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archive/シルクスクリーン
刷る女 2020
2020年12月14日 (月) 21:26
「シルクスクリーンで毎月何か刷る」という自主企画、こと「刷る女」を2019年に始めましたが、2020年はいきなりコロナで頓挫。どうなる刷る女!
1月:キッチンタオル、ハンカチ、レターセット
- 1月末からイベント出展が決定、出すものが何もないので大慌てで制作
- 年明け5日にキッチンタオル(1色刷、2種)で刷り初め
- 立て続けに次の週はハンカチ(2色刷)を刷る
- 版のサイズが大きかったので結構疲れた、たけが手伝ってくれてすごく助かった
- インクを定着させるためのアイロンをほぼ全部たけにかけてもらう、という暴挙、労働力の搾取
- たけは手が空いたら何も言ってなくても版を拭いたり、作業台を掃除したりしてくれる、まじで推せる
- 次週、ダメ押しでレターセット(1色刷)も制作
- 紙が薄いせいで刷るのが難しいのと、環境的な要因もあり、瀕死、過去最高レベルでキツかった
- イベントには無事に出展でき、思いのほかご好評いただけました、ありがたや~
2~11月:活動休止
- 2019年末から1月にかけてイベント出展、新居の引き渡し、引っ越しなどが重なり、忙しいのもいい加減にしろ、と思ったので活動休止
- そろそろ再開するか~と思ったら4月にコロナの影響で作業場が閉鎖
- 自宅での作業を検討するも「なんかあんま家ではやりたくない」というフワッとした理由で却下
- わざわざ大阪まで行くのが気に入ってんだよ、家でやってどうすんだ(どうすんだってことはないが)
- あと家が新しいのでインクこぼしたら嫌だ、もっと年季入ってきたらいいけど
12月:年賀状
- 作業場は7月には再開されていたものの、暑いのが嫌いすぎるあまり引き続き活動休止
- いい加減やらんと忘れるのでは…と思い、重い腰をあげて再開
- 1色刷りの年賀状を3色作成、ふざけて入れたネオンピンクが案外かわいい仕上がりでよかった
- 3時間で60枚、色も変えてるし、まぁこんなもんか
- 休憩をとるのが面倒だったのでぶっ続けで刷った、でもこういうの本当によくないですよ(水はちゃんと飲みました)
作業場の閉鎖があったとはいえさすがにちょっとサボりすぎたな~でもやる気ないときにこんなことやったって全然意味ないですからね。
来年は混色をいくつかやってみて、色を定めていくのをやりたいです。
刷る女 2019
2019年12月30日 (月) 23:14
今年刷ったものをまとめておくか、という気になったのでまとめておくぞ。
この「毎月何か刷る」という自主企画(?)に一応「刷る女」という名称をつけているけど誰ひとり認識していない気がする。認識されたからどうだ、ということでもないのでこれでいいのかな。もしくは認識されるためにもっと言えばいいのかな。わからん。どっちでもいいや。
「刷る女」は「占う男」のオマージュです。ちなみに「占う男」は「働く男」のオマージュだそうです。ユニコーン。私の好きなユニコーンの曲は「開店休業」です。あと「サラウンド」。
5月:スプーン、フォーク、巾着
- 電解マーキングでスプーンとフォーク、さらにシルクスクリーン2色刷で巾着
- 専門学校卒業後、初めてのシルクスクリーン、たのしい、超たのしい
- 何この扱いやすいインク…そして数分で仕上がる製版…楽やん…
- 現場でささっと描いた図案がわりとかわいい、ビギナーズラック的な感じか
6月:Tシャツ、紙、手ぬぐい
- ふろしきサイズのものを刷る予定が、素材が在庫切れ…
- しゃあないので現場にある素材で適当に遊ぶ
- 3色刷でたのしい、ずれてもかわいい大き目の図柄にしたので何をどう刷ってもいける
- 「狙ってない線を引く」をテーマにした結果、左手で描いたのを採用、意図とは少し違うんですけど、まぁこれはこれでアリか(自分に甘い)
7月:ふきん
- 既製品に刷ればええんやん!すぐ使えるやん!という気付きを得たので、中川政七商店のふきんに刷る
- 初めての白インク(こってりしている)×目の粗い版(こってりインクを通すため)×目の粗い素材(蚊帳ふきん)、で苦戦、もっとざっくりした図柄にすればよかった
- 図柄と素材のサイズのバランスも良くなかったな、もっとフチまで絵があった方が絶対かわいい
- やっぱ何回か続けるといろんな反省点が出てくるね、でもこれは悪いことじゃなくて良いこと
8月:貼り箱
- バームクーヘンが入っていたちょうど良いサイズの箱が家にあったので、これを貼り箱に仕立てるぞ、と思いついたものの、ちょうどいい紙がない
- 神戸には70~90kgぐらいの紙が一切ありません、つーかほぼケント紙しかないやん、何なん、この街には紙が無い
- 唯一見つけた110kgの全紙を風呂場の湯気でのばして切って使った、刷るまでの工程が長い
- 2色刷、この図柄すごく気に入ってる、色とかサイズとか変えてもよさそう、そのうちまた使いたい
- 製版代をケチったせいで位置合わせが地獄、「製版代をケチらない」を家訓とする
9月:コースター
- 紙製のコースターを来客用に作る、丸型は位置合わせが難しそうなので角型にします
- 3色刷りを100枚、キツい
- 1色目の版が平体かかってたっぽいことに3色目を刷るタイミングで気付く、遅い、地獄
- どこも合わん、何を基準として合わせてもズレる、地獄
- さらに途中から版が裂けてきて、マスキングテープを貼りまくる地獄、厚みのある紙を刷るときはちゃんと対処をしないとだめだ、地獄
- そういえば版を張った後に原画と比べる、みたいなこと何もやってなかった、反省、へろへろで帰宅
10月:手ぬぐい
- 紺色のインクがいい色、これで手ぬぐい刷りたい、なんか和っぽい図柄がいいかな
- 「和っぽい」とか言うてる時点でその引き出しに武器はゼロやぞ
- 無礼なこと言うとらんと自分に描けるやつ描こ、くまちゃんを刷ろ
- Amazonで仕入れた白無地の手ぬぐいに2色刷り
- 初めて満足のいく仕上がり…!!!最初から最後までノーミス
- うれしくて「もなか珈琲」で祝杯
- 夜たけちゃんに会ったので「あげる!」つって1枚渡したら「使いますよ、こんな感じ?」って言って頭に巻いてくれてうれしかった、これが「うれしい」と思うの、”純度高い感情”って感じがする、大事にしたい
- やっぱり刷ったやつをただ家に置いてるのは違うよな、「私が欲しいのを刷る」のその先を、そろそろなんか考えなな
11月:なかひろの手伝い
- 手伝いというか、ガヤ、みたいな事しかしてない、あと版押さえてただけ
- ひとりで黙々と刷る回が続いたので「お昼なに食べよっか?」「ちょっと休憩しよ」とか言うだけですごい嬉しい
- 必要数が決まってたのに私がちゃんとチェックとカウントをしなかったの良くなかった、反省
- でも難しい図案だったのでやり甲斐があった、「ミスらない図案」とか考えてんちゃうぞ、日和るなよ私
12月:年賀状
- 家族の分を刷る、ついでに自分の分も刷って今年は出すか、となると70か80は要る
- 3色ぐらいにせんとさみしいかな、刷り切れるかな…
- 今年の数々の反省点を活かし、落ち着いて位置合わせ、丁寧に、丁寧に
- いやそもそも文字のとこ黄色っていうデザインにしてしまってるやん、ど素人か
- とりあえず90枚を刷り切った、そのうち70枚ぐらいは人前に出せるやつを刷れた、よしとする
- 今月はなかひろとももう一回行った、お互いの家がもっと近ければな〜そのうち合作とかしたいな〜
来年も毎月何か刷る、というのを引き続きやるとともに、刷った後のものをどうするかっていうのを考えたいと思います。よかったら見守ったり、一緒に刷ったり、刷ったやつをもらったりしてください、私は人が作りたいのを手伝うのも好きです。
良いお年を〜!
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