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whenever you want

2022年6月8日 (水) 21:49

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推しがいると人生が楽しい。好きなバンドや、好きな映画監督や、好きな作家や、好きな画家はこれまでも大勢いたし、アイドルなら嵐も長いこと大好きだったけど(今も大好きだが)、推しか?と言われるとちょっと……「いや、推しっていうか、ただ、好きやねん」て感じだったのだが、この1年で「なるほど推しってのはこういうことなのだワ」と深く理解した。推しにはいつも幸せでいてほしいし、おいしいもの食べて、しっかり寝て、健康でいてほしいし、好きなことをやって、毎日楽しく暮らしてほしい。つーかアイドルってこういうことなんだな、想うだけで背筋が伸びるような、私も善くありたい、優しくありたいと思わせてくれるような、そのために自分が何をすればいいか考えさせてくれるような、目の前の「あとすこし」を頑張れるような、そういう。
「恋」が近いのかと思っていたが、むしろ近いのは「信仰」なんじゃないですかね。「恋」はだって、もっとグロテスクな部分もあるからさ。……え、私だけ?

推しがいると、人の推しに対しても、同じように優しい気持ちになる。先日、推しの写真をラテに食用インクでプリントしてくれるカフェに行ったのだが、列で待っているあいだ、いろんな人の推し写真を見て、その曲を聴いていたら、ふわんとあたたかい気持ちになった。誰の推しもみな素敵だな、と思うし、どんな人なのか、どんなところが好きなのか聞かせてほしくなるし、かわいいね!かっこいいね!素敵だね!と言いたくなる。
とは言えラテは飲み物なので最終的には推しの顔面にストローをブッ刺して混ぜるというマッドイベントが発生し、あれはなかなか辛いものがあった。「ジンくんごめん、でも、飲み物やから、混ぜなどうしようもないから、あああ…ごめんジンくん、でも飲み物やねんもん…!」などと騒いでいたら友人が「言い聞かせてるwww」と言って笑ってくれた。くまちゃんのケーキとか、パンダの肉まんとか、ひよこまんじゅうとかは全然躊躇なく食べられる(だって食べ物やから)けど、推しの顔面が印刷された苺ラテはかなり厳しい。めっちゃかなしい。しかも「え、飲む気なん?ストローを?刺して?俺の顔に?マジ?」みたいな目で見てくるから……!(幻覚)私はジンくんのあの、こっちを見てるのに全然目が合ってる感じがせん目が、すごい好きなんです。伝わるかな。あの、なんかピントがあまいねん、常に。そしてその儚げな外見からすると意外なくらい、無頓着で、わりと大雑把で、生活能力が高くて、照れ屋さんで、たくさん食べてよく眠り、よく笑うところが好き。

とはいえ、推しがいると好きすぎてIQが下がり、コンテンツの過剰摂取で睡眠不足になる。BTSは今カムバ(新曲+アルバムが出る)とフェスタ(デビューの周年イベント)のコンテンツが同時発生していて、あまりの供給量にむしろ疲れている。疲れているのにグクちゃんが「今日キャンプ来てるねん~お酒ちょっと飲んだ!気分いい!えへへ」などとバカかわいい生配信を始めたりするので更に疲れる。贅沢な疲れですよね、ほんとうにありがとうございます。こんなんまともに追ってたら寝る時間はなくなり「あああかわいいかっこいいだいすき」しか言えなくなる。IQが下がってひらがなしか使えない。
が、この期間に向けてどれだけ時間をかけて準備してくれたのか、たくさん練習してくれたんだろうな、と思うと「あああかわいいかっこいいだいすき」しか言えないなんて不甲斐なさすぎる。夜はしっかり寝て、適度に運動し、栄養バランスの良いものをよく噛んで食べ、家を清潔にし、語彙を増やして漢字も使えるように、私は健康で文化的に生活していかないといけない。
結果、推しがいることは健康にも良い気がする。推しがいることのデメリットが何も思いつかない。お金がかかる、はデメリットかもしれんけど、でも生きてるだけでもお金はかかるしなぁ。あと全然お金かけずに推すことも、不可能ではないからね、無料コンテンツがいっぱいあるし。まぁ是非は別として。

というわけで、推しは人生を良くしてくれるし、健康に良いです。アルバム発売日まであと2日!

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