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天国と全国とジョングクが似てる
2025年6月11日 (水) 20:10
防弾少年団の除隊ラッシュで、連日うれし泣きしている。帰ってきてくれてありがとう。みんな元気そうでうれしい。おつかれさまでした。よく休んでほしい、ほんとうに。今日はジミン(モチモチ)とググ(きゅるきゅる)も帰ってきたし、あとはみんなでユンギを待つだけだ。ユンギがどんな気持ちでいるか、昨夏から本当にずっと気がかり。
ナムジュンはこの1年半のあいだにテナーサックスが吹けるようになっており、演奏シーンは毎度笑ってしまうけど(突飛なので)、冷静なことを言うと「1年前よりかなり上達していた」。リードミスはあったけど、ピッチが前よりずっと安定している。
ナムジュンは、兵役に行く前も最中も行ったあとも、ずっと正直に生きているさまを見せてくれたと思う。休みの日には写真を送ってくれて、時折長い手紙を送ってくれた。たぶん、自分を自分のままにしておくことがすごく難しい環境だっただろう。weverseライブでも話してくれたけど、しんどかったし、つらかったと思う。後を引きそうなことも気にかかる。まじでゆっくり休んでほしい。休むことが解決につながるかは分からんけど、でも時間が解決するとまずは信じたい。よく寝て、よく食べ、安心して暮らしてほしい。そのこととステージに立つことが両立できないんだったら、もう立たなくていいとすら思ってしまう。でも信じてくれ、と言われたので、信じて待つよ。
「信じてくれ」って言われるの、嬉しいものなんだな。言われるまでもないことなので、言わなくても別に何も変わらないと思っていたけど、でも言われると嬉しかった。思ってること、伝わってるとしても、口に出して言ったほうが良いね。最近ずっとそう思う。それからRPWPは本当に最高のアルバムだし、君が後悔していると言ったスッピンの坊主頭も、私はとっても大好きだよキムナムジュン。
テヒョンはなんかめちゃくちゃでっかくなっている。行く前に「でっかくなりたいんだぁ~」と話していたので、テヒョンがなりたい自分になれたのなら何よりうれしい。よかったねテヒョン、頼もしいなぁ。テヒョンがどんどん大人になるの、まじで超ワクワクする。何より、テヒョンが自分の心を、きれいな心を、ちゃんと自分で守ることが出来る子だということがとてもうれしい。逞しいな。
バンタンの何が好きって、顔でもビジュアルでも音楽でもダンスでもなく、生き様でした。生き様が好きだ。
兵役の是非など、韓国国民ですらない私が口を出すべきではないことは承知の上だし、何にどう口を出したって関与できないのは当然としても、こうやって何を感じたか、どう過ごしたかを好きな人たちが話してくれている以上、何も考えないでいるのは嫌だし無理だなと思った。兵役で奪われるものが単に時間だけではないことを知った今、「弊推しの兵役は終わりましたので後のことは別に知りません」とも思えない。テヒョンが言った「僕はほんとうにおそろしいところに行ってきたんですよ」も「僕は殺人兵器になりました」も、全然笑えない。テヒョンがそんなつもりで言ってないことはもちろん分かるけど、でも兵役はスポーツ合宿でもないしキッザニアでもない、ショートコントでもない、現実だ。ナムジュンは先輩たちに「自分自身が誰なのかどんな人間なのか忘れろ」、「自我を捨てろ」と言われたらしい。言った人たちの気持ちはよく分かる、そのほうが結果としてラクだから、そうアドバイスするしかないだろうと思う。でもキムナムジュンという人は、自分が何者なのかを自分に問い続けて、答えを出し続けて、それを生業にしてきた人なのに。すごく悲しい。これも時間が解決してくれるだろうか。してくれると信じる以外、私に何かできることがあればいいのにと思う。でも、ずっと「私に何かできることがあるはず」と思ってシャキシャキ生きるしかないよな。何事も。
先日、嵐の相葉くんとジンくんが一緒に出演したテレビ番組のことを思い出す。メンバーはどんな存在か、と聞かれたジンくんは「もし病気なら腎臓をひとつあげられるほど大切な存在」と答えていた。大げさでも、感動的なニュアンスでもなく、どちらかというと淡々と、そう答えた。腎臓をあげられる、か。途方もない。考えたこともなかった。私は自分の腎臓を、誰かにあげられるだろうか。私、そんな器じゃないな。そんなに、誰かに、強く思い入れを持ったこともない。私は、誰にも腎臓をあげられないかも。「くれ」と言われたらあげられるかもしれないけど、誰も私に腎臓をくれとは言ってくれないのではないか。
以来、どのメンバーを見ていても「この子はジンくんに腎臓をもらえる子なんだ」と思ってしまい、名前の分からない感情で気が遠くなる。「畏怖」が近いかもしれない。そんなふうに思える人たちに出会えたジンくんはすごいし、その関係性でいられるジンくんはすごいし、ジンくんにそんなふうに思ってもらえる6人はすごい。
ジンくんは結構飄々としていて、なんというか、例えば「大恋愛に陥らなそうなタイプ」だと思っていた。ロマンチストだけどリアリストだと思うし、お別れの時になっても追い縋って泣いてくれなさそうな人だと思っていたし、こちらが追い縋って泣いても一度見切りをつけたら二度と振り向いてくれなさそうな人だと思っていたのだ。
兵役について以降、私はジンくんのイメージがだいぶ変わった。「やさしい」とか「ファン想い」とかのレベルを、とうに超えている気がする。あまりにも献身的で、ちょっと心配になるくらい自己犠牲的なところもある。前からそういう人だったようにも思うし、ここ数年で少し変わったようにも思う。ほんとのところは分からない。もともと「出来ないことは言わない人」という認識だったし、だから誠実に仕事をする人だとは思っていたけど、でもここまでとは思ってなかったな。何度も「ここまでしてくれるんか」と思った。転役してからは本当に、片時も離れないで一緒にいてくれたと思う。
「戻ったら家に帰るより先に会いにいくからね」と1年前に約束をくれて「こんなことでも言えて嬉しい」とかわいいことを言ってくれた。転役したその日の配信を見返してみたら、ただ「僕は軍隊で人気者でした」とだけ言って、どんな後輩がいたか話してくれて、先輩たちがどれだけ良くしてくださったか話してくれて、つらかったとか嫌だったとか行きたくなかったとか寒かったとかなんにも言わなかった。そのことの凄さを、分かってるつもりで、あんまり分かってなかったかもしれない。1年経った今、もっとすごいことだったと思う。むしろ私は「泣きごとを言ってはくれないんだな」みたいな気持ちでいた部分もあって、だから深く反省した。
ジンくんは除隊したその日の夜中にレコーディングをして、翌日には1000人とハグイベントをして、夜はコンサートをしていた。待っててくれたファンにそうしてあげたい気持ちがあったとして、そう出来る体力や気力があるかどうかはまた別じゃないかな。よく考えたらそのあとはバラエティーコンテンツを撮るために山登ってたよ。笑っちゃうぐらいアイドルだなジンくん。まじでアイドルの天才だと思う。天職だよジンくん。
まぁ私がどんな「イメージ」を持っていようが、それが変わろうが、ジンくんが「イメージ」の域を出ることなんか今後もないけどな!!!(大声)実際に会おうが、手を握りあおうが、3秒目が合おうが、私はジンくんの何も知ることはできないし、ジンくんを理解できるなんて思いあがりも甚だしい。これからも言動と行動のすべてを都合よく解釈し、愛されていると豪語し、自作の偶像を崇め、大いに誤解し、それでもあなたに救われたと咽び泣いて生きるぞ!!!(大声)
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