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美しい名前

2014年9月8日 (月) 23:38

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朝電車に乗っているときに、
金髪でちょっと強面の作業ズボンを穿いたお兄さんが私の右斜め前に立っていて
そのお兄さんがポケットから静かに取り出したiPod Classicのナウオンプレイングは
意外にもエリック・クラプトンのベスト盤だったのです。

別に金髪で強面でだぼっとしたズボンを穿いている人は全員「湘南乃風」を聴いてる
みたいなことは思ってないけど
それにしたってクラプトンは意外でしょう。しかもベスト盤。

このように、電車でどんな音楽を聴いているのかが気になります。
東京に住んでいたとき、毎朝B’zをゴリゴリに音漏れさせている
スーツのシュッとしたお兄さんがいて、
あれはなんか、ちょっと、意外とか以前に、単純に、うるさかった。
お兄さん、もう少し良いイヤフォンを買うといいですよ。シュッとしたスーツ姿が台無しですよ。

わたしは出社時は音楽は聴かないで、帰りに聴くことにしている。理由は別にないけど。
最近は『思い出のマーニー』の主題歌をiTunesで買って、それをずっと聞いています。
いい具合にボンヤリできます。

同様に電車で本を読んでいる人が何を読んでいるのかも気になる。
おじさん、その分厚い本は何ていう本ですか。京極夏彦ですか。おもしろいですか。

わたしは少し前まで『青少年のための自殺学入門』という寺山修司のエッセイを読んでいて、
今は三島由紀夫の『不道徳教育講座』を読んでいる。
特に自殺したいわけではないし、不道徳に生きたいわけでもないのだけど、
まぁ本のチョイスなんてそんなものでしょう。
自殺学入門は全然自殺を推奨していなくて、結構おもしろかった。
「お前みたいなモンに自殺は贅沢ですよ、諦めてきちんと生きなさい」と解釈した。
あと三島由紀夫は『金閣寺』が全然読めなくて、結局半分くらいでやめてしまったのですが
エッセイはガンガン読めるので、もしかしたら『金閣寺』も読めるようになってるかもしれん。
今度試してみます。

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