗った。旅行先でも自転車に乗るのが好きだ。マリオで言うとヨッシーが出てきた時の感じがする。ドンキーコングで言うとサイが出てきた時の感じ。「え、乗せてくれるの?背中に?いいの?」みたいな。「すごい、めっちゃはやい」っていう。
漢江は思っていたよりずっと大きい川で、川沿いの道はサイクリングロードとして整備されている。まだ8時前なのに、公園で大きい犬と遊ぶ人やバドミントンをするおじいちゃんおばあちゃんたちがたくさんいた。川に向かう途中の道で3~4人見かけたラケットを肩にかけたシニア世代のみなさんは、ここに向かってたのね。日本で言うゲートボールみたいな感じで、バドミントンをやっているっぽかった。肩も動かすし、良いかも。
サイクリングロードをのんびり走っていると、高そうなロードバイクに乗ったヘルメット姿の人たちが後ろから私をびゅんびゅん追い抜いていく。かっこいい。
ソウルは一足先に秋めいている。長袖の服を持ってきてよかった。
次は川沿いの家を借りて、公園で朝ごはんを食べるのもいいかも。もう少し長くいれたら、食材を買って簡単な料理ができるかもしれない。5泊くらいかな。お買い物競争みたいな旅行も楽しいけど、持ち帰った喜びが「日本で買えないのを買えた」とか「日本で買うより安く買えた」みたいなのだけだと、資本主義的すぎるように感じる。「資本主義的すぎる」って意味わかる?変な日本語!ははは。
とはいえ、ジンくんのソロ活動が始まるので(レコーディング終わったらしい)場合によってはまたすぐ渡韓する可能性がある。心の準備と金の準備をしつつ生きる。最推しのソロアルバム、緊張するな……
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