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머라카노

2026年6月18日 (木) 20:56

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BTSの公演に合わせて釜山へ行ってきた。私はソウル以外は京畿道しか行ったことがなく、釜山は初めて。
社会問題レベルにホテルが高騰しており、普段は6000円とかで泊まれるようなところが3万円!みたいなぼったくり状態で、ひどい有様だった。大統領が「やめなさいよ」みたいなことを言ったというニュースを見たけど、法的に何か規制できるようなもんではないらしく、普通に泊まりたいな~と思うようなホテルは8万円スタートみたいな感じ。払えるか払えないかで言えば別に払えるけど、こういうときに適正じゃないお金を払うのってこういう動き(足元を見て値段を吊り上げること)に加担することと同義だと思うので、あまり気が進まない。
ソウルと違ってエアビもデカい家しかない。デカい家をシェアできるように3~4人集める?と思ったけど、想定できるトラブルがだいたい100個ぐらい浮かんだのでやめにした。人を巻き込むと身軽に行動できんくなるし……調べると西面あたりには24時間営業のお店がいっぱいあるし、何せ韓国には「チムジルバン」という最終手段があるし、どうにかなるやろ!と思って宿無しスケジュールを組んだ。
一応2万以下で泊まれそうなら宿を取る、とマイルールを制定してずっとチェックしてたけど、いざ18000円とかの宿が出てくるころには「最大4時間くらいしか宿におられへんのに18000円……?」となってしまって、あんまり意味のないルールやった。最終的に8000円のドミトリーが出てきたので、公演前日に予約して渡韓。
結果的に、かなりこじんまりしたドミトリーやったけどきれいで、日本語ペラペラの面倒見が良い店員さんがいてくれて、運がよかった。日本のドミトリーでもあんなに丁寧に対応してもらったことない。そもそも第一声が「遅かったですね、心配しました」だったので…………え、実兄???
ごはんを食べてくると言ったら「何を食べますか?調べてある?おすすめしましょうか?」と、わざわざNaverマップに店名を入れてくれた。優しい、めっちゃ優しい。

昼ごろ金海空港に到着する便で入国。ライブ前にどうしても現代美術館に行きたかったので大急ぎでバスに乗ったら逆方向に行って焦った。慣れない土地で一か八かバスに乗るのやめたい。でも番号は合ってたからな……ちょうど同じような時間に逆向きのバスが来たんやと思う。たぶん。謎の工業団地で降りて、すぐuberを呼んだら5分も経たないうちに来てくれて助かった。空港からuberに乗ればよかったんじゃないですか。焦って行動するとロクなことがない。まぁ1400円くらいの出費だし、車内はAMラジオみたいなのがかかってて気分も良かったし、運転手のおじさんは気の良い人だしで、とても楽しかった。ドライブを体験したと捉え、これで良しとする。韓国でタクシー乗ったの初めて。実績解除。

現代美術館はとても良かった。3つも企画展をやってて全部無料……!こども図書館もかわいかった。1階でやってた展示はまじでずっとなんにも全然分からんくて泣きそうになったが、こういう経験が目とか感覚とか感度とかを育てると思うので、泣いとけ泣いとけ。理解できんくて泣くって、38歳にもなって、楽しすぎる。
同じ画角で撮影した写真を重ねていく映像作品と、ドア越しに廊下のドアを見てるみたいな立体作品がよかった。エドワード・ヤンの画角みたい!と興奮したけど、全然ドア越しのドアじゃないかもしれないです。ムン・キョンウォンとチョン・ジュンホの映像作品は金沢で見たやつじゃなかったかと思う。1回見たものって結構忘れてないんかな、不思議。たっぷりしたシアーカーテンで映像作品を仕切る展示方法や、腰壁を塗り分ける展示方法なんかもセンスがよくて、おもしろかった。グループ展とかの機会があればマネしたいぐらい(そんな機会はないが)。ミュージアムショップもかなり良かった。韓国の美術館ってグッズがちゃんとおしゃれ……レジで注文して在庫を出してもらうタイプだったのでモジモジした。こういうときのモジモジ癖、良くない。察してくれる優しい人に頼りきりなの、かっこわるいぞ。

美術館からはバスで移動。ワゴン車みたいな小さいバスで、車内には案内表示が無かった。耳だけを頼りに降車ボタンを押したら、おばちゃんに「地下鉄の乗り換えは次で降りればいいの?」と聞かれてしまい、動揺して答えられず、またモジモジした。冷たい子だと思われたと思う。私はひとりでいると観光客に見えないようで、韓国でもガンガン道を聞かれ、毎度ただモジモジして、謝罪して回っている。今回のは聞き取れたんだから「たぶんそうです、私も釜山は初めてで」と答えればよかった。落ち着いていればこれぐらいのことは韓国語で答えられるのに……悔しい。
美術館があったところは島みたいなところだったけど、降りたところはニョキニョキ建つマンションが坂の上に見えるまぁまぁの都会だった。坂、けっこうな坂。地形が函館に似てる、と思った。バスを降りたらすぐに地下鉄の駅があったけど、いったん引き返して写真を撮った。

離陸前に何か食べようと思っていたのに空港内には食べたいものがなくて、ファミマで買ったみたらし団子しか食べていない。韓国はそうでもないけど、日本は手荷物検査後のレストランが高すぎる。富士山みたいな値段。これも円安のせいなんだろうか。だいたい出国前にそんな大層なものを食べたいとは思っていない。可も不可もないクオリティの寿司を6貫ぐらいつまむか、ざるそばをサッと食べる程度で良いのになぁ。富士そばは空港に出店しないんですか?なぜですか?
スタジアムに移動する前に何か食べようと思ったら駅でホドゥカジャのにおいがして嬉しかった。ソンピョンも買った。あんこ過多。ホドゥカジャがあったかいうちに食べてバスに乗り、スタジアムに移動。ライブはとっても最高でした。ありがとうバンタン、いつもめっちゃかっこいいです。

終演後は友人と合流して、一緒に移動。友人は明け方からグッズ販売に並び、公式イベントに参加するために長距離移動をしており、限界……という顔をしていた。まぁ私も今朝は5時に起きたけど……会場がデカいライブって大変すね。なんか荷物も多くなるしね。ホテルにチェックインしたあとは一緒にデジクッパを食べた。白濁したスープなので豚骨スープみたいな感じを想像したけど、結構あっさり。ほとんど味付けがされていないので、塩を足すか、底に入っている唐辛子ベーストみたいなの(タテギというらしい)を溶かして食べる。お肉がたっぷり入っていておいしかった。コングクスもそうだったけど、こうやって自分で味を調整して食べることが前提になっている料理って日本にはない気がする。興味深い。薬味とかスパイスをお好みでどうぞ、という料理は多くあるけど、客が塩を入れることが前提の料理ってある???濃い味が好きならどうぞ、とかじゃなくて。スユクもめちゃくちゃおいしかった。スユクってなんか豚肉を茹でたのをお野菜で包んだり薬味と一緒に食べたりするようなやつなんですけど、意味わからんぐらいうまいんです。焼くのより好き……

友人と別れ、ホテルに帰るまえにスーパーに寄って、のど飴を3袋とコーヒーを買った。高い。ここは24時間営業のスーパーだから全体的に割高なんだと思う。住んでない国のスーパーで買うものの値段をだいたい把握しているの、奇妙ですね、でも毎回買うものって値段覚えるよな。メシルチョン(梅シロップみたいなやつ)が欲しいけど、預け荷物を予約してないから今回は液体を持って帰れない。自宅近くの韓国食品店でメシルチョンを買うと600円以上するから、出来れば韓国で買いたいけどな……まぁ次の機会に。
出しなに近所の居酒屋の買い出しらしきおばちゃんが大量の瓶ビールを袋なしで持ち帰ろうとしてたので、少し手伝った。お礼と他にも何か言われたけど、あまり聞き取れず。たぶん「今度飲みに来てや~」みたいなことだと思う。分からないくせに「はーい!」と言ってニコニコしておいた。全っ然違うことを言われてたらどうしよう。

深夜2時ごろにホテルに戻ったので、同部屋の人たちだけでなくドミトリー全体が寝静まっており、私はコソコソ荷物を整理して、シャワーを浴びた。ドミトリーで2段ベッドを使っていると、大家族になったみたいな気がして愉快。お母さんに見つかったら叱られるからコソコソ玄関のカギを開けて、お姉ちゃんと妹を起こさないようにパジャマを取りに行くみたいな。風呂あがりにリビングで水を飲んでいたら、別の部屋で寝ていたお兄ちゃんがトイレに起きてきて、半分しか空いていない目をしながら「部屋が暑いんだよ」と言った。私の部屋は涼しかったけどな。

1時間くらいベッドで横になったあと、荷物をまとめて出発。西面は普通に繁華街、という感じだけど、そんなに人は多くない。ソウルとは違う。酔った友人を抱えるようにして歩く男の子がジョングクみたいなしゃべり方をしていて「あ、訛りか」と思った。韓国語の訛りもメロディアスでかわいい。
24時間営業のtwosome placeでスイカジュースを飲んだ。つぎ韓国に来るのは9月だから、そのころにはスイカジュースないかも……と思って、駆け込みスイカジュース。寝不足でボーッとしててもスイカジュースはおいしい。

空港はかなり混雑していた。チェックインカウンターの大行列に並んだのに「預け荷物がなくてセルフチェックインが済んでるならカウンターに来なくていい」と冷たく追い払われて笑った。ごめんよ忙しいのに。ふふふ。でも航空会社によるよね?全部そう??保安検査にも結構並んだ。こじんまりした空港なので、職員の皆さんは辟易したと思う。ご苦労様です。

搭乗前のベンチで本を読んでいたら、5歳ぐらいの男の子が本をのぞき込んで「日本語?」と聞いた。「そうです」と答えると、なぜか手に持っていた真みどり色のメントスみたいなのを一粒くれた。ご褒美?何この色。食べても味が分からない。何味の何?甘い。

飛行機で着席したあとは記憶がない、ぐっすり寝ていて、途中隣の人の膝がのしかかってきたので押しのけてまた寝た。その人もずっと寝ていたので気づいていないと思う。お姉ちゃんの寝相をなおす明け方みたいだ。

昼には家に着き、顔と歯だけ洗ってまた寝た。釜山にはまた必ず行きたい。市立美術館も良さそうなんですよ。

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