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散歩に出かけなくちゃ

2026年6月24日 (水) 20:49

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私まだ37歳やった。何を言うてるか分からんと思うけど、私自分が38歳やと思っててんけど、まだ37歳やったみたい。あの、病院に行ったら、受け取った紙に「37歳5ヶ月」って書いてあってびっくりした。私まだ37歳やったんや。普通に間違ってた。1個先を生きてた。いつから間違ってたんかわからんけど……
なんか公的な書類に38歳って書いたかもしれんと思ってヒヤヒヤしたけど、たぶん公的な書類に年齢を書くことってあんまないよな。生年月日を書くよな。たぶん。そうであってくれ。

子どものころ、親や祖父母に年齢を聞いたとき「えーと、今いくつやっけ、ちょっと待ってよ」などと判然としないことがあり、毎回「なんで自分の年わからんねん、どういうことやねん」と思っていたけど、最近はすっかり自分がそれになっている。

アナログフィッシュの定例配信を見ていたら、どうやら楽曲が映画の主題歌に使われたらしい。視聴者も当然のようにコメント欄で「見に行きます」とか「見てきました」とか言っていて、「私だけ知らん」と思った。最近こういうことが多い。情報をキャッチする力が無くなっている。
調べてみると、ヨーロッパ企画の上田誠さんの作品らしい。『君は映画』という映画。良いタイトルですね。初監督、と書いてあってびっくりした。え、『サマータイムマシンブルース』は?『リバー、流れないでよ』は???これらは脚本作であって監督作ではないらしい。知らんかった。あ、『サマータイムマシンブルース』は本広克行監督か。そうでした。
西宮で上映されてるようだったので、翌日サクッと見に行ってきた。のびやかで、まっすぐで、シニカルな、かわいい映画だった。エンドロールで流れる好きなバンドの曲、格別ですね。68分で終わったのもびっくりした。最近は長い映画慣れしているせいか、2時間以内の映画を見ると「えっ終わった!」と思う。本作はまぁ延ばそうと思えば延ばせただろうけど、その分リズム感とか巻き込まれ感みたいなものが失われると思うので、ちょうど良かったんじゃないか。知らんけど。

それにしても西宮ってぜんぜん好きじゃない。買い物しようと思ったのにやけに居心地が悪くてすぐに帰った。ZARA HOMEもなくなってるし。
西宮が人気の街なのは知っているし、むやみに悪口を言いたいわけじゃなくて、便利なんだろうなと思うけど、単に私は便利な街が嫌いなだけだ。いや私が変なだけで、私が変なんです、いつも私が変なので、多くの人にとって住みやすい街なのは理解できる。映画館だってすごく広いし。このショッピングモールで買えないものなんて何もないだろう、便利便利、すごいね、便利。無印良品にも全部の商品があるよ。便利で、買うものがいっぱいあるところに行くと、私はなぜか不安になる。
そもそも整然とさせるのが生業みたいなところがあるくせに、私は年々人工的で整ったものが嫌いになっていく。自然が好きで山に住むとかじゃなくて、街とか都市とか町とかが好きなんだけど、もっと複雑で、込み入っていて、混沌とした街が好きだ。日々が折り重なった街が好きだ。理由は分からない。好き嫌いに理由などない。

私の住む町に着いたのでバスを降りたら、整体院の前でおじさんがジャブジャブ単車を洗っていて、流れるその泡をよけるためにサッカー帰りの少年が軽やかにジャンプしており、気分がよかった。初夏みたいで素敵。初夏みたいってか、今めっちゃ初夏か。いったん帰って、洗濯物いれてからドラッグストアに行こうと考える。なんか雨が降りそう。遠くに雨のにおいがする。

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