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悲しみに心をまかせちゃだめだよ
2025年7月30日 (水) 21:13
今年もフジロックに行ってきました。18歳のころ「フジロックに行ける会社に勤めたいなぁ」と思ったことがあったな。有給休暇的な意味と、金銭的な意味で、フジロックに行ける会社はそんなには多くない、と思ったのだと思う。願ったとおりになったよ、おめでとうありがとう。
最近そんなに音楽を聴いていない。移動中はラジオを聞くことが多いし(内容というより、話し声を聞きたい)、最近はジンくんのライブで一緒に歌ったり掛け声をしたりするための練習が必要で、ずっとジンくんのライブのプレイリストを繰り返し聴いていたし、だからそんなに音楽を聴いていない。音楽をたくさん聴いている人が行くのがフジロック、というイメージがある。私は該当しないとすら思う。
が、今年気づいたことだが、私には「広い場所で爆音欲」みたいなのがあるみたいだ。リズムとメロディーのあるものを、広い場所で、大きい音で聴きたい、という欲が。ホワイトステージでOK GOを見ているとき、その欲がじわじわと満たされるのを感じた。耳の下の、首すじのあたりがじゅわっと温かくなるような感じ。あぁ気持ち良いな、と思った。広い場所で、山ん中で、大きい音で、音楽を聴きたかった、そうだった。
あ、ジンくんのライブのプレイリストが「音楽じゃない」みたいな書き方になってて超語弊があるな。違います。そうじゃないです。もちろん音楽だし、音楽として聴いているし、音楽的に好きな部分がたくさんあります。ただ私の聴き方として「単に音楽を楽しむために聴いている」というよりも「ジンくんのライブを絶対成功させるために鍛錬する」みたいな意味合いが強かったので……体力づくりみたいな感じがあったと思う。私はお客様などという立場ではなく、ジンくんをお迎えするホスト側の人間であり、ジンくんのライブは一方的に享受するようなものではなく、相互の協力や努力、思いやりや愛によってようやく完成するものだという意識があった。激重ファンなので……
なお、ジンくんは顔面のあまりの美しさゆえにビジュアルを最初に評価されがちなのだけど、音楽的な才能や表現の豊かさや挑戦をもっと、今以上に評価されるべきと思います。
ちなみにバンタンのソロ活動を見ているときに私は「フジロックに出るならどのステージか」を空想したりしたのだが、ジンくんは夕方のグリーン、ナムジュンは夜のヘブン、ユンギは土砂降りのホワイトでトリ、ホビは真っ昼間のホワイト、ジミンは夜中のマーキー、テヒョンは朝ざっと降った雨が止んだあとのグリーン、グクはグリーンのトリ前、を考えています。異論は認めます、対戦お願いします。
ヘブンで初日の夜に見たEZRA COLLECTIVEがめちゃくちゃ良かった。私のフジロック歴でも指折りの楽しさだった。ライブが楽しいとき、本当に他のことを全部忘れる。
ああいう音楽をやるバンドを組みたいのだけど、あれはジャンルとしては何なんだろう。「UKのジャズ・シーンをリードするバンド」と書いてあるから、あれはジャズなのか……わからんけど、あれをやってみたい。本人はアフロビート、と言っていたような気がするけど、ビートと音楽ジャンルは別のものなのか。何もわからんが、あれをやりたいです。
一昨年にマーキーで見たBALMING TIGERを、今年はホワイトで見た。ホワイトが似合うだろうと思ってたよ、超かっこよかった。秋にワンマンに行く、絶対行く。
ところ天国の前の森に荷物を全部置いて、手ぶらでBALMING TIGERを見ていたのだけど、最後の曲に差し掛かるあたりで急に大粒の雨が降り出した。高い金を出して買った雨具を、ところ天国の前の森に置いてきている阿保の私は抗うすべなく全身びしょ濡れになり、靴以外は全部水に浸かった着衣水泳みたいになった。最後の曲のタイトルは『Wash Away』、よく出来た小噺みたいだ。
姉が「これよりひどい雨に何回も遭ってきたのに、雨のあとどうやってリカバリしてきたか何も覚えていない」と言っていて笑った。例えば雨に濡れた服をどうしたか、とか、びしょ濡れのままテントに入ったのか、とか、浸水した靴をそのまま履いたのか、みたいなことを覚えていない、という意味だと思うが、確かにディテールは覚えていない。「なんとかしてきたんじゃない、今ここにおるってことは」としか言いようがなかったのでそう答えておいた。どうにかなるし、どうにかするしかない。
今後のために記憶のあるうちにディテールを記録しておくとするか、未来の私と姉よ、下記のとおりです。ご査収ください。
- この雨は1時間ほどで止むのではないか、という根拠のない楽観的な仮説を立て、天候の回復を待つ
- 一向に止む気配がない
- もともと夕方に風呂に入る予定だったのでいったんテントサイトに引き上げる
- 歩いていると少し小雨に、このまま止むかも、と淡い期待を胸にする
- 浸水具合は姉のほうが比較的マシだったので先にテントへ
- 乾いた服に着替えた姉を風呂へ送り込む
- こんな日に限ってジーパンを履いている阿呆の私は着替え自体が困難
- フジロックでジーパンを履くのは今日が初めて、濡れるとややこしいのでこれまでずっと、10数年避けてきたのに、こんな日に限って……
- 靴下とパンツ以外の予備服がなく、仕方ないので木曜に着てきた服を着て私も風呂へ
- まったく小雨ではなくなってきている、土砂降り
- とてもじゃないけど並んでられないレベルの風呂待機列で、20分ほど待つも心が折れ、あきらめてテントに戻る
- 姉は風呂に入れたようなのでテント待機、読書
- 18時ごろに雨はやみ、姉は風呂も経て温まり、体力を回復
- 「靴が濡れているので履きたくない、テントサイト用のスリッパでグリーンに行く」と言う姉を「危ないからやめようよ」と説得し、靴を履かせる
- 気持ちはわかるけど雨で足場が悪くなっているのにスリッパは危ない
- 下着まで全部濡れているのに私は靴だけなぜか無事だった、ありがとうKEEN
オアシスでごはんを食べながら漏れ聞いたサンボマスターも良かった。もちろんごはんなんか食べてないで超満員のマーキーに乗り込んでちゃんと聞くべきだったと思うが、私はフジロックの「こういう体験もナシとはしないところ」が気に入っている。
サンボマスターはみんなが知っている曲を惜しみなく披露し、文字どおり「すべての客」を温かく歓迎してくれた。すべての客、というのは老若男女問わず、もちろん国籍だって問わないし、オアシスで焼きそばを食っている私とソーキそばを食っている姉も含まれる。
できっこないをやらなくちゃな、とも思った。サンボマスターが歌う「君」は私のことだ。
私はあんまりベストアクトを決めたりはしないけど(決めて発表するようなもんでもないし、誰が私のベストアクト興味あんねん)、今年は文句なしにVULFPECKとする。今の今まで「バルフペック」だと思ってたけど「ヴルフペック」だそうです。謹んで訂正し、お詫び申し上げます。
私はこういう「わかる/わからない」とか「知ってる/知らない」とかを軽々と超えるようなバンドが好きだ。知らないと楽しめないこともあるし、わかるようになると見え方が変わるものだってあるけど、それはそれで良いけど、でもこうやって「どっちでもいい」と明確に表現されるのが、泣いてしまうぐらい好きだ。楽しかった。毛細血管まで喜びが行き渡るような感じがした。
ダブルアンコールは一部の熱心なファンが起こしたものではなくて、あそこにいた人たちがみんな本当に、心の底から「もっと聞きたい」と思った結果だったと思う。カウベルを鳴らすか鳴らさないかであんなにも客を沸かせたアーティストは他にいなかったんじゃないかな。音楽が好きでよかったなと思った。楽しい夜だった。
DYGLがMCで「あらゆる差別に反対します」と言っていたのが印象的だった。言うまでもないことなので、もしかしたら私は一度も言ったことがないかもしれないな、と聞きながら思った。言うまでもないことも、言わなくていい、とは思えない。むしろ言わなきゃいけないよな。
私も、あらゆる差別に反対します。
友人についていった羊文学も良かった。実は一曲も知らなくて、そのバンド名から「ほわほわ系かな」と思っていたのだけど、本当にまったく違った。こういうオルタナティブなロックバンドが好きだった、と思いだした。聞くまで忘れているのも妙だけど、私めちゃくちゃロックキッズだったんだよ、思い出させてくれてありがとう羊文学。記念にグッズでも買わせてくれや、と思ったら、羊文学のグッズすごくかわいいよ。https://hitsujibungaku-store.jp/
Vampire Weekendはしょっちゅうフジロックで見ていて、2~3年前にも見た気でいたのだが、どんなに調べても直近の出演は2018年だった。どこが2~3年前なんだろう、自分でも怖い。
3日目の夜で普通に疲れているのだけど、友人とテントサイトで2時近くまでおしゃべりして楽しかった。あとは荷造りをしてテントをたたんで帰るだけ、と思って寝たのだけど、6時くらいに目が覚めたらどうしてもシャワーを浴びてから帰りたくなってしまい、1500円出して風呂へ。昔は500円だった風呂が、去年1000円になり、今年は1500円になっていた。人件費もあるし値上げは致し方無いと思うのだけど、思い切って2倍!!さらに1.5倍!!!みたいなヤケクソのぺースなのやめてほしい、笑っちゃう。来年はどうなるんだろう。現地で一番金がかかってるの、風呂かもな~酒の人が多そうだけど。
例年以上に早く終わってしまった感じがする。行く前はめんどくさいのに、終わるとやっぱり寂しいな。とはいえ今年は行きも帰りもヤマト運輸さんに荷物を運んでいただいたので、かなり楽になった。ヤマト運輸さんありがとうございます。
BRING YOUR BOARD!!
2023年8月16日 (水) 21:35
私がフジロックに行き始めてからいつのまにか16年(16年…)が経過しており、キャンプ参加になってからも約10年が経過したようなので、ここらでいっちょ持ち物なんぞを公開しといたろか。どないかいな。需要あるかな。ないかもしれんが。
まぁ自分用のメモにもなるし、もしフジロック行ってみたいけど装備の面で不安があるなぁ~という人の参考になったらうれしいので書いてみます。長くなる予感しかせんな。目次つけます。
参考までに:
- フジロック参加 多分12回(うち8回は3日間フル参加)
- 毎回キャンプサイト泊(宿に泊まったことない、宿ってどうやってとるの?宿やとエアコンあるの??)
- 免許はあるけど車には乗れないので新幹線・シャトルバスで移動
- ほぼ毎回、姉(ひとりでテントを立てられる、場内ではたくさん寝てたくさん食べ、朝食に八海山を飲む女、持参するおやつはスルメがメイン)とふたり参加
目次
- テントについて
- 寝具について
- バックパックについて
- 靴について
- さいごに
テント設営についてキャンプサイトが一番安い宿泊方法なんだと思うけど、自分でテントを立てないといけない、というのが何よりのハードルなんじゃないだろうか。私は「正解の形が決まっているものを、ここにあるパーツを使って完成させよう!」系のものが軒並み苦手で、プラモデルやパズル、ペーパークラフト、あたりが本当に嫌いなので、テントなんてもんはもってのほかである。一方、姉はすべて大得意なので、毎年テントは姉が立ててくれている。
……急にチート技を紹介して申し訳ない。「姉が立ててくれる」はチートでしかないよな。ごめんなさい。やめてなぐんないで。
が、私も一度だけひとりでテントを設営したことがあります(ジャジャーン!)。その年は姉が仕事で前夜祭前に到着できず、私が先に着いたので……私がどうにか出来たんだから、世のほとんどの大人はどうにか出来ると思います。というか、完成の形を知っていればどうにか出来るはず。自信ない人は、公園で練習してください。テント自体の説明書みたいなのも付いているけど、あれは役に立ちません。Youtubeで予習・公園で練習・いざ苗場、が良いと思います。
また、現地には「キャンプよろず相談所」なるものが設置されており、百戦錬磨のつよつよキャンパーの方がいてくださるので、どうしても困ったら助けを求めることもできます。「自分のことは自分でやる」、が基本とは思うけど、困ったな~のときに「助けてもらえませんか」と言えることも大事と思う。
テント買う・買わない問題「そもそもテント持ってないけど」というみなさん、安心してください、私も持っていません。私も姉も、テントを持っていないし買ったこともないし、今後も買う予定はありません。毎年借りています。素晴らしいレンタルテント屋さんがあります、ここです。
アウトドアギアレンタル そらのした http://www.soranoshita.net/
さてここで、テントを「借りること」のメリットを。
- 1年に1回のフジロックでしか使わないテントを家で保管しておく必要がない
- そろそろフジロックやなぁ~というタイミングでテントを引っ張り出し、ちゃんと使えるかどうかチェックしなくていい
- 買うには躊躇するような値段のテントでも、レンタルなら使える
- 雨や朝露で濡れたままのテントを虫や草ごと無理やり畳んでそのまま発送しても、プロがちゃんとメンテナンスしてくれる
どうですか、メリットしかないでしょう。
毎年使ってるMSRのテントを買えるぐらいのレンタル料を払ってはいるものの、疲れて帰って虫と草ごと畳んできたテントをまた広げて、狭いベランダか近所の公園でメンテすることを考えたら、今後もレンタル料を払い続ける方が遥かに安い。他のお店を使ったことないので分かりませんが、そらのしたさんはいつも状態の良い新品みたいなのを貸してくださるし、お値段も手頃だし、今後も一生世話になるつもりです。
買う派の人も、何回かレンタルで使ってみてから気に入ったテントを買ったら良さそう。フジロック以外でもテントを使う人、キャンプを趣味にして楽しもうと思ってる人、自分のテントに愛着を持って大事にメンテできる人はぜひ買ってください。
使ってるテント前述のとおり私と姉は毎年そらのしたさんでレンタルし、MSRというメーカーのパパハバNXというテントを使わせてもらっています。定価で買うと10万越えの、すごい良いテントです。
最初の数年はコールマンのテントを借りていたけど、だんだん「もっと広いテントが良くない?狭くない??」となってきて……しかし、広いテント=そのぶん重量が増える=重い、ので軽量であることが最重要ポイントになり、MSRにたどり着きました。MSRは4人用のパパハバNXでも2960g、3キロを切っています。ひとりでも全然持ち運べるくらいの重さです。車参加の人は重さはあまり気にしないのかもしれないけど、私たちは家から3泊4日分の荷物にプラスしてテントを運ぶ必要があるので、重さはかなり重要なんや……
MSRは軽いのにものすごく丈夫で、2018年のほぼ台風直撃時も、2019年の過去最大雨量(私調べ)も乗り越え、3泊4日の我が家として私たちを守ってくれました。
寝具ナメんな提言①シュラフとりあえず横になって2~3時間くらい眠ればそこそこ元気になった若かりし頃とは違い、いつのまにか私も姉も30代半ばである。どんなに丈夫で軽量のテントを用意できても、そのテントの中で使う寝具には十分に気を配らねばならない。寝具をナメるな。
まず寝袋(シュラフ)が要ります。私はめっちゃ暑がりで汗かきですが、それでも苗場の夜は寒いです。昼間すごい晴れてても夜は寒いし、昼間に雨が降ると夜はもっと寒い。家ではクーラーをつけたままお腹だけタオルケットをかけて寝ている私も、苗場では寝袋を使います。
3年前くらいに買ったのがISUKAのエアドライト 160、ダウンなので軽いです。両手に乗るくらいコンパクトなのも良い。これはフード部分が無いモデルなので、頭まですっぽりしたい派の人はもういっこ上のモデル(エアドライト 190)がおすすめ。姉は寒がりなので毎年長袖のパーカーを着てから頭まですっぽり寝袋に収まって寝ています。
寝具ナメんな提言②マットテントってざっくり言うたら水弾く布やし、寝袋ってざっくり言うたらフワッとした布やから、これだけで寝るのは結構キツくて、マットが要ります。テントの床面全体に敷くインナーマットみたいなのもあると思うけど、そっちは試したことない。どうせ重いやろ、どうせデカいし。知らんけど。知らんのかい。今ここで言っているマットというのは、自分が寝る面積だけの敷布団みたいなやつのことです。
使ってるのはPAINEのクラウドマット(120cm)です。私の身長が163cmなので、120cmやと全然足らんのですが、頭の部分は枕があるし、足先の部分は荷物に乗り上げて寝る(翌朝までにむくみを取りたいから)という事情で、120cmで足りています。実際もっと質のいいマットは世の中にあると思うけど、これは1万円以下でかなり気に入っている。
銀マットでええんちゃうんか、と思うかもしれんけど、銀マットは断熱には良いけどクッション性とかはあんまり……ないよりは良いけど、ぐらいの仕事しかしません。あと嵩張る。軽いけど嵩張る、バックパックに入らん。
寝具ナメんな提言③枕これは要らん人もおるかもしれんし、マット自体に枕っぽいパーツがくっついてたりする場合もあるけど、私は要る。
使ってるのはコールマンのコンパクトインフレーターピローⅡ、空気を入れて使うタイプです。空気だけで膨らませるんじゃなくて、中にスポンジも入ってるので、空気を入れずともまぁまぁふかふかします。空気はパンパンに入れずに調整して好みの硬さにしています。枕カバーはタオル地のやつを持って行ってる。

寝具類はモンベルのコンプレッションバッグにまとめてさらに圧縮する、黄色いのはモンベルの折りたためる小さめリュックです
荷物背負う派・転がす派4日分の衣類やタオル、前述の寝具類、お風呂のあれこれやメイク道具など、結構な量の荷物になります。これらをバックパックで背負って運ぶ派と、キャリーケースで転がす派がおるが、私は背負って運ぶ派です。
背負って運ぶことのメリットはこんな感じ。
- 足場がどんな状態になっても運べる
- 雨が降ってきてもカバーで守れる
- 荷物を出し入れするときに場所を取らない
現地は舗装されてない道も多いので、キャリーケースの小さいキャスターは転がしにくいし、雨降ってて泥状態やとコロコロできんし不便……とはいえ宿に泊まる人は特に問題ないのかもしれん。テントに泊まる場合、テントの中でキャリーケースを横に広げて物を出し入れする、というのはかなり場所を取ると思う。バックパックはものを出し入れするときもサイズが変わらないので、そこが良いね。
一方、背負って運ぶことのデメリットも挙げてみる。
- 重い、シンプルに重い(どんなに熱心に軽量化に励んでも10kgを切ったことはない)
- 背負う⇔おろす、の動作がしんどい
- なんとなく奇異の目で見られる
背負ったまま歩いてるときは別に重くないけど、一旦おろして手で持ったりすると超重い。あれなんでなんやろな。背負ったりおろしたりを繰り返すのが一番しんどい。
最後の「奇異の目」は別に気にせんことにしてはいるけど、まぁまぁジロジロ見られるし、電車などでは露骨に「邪魔やな」と言われたりもします。ははは。
使ってるバックパックバックパックは長らくお父さんのを借りてたけど、少し大きいし、そろそろ自分のが欲しいなぁ~と思って5年前に石井スポーツさんに買いに行きました。バックパックコーナー的なところにおる店員さんにお願いして、ありとあらゆるバックパックを背負わせてもらった結果、グレゴリーを買った。容量は45リットル。
あんまり山男っぽい見た目のは嫌、マムートとか、ちょっとおしゃれなやつが良い、ドイターは嫌、ドイターは山男すぎる、などとゴネたのですが、最終的にカリマーに決めかけたころ、店員さんの「まぁ僕はグレゴリー一択なんですけどね……」のひと言でグレゴリーをお試しし、結果私もグレゴリー一択になりました。背負うと分かる、全然違う、まじグレゴリー一択。
とは言えデザイン的にはいまだにカリマーのridgeとか、ノースフェイスのテルスのほうがかわいいと思ってるけど……あとグレゴリーは前のロゴの方が良かった。でも背負い心地と使いやすさは本当に気に入っています。

5年目に突入したグレゴリー MAVEN45、まじでフジロックのときしか使わんから結構きれい
靴どないすんねん問題フジロックにおいて、人類が何より真剣に取り組むべき問題、それは靴。靴どないすんねん。
まずは都市型フェスとは異なる、フジロックの歩行環境(歩行環境?)について押さえよう。
- 会場全体が舗装されているわけではないので、あらゆる足場を体験することになる
- 土、砂、石、砂利、芝生、板張りの道が混在、もちろん平坦ではない
- 雨も降る、雨量の差はあるけど毎年降るのは降る
- 川もある、昼間は暑いので、足だけでもザブンと入りたくなる
- 会場を端から端まで歩くと1時間くらいはかかる、1日の移動は少なくても1万歩超える
つまり、歩きやすさ・雨対策・いろんな足場への対応、を総合的に判断して靴をチョイスせなあかんな、という話です。
では私の靴に関する見解をどうぞ。
①サンダル/ビーサン/クロックス/コンバース
上記、フジロックにおいてはすべてザコ靴です。私はこれらを「ナメ靴」と呼んでいます。フジロックをナメている靴、の意。
ビーサンとかクロックスでそのままザブザブ川に入っていったりする人を見ると、いいなぁ気持ちよさそうやなぁ、と思うものの、長時間長距離を歩くには不向きです。一時的に履く分には良いやろけど。足指が出てるのも危ない。
コンバースは素足の裏にゴムを貼り付けたぐらいの防御力しかないし、キャンバス地なのですぐ濡れるし乾かんし、もう履いてなくても一緒ちゃうんか。ゴアテックス素材(めっちゃ防水)のコンバースもあるらしいけど、それ外側だけやろ?
サンダルはピンキリなので、足先が守られてて水はけが良くて滑りにくいサンダルは結構良さそうかもな、とは思います。KEENのNEWPORTとか。試したことはない。
②スニーカー
履き慣れたスニーカーで行く、という人は一定数おりそう。慣れた靴、強いからな……私も10代のころはそろそろ捨ててもいいかな、というスニーカーで行って、帰ったら捨てる、というのをやっていました。とはいえ街用のスニーカーは山歩きには不向きで雨にも弱い。ザコ靴。
③長靴
どうせ雨降るから最初っから長靴で良くない?の発想で、天候に関わらず長靴で過ごす人たち、おるよな。姉も一時期これでした。雨が降ってきたから靴を履き替える、という手間がなく、野鳥の会の長靴とかは折りたたんで丈を変えたりも出来るし、ショート丈のスカートとかパンツに合わせると見た目もかわいい。
が、長靴は長靴なので、長時間長距離を歩くには不向き。ムレるし。
④トレッキングシューズ
結局トレッキングシューズが一番ええな、という結論にたどり着いた今年。足場の悪いところを長時間長距離歩くために作られており、もちろん悪天候も想定されているので雨にも強い。結局トレッキングシューズが一番ええんやな。
上記①~③に比べると重いのと脱ぎ履きしづらいのがデメリットではあるものの、それを補って余りあるほど快適です。
使ってる靴KEENのピレニーズを今年買いました。ハイキングシューズって書いてあるな、トレッキングシューズとちゃうんか。まぁおんなじようなもんか。
あまりハイテクっぽい見た目の靴が好きじゃないんですが、ピレニーズはなんかクラシカルな見た目がかわいくて、これにしました。レザーなので買ってすぐはちょっと固くて、現地で靴擦れしたら怖いなと思い、4~5回履いて出かけ、少し慣らしました。
紐をほどいて脱ぎ履きするので面倒ではあるけど、結構ガバッと開くのと、かかと部分に紐があるので思ったより履きやすい。横着して紐をほどき切らんまま脱ごうとすると大変です。横着すな。
今年はあまり雨が降らんかったので(20分くらいザーッと降っただけ)どんぐらい雨に強いかは未知数。とは言え2018、2019年レベルの雨になったら正直どんな靴履いてても無理やと思う。
ちなみに今年から長靴を持っていくのをやめにしました。バックパックの中で嵩張るし、雨が降ってきてからテントに履き替えに帰るのめんどくさいし、靴底うすくて足つかれるし、あんまり好きちゃうなぁと思って……
結果として、今年はあんま降らんかったからピレニーズでいけたけど、どうなんやろなーーーーー
なお、キャンプサイトでちょっと歯を磨きに行ったり、おトイレに行ったりするときにつっかける用のサンダルは毎年持って行っています。ちょっとテントから出たいだけの時にわざわざ靴履くのめんどいからな。見た目はビルケンのEVAに似ているけど、私のは100均で買ったナメ靴です。壊れたりちぎれたりしたら次はちゃんとビルケンのEVAを買おうと思ってるけど、これがなかなか丈夫でな……100均あるあるじゃない?
さいごに他にも山ほど持ち物があるけど(雨具の話してないし)、6000字を超えたし疲れたので一旦終了して公開します。来年も無事に開催されるといいな!苗場で会いましょう。
All My Favorites Songs
2023年8月3日 (木) 20:37
フジロック、おかげさまで無事に終えました。
今年も暑かった。いっしょうけんめい日焼け止めを塗ったから、今年はあんまり焼けてないぞ~と思ったのに、家について鏡を見たら全然焼けてて笑った。
2020年は中止、2021年はチケットを買ってたけど結局行かないことにしたし、2022年のフジロックは何かがちょっと妙な感じだったし、だから「フジロック久しぶりに来たなぁ」と思った。「人多いなぁ」と思ったけど、でも「いや、もともとこんなもんやった気もする」とも思う。まぁ私の記憶なんて頼りにならないが。
とは言え、今年はすごく外国人の入場者が多かったように思う。キャンプサイトでも韓国語、中国語を身近に聞いたし、お姉ちゃんは新幹線の中で出会った台湾人の男の子と話しながら苗場入りしたらしい。外国で野外フェスに行くって結構ハードル高いんじゃないかと思うけど、みんなすごいなぁ。
私は木曜の夜に飛行機で羽田へ、到着が40分ちかく遅れたために上越新幹線に乗ったのが最終の22時半、苗場に着くころにはとっくに日付が変わっていた。新幹線のホーム内で何か食べようと思ったのにキオスクが閉まっていて、仕方なく自販機に売っていたパサパサのドーナツを食べた。関西方面から行くフジロック、ほんとに遠い。
とは言え越後湯沢に着いたらあとはバスに乗せてもらえて、苗場に着いたらお姉ちゃんがテントをきちんと立ててくれていて、私はパジャマに着替えたり歯をみがいたりすればすぐに寝られるのだから、まったくありがたい話だ。お腹がすいてるけど、起きたらおいしいものがたくさん売ってるし。
ちなみに私とお姉ちゃんが毎年「ピザ食べた、マルゲリータとクアトロフォルマッジ」「オアシスで売ってる海老油そばめちゃくちゃおいしい」「今年もタナカクマキチの舞茸とろろ丼絶対食べる」などとメシの話ばかりするので、母は「あんたたち毎年フジロック行ってちゃんとライブ観てんの?ごはんの話しかせんやん、ごはん食べに行っとんちゃうん」と言っている。あながち間違ってもいない、というぐらい、私たちはごはんを楽しみにフジロックへ行っています。が、ヘブンのピザはもう3年くらい来ていないし(もう来ないんだろうか)、今年は渡なべの海老油そばもなかった。さみしい。
今年食べたいちばんおいしかったものは場外エリアのコロッケサンド。ただコロッケを食パンにはさんでソースをかけただけのものでキャベツも入ってないような素っ気ないものだったけど、妙においしかった。コロッケって長いこと作ってないなぁ、涼しくなったら作ろう。
ここ数年はあまり深刻な雨が降らない代わりにめちゃくちゃ暑い。7時ごろに太陽が出て来てから15時くらいまでは日差しが強すぎて木陰から出られない。2日目は「木陰で昼寝をしにきた人」と化し、日が暮れるまで何のライブも観ずに過ごした。目が覚めるとタテタカコさんが「くまのこみていたかくれんぼ♪」と歌ったりしていて、夢みたいだった。木道亭、すごい好きなステージだったから復活してほしい。
「今年はフジロック行くっつーかThe Strokesを観に行く」みたいなモチベーションでいたけど、なんか遠慮してしまって結構後ろのほうで聞いたの、今考えるとあんま良くなかったな。私よりもっとストロークスを好きな人がおるから……とか思うの、下山してから考えるとアホみたいだ。ああやって、円の外にいるみたいな気持ちでライブを観たらだめだ。ちゃんと身体ごとあの円に入らないとだめだよ。あ、概念の話です、実際に円があるわけではないです。
私だってじゅうぶんストロークスが好きだよ、ツタヤさんで予約しておいた「First Impressions of Earth」を買いに、お父さんが車で送ってくれた日のことを、今もよく覚えてる。お年玉で買ったから、お正月だったと思う。
カネコアヤノさんのライブは初めて観たけど、めちゃくちゃ硬派なライブをする人で、かっこよかった。もし時代に声があったらこんな声なんじゃないかな、と思ったりした。……意味は自分でも分かりません。でも、例えば「平成」に声があったら折坂悠太さんみたいな声だろうと思うし、「令和」に声があったらカネコアヤノさんみたいな声だろうと思う。あと「この人、怒ってることいっぱいあるんだろうな」という感じがあって、それも良かった。正面から真っ当に怒る、というのはすごく難しいことだからだ。それから「ひとりで風邪をひいた僕は町でいちばんかわいそう」みたいな歌詞の曲がとても良かった。
最終日はWeezerを観てシメとした。自分で思ってるよりずっとWeezerが好きだな、と気づく。ステージがあって、私は今日は6時に起きてお昼寝もしてないからめっちゃくちゃ眠いけど、でもここで待ってればWeezerが出てくるのだ、と思うと、ふいに泣きそうになって、自分でもおもしろかった。何この感情、どういう感情で泣いてる?いろんなアルバムの曲を少しずつやってくれて、ずっと一緒に歌った。年取ってるなぁ、と思った。当たり前だが「Make Believe」発売時に16歳だった私が34歳になっているんだから、Weezerも同じだけ年を取るのだ。でもメンバーは前に観たときより雰囲気良さそうだったし、楽しそうだったし、新曲も良かったし「なんだか未来は明るいな」と思ったりもした。新曲が良い、というのは希望そのものだ。
ELLEGARDENの新曲も良かった、新曲かどうか分からないけど、なんかあの、「角のチーズケーキファクトリーがあったの、たまに思い出すよ」みたいな歌詞のやつ。……いや全然違うかも。でも「チーズケーキ」は絶対言うてたけどな……
現地にARMYがいそう、と思ってウットくんを身につけていたら3日目のオアシス手前あたりでジンペンのお姉さんが話しかけてくれて、すごくうれしかった。どのくらい話し込んでいいのか分からなくて「うれしい、めっちゃうれしい、会いたかった」みたいなことしか言えなかったが、別れ際に「(ジンくんが)元気に帰ってくるのを待ちましょうね!」と言ってくれて、あぁそうだ、私もそれが言いたかったの、と思った。この人にもう会えないかもしれないと思うと数分しゃべっただけで名前も聞いていないのになぜか寂しくなり、連絡先とかを聞けばよかったな、と思ったけど、でもたぶんそういうのは野暮。野暮?蛇足?過剰?まぁどれでもいいけど。
帰りはめずらしく友人と一緒に下山したので(私はひとりで帰ることが多い、お姉ちゃんは日曜に帰ることが多いから)友人が買ってくれた大きいおにぎりや笹だんごを新幹線で一緒に食べたりして楽しかった。東京駅で別れた。次会うのは11月だ。元気でね、また連絡します。
新丸ビルにルノートルが出来ているので寄りたい、ルノートルのプラリネ食べたい、と思ったが靴がめちゃくちゃ汚いのでやめにして、そのまま空港へ。フジロックの帰りって本当に靴が汚い、土埃がすごいので……が、今年買ったkEENのピレニーズは本当に良かった。トレッキングシューズなので重いのは重いけど、長時間歩くのに向いているし、岩場で滑ったり靴擦れしたりすることもなく、快適に過ごせました。雨への耐久性は謎。今年ほぼ降ってない。
空港ではラウンジでシャワーを借りた。30分でシャワー浴びてざっくり化粧終わらせるの、まぁまぁの達成感がある。ラウンジのシャワールームはタオルも置いてあるし、きれいやし、何よりさっぱりして帰れるのが嬉しい。
せっかく第2ターミナルまで来たし、と思ってマルコリーニでソフトクリームを食べた。空港たのしい。靴が汚いとルノートルはだめでマルコリーニはアリなの、我ながらよう分からんな。どういうルールやねん。マルコリーニをナメているとかではないです。
今年は本を持って行かなかったので、来年は気を付けます。本一冊あると、森で暮らすのが捗るので。
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