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BRING YOUR BOARD!!

2023年8月16日 (水) 21:35

フジロックフェスティバル

私がフジロックに行き始めてからいつのまにか16年(16年…)が経過しており、キャンプ参加になってからも約10年が経過したようなので、ここらでいっちょ持ち物なんぞを公開しといたろか。どないかいな。需要あるかな。ないかもしれんが。
まぁ自分用のメモにもなるし、もしフジロック行ってみたいけど装備の面で不安があるなぁ~という人の参考になったらうれしいので書いてみます。長くなる予感しかせんな。目次つけます。

参考までに:

  • フジロック参加 多分12回(うち8回は3日間フル参加)
  • 毎回キャンプサイト泊(宿に泊まったことない、宿ってどうやってとるの?宿やとエアコンあるの??)
  • 免許はあるけど車には乗れないので新幹線・シャトルバスで移動
  • ほぼ毎回、姉(ひとりでテントを立てられる、場内ではたくさん寝てたくさん食べ、朝食に八海山を飲む女、持参するおやつはスルメがメイン)とふたり参加

テント設営についてキャンプサイトが一番安い宿泊方法なんだと思うけど、自分でテントを立てないといけない、というのが何よりのハードルなんじゃないだろうか。私は「正解の形が決まっているものを、ここにあるパーツを使って完成させよう!」系のものが軒並み苦手で、プラモデルやパズル、ペーパークラフト、あたりが本当に嫌いなので、テントなんてもんはもってのほかである。一方、姉はすべて大得意なので、毎年テントは姉が立ててくれている。
……急にチート技を紹介して申し訳ない。「姉が立ててくれる」はチートでしかないよな。ごめんなさい。やめてなぐんないで。
が、私も一度だけひとりでテントを設営したことがあります(ジャジャーン!)。その年は姉が仕事で前夜祭前に到着できず、私が先に着いたので……私がどうにか出来たんだから、世のほとんどの大人はどうにか出来ると思います。というか、完成の形を知っていればどうにか出来るはず。自信ない人は、公園で練習してください。テント自体の説明書みたいなのも付いているけど、あれは役に立ちません。Youtubeで予習・公園で練習・いざ苗場、が良いと思います。
また、現地には「キャンプよろず相談所」なるものが設置されており、百戦錬磨のつよつよキャンパーの方がいてくださるので、どうしても困ったら助けを求めることもできます。「自分のことは自分でやる」、が基本とは思うけど、困ったな~のときに「助けてもらえませんか」と言えることも大事と思う。

テント買う・買わない問題「そもそもテント持ってないけど」というみなさん、安心してください、私も持っていません。私も姉も、テントを持っていないし買ったこともないし、今後も買う予定はありません。毎年借りています。素晴らしいレンタルテント屋さんがあります、ここです。
アウトドアギアレンタル そらのした http://www.soranoshita.net/
さてここで、テントを「借りること」のメリットを。

  • 1年に1回のフジロックでしか使わないテントを家で保管しておく必要がない
  • そろそろフジロックやなぁ~というタイミングでテントを引っ張り出し、ちゃんと使えるかどうかチェックしなくていい
  • 買うには躊躇するような値段のテントでも、レンタルなら使える
  • 雨や朝露で濡れたままのテントを虫や草ごと無理やり畳んでそのまま発送しても、プロがちゃんとメンテナンスしてくれる

どうですか、メリットしかないでしょう。
毎年使ってるMSRのテントを買えるぐらいのレンタル料を払ってはいるものの、疲れて帰って虫と草ごと畳んできたテントをまた広げて、狭いベランダか近所の公園でメンテすることを考えたら、今後もレンタル料を払い続ける方が遥かに安い。他のお店を使ったことないので分かりませんが、そらのしたさんはいつも状態の良い新品みたいなのを貸してくださるし、お値段も手頃だし、今後も一生世話になるつもりです。
買う派の人も、何回かレンタルで使ってみてから気に入ったテントを買ったら良さそう。フジロック以外でもテントを使う人、キャンプを趣味にして楽しもうと思ってる人、自分のテントに愛着を持って大事にメンテできる人はぜひ買ってください。

使ってるテント前述のとおり私と姉は毎年そらのしたさんでレンタルし、MSRというメーカーのパパハバNXというテントを使わせてもらっています。定価で買うと10万越えの、すごい良いテントです。
最初の数年はコールマンのテントを借りていたけど、だんだん「もっと広いテントが良くない?狭くない??」となってきて……しかし、広いテント=そのぶん重量が増える=重い、ので軽量であることが最重要ポイントになり、MSRにたどり着きました。MSRは4人用のパパハバNXでも2960g、3キロを切っています。ひとりでも全然持ち運べるくらいの重さです。車参加の人は重さはあまり気にしないのかもしれないけど、私たちは家から3泊4日分の荷物にプラスしてテントを運ぶ必要があるので、重さはかなり重要なんや……
MSRは軽いのにものすごく丈夫で、2018年のほぼ台風直撃時も、2019年の過去最大雨量(私調べ)も乗り越え、3泊4日の我が家として私たちを守ってくれました。

寝具ナメんな提言①シュラフとりあえず横になって2~3時間くらい眠ればそこそこ元気になった若かりし頃とは違い、いつのまにか私も姉も30代半ばである。どんなに丈夫で軽量のテントを用意できても、そのテントの中で使う寝具には十分に気を配らねばならない。寝具をナメるな。
まず寝袋(シュラフ)が要ります。私はめっちゃ暑がりで汗かきですが、それでも苗場の夜は寒いです。昼間すごい晴れてても夜は寒いし、昼間に雨が降ると夜はもっと寒い。家ではクーラーをつけたままお腹だけタオルケットをかけて寝ている私も、苗場では寝袋を使います。
3年前くらいに買ったのがISUKAのエアドライト 160、ダウンなので軽いです。両手に乗るくらいコンパクトなのも良い。これはフード部分が無いモデルなので、頭まですっぽりしたい派の人はもういっこ上のモデル(エアドライト 190)がおすすめ。姉は寒がりなので毎年長袖のパーカーを着てから頭まですっぽり寝袋に収まって寝ています。

寝具ナメんな提言②マットテントってざっくり言うたら水弾く布やし、寝袋ってざっくり言うたらフワッとした布やから、これだけで寝るのは結構キツくて、マットが要ります。テントの床面全体に敷くインナーマットみたいなのもあると思うけど、そっちは試したことない。どうせ重いやろ、どうせデカいし。知らんけど。知らんのかい。今ここで言っているマットというのは、自分が寝る面積だけの敷布団みたいなやつのことです。
使ってるのはPAINEのクラウドマット(120cm)です。私の身長が163cmなので、120cmやと全然足らんのですが、頭の部分は枕があるし、足先の部分は荷物に乗り上げて寝る(翌朝までにむくみを取りたいから)という事情で、120cmで足りています。実際もっと質のいいマットは世の中にあると思うけど、これは1万円以下でかなり気に入っている。
銀マットでええんちゃうんか、と思うかもしれんけど、銀マットは断熱には良いけどクッション性とかはあんまり……ないよりは良いけど、ぐらいの仕事しかしません。あと嵩張る。軽いけど嵩張る、バックパックに入らん。

寝具ナメんな提言③枕これは要らん人もおるかもしれんし、マット自体に枕っぽいパーツがくっついてたりする場合もあるけど、私は要る。
使ってるのはコールマンのコンパクトインフレーターピローⅡ、空気を入れて使うタイプです。空気だけで膨らませるんじゃなくて、中にスポンジも入ってるので、空気を入れずともまぁまぁふかふかします。空気はパンパンに入れずに調整して好みの硬さにしています。枕カバーはタオル地のやつを持って行ってる。

寝具類はモンベルのコンプレッションバッグにまとめてさらに圧縮する、黄色いのはモンベルの折りたためる小さめリュックです

荷物背負う派・転がす派4日分の衣類やタオル、前述の寝具類、お風呂のあれこれやメイク道具など、結構な量の荷物になります。これらをバックパックで背負って運ぶ派と、キャリーケースで転がす派がおるが、私は背負って運ぶ派です。
背負って運ぶことのメリットはこんな感じ。

  • 足場がどんな状態になっても運べる
  • 雨が降ってきてもカバーで守れる
  • 荷物を出し入れするときに場所を取らない

現地は舗装されてない道も多いので、キャリーケースの小さいキャスターは転がしにくいし、雨降ってて泥状態やとコロコロできんし不便……とはいえ宿に泊まる人は特に問題ないのかもしれん。テントに泊まる場合、テントの中でキャリーケースを横に広げて物を出し入れする、というのはかなり場所を取ると思う。バックパックはものを出し入れするときもサイズが変わらないので、そこが良いね。
一方、背負って運ぶことのデメリットも挙げてみる。

  • 重い、シンプルに重い(どんなに熱心に軽量化に励んでも10kgを切ったことはない)
  • 背負う⇔おろす、の動作がしんどい
  • なんとなく奇異の目で見られる

背負ったまま歩いてるときは別に重くないけど、一旦おろして手で持ったりすると超重い。あれなんでなんやろな。背負ったりおろしたりを繰り返すのが一番しんどい。
最後の「奇異の目」は別に気にせんことにしてはいるけど、まぁまぁジロジロ見られるし、電車などでは露骨に「邪魔やな」と言われたりもします。ははは。

使ってるバックパックバックパックは長らくお父さんのを借りてたけど、少し大きいし、そろそろ自分のが欲しいなぁ~と思って5年前に石井スポーツさんに買いに行きました。バックパックコーナー的なところにおる店員さんにお願いして、ありとあらゆるバックパックを背負わせてもらった結果、グレゴリーを買った。容量は45リットル。
あんまり山男っぽい見た目のは嫌、マムートとか、ちょっとおしゃれなやつが良い、ドイターは嫌、ドイターは山男すぎる、などとゴネたのですが、最終的にカリマーに決めかけたころ、店員さんの「まぁ僕はグレゴリー一択なんですけどね……」のひと言でグレゴリーをお試しし、結果私もグレゴリー一択になりました。背負うと分かる、全然違う、まじグレゴリー一択。
とは言えデザイン的にはいまだにカリマーのridgeとか、ノースフェイスのテルスのほうがかわいいと思ってるけど……あとグレゴリーは前のロゴの方が良かった。でも背負い心地と使いやすさは本当に気に入っています。

5年目に突入したグレゴリー MAVEN45、まじでフジロックのときしか使わんから結構きれい

靴どないすんねん問題フジロックにおいて、人類が何より真剣に取り組むべき問題、それは靴。靴どないすんねん。
まずは都市型フェスとは異なる、フジロックの歩行環境(歩行環境?)について押さえよう。

  • 会場全体が舗装されているわけではないので、あらゆる足場を体験することになる
  • 土、砂、石、砂利、芝生、板張りの道が混在、もちろん平坦ではない
  • 雨も降る、雨量の差はあるけど毎年降るのは降る
  • 川もある、昼間は暑いので、足だけでもザブンと入りたくなる
  • 会場を端から端まで歩くと1時間くらいはかかる、1日の移動は少なくても1万歩超える

つまり、歩きやすさ・雨対策・いろんな足場への対応、を総合的に判断して靴をチョイスせなあかんな、という話です。
では私の靴に関する見解をどうぞ。

①サンダル/ビーサン/クロックス/コンバース
上記、フジロックにおいてはすべてザコ靴です。私はこれらを「ナメ靴」と呼んでいます。フジロックをナメている靴、の意。
ビーサンとかクロックスでそのままザブザブ川に入っていったりする人を見ると、いいなぁ気持ちよさそうやなぁ、と思うものの、長時間長距離を歩くには不向きです。一時的に履く分には良いやろけど。足指が出てるのも危ない。
コンバースは素足の裏にゴムを貼り付けたぐらいの防御力しかないし、キャンバス地なのですぐ濡れるし乾かんし、もう履いてなくても一緒ちゃうんか。ゴアテックス素材(めっちゃ防水)のコンバースもあるらしいけど、それ外側だけやろ?
サンダルはピンキリなので、足先が守られてて水はけが良くて滑りにくいサンダルは結構良さそうかもな、とは思います。KEENのNEWPORTとか。試したことはない。

②スニーカー
履き慣れたスニーカーで行く、という人は一定数おりそう。慣れた靴、強いからな……私も10代のころはそろそろ捨ててもいいかな、というスニーカーで行って、帰ったら捨てる、というのをやっていました。とはいえ街用のスニーカーは山歩きには不向きで雨にも弱い。ザコ靴。

③長靴
どうせ雨降るから最初っから長靴で良くない?の発想で、天候に関わらず長靴で過ごす人たち、おるよな。姉も一時期これでした。雨が降ってきたから靴を履き替える、という手間がなく、野鳥の会の長靴とかは折りたたんで丈を変えたりも出来るし、ショート丈のスカートとかパンツに合わせると見た目もかわいい。
が、長靴は長靴なので、長時間長距離を歩くには不向き。ムレるし。

④トレッキングシューズ
結局トレッキングシューズが一番ええな、という結論にたどり着いた今年。足場の悪いところを長時間長距離歩くために作られており、もちろん悪天候も想定されているので雨にも強い。結局トレッキングシューズが一番ええんやな。
上記①~③に比べると重いのと脱ぎ履きしづらいのがデメリットではあるものの、それを補って余りあるほど快適です。

使ってる靴KEENのピレニーズを今年買いました。ハイキングシューズって書いてあるな、トレッキングシューズとちゃうんか。まぁおんなじようなもんか。
あまりハイテクっぽい見た目の靴が好きじゃないんですが、ピレニーズはなんかクラシカルな見た目がかわいくて、これにしました。レザーなので買ってすぐはちょっと固くて、現地で靴擦れしたら怖いなと思い、4~5回履いて出かけ、少し慣らしました。
紐をほどいて脱ぎ履きするので面倒ではあるけど、結構ガバッと開くのと、かかと部分に紐があるので思ったより履きやすい。横着して紐をほどき切らんまま脱ごうとすると大変です。横着すな。
今年はあまり雨が降らんかったので(20分くらいザーッと降っただけ)どんぐらい雨に強いかは未知数。とは言え2018、2019年レベルの雨になったら正直どんな靴履いてても無理やと思う。
ちなみに今年から長靴を持っていくのをやめにしました。バックパックの中で嵩張るし、雨が降ってきてからテントに履き替えに帰るのめんどくさいし、靴底うすくて足つかれるし、あんまり好きちゃうなぁと思って……
結果として、今年はあんま降らんかったからピレニーズでいけたけど、どうなんやろなーーーーー
なお、キャンプサイトでちょっと歯を磨きに行ったり、おトイレに行ったりするときにつっかける用のサンダルは毎年持って行っています。ちょっとテントから出たいだけの時にわざわざ靴履くのめんどいからな。見た目はビルケンのEVAに似ているけど、私のは100均で買ったナメ靴です。壊れたりちぎれたりしたら次はちゃんとビルケンのEVAを買おうと思ってるけど、これがなかなか丈夫でな……100均あるあるじゃない?

さいごに他にも山ほど持ち物があるけど(雨具の話してないし)、6000字を超えたし疲れたので一旦終了して公開します。来年も無事に開催されるといいな!苗場で会いましょう。

All My Favorites Songs

2023年8月3日 (木) 20:37

フジロックフェスティバル

フジロック、おかげさまで無事に終えました。
今年も暑かった。いっしょうけんめい日焼け止めを塗ったから、今年はあんまり焼けてないぞ~と思ったのに、家について鏡を見たら全然焼けてて笑った。

2020年は中止、2021年はチケットを買ってたけど結局行かないことにしたし、2022年のフジロックは何かがちょっと妙な感じだったし、だから「フジロック久しぶりに来たなぁ」と思った。「人多いなぁ」と思ったけど、でも「いや、もともとこんなもんやった気もする」とも思う。まぁ私の記憶なんて頼りにならないが。
とは言え、今年はすごく外国人の入場者が多かったように思う。キャンプサイトでも韓国語、中国語を身近に聞いたし、お姉ちゃんは新幹線の中で出会った台湾人の男の子と話しながら苗場入りしたらしい。外国で野外フェスに行くって結構ハードル高いんじゃないかと思うけど、みんなすごいなぁ。

私は木曜の夜に飛行機で羽田へ、到着が40分ちかく遅れたために上越新幹線に乗ったのが最終の22時半、苗場に着くころにはとっくに日付が変わっていた。新幹線のホーム内で何か食べようと思ったのにキオスクが閉まっていて、仕方なく自販機に売っていたパサパサのドーナツを食べた。関西方面から行くフジロック、ほんとに遠い。
とは言え越後湯沢に着いたらあとはバスに乗せてもらえて、苗場に着いたらお姉ちゃんがテントをきちんと立ててくれていて、私はパジャマに着替えたり歯をみがいたりすればすぐに寝られるのだから、まったくありがたい話だ。お腹がすいてるけど、起きたらおいしいものがたくさん売ってるし。
ちなみに私とお姉ちゃんが毎年「ピザ食べた、マルゲリータとクアトロフォルマッジ」「オアシスで売ってる海老油そばめちゃくちゃおいしい」「今年もタナカクマキチの舞茸とろろ丼絶対食べる」などとメシの話ばかりするので、母は「あんたたち毎年フジロック行ってちゃんとライブ観てんの?ごはんの話しかせんやん、ごはん食べに行っとんちゃうん」と言っている。あながち間違ってもいない、というぐらい、私たちはごはんを楽しみにフジロックへ行っています。が、ヘブンのピザはもう3年くらい来ていないし(もう来ないんだろうか)、今年は渡なべの海老油そばもなかった。さみしい。
今年食べたいちばんおいしかったものは場外エリアのコロッケサンド。ただコロッケを食パンにはさんでソースをかけただけのものでキャベツも入ってないような素っ気ないものだったけど、妙においしかった。コロッケって長いこと作ってないなぁ、涼しくなったら作ろう。

ここ数年はあまり深刻な雨が降らない代わりにめちゃくちゃ暑い。7時ごろに太陽が出て来てから15時くらいまでは日差しが強すぎて木陰から出られない。2日目は「木陰で昼寝をしにきた人」と化し、日が暮れるまで何のライブも観ずに過ごした。目が覚めるとタテタカコさんが「くまのこみていたかくれんぼ♪」と歌ったりしていて、夢みたいだった。木道亭、すごい好きなステージだったから復活してほしい。

「今年はフジロック行くっつーかThe Strokesを観に行く」みたいなモチベーションでいたけど、なんか遠慮してしまって結構後ろのほうで聞いたの、今考えるとあんま良くなかったな。私よりもっとストロークスを好きな人がおるから……とか思うの、下山してから考えるとアホみたいだ。ああやって、円の外にいるみたいな気持ちでライブを観たらだめだ。ちゃんと身体ごとあの円に入らないとだめだよ。あ、概念の話です、実際に円があるわけではないです。
私だってじゅうぶんストロークスが好きだよ、ツタヤさんで予約しておいた「First Impressions of Earth」を買いに、お父さんが車で送ってくれた日のことを、今もよく覚えてる。お年玉で買ったから、お正月だったと思う。
カネコアヤノさんのライブは初めて観たけど、めちゃくちゃ硬派なライブをする人で、かっこよかった。もし時代に声があったらこんな声なんじゃないかな、と思ったりした。……意味は自分でも分かりません。でも、例えば「平成」に声があったら折坂悠太さんみたいな声だろうと思うし、「令和」に声があったらカネコアヤノさんみたいな声だろうと思う。あと「この人、怒ってることいっぱいあるんだろうな」という感じがあって、それも良かった。正面から真っ当に怒る、というのはすごく難しいことだからだ。それから「ひとりで風邪をひいた僕は町でいちばんかわいそう」みたいな歌詞の曲がとても良かった。
最終日はWeezerを観てシメとした。自分で思ってるよりずっとWeezerが好きだな、と気づく。ステージがあって、私は今日は6時に起きてお昼寝もしてないからめっちゃくちゃ眠いけど、でもここで待ってればWeezerが出てくるのだ、と思うと、ふいに泣きそうになって、自分でもおもしろかった。何この感情、どういう感情で泣いてる?いろんなアルバムの曲を少しずつやってくれて、ずっと一緒に歌った。年取ってるなぁ、と思った。当たり前だが「Make Believe」発売時に16歳だった私が34歳になっているんだから、Weezerも同じだけ年を取るのだ。でもメンバーは前に観たときより雰囲気良さそうだったし、楽しそうだったし、新曲も良かったし「なんだか未来は明るいな」と思ったりもした。新曲が良い、というのは希望そのものだ。
ELLEGARDENの新曲も良かった、新曲かどうか分からないけど、なんかあの、「角のチーズケーキファクトリーがあったの、たまに思い出すよ」みたいな歌詞のやつ。……いや全然違うかも。でも「チーズケーキ」は絶対言うてたけどな……

現地にARMYがいそう、と思ってウットくんを身につけていたら3日目のオアシス手前あたりでジンペンのお姉さんが話しかけてくれて、すごくうれしかった。どのくらい話し込んでいいのか分からなくて「うれしい、めっちゃうれしい、会いたかった」みたいなことしか言えなかったが、別れ際に「(ジンくんが)元気に帰ってくるのを待ちましょうね!」と言ってくれて、あぁそうだ、私もそれが言いたかったの、と思った。この人にもう会えないかもしれないと思うと数分しゃべっただけで名前も聞いていないのになぜか寂しくなり、連絡先とかを聞けばよかったな、と思ったけど、でもたぶんそういうのは野暮。野暮?蛇足?過剰?まぁどれでもいいけど。

帰りはめずらしく友人と一緒に下山したので(私はひとりで帰ることが多い、お姉ちゃんは日曜に帰ることが多いから)友人が買ってくれた大きいおにぎりや笹だんごを新幹線で一緒に食べたりして楽しかった。東京駅で別れた。次会うのは11月だ。元気でね、また連絡します。
新丸ビルにルノートルが出来ているので寄りたい、ルノートルのプラリネ食べたい、と思ったが靴がめちゃくちゃ汚いのでやめにして、そのまま空港へ。フジロックの帰りって本当に靴が汚い、土埃がすごいので……が、今年買ったkEENのピレニーズは本当に良かった。トレッキングシューズなので重いのは重いけど、長時間歩くのに向いているし、岩場で滑ったり靴擦れしたりすることもなく、快適に過ごせました。雨への耐久性は謎。今年ほぼ降ってない。

空港ではラウンジでシャワーを借りた。30分でシャワー浴びてざっくり化粧終わらせるの、まぁまぁの達成感がある。ラウンジのシャワールームはタオルも置いてあるし、きれいやし、何よりさっぱりして帰れるのが嬉しい。
せっかく第2ターミナルまで来たし、と思ってマルコリーニでソフトクリームを食べた。空港たのしい。靴が汚いとルノートルはだめでマルコリーニはアリなの、我ながらよう分からんな。どういうルールやねん。マルコリーニをナメているとかではないです。

今年は本を持って行かなかったので、来年は気を付けます。本一冊あると、森で暮らすのが捗るので。

RIDE ON TIME

2022年8月17日 (水) 21:40

フジロックフェスティバル

2020年は中止、2021年は行かなかったので、2年ぶり、か。
無事に終わりました。

「いつものフジロック」とのことでしたが、やっぱりいつもどおりではないけどな……という感じもある。が、いつもどおりは「いつもどおり」と言うことからしか始められない気もする。「いつもの」と言っていくことからしか、「いつもの」を得ることは出来ないのだ。その上「いつもの」はいつだって少しずつ変化している。

去年もきっとそうだったんだろうと思うけど、場内はいろいろ感染対策がなされていた。運営側がすべきこと・できることは十分にやってくれたんじゃないかと思う。あとは参加する側が個人ですべきこと・考えること・実践することしかないし、こんなのはコロナ禍でなくたってフジロックはいつもそうなのだ。熱中症で倒れないように、突然の雨や夜の寒さに対応できるように、何が要るのか自分で考えて、自分で自分の体調管理をしっかりして、毎年トライ&エラーでやっていくしかない。というかそれを楽しむのがフジロックだとも思う。たくさん日に当たると思ったより体力を消耗すること、朝日が昇ったあとのテントで寝るのはかなり難しいこと(暑すぎる)、疲れていてもお風呂に入って身綺麗にした方が疲れが取れること、靴にはいくらお金をかけてもいいこと、などを学びながら、10数回のフジロックを終えてきた。今年得た学びは「スプレータイプの日焼け止めはSPFが高くても気休めにしかならない」ということ(学びが遅い)。めちゃくちゃ日焼けした。

今年は木曜の夜に仕事終わりで出発し、まずは飛行機で羽田へ、モノレールとJRで移動して東京から新幹線に乗り、越後湯沢に着いたのは23時過ぎ、シャトルバスに乗り込んで苗場に着くころには24時を回っていた。苗場めちゃくちゃ遠い。着いてから何か食べればいいか、と思っていたが東京駅で空腹に限界が来て、発車直前の新幹線から飛び降り、ホームのキオスクでじゃがりことゆでたまごを買って食べた。おにぎりとか買えよ。
棟梁(実姉)はテントの場所をお知らせしてくれないまま寝てしまっていた。無理もない、テントをたてているときは雨だったらしいし、疲れただろう。

空港では十徳ナイフをうっかり機内持ち込みの手荷物に入れてしまい(モバイルバッテリーのポーチに入れてしまってた、モバイルバッテリーは手荷物でしか持ち込めないのでバックパックから移動させたがこれがまずかった)なおかつ刃渡りが6センチ以上あるとのことで警察官も登場し、バタついた。ふーーー焦った。へんな汗かいた。
焦るあまり警察の方の「何に使用するものですか?」という質問に「あの、えっと、桃、桃を剥いたりします」と答えて露骨に怪訝な顔をされた。まぁ事実なんだが(毎年フィールドオブヘブンというステージのエリアにあるお店で桃が売っている、まるごと売られているので皮を剥いてかぶりつくのが定番だが手と口がベッタベタになるので、桃へのモチベーションが高い私は毎回十徳ナイフを持参している)普通に「キャンプに行くので草を刈ったり紐を切ったり、何かと便利なんです」とかを言えばよかった。果物ですらなく「桃」と限定しているのが不審さを際立てている。しかも今年はヘブンで桃を売っているいつものお店が出店していなかったので、桃は食べられずじまい……代わりに(代わりに?)トマトを食べたので、十徳ナイフはそこで活躍しました。

15年間で10回くらい行ったから、あらゆるもの(ああいうのギアって言うんかな、ちょっと恥ずかしくて言えんな)を軽量化していくムーブにそろそろ終わりが見え、今年はかなりパッキングがスムーズに出来た。テントの中で使うものはもう事足りているし、来年は特に買い足したり買い替えたりしなくて良さそう。と言いつつ靴を買い替えようかな~とうっすら考えてもいるので信用ならない。でも、こういうの考えたり調べたり買いに行って店員さんの話を聞いたり使ってみたりするのがすごく楽しい。私は車がちゃんと運転できたらソロキャンプ行くタイプの人間だと思う。
長靴は重くはないけどバックパックの中では嵩張るうえによほどの雨量にならないと履き替えに戻らないので、より雨に強い靴を導入して長靴を持って行かないようにしたい。「よほどの雨量」は2019年のことを言ってるけど、今年はほぼ雨降らなかったね。靴の候補はKEENです。

去年出演をキャンセルした折坂悠太さんが今年はグリーンステージに出ていて、冒頭のMCで「去年はキャンセルして、今年はグリーンに出ている、でも去年と今年の何が違うのか、と問われたら答えられない」と話していたのが印象的だった。私も去年はキャンセルして、今年は行ったからだ。私だって差は何かと問われたら答えられない。感染者数の増え方からすると、今年もキャンセルすべきだったかも。でも行くことにした。自分で行くと決めた。これでよかったんだろうか。今もまだモヤモヤする。これでよかった、などと思う日は来ないかもしれない。モヤモヤしないために、行くべきじゃなかったのかも。でも生きていれば大抵の時間はモヤモヤすることに費やしているぞ、私の意志とは関係なく。それに、じゃあ何がどうなれば行っていいと思えるんだ。うーん、確実なこと、確信をもって言えることが、手元に何もない。
折坂悠太さんは「この営みを、続けるしかないんだと思う」というようなところに、この話を着地させた。そうですよね、と思ったが、こんなフワフワした話に着地点なんかないよな、とも思う。だって今も「この営み」の真っただ中に私たちは居るのだ。正解だって今も、未だに、ずっと分からないままだ。家から一歩も出ず、誰にも会わず、常にマスクをつけて、手指を消毒液に浸していれば、それが正解なんだろうか。あまりにも極端だし、それは「この営み」からは最も遠い。
ひとつだけ確実なことがあるとすれば、彼の「針の穴」という曲が、いつかの私の苦しさや心許なさを大きな布でくるむようにして支えてくれた、ということだ。音楽はいつだって私を救いも殺しもしないが、ただ背を支え、肩に手を添えてくれる。
演奏はとてもよかった。

3日目の午後、突然降り始めた雨の中、シャトルバスに乗って帰った。まだ半日以上あるのに帰るのか、もったいないなぁ~でも月曜から5日間フル出勤やからなぁ~~~
駅で本屋さんに寄ったらどう考えても帰るまでに1冊しか読み切らないのに、文庫本を2冊買ってしまった。私は出先で本を買って荷物を増やす悪癖がある。
空港で食べた蕎麦がイマイチで悲しい。いつも通り三田製麺所でつけ麺を食べればよかった。私、蕎麦は角が立ったかっこいいやつが好きだ。いつも通り千疋屋でお土産の杏仁プリンを買い、いつも通りラウンジでオレンジジュースを飲んだ。
空港から家まではタクシーに乗るつもりだったけど、思ったより元気があるので普通にポートライナーに乗り、駅からは自転車を借りて帰った。左腕につけたままのリストバンドが、なんとなくさみしい。夏終わったなぁ。

帰りも家が遠い。

Sheep go to Heaven

2019年7月30日 (火) 22:03

フジロックフェスティバル

フジロック終わりました。今年もありがとうございました。
今年は結構雨でしたね。去年もか。

前夜祭:シャトルバス激混み(1時間45分並んだ)、テント建てたら雨
1日目:昼から雨、降ったりやんだり
2日目:昼から雨、過去最大降雨量なんじゃないの…全靴がびしょ濡れ
3日目:明け方3時にようやくやむ、その後めっちゃ晴れ(日焼け)、夜は少しだけ雨
帰る日:曇ってはいるけどどっちかっつーと晴れ、暑くなる前に下山
みたいな感じか。

2日目の雨、まじでやばかったな。私は夕方ごろにお風呂入る(空いてるから)のが定番化してきてて、お風呂入ってからちょっと休んでデスキャブ観るぞ~と思ってたけど全然無理、精神的に無理、この雨の中をもう一度外に出てホワイトまで歩くなんて無理、になった。
ただ風がなかったのが救いだったわ、去年は雨もすごい上に何より風が強くて、怖かったの。今年は風がないぶん、あんまり怖くはなかった、結構寝られた。慣れただけかもしれんけど…そしてこんなことに慣れたくはないが…

姉がテントのど真ん中で寝ているので「絶対おかしい、もう少し左に寄って寝てほしい、真ん中は空けているのが正しい」と申し立てたところ「何を言っているのかわからない」「完全に左に寄って寝ている」と言ってきておもしろかった。絶対おかしい、第三者委員会を設立して検証してほしい、本当にど真ん中で寝ているんです。まぁ姉(棟梁)が建てたテントなので文句は言えない(言ってる)。
今年は私が先に苗場に行き、姉が来るまでにテントを建てておく、という最大で最悪のミッション(私はテントを建てられない、テントを、というか、”元の形があるものをその通りに組み立てる”みたいなことがめちゃくちゃに苦手、プラモデルとかペーパークラフトとか全然だめ)があり、どうなることかと思ったわ。「説明書を入れておくから大丈夫」と言われたのにその説明書がオチも何もない4コマ漫画みたいなやつだったのでびっくりした。あと用語がさっぱり分からない、何と何を組み立てるって?頼む説明書は説明をしてくれ。
昨年の記憶を引っ張り出しながらポールを組み立て、どうにかテントっぽい形にはなったものの、シート状の謎パーツが余り、紐とペグで何をどう固定すればいいのかさっぱり分からない、雨も降ってきたし疲れた、あと超眠い、中に荷物を置いて寝てしまえば固定してなくてもどうにかなるのでは、風もないしさ、で4本ペグを打って終了とした。姉曰く「地面に刺さっているだけで、何の意味もないペグ」とのこと。知らん知らん。
隣でコールマンの前室がついた立派なテントを建てていた女の子2人は、私がテントを広げ始めてから中に入り、1時間半ほど昼寝をし、前夜祭の花火を眺めて、ご飯を食べに外に出て、大道芸を観て戻るまでのあいだ、ずーーーっと「こっちが前かな?」「一回固定してみよっか」「違うかも、外すね」などと冷静にテントと格闘しており、その辛抱強い様に感動した。なぜ「ギイィーッ!!!」とならないんだ2人とも…本当にすごい。得手不得手があるのだとは思うけど私だったらもうとっくに諦めて、だれか同じテントを建てている人を探して助けてもらうぐらいのことはやっている。人を雇う可能性もある。あんなに長時間、冷静にテントと向き合うなんて絶対にできない。すごい。今思ったけど何か差し入れあげたらよかったな、チョコレートとか。お疲れ様。

ライブはですね、今年はCAKEが観られたのがうれしかったな~下岡晃がソロのときCAKEのカバーをよくやるので、それで知って、好きになって、聴いてたけど、ライブ観られると思ってなかったから、うれしかった。フェスに行くと「好きだけどあんま来日しない、ライブ観る機会がない」みたいなバンドを観られるの、超良いでしょう。あ、それがフェスか。
CUREも然り。ロバート・スミスさんについて「なんか偏屈そうな、怖い人」と勝手に思ってたんだけども、ステージにいるのを観ていると「すごくかわいい人だな」と思えて、やっぱライブ観るの楽しい、好きだな、と思った。私は私の偏見とか分かったふりとかをどんどん壊したいし壊されたいんだよ。私が想像しうることなんて全然大したことなくて、小さくて捻くれた価値観だってことを、もっと思い知りたいんだよ。その上で、あぁまだ進む場所がある、と思いたいの。まぁCURE中は眠すぎて、寝たり起きたりし続けていて常にフワッフワだったんですが。

去年活動再開したELLEGARDENを観られたのも本当にうれしかった。10年前は考えもしなかったよ。モニターに映る、泣きそうな顔で歌う知らない男の子の10年を想像し、私は私の10年を振り返り、隣にいるなかひろの10年を想い、みんな生きてると本当にいろんなことがある、悲しいこともつらいことも、数えたらそっちの方が多いくらいだ、でもこういう日もあるね、生きてると、こういうご褒美みたいな日があるんだよな、と思った。何からのプレゼントだこれは、と胸がいっぱいになっていたら、細美武士が少し空を見上げ、「神様ありがとう」などと言うので、だめだもう茶化せない(茶化さなくていいが)完敗だ(勝ち負けはないが)、と思った。何が神様だ、と笑いたい人は笑えばいい、私は全然笑えない。
「こんばんは、エルレガーデンです」と言う細美武士、すごかったなぁ、脳がぐらぐらした、夢かと思った。エルレガーデンなのかよ…いや知ってるけど…その口から聞けるのか…嬉しい…みたいな。
あと、うぶくんのギターソロ前に叫んだ「生方やっちまえ!」も。かっこよかった。これこれ、これだよ、エルレガーデンはこれ。
細美武士、ほんとにヒーローなんだよな。前に「ミュージシャンて隣に住んでる人と住んでない人がいる、例えば後藤正文は前者、吉井和哉は後者」、みたいなことをここに書いた記憶があるけど、細美武士は例外で、どっちにも当てはまらなくて、私にとってはずっとヒーローなんだよ。どうかずっと元気でいて、いい曲を書いてそれをいい声で歌い、ちゃんとご飯を食べてあたたかい布団で眠り、ムカつくことがあったらちゃんと怒り、中指を立てていてほしい。

私は少しずつ音楽の好みが変わってきている実感があって、最近はフォーク、ブルース、カントリー、みたいな、あと民謡とか民族音楽とか、に興味があるなーと思う。相変わらずオルタナティブなロックも好きなので「好みが変わってきている」というよりは「守備範囲が広がっている」という方が近いかもしれない。何にしてもいろんな音楽をジャンルだけで分けずにアクセスできるようになってきたの、良いことだなぁ。このまま行く。まぁどんなんでも音楽があるだけでいつも幸せなんですが。「秒針でも踊れる」って言ったの誰だっけ。

フジロックのマナー問題(椅子の放置、ゴミのポイ捨て、マーキーでの雨宿り、など)については、いい加減、運営がなんとかしろっていう意見が多いように感じる(Twitter調べなのでそれ以上でもそれ以下でもないが)けど、そういうことじゃないしな…みたいな気持ち。だって、例えば「ここに椅子置いたらあかんねんよ」って私が言えばそれで、「すみません、知らなかった」で済むケースも混じってるでしょう。でも言えない(フルテンションでキレられたらこわいもん、いろんな人いますからね)気持ちもあるし、難しいやな。私はしない、ぐらいの、最低限のことしかできない。ただ「外国人が増えたから(マナーが悪くなってる)」という言い分にだけは圧倒的に反論したい、そんな雑な言い分があるか、ダサイぞ。
あぁ特にこれと言った持論ないや、やめとこ。やめときます。

フジロック終了後は東京に戻ってきたのが10時半くらいで、神戸に帰る飛行機が夕方なので、(人生に)必要なチョコレートを買いに行くぞ~と銀座・有楽町あたりを歩いて、それもたのしかった、2軒チョコレート屋さんを周って、伊東屋さんに寄り(いつリニューアルしたの?全然記憶と違う、コンセプトから違うのでは!竹尾も入ってるしなんかカフェもあるやん)、gggにも行って(今は田名網敬一の展示をやってた、若い人かと思ったら1936年生まれ・83歳だそうでぎょっとした、この世代の人たちはいったい何なんだろう、世代で括るのは憚られるけど、人生の熱量と密度が全然違う)、そろそろ空港に行った方がいいなーというところでソニービルの跡地について、とらやカフェのポップアップストアがあったので練乳あんペーストかき氷(おいしかった、デザインも良いし)を食べ、その地下でやっているウォークマンの展示を観た。

ソニービルはその壁面をアーティストに貸していたり、夏になると水槽を置いて水族館をやってくれたり、なんかいろいろ楽しいことをしているオープンな場所だという認識だったので、無くなると聞いてなぜ…悲しい…と思っていたんだけど、無くなるんじゃなくてより良いものになっていてとってもよかった。どうやら「縦(上下)に長い公園にする」という構想らしくて、建物そのものも、元の構造を活かしてあるみたいで、剥き出しのコンクリートにタイルがはってあったり、かっこよかった。2022年に向けて次は上の階を拡張していく計画がある様子。良いなぁ。

水槽も引き続き置いてあって、ウォークマンの体験型の展示もすごくおもしろかった。たぶん夏休みやから子どもも多くて「お父さん!これどうやって再生するの!?」「えええお父さんも分からない!三角のマークはない?」(※カセットウォークマン)みたいなことを叫んでいて笑った。その子はカセットを見ながら「回ってるね…あれ?これ右のくるくるが左のを巻き取ってるの?それで音楽が進んでるの?」「この回ってるのがかっこいいなぁ~」とやけにセンスの良いことを言っていて超良かった、そうだよ、音楽はレコードの時代からずっと回ってたし、回ると進むんだよ、音楽は、そうなの、と思い、フジロック帰りなのも相まってめちゃくちゃグッと来てしまった。回さなきゃ、進めなきゃ、という気持ち。

後でウェブサイトを観たら「Walkman Wall」っていうのもやってたよ、ええええこれも見たかったなぁ。私も持ってたよウォークマン、カセット、MD、CDと持ってた。そのあとはiPodを買ってもらったので、ソニーとはご縁がないが…すまん…
東京の人、よかったら行ってきてくださいね、もうみんな知ってるのかもしれんけど。9月1日までやってるそうです。これです。 https://www.ginzasonypark.jp/program/015/ 

私、有楽町・銀座近辺は学生のころよく行ってて、伊東屋さんとユザワヤ、アップルストア、あと貴和製作所とか、必要なお店が固まってたので、映画館もたくさんあるし、あぁそうだ、シネスイッチ銀座な、あとgggにも、よく行ってたんだよな、好きな喫茶店もあったし。和光、三越、松屋、とか百貨店のショーウィンドウを見るのも好きで、ハイブランドのショーウィンドウもおもしろくて、特にクリスマス・お正月シーズンはデザイン商戦!という感じで好きだった、分かりやすく派手で。夜遅くに行くとおじさんたちが入れ替えをやってるのを見られたりして、それも好きだったの。時計とか、指輪とかは、最後に手袋をしたブランドの人(と思われる、たぶんそう)が置くのを見たりして。まぁカツカツの生活をしていたので百貨店やハイブランドのお店には全くご縁がなく、一度も足を踏み入れたことはありませんでしたが…ハハハ…
数寄屋橋の交番の前を通りがかって「上のマチ針みたいなものは、”ここになんか付ける予定やけどデザインは未定”って意味で刺してたのに、そのまま案として受け入れられて通っちゃったもの」という先生に聞いたエピソードを思い出す。ほんとかどうかは知らんけど。

東京、上京する前はざっくり「仮想敵」みたいな感じで、住んでみると「優しい街」で、離れると今度は「懐深い街」だなぁと思う。勝手を言うようですみません。今住んだらもっと楽しいんだろうけどなぁ、まぁたまに遊びに行くくらいがちょうどいいのかしら。
今住むならどこが良いかなぁと、ふんわり考える。山手線で言うと文化的には西側の方に住むタイプの人間かなぁ、というか中央線タイプだよなぁ、だから西荻窪とか阿佐ヶ谷がいいかな、高円寺はよく行ったな、と思うけど、東側の方が馴染み深いし、今住むなら寄席が近いところがいいな…あと大きい図書館がある街がいいし、都電が走ってるとこも良いな、あ、まともに考えてしまった。住まないのに。またご縁があれば!

フジロックの話してたのに逸れてきたな!また来年もよろしくお願いします!来年は8月!

B-Punk

2018年7月31日 (火) 23:02

フジロックフェスティバル

今年もフジロックが終わりました。
無事にお休みもいただけて、前夜祭から行って、明けて月曜まで、
今年も存分に楽しみました。ありがとうございました。
フジロックってなんでこんな面倒で、遠くて、荷物が多くて、謎の虫に刺されて、好きな時間にお風呂に入れないし、寝にくいし、食生活が偏るし、
でも全部を上回るほどに最高なんだよなぁ、何だろうこれは、来年も行きたい。
あと前夜祭には去年から行き始めて、
あ、これ何かに似てるぞ、と思ってたんですけど
大晦日に似ている。似てるよね?
フジロックが3日開催なのも、三が日に似てる。似てるぞ。似せてんのかな。

今回はYouTubeでライブ配信されてて、まぁいろいろ、あるのかもしれんけど
家で観られるのも、なかなかいいんじゃないかと、私は思いましたよ。
みんな楽しそうに観てたやん、Twitterで実況したりして、良いよね。良いと思う。
コメント欄で「○○は○○のパクリ」とか言うのはやめてほしいけど。
誰かの音楽をディスるとき「パクリ」ってよく使ってるの見かけるけど、他のディスはないのかね。
「私は好きじゃない」か「嫌い」で良くない?「パクリ」ってさぁ…
いやどれも「思ってても言わない」ってのが一番いいけど。
でも私も10代のときは自分の「好き」を確立するためには
何よりもまず「嫌い」を明確にしなきゃいけないっていう訳のわからん呪いにかかってたな、と思うから
単に若さなのかもしれない。まぁ若さなら何をしてもよい、というわけではないね。そこ関係ないね。ごめんなさい。
つーか物理的にステージ間を徒歩移動する必要がある現地の人たちに比べて
家で観てる人の方がいろんなステージに瞬時に移動できるっていうメリットもあるじゃんすか。
だからって「じゃあ来年からYouTubeで良いわ」になるかと言うとそれは無いけど。
フジロックはまだ敷居が高い(そもそもチケットが高いし、その他装備がお金かかる、都内から行くにしても結構遠い)部分が否めないと思うので
若い子とか、行きたいけど無理な人が観られるならそれは結構良いことと思う。
あと現地に行ってる側の人が「なんでタダなんだ」とか「家で観て行った気になるな」とかダサイこと言ってなくて、それが良かった、と思う。
言ってる人もいたのかもしれないけど、私が目にする範囲内では、言ってなかった。
フジロックに限らず、みんなダサイこと言わないでほしいし、自分が出したんじゃないゴミも片付けてほしい。
私もそうしたい。

今年は2日目に台風(の影響の暴風?台風は逸れたのよね?)で
テントが吹っ飛ぶかポールが折れるのでは、というぐらい天候が荒れてて
ほっとんど寝られなかったんですけど、
あんなに台風が怖いと思ったの、人生で初めてと思う。
風が強くて雨が降ってるだけのことがあんなに怖いと思うなんて、
私今年で30歳になるんですけど
「私はもう怖いものが世の中にないのでは、もしかして、大人になると怖いものがない、すごい」と思ってたんですけどありました、テントで過ごす台風です。怖かった。明確に怖かった。不安でした。
「非日常」と楽しめる人もいるのに、私は全然無理でした。普通に泣くぐらいこわかった。
自然が一番こわい。お金で何一つ解決できないし、微塵も交渉ができないの怖い。自然が一番怖い。
ただし「怖くて寝られない」と「眠い」が3時半までせめぎ合った結果、
「眠い」が勝ったので「眠い」は最強です。チャンピオン。

姉はそんな中でも余裕で爆睡していて、
私が「ペグ打ち直さんで大丈夫かな、みんなカンカンやってるけど」「ポール折れへんかな、こんな撓ってて大丈夫かな」「お隣のコールマンが破れてるけどうち大丈夫かな」「浸水してきたらどうしよう」「怖くて寝られん」「いつ終わるんかな台風」「朝にはマシになるよね、なってほしい」「明日中止になったりせんよね」と一晩中めそめそしていても
「大丈夫」「台風来るのわかってたやん」「ペグは抜けんように打ってある」「なんともない」と、終始自信満々としていて、ほ、ほんとうに血が繋がっているのかよ…と思いました。
姉まじですげぇ。前世は大黒柱なんじゃないですか。
比喩的な意味じゃなく、マジで木やったんちゃうん。マジで。
実際ペグは1本も抜けなかったし、あんなに撓ってたポールは曲がってすらないし、一部浸水はしたものの、床からではないし、で、何ともありませんでした。姉、強い。
フジロックに関しては、私が行きたいっつってもう10年くらい毎年姉を巻き添えにしてるんですが、
実際のところは姉ありきで開催されていて、私は後を付いて行ってるだけの気がする。
つーか姉、毎年フジロックで誰よりも長く寝てるんじゃない?
みんなの総睡眠時間ランキング出してみてほしい、多分姉が優勝すると思う。お昼寝も含む。

今年はVampire Weekendが観られてほんとにうれしかったなぁ。
デビューアルバムからずっとファンやったのに、タイミングが合わんせいで何回も来日を逃していて
今回がライブ観るのはじめてやったけど、もう最高によかった。
曲が全部よすぎる、好きすぎて「ああもう…好き…」ってブツブツ言いながらモッシュピットで観た。
狭かったしビール撒かれたけど、まぁ良しとしよう。
撒くのはせめて水にしてほしいよね。いや水も嫌やけど。寒いし。
新しいアルバムたのしみです。来年くらいかな。

あとなかひろと1年ぶりに会えて、いっぱい喋れてうれしかった。ちょっとまだ喋りたりん…また今度ね。
お互い人生はいろいろあるし今は近くに住んでないから頻繁には会えないけど、
その人がやってることとか考えてることをおもしろいとかいいなって思える友だちがいてくれるの、幸せだなと思う。
私、本当に友だちが少ないけど、全員まじで尊敬していて好きな友だちしかいないの、幸せです。
恵まれてる、と思う。
私はなかひろに対して、安っぽい共感しかできないような人間でいたくはないし、
なかひろが考えてることとか、これからやろうとしてることとかを、芯から分かりたいし、
分かった上で、私がどう思うかは全く別のこととして、それでもなお、
まるごと全部肯定したいな、と思っている。友だちだからです。
あと、人としゃべってて、まだ言語化できない気持ちが自分の中にあるなーと思えるの、
なんか良くないですか。
私こういう、まだ先がある、とか、行き止まりじゃないっていう感覚が
すごく好きなんだと思う。希望を感じる。
まぁ希望と絶望とはごく近しい位置にいるので
まだ終わらないのかよ、いつ終わるのかよ、という絶望とごく似てはいるけど。
まだ先がある、まだ知らない感情がある、という希望があるのって、良くないですか。
私30年生きても、まだ言葉にできない気持ちがあって、それをどうにか言葉にして伝えたいので、まだ頑張りたいな、と思った。
最後は「言葉にできない」って言って、ラーラーラ♪ララーラ♪つって死ぬのかもしれないけど、今はまだそうしたくないぜ。

今日もバカみたいに文章が長い。バカの文章。

never ending festival

2017年8月2日 (水) 23:44

フジロックフェスティバル

男の子の「すきなもの」のほうが信頼できるのではないか。
私がアンリ・ルルーだベルナシオンだパトリック・ロジェだサードウェーブコーヒーだリーディングヌックだビーントゥーバーだバルだカフェだ喫茶店だと騒いで散財している間、
男はカレーとラーメンと牛丼とかあれば元気に生きていけて、
Tシャツとジーパンで一生問題ねぇやん。すごくない。憧れる。

と、ここまで書いて、偏見もいいとこだな、と思ったので、
この話はもうおしまいにします。
なんとなく最近感じたことを文章にし、自分のなかで括ってやりたいと思ったけど、
まぁ、ちょっと、無理があったっす。失礼しました。
別に括んなくていいや。
単に私は「毎食カレーかラーメンでよくて、Tシャツとジーパン以外の服を持ってない」みたいな男がすきだって話です。
括る意味なかった。

えーと、今年もフジロックが終わってしまいました。
ひさしぶりに、結構雨でしたね。
いいテントにしといてほんとよかったです。姉(棟梁!)がひとりで建てたけど。
今年は初めて前夜祭から行ったけど、なかなかよかったです。
花火も見られました。花火ってええもんよね。

年々「もったいないからせめてトリぐらいはちゃんと見なきゃ」的な気持ちが無くなっていて、
今年はBjörkも観ないでその時間は風呂に入ってました。
せっかくやからBjörkを観ておきたい気持ちと風呂入ってちょっと寝たい気持ちがせめぎ合って後者が勝った。
まぁ別に、自由に過ごせばいいよね。今年もたのしかったです。

しかし4日間行くと「お野菜不足」が深刻で、
フジロックはごはんが超おいしいんですけど、大体が「米と肉」みたいなやつになってしまって
胃があんまよくねぇ感じになるわな。歳なのかな!
生野菜がたべたくてしょうがなかったので、帰宅してサラダをつくって食べたらめちゃくちゃおいしかった。
みんな野菜不足問題どうしてんの?野菜ジュース?
来年レタス持っていこうかな。

あとマーキーと苗場食堂で2回never young beachを見て、なんかものすごいよかったので
ぜひワンマンに行こうと思ったら結構売り切れてて岡山でのライブに行くことにしたわ。
遠いけど旅行がてら。岡山って何あるんかな。桃太郎か。
パッと見、なんでもないような歌詞で、明るい感じの、似たような曲が多いのに、
なんかふいにきゅんとして泣きそうになるのnever young beach。
恋かも。
バンド名もいいぜnever young beach。

How’s your life

2016年7月26日 (火) 22:39

フジロックフェスティバル

フジロックが終わってしまいました。
今年もあっという間に終わってしまったなぁ。
悲しい&さみしい。
フジロックが終わったらもう夏に用事はないので、早く秋になってしまったらいいと思う。

ここ数年、フジロックが終わったあとにブログを書いてるけど
終わったあとの虚無感がすごすぎて…年々ひどい。
行く前に書いた方が楽しげな感じが出せると思うねんけど、どうかな。

行く前はちょっと面倒くさい(だって新潟遠いしめっちゃ荷物重いし私も虫とか嫌いやし人が多いのも行列に並ぶのも大嫌い、あと暑いもの雨も嫌)と思うのに、
帰ってきたら上記もろもろを全て忘れ去り、「なんでこんなすぐに終わってしまうん…」と思うから不思議。

とはいえ今年もずっといい天気で、新しい椅子とテントは軽くて快適で、大変よかったです。
のんびりしたなぁ。今年もがっつり日焼けしました。
3日目がまじで人多いと思ったら1日券売り切れてたのね。どおりですごかったわ。
あと今回チケットじゃなくてリストバンドそのものが送られてきたので引き換える時間が省けてよかった。
ICチップは何がどうなってんのかよくわからんかったけど、何かが改善されたのならよかった。

姉は今年もよく飲み、よく食べ、よく眠り、
もくもくとテントを建て、そのテント内にリュックの中のものを散らかし、
1曲も聞いたことないバンドで楽しそうに踊り、派手なアフリカ民族柄のズボンと蛍光ピンクのTシャツを買い、
日曜の夜に苗場を去り、月曜の早朝にはもう出勤していた。しかも今日から仙台に出張。
姉が一番ロックでパンクだと思う。今年もありがとう姉。お疲れ様。

私は月曜の朝、東京に戻って荷物を送ったり昼寝したりしてから飛行機で神戸に戻ってきたのだけど、
丸3日間も山の中にいたのが嘘みたいな、全部夢だったみたいな、そういう気持ちになったよ。
疲れたのもあるけど、なんか長い映画を観たあと映画館の外に出たときみたいな感じ。

神戸空港から電車を乗り継いで、家についたらアマゾンから届いてたWhitneyのCDと
コーヒーミルを掃除するためのブラシをポストから出して
玄関に「キャタピー」がいたので捕まえて、
録画してあった「アメトーーク 夏フェス芸人」を観ながら
(今年はヘブンでハライチの岩井を、その2時間後くらいにホワイトで澤部を目撃した、かわいかった、やしろ教頭には会えず)
羽田空港を使うとき絶対買う千疋屋さんの杏仁豆腐(今日は白桃ソース)を食べ、
20時くらいには寝てしまった。多分布団に入って5分もせんうちに寝た。

また1年後、面倒くさがりつつも苗場に行くと思う。
早く夏にならねえかなあー。

ここは元から楽しい地獄だ

2015年7月30日 (木) 20:08

フジロックフェスティバル

フジロックが終わってしまった。もう1週間がたとうとしているのだ。地獄だ。

3日間行くようになってからはまだ2年目なのだけど、
3日ともいいお天気で本当によかった。のか?いや、そんな晴れんでもいいねんけど、曇りくらいで。
雨の用意は周到やのに暑さ対策がいっつも弱い気がする。
初日とか完全に雨のつもりで行ったので、ガンガン日に焼けてしまった。
しかも夏休み明けの子どもみたいな、あまりきれいではない焼け方だ。ずーん。

今年はあんまり疲れず、木道亭でのんびりしたりできたから良かったなぁ。
特に誰にも聞かれてないけど個人的ベストアクトは奥田民生でしょうか。
民生が好きすぎる、もう、鷲掴み!!!って感じ、ひとり股旅いこうかなぁひとりで(外野はまだチケットあるみたい、外野て)。
ハナレグミも最高でしたね。神様か、と思いました。
逃して後悔してるのはサニーデイサービス(漏れ音で”恋におちたら”が聞こえたし、後で調べたら”スロウライダー”も”BABY BLUE”もやっとるやないか!ぎゃー!)、
もうちょっと聞きたかったのはtwenty one pilots(星野源を見るために移動してた)、
うきゃー!フジロックたのしーい!ってなったのはOWL CITY(キラッキラよね)、
うわー本物!ってなったのは椎名林檎(見てる人が男女問わずみんなうっとりモードになってて楽しかった)、
いいもん観たな、ってなったのは吉川晃司(ビーマイベイベー)、といったところでしょうか。
星野源はライブ初めて見たけどもう「負けを認めます」みたいになった。
じゃあ聞くけど星野源の何が嫌いなの?もう認めよう、あいつめっちゃいい曲作るぞ。
木道亭で聞いた栗コーダー&ビューティフルハミングバードも良かった、あとハンバートハンバートCD買う、あ、サンフジンズも。

思い返すとあっという間でしたが
なんだかんだで今年も無事に3日間を終えることができましたね。
ピザももち豚も食べられたし、言うことないんじゃないでしょうか。
新たに装備した寝るときのマットとエアー枕もバッチリでした。
3か所の虫刺され跡も、腫れが引いてきたし(遅い)。

来年も楽しみにしています。
どうかみなさんお元気で。

京都が暑かった話

2014年7月29日 (火) 10:55

フジロックフェスティバル

フジロックフェスティバルに行ってきた。
あっという間に終わってしまったので、さみしい気持ちと、疲れたなぁーみたいな気持ちが一緒にある。
こんなお金かけてわざわざ新潟まで行ってフェスなんて、と思う気持ちも正直ゼロではないんですけど、でもむっちゃ楽しいし、行ったら行ったでまた来年も来よう!とか思うし、結果来年も行くんやろなーと思う気持ち。
休みさえ取れればな。まぁ有休を。
さらにフジロックはごはんがおいしいので良い。

デーモン・アルバーンがものすごくかっこよくて、好きになってしまった(恋してしまった、の意)
oasis派として生きてきたので、ゴリラズは何枚か聞いたもののblurは5枚目のアルバムしか持ってないし、もっというと「song2」しか聴いてない。
ただし生デーモンがものすごくかっこよかったし、oasisはご存知の通りあんな状態やし、リアムはクソみたいなバンドをやってるし、なので鞍替えしてやろうかなと思ってる今。

あとは電気グルーヴとウルフルズと、クロマニヨンズを観れたのがうれしかった。
長く音楽を続けている人たちの音に宿る覚悟みたいな、決意みたいな、そういう胆の据わった何かを、広い場所で大勢の人と聴くのがたのしいし、だいすき。
つーか51年生きた人の歌うサビの歌詞が「ギリギリガガンガン ギリギリガガンガン 今日は最高 今日は最高の気分だ」って、そんなん許されるのかよ。すげぇな。むちゃくちゃかっこよかったです。
と思ったらこれはマーシーが書いた曲なのか。

ナカヒロにも久しぶりに会えてうれしかった。特別「久しぶり」感がなかったのはインターネットと郵便のおかげですね。
あんまり一緒にいなかったですけど、すきで行ってるフェスですから、お互いがすきに行動しないなんてどうかしてると思うので、これでいいのだ!
また苗場で会いましょう。

i’m at GREEN STAGE

2011年8月1日 (月) 21:39

フジロックフェスティバル

フジロックが終わってしまった。
フジロックが終わってしまった。
かなしいかなしいかなしい。
また1年待つのか。
さみしいさみしい。

今年はおねいちゃんと行ったので、いろんなことがさみしくなくて、とても楽しかったです。
おねいちゃんどうもありがとう。
普段は安室奈美恵やリップスライムなどのリア充ミュージックを聞いているのに、この季節になると、なんの抵抗もなくフジロッカーに早変わりするおねいちゃんのこと、良いなぁと思ってます。
たまに「ユーカリを食べているんじゃないか」と思うほどのボケっぷりではありますが、そんなところもおもしろくて良いと思います。

CSSまた来日せんかなぁ。
ライブむちゃくちゃよかった。

みんなに「雨がひどくて残念だったね」と言われますが、とくに残念なかんじもなく、例年通り楽しめました。
あ、朝一のレッド前で、写メを撮るストレイテナーのシンペイちゃんと、写メを撮られるlostageの五味さんを見ました。お兄さんのほう。
ふたりともいい笑顔でした。

今日は会社でもあたたかく迎えられたし、よかったよかった。
うちの会社の唯一の良いところです。

はー、今週末はロッキンか。
靴乾くかな。

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