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day1
2025年1月14日 (火) 20:47
RMさんのドキュメンタリー映画を観てきた。私的2024年ベストアルバムだった「Right Place, Wrong Person」の制作を追い、記録した映画だ。
土曜日、病院が終わったので映画館へ、と思って空席状況を調べたらお昼の回がほとんど満席だった。おそらくワイワイ観たいような映画ではないので、一旦パスして帰宅。21時半スタートの回を予約した。
昼間とは打って変わって観客は7〜8人くらい、同年代くらいの女性がほとんどだったけど、ご夫婦のお客さんもいた。
映画本編前に予告編がいくつかかかるのだけど、中学生が観るような漫画原作の恋愛映画の予告編ばかりかかって、とても複雑な気持ちになった。まず大前提として「中学生が観るような漫画原作の恋愛映画」のことを貶めたりする気持ちは全くない。揶揄する気持ちもない。例えば好きなアイドルが出演している、好きな漫画が実写映画化する、などのきっかけで年若い人たちが映画館に足を運ぶことは良いことだと思うから、だからそういう映画が存在することや、そういう映画を製作する人たちのことを、とやかく言いたいわけではないのだ。
ただ、RMさんのドキュメンタリー映画を観に来た客に、見せる予告編ではないだろう、と思う。そもそも21時半スタートの回なので、18歳未満の人はここにはいないのだ。ピンクとパステルカラーでキラキラの予告編をかけても、たぶん、いやほぼ意味ないよ。「次このKokiさん初主演の映画を観に来よう~っと」と思わないよ。少なくとも私は思わない。
そこでふと、RMさんが、キムナムジュンさんが身を置いている場所こそ、このピンクとパステルカラーでキラキラにしたKpop業界なのかも、と思い至り、私はどんな顔をすればいいのかわからなくなった。こういう違和感や、ミスマッチの中で、つまり逆境の中で生きて、音楽をやってきた人なんじゃないのか。
BTSは表層だけ、いや、例えば「Dynamite」だけピックアップすれば「ピンクとパステルカラーでキラキラ」と言えなくもない。世界的ヒットをおさめ、商業的にも大いに成功し、間違いなくポップスターだ、キラキラ以外の何者でもない、じゃあ「あのBTSのリーダーのドキュメンタリー映画」という点だけピックアップしてかける予告編を選べば、ああいうラインナップになるのかもしれない。機械的にやれば。だから、別に「間違ってる」とかではないのよな。今まさに「Right Place, Wrong Person」状態やん私、私が、と思ってちょっと笑った。
映画はとても良かったです。変わっていく君のことが好きだよキムナムジュン。
このごろ布団がつめたいので、湯たんぽを導入した。私は平熱が高く、手足の血行も良いので冷え性とは無縁の人生を歩んできたが、最近は年齢のせいか足先が冷える。夜、冷たい布団に入り、寝付くまでの時間がつらい。電気毛布は大げさだし、靴下は寝心地が好きじゃなくて嫌だけど、湯たんぽは良いかもしれないと思い、無印良品で小さめのをひとつ買ってみた。
無印良品の湯たんぽはポリエチレンのような素材で、カバーは別売りになっている。気に入るカバーがないのでいったんスルーした。ニットのさ、レトロな感じのが良いわ。かわいいやつないかな。
結局メルカリでハンドメイド小物を売っている方のところで、湯たんぽカバーを買った。オレンジと緑の巾着型で、お花のモチーフが編んである。かわいい。こういうのよ、こういうのが欲しかったのよ。アクリル毛糸だから洗濯もできる。
お風呂に入る前にお湯を湯たんぽに入れ、先にベッドにいれておく。お風呂から出て、さて寝るか、のころには、布団そのものがあたたかくなっている。猫と寝てるみたいだな、と思う。まぁ猫と寝たことないんですけど。犬も一緒に寝るとこんな感じかな。犬って一緒に寝てくれるの?犬種によるんかな。
両親、姉、甥たちで日生に行った。牡蠣を食べ、漁港で買い物をして、博物館を覗いて帰宅。翌日は姉と甥たちで公園に行ったりした。
姉は20年近く保育士をしている。最近は管理職のような立場になっているものの、園にはいるので、とんでもない数の子どもを見ているはずだ。先日は「教え子が成人し、会いたいと連絡をくれたので、何人か連れていって焼肉を食べさせる」みたいなことが起きていた。私は「教え子が成人し」のあたりで既にクラクラする。「会いたいと連絡をくれた」のもすごい。
私は姉が保育士をしているところを見たことがないが、甥たちへの接し方を見ると、なんとなくその様が分かるような気がする。たぶん「子どもがかわいいと思う気持ち」や「自分より小さく、弱いものを守ろうとする気持ち」みたいな、結構原始的な気持ちがベースとしてありつつも、それとは別軸で「観察したり、研究したり、比較したりする」ような、ある種冷静な、もっと言うと冷淡な気持ちがあるんじゃないか。そういう、相反する感情のバランスを取る仕事なんじゃないか。どちらにも偏らず、バランスを。
またバランスの話をしている。私は一生バランスの話をし続けるのだと思う。
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