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Wide awake
8月のアムステルダム公演が最後、となっていた弊推しことジンくんの、アンコール公演 #RUN SEOKJIN EP.TOUR ENCORE に行ってきた。本国での2公演が発表されたのは10月2日、公演日まで既に1ヶ月を切っている状態だった。私は怒涛のチケッティングによってどうにか手に入れたチケットを握りしめ(比喩)、どんな状況になってもいいように20リットルのバックパックにすべての荷物を詰め込んで渡韓した。
過去最高額の航空券だったのだが、着陸がものすごくソフトで、左右同時に着いた、という感じ。大袈裟でなく、降りたのか分からないぐらいだった。天候的な理由なのか、機長の腕なのかは分からないが、毎回これで降りてほしい、と思った。「高いだけあるなぁ」と思ったけど、冷静に考えると全く関係ない。
初日の公演にも会場入りしている友人を待ち、キョチョンチキンで乾杯。気の利く優しい店員さんが店内のモニターをBTSのMV祭りにしてくれて嬉しかった。キリがないので全然帰れない。しかし、閉店間際で疲れてるでしょうに、人の推しを思いやれるってすごくないか……ありがとうありがとう。
当日、友人が「明日は絶対にグッズを買う、出来る限り早く行って並ぶ」と前日に宣言したとおり、朝7時にホテルを出かけていった。1時まで飲んでたのに、タフすぎる。私は6時ごろには起きていたのに(緊張であまりよく寝られない、私は出演するわけでもないくせにめちゃくちゃ緊張している)、まだ迷っていた。グッズって、ほしいと言えばほしいけど、そこまで熱意があるかと問われると、私は結構薄いような気がする。
が、おつかいも頼まれていたし、二度寝もできそうにない。何かやることがあるわけでもないのだし、エイヤッと着替えて私も出発。2時間近く並んでグッズを購入。「私2時間も並んでTシャツ買ってる」と思うとジワジワ楽しい。やったことないこと、まだ全然いっぱいある。
2時間同じように並んでいたまわりの人たちは早々に訪れたロンT品切れに超絶ガッカリしており、かける言葉もないよ……という感じだった。仕方ないけど、でも悔しいよな。早起きして並んだのにな。「きっと通販がありますよ、後日」と言ったらみんな「そうかな」「たしかにそうよ」「通販してくれるよ」「きっとあるわ」みたいな感じになっててかわいかった。通販あってくれ頼む。
本人確認は事前に顔認証をしてあるので身分証も要らず、チケットの提示すら必要なかった。まじで「顔しか要らん」という状態。スタッフさんが紙製のリストバンドを巻いてくれる。信じられないほど丁寧にシール部分をくっつけてくださって(多分はみ出ないように)、びっくりした。そ、そんな恭しい感じでリストバンドを付けていただいたことないねんけど……さらに、本国コンの憧れアイテム、首からぶら下げるパスと、カイロもいただいた。カイロは屋外公演で寒いから、ということだと思うけど3つももらった。ロゴ入りの袋でかわいい。優しいプレゼントで良いね。
本人確認後はファンクラブ会員用のフォトカードがもらえるのでそれを受け取りに行く。こっちは身分証とファンクラブ会員証も提示する必要がある。こっちも顔にしてほしい。自分の顔を見せたらジンくんの顔の写真が入った紙がもらえる、っていうの良いと思うねんけど。あのシステムは結構お金かかるんやろうか。
フォトカードは最近無印のファイルを買って整理することに決めたので、もらえると嬉しい。私は整理整頓さえできれば物が増えるのは嫌ではないタイプっぽい。
現地でやるべきことがすべて完了したので一旦ホテルに帰って少しでも荷物を減らすことにした。移動時間はちょっと面倒だけども、これは友人の英断だったな、と思う。荷物って軽いに越したことないね。
ホテル戻りついでに何か食べよう、ということになったが、パンぐらいしか食べられそうな気がせず、ふたつ買ったのにいっこ食べるのも苦労するほどで参った。おなかは空いていると自覚があるのに、ぜんぜん食が進まない。なにせ緊張してるから……私は出演しないのによ……友人は「恋煩いだね」と言っていた。そうか、これが恋煩いなのか。これが噂の。胸がいっぱいでごはんが喉を通らない、てやつか。これが。
私のジンくんへの感情は「信仰」が近いと思っているのだけど、全世界のARMYの皆さんに聞いてみたい、推しへの感情に名前を付けるなら何ですか?私は「信仰」が最も近くて、でも「崇拝」ではないのがポイントかな、と思っている。ジンくんを見ていると、ただがんばろうと思えて、優しく善くありたいと思うし、顔を見るだけでなんでもできるような気持ちになるから……「お守り」みたいな感じというか。
友人はホテルでメッセージボードを作るというので別れ、私はサウンドチェック席なので、入場時間に合わせてまた競技場へ戻った。席は京セラのときほど良い席ではないけど、自分でこの席を買った、という思い入れのようなものがちゃんとあって、興味深い。座ってアミボム(ペンライト)に電池を入れたり、お水を飲んだりしてひと息ついたら、お隣の本国アミが無言でスッ…とシリアルバーをくれてかわいかった。しかもおいしそうなシリアルバーでうれしい。私こういうの好き、ザクザクしててドライフルーツとか入ってるやつ。私も早速用意してきたソンムルを渡した。本国のコンサート文化で、なんか個包装のおやつとか、自作のキーホルダーとかを周りの席の人にプレゼント(=ソンムル)するっていうのがある。kpopの文化でも指折りの「好きな文化」なので、参加できてめちゃくちゃうれしい。私はチロルチョコに自分で印刷した紙を巻いて「ソクジンチョコレート」にしたやつと、あとはマリオのグミとかピクミンの飴とかを詰め合わせたのを持って行った(推しの推しがマリオなので任天堂おやつにした)。いろんな国の言葉で「かわいい」を言ってもらえて感無量。かわいいよね、かわいいの作ったな〜と思っててん、自分で……うれしい、ありがとうありがとう。
右隣のアミは英語圏の方だったのだけど、なぜかずっと意思疎通ができて、おもしろかった。彼女はずっと英語で、私はずっと日本語で喋ったけど、お互いに一回も聞き直したりしなかった。
後ろの席や前の席のアミたちも、みんな雰囲気がよくて、連帯ってこれのことだな、と思った。言わなくてもみんなが何を考えているかわかる。私が考えていることも、みんなが分かってくれている。好きな人が同じ、というだけで仲良くなれるかどうかは別だ、と思って生きてきたけど、でもこの日まわりにいた10人ぐらいの人たちのことを、すごく好きだと思った。不思議なこともあるもんだ。
サウンドチェックに登場したジンくんは、初日サウンドチェックの革ジャンお兄さんオトナ味から一変、上下グレーのスウェットにロングのダウンでぽてぽてしており、ヒモ彼氏みたいで超絶かわいかった。資産家すぎてヒモなわけないのに(彼氏なわけもないが)。「寒くない?寒いよ、寒い」と言っていた。正直この時間は西日がすごくて待機中に半袖になる人もいるぐらい暑かったのだけど、ジンくんが寒いと言うなら寒いです。でもまぁ確かに日陰に入ったり日が暮れるとかなり寒い日だった。湿度のない寒さなので私は好きな気温だけど、ジンくんはそもそも寒がりなので……「みんなが寒いといけないのでカイロを配ってください」と言ったんだろうな、と想像する。自分がされたいことを人にするのが愛情表現のジンくん、良い。
3曲やって、最後は「このあと髪をセットするけど、アップにするのとおろすの、どっちが良い?」とアンケートを取ってくれた。「和食とイタリアンならどっちの気分?」と聞いてくれる彼氏みたいじゃないですか?(???)こういうときに「どっちも好き」とか言うのは野暮なので、私はアップ派で申し込みました。ジンくんのおでこと眉毛が好きなので……が、僅差でおろす派が多かった模様。いやどっちも好き。
サウンドチェック後は一度出ても良いことになっていたので、一旦退場。まわりのアミたちが「またあとでね~」といろんな言語で言ってくれてかわいかった。外のベンチでお昼に食べ残したドーナツを食べ、本を読み、通り雨に降られた。けっこうざばざば降ったので焦ったけど、屋根のあるベンチだったので助かった。
友人が到着したので合流。ホテルで作ってきたというかわいいメッセージボードに私も絵を描かせてもらってから、開演20分前に入場。さっきの雨で椅子がボタボタに濡れており、座るのを躊躇う。結構濡れてるやん、乾く間がなかったもんな、と思っていたら右隣のアミが「私そのまま座った!意外とイケるで!ゴーゴー!」みたいなことを言ってきて笑った。「イケへんてwww」と言いながらハンカチでざぶざぶ拭いた。ゴーゴー!やないねんww
公演は言わずもがな、最高だった。いろんな微調整と改善が見られ、アイデアが足され、パワーアップしていたと思う。ジンくんの言う「アミがしてほしいことが僕のしたいことです」は本当に嘘偽りない。リップサービスでも建前でもなく、本当に何を望まれているかをちゃんと聞いて、理解して、反映してくれていると思う。その上で「でもジンくんがほんとにやりたくないことはやらないだろう」と信じられるのもすごい。アイドルのプロ。
何よりひとりでツアーを回った経験を、ジンくんはちゃんと自分のものにしている、自信になってる、と感じられたのが嬉しかった。理想はいつでもそうだけど、やったらやっただけ自信になることなんて、実はそんなに多くない。「数」はそれなりに強いけど、所詮「数」でしかないときがあるから……だから経験数を自分の力にして持って帰れるのは当たり前じゃないと思う。
ジンくんは終始、なんか優しい顔をしていた。ジンくんてそもそもイケメンとかハンサムとかいう以前に顔が幸せというか、言語化が難しいけど、すごくやわらかい、幸せな顔をしている。顎とか全体的なフェイスライン、目尻はシュッとしているし、年齢や経歴を考えるともっと厳しい顔をしていてもおかしくないのに、意外に丸っこい印象の鼻先とか、ぽてっとした唇のせいか、ほっぺたがちゃんとあるせいか、ハッピーフェイスなのよな。それに加えてこの日は、ほんとに最終日だということや本国公演だという安心感なのか、クオズが来ているアットホーム感のせいか、ずっと優しい、寛いだ顔をしていたと思う。かわいかった。ま、いっつもかわいいんですけどね。
本国のアミは公演中ずっとスマホで動画を撮影するイメージがあったけど、そんなにステージに近い席ではなかったせいか、さほど多くなかった。それより歌ったり踊ったり名前を呼んだりリアクションをするのに忙しい、という感じ。撮影するのが悪いこととは思わないけど(だってファンが撮った映像ってめちゃくちゃおもしろいもん、公式には撮れない映像がいっぱいあるし、公演終わったあとにそれ見るの楽しいし)ただ私はみんなで一緒に歌ったり踊ったりするのが好きなので……久しぶりにこんなに大声で歌ったな、と思った。いっぱい跳んだし、気持ちよかった。
終盤、感極まって泣き出してしまった前の席のアミ(大分から来た、と言ってシールをくれた)をお隣のアミ(多分本国アミ)がなぐさめて、ぎゅっと肩を抱いていたのも印象的だった。双方の気持ちが痛いほどわかる。
私も『Awake』で冗談みたいに涙がぼろぼろ出た。泣くつもりはなかったのに。そうだった、感動すると涙って勝手に出るんだった。『Awake』で「多分僕は 空を飛ぶことはできない 多分僕は 空に触れることができない それでも手を伸ばしていたい 走ってみたい もう少し」と歌ったジンくんが、『오늘의 나에게(To Me, Today/今日の僕へ)』で「僕は飛ぶ 心導く所に 僕は飛ぶ 僕を飛ばす」と人生を進めているの、何回聞いても鮮やかに感動する。
これで本当に最後なんだな、と思っていたら『The Astronaut』で花道に寝転がったジンくんが花火を見ながら「あの顔」をしていて、超グッときてしまった。ジンくんがきれいなものを見ているときの、たぶん「この光景を覚えていたい」と思っているときの「あの顔」は本当に、なんともイノセントな表情で、見るたびに「今この瞬間をジンくんが幸せに記憶してほしい」と思うし、こういう時間がこれからも、何度も訪れるといいなと思う。そういえばジンくんが「あの顔」をしているときに自分が現場にいられたの、初めてだったかもしれない。嬉しい。
初日はホビとグクが、2日目はテテとジミンが来て一緒に歌ってくれて、バンタンのわちゃわちゃを見られたのも嬉しかった。テヒョンの声は本当に耳が心地いい。あったかくて大きい手を瞼の上にのせてもらってるときみたいな、ずっしりした気持ちよさ。声って温度があると思うけど、テヒョンの声は平熱より高い気がする。
ステージに上がる予定じゃなかった様子のすっぴん私服のジミンが一緒に歌ってくれたのも最高だった。ジミンはほんとに優しい子だね。嬉々としてジミンにお水をぶっかけるジンくんと、ただ笑って許すジミン、五臓六腑に染み渡るかわいさ……この光景が恋しかった、とガチ泣きするテヒョンの手をひいてステージに連れてくるジンくんと、おとなしく手をひかれてるテヒョンも、五臓六腑に染み渡るかわいさ…… ヒョン歌うからここで座って聞いていきな、と椅子を運んできてテヒョン用特等席を用意するジンくんも最高だった。ジンくんがこれまでやってきたことや、大事にしてきたこと、ジンくんがどうありたいかが、ぜんぶステージに乗ってるみたいな日だった。それを見に来たんだった、見られて良かった。来て良かったな。
公演後はまた友人と合流して、鴨肉を焼いたのを食べた。昼間に見つけてたお店で、私はデジカルビのお店だと思って入ったので(それは隣の店だった様子)「오리?오리ってなんや、あ、鴨か?」となったけど、すごくおいしくて結果オーライになった。鴨肉を石板の上で焼いてくれて、からしの効いたすこし酸味のあるタレにつけて食べるのだけど、めちゃくちゃおいしかった。お肉も柔らかいし、鴨って油がおいしいし、タレがまたおいしくて、あれまた食べたいな。付け合わせのニラとか、ムルキムチもおいしかったし、焼いたキムチもおいしかった。大満足。
翌日は晩の飛行機なので、弘大に行ったり梨泰院に行ったり、友人と遊んだ。時間ギリギリに入店できたカルグクスのお店が大当たりでおいしかったな。キムチもおいしかったし、スユクもすーごいおいしかった。前に聖水で食べたやつは貝出汁のカルグクスやったけど、ここのは牛骨出汁、まろやかで、しつこくない。お店の周りも雰囲気の良い、かわいい街で、今度このへんに泊まりたいなと思った。
友人は会うのは実質2回目というのに、ずっと昔から一緒にいたような親しみで、絶対また一緒に旅行したいなと思った。私が道案内をミスって全く逆方向に10分くらい歩いて電車にのる羽目になったときも、SMSが受け取れなくてロッカーを使うのに手間取ったときも、嫌な顔ひとつせずに付き合ってくれた。ありがとう、また会いたいです。
19時の便で帰国、23時ごろ家について、たっぷり寝た。やっぱり自分のベッドは最高。翌日は荷ほどきをして洗濯をして、アミがくれたおやつを食べたり(ぜんぶおいしい、台湾アミがくれたグミチョコが特においしかった、これ買いたい)、お土産を整理したり、のんびりした。
買ってきたホドゥカジャがおいしい。牛乳が切れてるので近所の牛乳屋さんに買いに行って、コーヒー牛乳と一緒に食べた。やっぱり私、駅で売ってるゴロッとした素朴なホドゥカジャが好きだな。次もっといっぱい買ってこよ。冷凍しとけば好きな時食べられるし。注文したのは5個だけど、気の良いおばちゃんが「おまけね」とぽいぽい袋に追加してくれて、8個入ってた。気前が良い。
配信でコンサートを見た人のレビューを読み漁っていると、公演の最後、ジンくんは「僕は悔いがないぞ!おしまい!」と言ったのだそうだ(聞き取れなかった)。こんな最高の宣言があるかよ、と思い、リビングで大の字。悔いがないって。嬉しい。私も悔いがないぞ!ありがとうジンくん、好きな人がこんなに幸せにしてくれて、私は幸せ者だな。
この先どんなことがあるかなんて、誰にも何も分からないけど「ずっと走り続けます!」と言ってくれたジンくんのことが好きだし、ジンくんを好きになってよかったです。
さて、どんなに推しの余韻に浸っていたくても、引き続き起きたら仕事して飯を食い洗濯して風呂入って、これからも私の生活は続いていきます!タリョラー!ソクジーーーン!!!
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