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高慢と偏見と傲慢と善良とテルマとルイーズとボニーとクライド
2024年5月17日 (金) 22:58
マーライオンのジャケット・アートワーク展示「ごきげん展」@渋谷HMVに向けて、せっせと売るものを作っている。在庫が何もない状態から始めているので、毎週末制作でかかりっきり、平日夜も稼働、みたいな状況。
シルクスクリーンは去年ほとんどやらなかったので、だいぶ久しぶりではあるけど、下手になっている・手順を忘れている、みたいなことはなくて、一安心しています。シルクスクリーンは「刷る」という行為自体は本当に数秒で、素材を揃えて版下を作って製版して刷り台をセッティングして、という前段階の準備が圧倒的に多く、手間がかかる。段取りだけが重要であり、「刷る」行為そのものは、最後の仕上げ程度でしかない。
私は仕事でも「“根回し”と“段取り”ばっかりやってるなぁ~」と思うけど、休みの日もこうやって、“根回し”と“段取り”ばっかりやっている。もしかしたら人生って“根回し”と“段取り”だけやって終わるやつ?みんなの人生はどうですか。
とは言え、“根回し”と“段取り”が上手く出来れば、かなりの範囲に応用が利くなぁと思う。料理とかも“根回し”と“段取り”でしかないやん。特技を書く欄があったら「根回しと段取り」って書きたいな。どこにそんな欄が。
最近はシルクスクリーンで作るもののサイズが大きいので、紙で原寸の見本を作るために「切り貼り(きりばり)」をやっている。家のプリンタだとA4サイズまでしか印刷が出来ないから、例えば50cm角の原寸見本を作ろうと思ったら、これを4枚とか6枚とかに分割して印刷し、貼り合わせる必要がある。
「切り貼り(きりばり)」は専門学生時代の必須テクニックだった。当時も家にはA4プリンタしかなかった。それだってバイト代でどうにか買ったもので、インク代や紙代で維持費もかかるし、ちょっと背伸びした買い物だったと思う。A3プリンタは学校で使えたけど、各教室に1台しかない。1年生のときは家にプリンタがない子が私以外にも何人かいて、課題の提出前や提出当日はプリンタの取り合いになる。A3プリンタを確実に使うためにめちゃくちゃ早起きして(もしくは徹夜明けで)学校に行き、プレゼンボードを作るために必要なものを出力したりしていた。管理人さんが鍵を開けてくれる前に友人に会うと「おはよう、出力?」「うん、何枚?」「3かな」「俺5だわ、先やっていいよ」と言い合ったり、出力してるあいだに2~3人増えたり、授業が始まるまで時間が空いたら公園で朝ごはんを食べたりして、あれ楽しかったな。
「切り貼り(きりばり)」が出来るようになってからは、大体のものがA4プリンタでまかなえるようになった。手順としては重ねて→貼って→切って→裏から貼る、でごく単純だが、継ぎ目が見えるとダサいし、ズレてるなんてもってのほかで、案外難しい。特に背景色が黒っぽいデザインの場合は継ぎ目に紙の色が出やすいので、いかにも切り貼りしました感が出てしまって難しい。
あんまりうまく出来ないまま提出すると、先生に「デザインは良いけど手が汚い」とか言われたりすることもあって、くやしかった。この場合の「手が汚い」っていうのは、汚れてるから石鹸で洗いなさいとか手荒れしてるとかいう意味じゃなくて、仕上げが美しくない・デザインとは別の部分で手を抜いている、みたいな意味なんですけど、業界用語なのかもしれん。多分。知らんけど。
最初は「デザインが良いならそれで良いやんけ」と思っていたけど、だんだん意味が分かってきて、「手がきれいなことのほうが、デザインが良いことや作品が良いことよりも重要な局面、結構あるぞ」と思うようになった。今もそう思う。
次回はいつも行ってる大阪の作業場じゃなくて、家から近いほうの作業場に行ってみることにした。機材が変わるけど、たぶん学生のときに使ってたのと同じっぽいので、やれるはず。こっちのアトリエの方が分割せずに大きいのが刷れるし、楽しみです。最終的にはmarimekkoぐらい大きいやつ刷ってテーブルクロスとか作りたい。自分の絵を拡大するのって、なんか分からんけどめっちゃおもしろくて楽しい。大きいのを描くんじゃなくて、小さく描いたのを拡大するっていうのがおもしろい。何がどうおもしろいのかは自分でも謎で、まだ言語化できてない。カミングスーン!
暴力
2024年5月14日 (火) 21:38
土曜、友人と会ってタコスを食べ、お茶を買いに大阪まで出て、ラーメンを食べて帰った。友人は午前中美容院に行ってきた帰りで「美容師さんに、このあとどっか行くんですか?って聞かれてな、友だちに会いますって言うたら、何の話するんですか?って聞かれたわ、仕事の話とかかなって答えたけど、みんな友だちとなんの話するんやろな」と言っていた。確かに、友だちと会ったら何の話をするものなんだろうか。
ラーメン屋を出て別れたあとの帰り道、私たち今日なんの話してたかな、と考えたけど、まとめると「価値観のすり合わせ」をしてた、と思い至った。確かに仕事の話もした。私と友人は比較的近い業種で、比較的近い職種であるので、当然仕事の話はする。最近こういう仕事をした、こういう案件があってこういうソフトを使う機会があった、こういうクライアントがいる、みたいな話だ。でもこれって別に「業務報告」ではないから、だから話していることの根っことしては「価値観のすり合わせ」だなと思う。「すり合わせ」ってところがポイントな気がする。私も友人も「価値観を合わせたい」みたいな意識は無いし、20年近い付き合いなので、この期に及んで「価値観の違いで離別」なんてことは起きないし(まぁ起きるかもしれんけど、でもそうそう起きない、もし起きるとしたら離別の前にもっと複雑に段階を踏むはず)、「価値観が違うから嫌いになる」なんて幼稚な展開にはならない。ならないと分かっていてなお「価値観のすり合わせ」をしているということはつまり「私、なんか変なこと言ってないかな」とか、「私らしからぬことを言ってないかな」とか、そういう「チューニング」をしているんじゃないか。「20年前を知ってるあなたから見て、私はどっか変わったかな」、「変わるのは良いけどこれは良い変化かな、どう見える?」「今こういう経験をしてるけど、同じ経験がある?あったらどんな感じか聞きたい」っていう、これは「チューニング」なんじゃないのか。
「自己紹介」が済んでいる場合、友人と話すことなんて「価値観のすり合わせ」以外に何があるだろう。………「自己紹介」が済んでいる場合って意味わかる?わからない??わからないってことは、あなたと私はまだ「自己紹介」が済んでいないのかもしれない。
日曜、母と立川談春アニさんの独演会へ。私が「アニさん」などと呼んでいいはずがないことはもちろん分かっているけど、でも「アニさん」と呼びたくなる。
今年は芸歴40周年らしい。そんなに長いの?と思ったけど、落語家は入門したところから数えることになっていて、二つ目でも真打でもなく、つまり談志に高座名をもらったところから40年、ということだそうだ。なるほどな。ご本人は「でもお金いただけるようになってからは20年くらいです」とおっしゃっていた。うーん、それって長いのか短いのか全然わからん。
根多は「慶安太平記」と「居残り佐平次」、小春志さんの「千早ふる」でした。小春志さんは去年真打に昇進されて、元の名前は「こはる」さんだったのだけど、志の字をつけて「こしゅんじ」さんになったようだ。志はもちろん立川談志の志(のはず)。かっこいい名前~!
慶安太平記って初めて聞いたけど、講談も聴いたほうがよさそう。そもそも慶安の変ってどっかで聞いたことあるか?全くない気がする。日本史?日本史なの?聞いたことないと思う。こういうときって結構「あぁ私には教養がない」と思い、まるっきり馬鹿みたいな気持ちになるのだけど、その都度「落語っていうのは、人間の業の肯定だ」と言った立川談志のことを思い出して眉間から皺が消える。そうだったそうだった、慶安の変くらい、知らないなら調べればいいよ。私は全く、この程度のことで、なーにを深刻な顔をしとるんだ。ははは。
「居残り佐平次」は遊郭に居残って(お金を払えなくて帰れないことを居残り、と言います)最終的には勝手に小遣い稼ぎをし始めて、店の旦那も、これもうどうにもならんな~ってなって、佐平次は結局着物とかまでもらってタダで帰っていくっていう噺なんですけど、談春アニさんは「何百年経ってもおんなじなの、今だってホテル泊まって10時か11時かで出てくださいねって言われるでしょ?でももうちょっと寝かせてくれよって言ったらさ、良いよ、良いけどお金もらうよ、って言われるでしょ?そんで15時過ぎちゃったら次の日の分もお金ももらうよってなるでしょ?200年ぐらい前でもおんなじなんです」と言っていた。落語を聞いてると江戸時代ってぜんぜん最近のことみたいに感じるというか、装飾が違うけど基本にしてる型は同じもの、みたいな感じがする。
古典が好きなのはこういうところだ。どんなに長い時間が経っても、人間はどうせ人間でしかなく、私はそのうちのただひとりに過ぎないのだ、と思うと、ふっと凪いだような気がする。大きい川を見ている時の気持ちに似ている。
春忘却
2024年4月30日 (火) 21:01
ゴールデンウィークは毎年メディアが「○○日有給休暇を取得すれば○○連休に!」みたいな言い方をするけれど、実際は「間は普通に営業してますよね?これを○○日にお願いできますよね?」みたいなことで、しっかり仕事がある。みんなもそうですか?よほど前々から根回しをしておかんと、こんなタイミングで「○○日有給休暇を取得」するのなんか、無理じゃない???
あと、そんな熱心に根回しをしてまで、こんなどこ行っても混みそうな、割高な期間に休みが欲しいと私は思わんし……
よって、少し休んでは働き、また少ししたら休み、みたいな感じ。家族旅行に参加しそこねたけど、しょうがない。
スパルタローカルズがワンマンをやるというので見てきた。なんやかんやで再結成してからもう10年経つの、やばい。
20年言うてるけど、スパルタローカルズかっこいい。まだかっこいいわ。なんでやねん。どうなってんねん。
ライブ中、何度か「これは思い出補正なのか?思い出補正ありきのかっこよさか?」と頭をよぎったけど、でももしそうなら、それも含めて続けてること自体がかっこいいから、結局かっこいい、と思い直した。歳を取って失うものが絶対にあるけど、それは歳を取って得るものと対になっているよな、と思った。歳を取って得るものが多いかどうかは、結局どうやって生きてきたかによると思う。あと、妙に色気があり、おじさんになったスパルタローカルズ、エロいな~とも思った。まぁ20年前も色気があるバンドではあったけど、エロくはなかった、はず。
コウセイおじさんが歌う「ハート」は当時より沁みたわ。良い曲だね。当時27歳の安部コウセイ、と思うと胸がくるしい。最近この「当時○○歳の○○」を見て胸がくるしくなるやつを頻発している。「Love you」当時26歳のKYG……とか「TENDER」当時26歳のホリエアツシ……とか、すごいきゅんとなる。「あのころはよかったな」みたいなのじゃなくて「こんなとこまで一緒に生きてくれてありがたいな」みたいな感じ。この感情の名前なに?まぁ「こんなとこ」は私の年齢を指すので、本人たちからしたら当時も今も「知らんがな」でしかないけど、でも何かを世に出して、それを10代の人間に刺したら、刺さったまま35歳になるってことは十分にあり得るし、私は多分刺さったまま死ぬし、こういうのって双方が当時は想定してないことっていうか、双方コントロールできるものじゃないやん。そら胸ぐらいくるしなるわ。
あと全然関係ないけどMCでちょっと博多弁をカマすの、ズルいと思います。草野マサムネさんもたまにやりますね、あれはズルい。方言てズルない????
20年来の友人が映画を観る人になったので(別に私の影響とかではない、全然関係なく)一緒に名画座へ行き「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」と「バーレスク」を観てきた。私は今よりもっとお金が無かったころに目黒シネマと早稲田松竹に通いつめており、名画座には恩しかない。シネスイッチ銀座もです、お世話になりました。ざっくり言うとロードショーが終わった映画をかけるのが名画座です。タイミング逃して観れてない映画を映画館で観られるとか、2本立てやのに安いとかもあるけど、私は「何と何を2本立てにするか」というところに名画座の魅力を感じるのが好き。「モテキ」と「(500)日のサマー」を2本立てにした目黒シネマのこと一生好き。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」と「バーレスク」はどっちも観たことある映画やけど、1回観たことあるだけの映画をそんな細部まで覚えてることは無いし、数年越しに観て感じる映画の良さや自分の捉え方の変化がおもしろいので、全然気にせず観る。休憩中はおやつに買っておいたかしわ餅を食べて、終演後はグリル一平に行ったのも良かった。名画座と洋食ってすごい相性良いと思う。なおかつ新開地・湊川エリアは開拓すべき洋食屋がいっぱいあるので、積極的に新規開拓していきたい。
エンカウント
2024年4月26日 (金) 22:11
お知らせに掲載したとおり、マーライオンのジャケット・アートワーク展示「ごきげん展」@渋谷HMVに参加することとあいなりました。何かの展示に参加するの、4年ぶりぐらいと思う。楽しみです。
マーくんがいつも、一生懸命準備して、いろいろ考えて、楽しく活動を続けていることが、とても素晴らしいなと思う。もちろん楽しいばっかじゃなくてしんどいことやつらいこと、ままならんことだってあるだろうけど、少なくとも私の目に見えるマーライオンはいつだって楽しそうで、ごきげんだ。いいぞいいぞ!と沿道から声をかけつつ、私もごきげんに何かを作って生きたい。
「ごきげん展」はマーライオンがこれまでにリリースした楽曲のジャケット・アートワークを一堂に集めて原画や複製原画を展示し、作家さんたちのグッズを購入できる、というような内容になる様子。私は『愛模様』のジャケットデザインを担当したので、その展示・販売と、あとはシルクスクリーンでいくつかグッズを作るので、それを販売する予定でいます。
「シルクスクリーンでいくつかグッズを作る」と言っているとおり、手元にまだなんの商品もないです。全部これから作ります。去年はシルクスクリーンを再開して、ウェブショップも開けたし、ある程度は在庫を持つようにしたいな、と思っていたのだけど、全然そうなっていない。去年何しててん、と思うなかれ、去年は200本映画を観ていました。忙しかったなぁ去年。
今年こそは「ある程度は在庫を持つ」を目標として頑張ります。「ある程度」ってどんな程度なんやろな。
とりあえず作業場の予約を入れたので大丈夫です。作業場の予約=刷る日なので、これさえ決めてしまえば、近未来の私がなんとかします。
まずは半てぬぐいが欲しいので、2種類ほど作ります。半てぬぐいは手ぬぐいを半分にしたサイズでして、これがハンカチとして使うのにすごくちょうどいいので、定番商品として作りたい。あとは推し色のグッズが何か欲しいなぁとちょうど思ってたので、キーホルダーも作るつもりです。推し色のグッズって何色ぐらい作るのが良いんやろな~弊推しは7人やから7色やねんけど、もっと人数多いとこもあるもんな。どこを参考にすればええんや、Snow Manさんですか?Snow Manさんは何人のグループなんやろ、と思って調べたら9人だそう。
ポスターを作ってみたいな~とずっと思ってはいるものの、どういうのが良いかあんまり……いつも布に刷ってる感じのを紙に刷る?と思いはするけど、それなら布に刷ったほうがお得(お得??)な気もして、未だ制作に至らず。ポスターな~3色か4色くらいで、気合入ったやつ刷ってみたいねんけどな~まぁ手で刷らんでもいいねんけど。
とは言え今、ちょうど良い距離感で制作が出来そうな予感があり、これはかなり良いグルーヴです。ぜひ沿道からご声援をお願いいたします。
1986
2024年4月24日 (水) 21:58
急に広島に行ってきた。これといった理由はないけど広島が好きで、これまでに5~6回行っている。出張とかで行ったのも含めたらもっと行ってる。
広島が好きな理由をいくつか挙げてみようと思う。
①街としての規模感がちょうどいい
なんとなく神戸にサイズ感が似ている。いや、面積で言えば広島市は神戸市の2倍近いが、買い物をしたりごはんを食べたりするエリアのサイズがかなり似ているように思う。神戸で生まれ育ったので、これぐらいの規模の街はとっかかりやすいと感じる。面積に対して人口は神戸より少ないので、道や駅が空いているのも良い。
②路面電車がある
乗り物で一番好きやと思う。路面電車があるだけでうらやましいし、広島の路面電車は観光用というより普通に市民が使っているのも良い。2両くらいの古い車両が車のあいだをゴトゴトしているのもかわいくて好き。
③むさしがある
思い出すと食べたくなる。お弁当でもいいし、イートインもいいし、とにかくむさしが好き。広島に行かないと買えないところも良いと思う。
3番目に挙げたけどむさしがあるのはかなりでかい。広島市内だけでなく、私は尾道にもかなりの回数行っているし、竹原や福山、鞆の浦にも行っているけど、でも市内以外ではむさしを買えないんです。あ、福山には最近出来たけど。
戦略なのかどうかは知らんが、もし戦略やとしたらすごい上手やと思う。だって梅田のデパ地下とかで普通に買えるとしても、多分買わんもんな……そういう食べ物ってあるやん。ほら崎陽軒とか。
何度も行っているわりに広島平和記念資料館には行ったことがなく、今回初めて行ってきた。先週「オッペンハイマー」を観たこともあって、今かな、と思って……かなり構えて行ったわりに、何度か休憩せんと進めんぐらい泣いてしまい、やっぱりしんどかった。
修学旅行生や外国人観光客でかなり混雑してたけど、ほとんど誰もしゃべらなかったし、みんな一生懸命展示物を読み込んでいたのが印象的ではあった。みんなこうやって、人の死や、人間がやった愚かなことに向き合えるのに、よその国の昔の話と片付けたりせず、資料館へ足を運ぼうと思う人がこんなにたくさんおるのに、今もまだ戦争がなくならないのはどういう理由なんや、と思うとつらい。
神戸でいつも使っているレンタル自転車が広島にもあるので、半分くらいはそれで移動した。広島市内はほとんど坂が無いので、自転車でどこまででも行けるけど、道がぜんぜんまっすぐじゃないので、すぐ迷子になる。川があるので、向こう側へ行きたければ橋を渡る必要があるのも難しい。どこに橋があるのか、現在地から近いのはどこか、が分からないので、行き過ぎては戻り、離れては戻りして移動した。自転車たのしい。
資料館以外にも3つの美術館に行ったけど、どこも神戸やったら考えられへんぐらい空いてて嬉しかった。空いてるとゆっくり見られるし、自分のペースだけで周れるから満足度が全然違うと思う。
最終日に観た企画展で「チューブ入りの絵の具が一般化したので画家たちは野外で制作が出来るようになった。作品のサイズが小さくなっているのはそういった理由から」という旨のキャプションを読み、ふふふ、と思った。言われてみれば当たり前やのに、でもチューブ入りの絵の具をお道具箱に詰めて、キャンバスを背負って出かける画家を想像するとかわいい。画家が道具を変え、道具が導いた作風があっただろうと思うと楽しい。
ざっと100年ぐらいを複数の画家の作品で繋いで見せてくれる展示が好きだな、と思う。人は人がつくるものに、多かれ少なかれ影響を受けるし、受けざるを得ないのがよく分かるし、それがおもしろい。
帰り際、駅で買い物をしていると、レジのところで割り込まれた。いや「割り込まれた」かどうかは微妙なところで、私は並んでいるようにもいないようにも見える中途半端なところに立っていたし、そもそもよそ見をしていたし、割り込んだとされる方は反対側から来たし、明確に並ぼうという意志を持ってそこに立ったし、だから「割り込まれた」かどうかは正直かなり微妙。少なくとも悪意は全くなかったので、私は「割り込まれた」と思っていなかった。どちらかというと「私たち、ほとんど同時にレジに着きましたね」ぐらいの気持ち。
お連れの方は娘さんだったようで「お母さん割り込まないで、ちゃんと並んでよ!」と結構な大声で怒り、その人は「あらぁごめんなさいね、並んでいらっしゃったのね、ごめんなさいね」と謝ってきたけど、私は別に急いでもないし、そもそも並んでたのかどうか自分でも自信がなく、さらにひとりやふたり先にレジを通ったって何という事もないので「いえ、お先にどうぞ、大丈夫です」と答えた。娘さんはまたも「ありがとうございます申し訳ありません、お母さんちゃんと謝って!」とまた結構な大声で怒っていた。そ、そんな怒らんでええやないの……と思ったけど、別に余計なことを言う必要もないので、私はまた「全然大丈夫です、お先にどうぞ」と言った。娘さんはなおも「お母さん順番ぬかししてるんだよ!恥ずかしい!」と声を荒げていらっしゃって、気まずかった。そ、そんなに怒らんでも……なんでや……
その方たちはレジを終えた後また私に向かって「すみませんでした」と頭を下げ、最終的にはレジの店員さんまで「すみませんでした、譲っていただいてありがとうございました」と言ってきて、さすがに過剰じゃないですか、と思い、むしろ私が申し訳なかった。
こういうとき、誰も嫌な気持ちにならずに場を収めるにはどうすればいいのか、と思って新幹線で考えたけど、最適解は見つからなかった。でもやっぱり、そんな謝られることでもないし、そんな怒ることでもないと思う。
たまにこういう「実母にものすごいキツくあたる娘」を街中で見ることがあるけど、いつもモヤモヤする。一見すると「母親がかわいそう」に見えるのだけど、一概に「母親に優しく出来ない娘が悪い」とは絶対に言えない「何か」をヒシヒシと感じる。
エクリプス
2024年4月10日 (水) 21:13
4月に入って少し落ち着くと思いきや、年明けから3月にかけて「すみません4月になったら対応しますので、すみませんすみません」と言ってよけた分の仕事が大盛りあって、あんまり落ち着かない。
急な来客があってリビングのものを一旦全部クローゼットに押し込んだ時の感じに似ている。見えなくなっただけで、片付いてはいない。
友人のポッドキャストを聞いていたら恵方巻の話をしていたので、今が何月か分からなくなり、なんだかクラクラした。恵方巻ってなんやっけ、恵方巻、あの、お寿司を、え、今日が節分か?いや節分は2月、2月って何、2月っていつ、今は何月なの、となり、家に着いたのにどうやって家に入ればいいのかもわからなくなった。こわい。家に入るためには鍵を開ける必要があるよ。疲れてるのかもしれない。
夜、20年近い付き合いの友人と話していたら「10代より20代より、30代のほうが抜群に人生が楽しい」ということで意見が一致した。20代のころに出来なかったこと、出来なくて苦しかったこと、もどかしかったこと、みじめだったこと、などが全部良い意味でどうでもよくなってきたと思う。いま現在は、過去を常に変え続けているな、と思いつつ、22時過ぎには通話をおしまいにして寝た。
翌週、Vampire Weekendがテキサス州オースティンでやるライブを無料配信してくれるというので、観た。日本時間だとライブ開始は午前2時ごろ、終わるのは4時か5時くらいになるだろうと思ったので、21時に一旦お布団に入り、2時前に目覚ましをかけた。
あんまりちゃんと分かってなかったけど、アメリカでは皆既日食が見られるということで、そういうライブだったらしい。まじでちゃんと分かってなかったので、徐々に空が暗くなっていくのを見ながら「え、なに、通信状況があんまり良くないんかな、でも無料で見せてもらってるしな~」などと、暢気に思っていた。MCでやけに「エクリプス」って言うてたけど、そういうことかい。まじで分かってなかった。英語力も終わってる。
部分日食みたいなのは何年か前に家から見た記憶がある(いやあれは月食か?わからん)けど、皆既日食ってこんな暗くなるんやな。ライブ配信は定点カメラで全景を写してくれていて、だからものの数分のあいだに真っ暗になって、また明るくなる、というのがちゃんと見えておもしろかった。iPadでNASAのライブ配信を並行して見てたら、あの、黒い丸のフチが光るみたいな、あのよく見るやつが写ってて、それもおもしろかったです。あれほんまなんや……と思って……
現代では皆既日食ってものがあって、次はいつで、ここで見られるよ、みたいなのを、ちゃんと研究したり勉強したり観測したりしてくれる人たちのおかげで知れるから「わぁすごいな~」で済むけど、昔は怖かったやろうな……だってお昼に「ちょっと曇ってきたね」とか言うてたらこんな、ものの数分で真っ暗になるってことやろ。怖かったやろうな。世界終わるんかな、と思いそう。
この日はエズラくんのお誕生日だったらしいのだが、もう40歳だそうでびっくりした。そんなに?……でもそうか、1枚目のアルバム買ったとき、私まだ18とかやったもんな、そらそうか。
the way that we can ride
2024年3月17日 (日) 22:31
月曜、今日から計画的に残業をしていく。なるべく残業しない人生にすると決めて15年ほど経つが、年度末は案件が多いのでどうしようもない。年度末には抗っても無駄。
とはいえ残業が憎い。残業の何が嫌いって、まず生活を奪ってくるでしょ?仕事が終わって、さて今日は牛乳を買って帰るぞ、とか、坂道を登りながら聞くラジオとか、マンションの階段を上がっているところでちょうど受け取れる宅配便とか、夕飯に食べるれんこんにゆっくり火を入れる時間とか、そういう、ただの生活を、奪うでしょ?私は「生活」を愛しているので、生活を奪うものや破壊するものはすべて嫌いだ。はーやだやだ。まぁ納期落とすのも嫌なので、年度末はどうしようもない。
火曜、金曜に近くのライブハウスにアナログフィッシュが来ることを思い出した。調べたら19時開演らしい。少し残業したあとでも、走れば間に合うかも。昼休みにチケットを買い、セブンイレブンで発券した。残業が続くときは、こういう楽しみを先に埋めておくとご機嫌にやれる。
水曜、夜遅く帰って食べるものとしていちばん適しているもの、それは具沢山のスープだと思う。トマト缶にたまねぎ、えのき、溶きたまごを入れ、顆粒の鶏ガラ出汁と、オイスターソースなどで適当に味付けをしたスープがどえらい美味い。なにこれ。これ多分、ナントカ酸とドウトカ酸がうまいこといってる、みたいなことじゃない?何言ってるかわかる??最近は味付けの時の塩に「ろく助の塩」を使っているが、めちゃくちゃ味のある塩でおいしい。
木曜、前述のスープを食べながら(※たくさん作って4日くらいこれを食べる、残業のときはこのスタイルが一番良い)ドラマを観ていたら、6話でかごめちゃんが死んだ。何回も観ているのでかごめちゃんが死ぬことはもちろん知っているのに、毎回泣いてしまう。かなしい。かなしいので爪をオレンジのグラデーションにした。乾かないので風呂に入れない。
そんなに涙もろいほうではないと思うのだけど、百発百中で泣くシーンと言うのはいくつかある。例えば、映画『インサイドヘッド』に出て来るビンボン(主人公のイマジナリーフレンド)が消えてしまうシーンは、絶対に泣いてしまう。今思い出しながらジワジワくるぐらい。しかもそのシーンが来るまで自分が泣く映画だとは忘れている。
金曜、昼休みにテヒョンの新曲が公開になったのでMVを観た。曲も好みだし映像もおもしろいしテヒョンはかわいい。テヒョンを撮ってほしい映画監督についての「わたし会議」を脳内開催した。ソフィア・コッポラに決定しました。異論は認めます。
早めに残業を切り上げたつもりが、会社を出た時間が開演5分前だった。一番手だと思ったので走ったけど、一番手だった。ビールをガブ飲みしながらアナログフィッシュ。普段忘れてるけど、この人たちはめちゃくちゃ演奏が上手い。州ちゃんのドラムは手と足であのサイズの太鼓を叩いているようには聞こえず、たとえば鍵盤を叩いているような硬さを感じる。かっこいいすね。
他の2バンドについては何にも知らなかったけどせっかくなので聞かせてもらった。おもしろかったです。
帰りはお腹が空いたので中華料理に寄って蒸し鶏と水餃子を食べた。後から来た60代くらいの常連らしき男女ふたりの客と店員さんたちが「大谷翔平選手の妻」についてヤイヤイ言い合っていてうるせぇーーーな、と思った。
さらに帰り際、客ふたりが私を頭の先からつま先から鞄から靴までジロジロ見てきてうっぜぇーーーーな、と思った。下品だよ。私は見せ物じゃないし商品でもない、つーか大谷翔平さんだってそうでしょうが、見せ物でも商品でもないでしょ?ただ野球やってる人でしょ?なんなん。下品だよ。コンテンツとして提供されたものかどうかの区別がつかないんだろうか。私は提供されていません。
思ったよりキレてるな、とヘラヘラしながら帰宅。
土曜、友人の息子のピアノの発表会へ。きちんとしたピアノ教室に通っているので、きちんとした市民ホールで発表会があるのだ。母の友人に教わっていた私とは大違いだ。ピアノ、本当に嫌いだったけど惰性だけで6年ぐらい通ったと思う。
6人ぐらいで1曲を演奏するうえに同期(同期!)の音がデカいので出来は正直ほとんど分からないが、本人は「緊張した」「でも楽しく弾けた」と言っていて、それは素晴らしいことだと思う。
夜は友人の家でカレイを煮たりして食べた。カレイ初めて煮た。
日曜、取り寄せを頼んだイッタラの皿を買いに行った。ティーマの21cmボウルは使い勝手が良くて気に入っている。ホワイトと迷ったけどリネンにした。良い色なんだよ。
にしむら珈琲に寄ってシナモントーストとカフェオレでおやつにした。今読んでいる本がおもしろすぎて、没入感がすごい。すっかり日が暮れたのに気が付いて、そこからもう一杯カフェオレをおかわりしてから帰宅。早めに寝て、また明日。
The Great Gatsby
2024年3月15日 (金) 22:23
カレーが好きになってきた気がする。
カレーが嫌いだと話すと、大抵は驚かれる。まぁ国民食と言っても過言ではないくらい一般的な食べ物だし、みんなが好きな食べ物として挙げられる代表作でもあるから無理もない。嫌いとは言え、もちろん食べられないわけではないから、生活にはさほど支障がない。人に出されたらもちろん食べる。
カレーが嫌いな理由はまず辛いものが苦手、というのが大きい。食べ物はどれも塩味・甘味・酸味・苦味・旨味で構成されているが、辛味は味ではない。あれは刺激、味覚じゃなくて痛覚。
痛覚を刺激され続けることによってだんだん味覚が鈍麻していく感じが嫌いだ。あとは「辛い」しか言うことが無くなる感じも好きじゃない。理性的じゃない。カレー以外にも、辛い料理は基本的に苦手だ。
カレーに限って言えば小麦粉を油で練ったものに味付けしたのを食べている感じがどうも気に入らない。まぁデミグラスソースもそれやないか、と言われたらぐうの音も出ないけど。デミグラスソースはめちゃくちゃ好きです。ホワイトソースも小麦粉をバターで練って味付けしたものを食べていますね。ホワイトソースも好きです。作るのも得意です。
子どものころは林間学校や合宿や修学旅行やスキーキャンプや、とにかく外泊するような学校行事では100%どこかしらのタイミングでカレーが出るのがしんどかった。カレーの日はもちろんカレーしか無いので、カレーが嫌なら白ごはんを食べるしかないのもキツい。なおかつカレーが嫌いな人なんて、私も会ったことないくらい「居ない」ので、みんなは嬉しそうなのだ。みんなが喜んでカレーを食べている横で、白ごはんに福神漬けをのせただけのものを食べる勇気は私にはなかった。謎の罪悪感で「私はカレー嫌い」とも言えない。
っつーか別にカレーが好きな人のことを非難したい気持ちはないし、この世からカレーを消し去る運動など全くしていない。むしろ私は、カレーが好きな人のことは好きだ。かわいいとすら思っている。なのに、カレーが嫌いな人は居ないものとして扱われているのだ。不均衡め。想像力を持て、カレーが嫌いな人間もいる。
林間学校ではそもそもイベントとして「カレーを作る」が組み込まれていることがほとんどで、それもつらかった。なぜわざわざ火をおこし、慣れない飯盒でごはんを炊いて、わざわざ嫌いなカレーを食べるのか。変なイベントだな。
それが最近、カレーが好きになってきた。きっかけはジミンちゃんだと思う。去年来日したジミンが、ココイチに行った写真を見たのがきっかけだ。推しは偉大である。
ジミンは新宿のココイチに行って、チキンカツとエビフライとソーセージをトッピングしたすごい辛いやつを食べたらしい。トッピングもりもりでかわいい。
チョロいオタクなので、私は翌日、お昼にココイチへ行った。初めて行ったので、こんなにたくさんトッピングがあることを知らなかった。辛さはもちろんのこと、ごはんの量まで選べる。「大盛り」「少なめ」などのフワッとした表現でなく、ごはんの量はグラムで表記されていて素晴らしい。
私はいちばんベーシックらしいポークカレーにごはんを200g、ほうれん草とパリパリチキン、温泉たまごをトッピングしたのを注文した。ジミントッピングをマネしたかったけど、絶対そんなに食べられないし、1日分のカロリーを全部消費してしまいそう。ジミンはいいのよ、ジミンは私の17倍ぐらいの運動量やから。
温泉たまごは、カレーがすごく辛かったらこわいので、保険みたいな感じ。ほな甘口を頼めや、というご意見があることは承知していますが、昔インドカレーの店で甘口を頼んだらお店の人が「甘口はおいしくない、辛くないとかじゃなくておいしくない、頼むからせめて辛さ1にしておいてほしい、おいしくないカレー屋だと思われたくない、もし辛さ1でも辛くて食べられなかったらチーズを無料であげる」と一生懸命言うのでそれに従った、とう経験があり、なるべくカレー屋で初回から甘口を頼まないことに決めているんです。私はカレーは嫌いだが料理は好きなので、彼がどういう気持ちで「甘口はおいしくない」と言ったのかは分かるつもりだ。
結果、ココイチのカレーはおいしかった。そんなにからくもないし、しょっぱすぎないし、くどすぎもせず、バランスが良い。
以来、ココイチには月1~2回の頻度で行くようになったし、こないだは母と南インドのカレーを出すお店に行ったし、今日は近くのインドカレー屋さんでキーマカレーとナンを食べた。サラダとスープとラッシーまでついて890円だったので感動した。安いし、おいしかった。
カレーが好きになってきた気がする。うれしい。
でも一時的なことかもしれないので、もう少し様子見します。
ビブリオマニア
2024年3月4日 (月) 20:13
土曜日、『落下の解剖学』を観た。かっこいい邦題だな~と思って……原題は『ANATOMIE D’UNE CHUTE』、フランス語で、deeplで訳すと『転倒の解剖学』になった。うーん断然『落下』のほうが良いな。
映画は序盤からエンディングまでずっと、端的に言うと「不穏」だった。シーンのほとんどが雪山の山荘か、法廷で、なんとなくドキュメンタリーっぽいカットが多く、緊張感があった。寄りすぎなんじゃないの、と思うカットや、突然ズームするカットがあることで、妙な緊迫感がある。会話がメインだが、説明のための台詞がほとんど一切ないので、自然と集中する。何かをジャッジしなければならないような気持ちになり、気を抜いていられない。何か見落としたんじゃないか、何か聞きこぼしたんじゃないか、と穏やかでいられない。
「信用する」というのは別に事実の積み重ねによって完成するようなものではなくて、単に「選択」のひとつでしかないのかもな、と思ったりした。それで言うと、私はこの映画の登場人物を誰ひとりとして信用してはいない。
「好き嫌い」と「信用」とは全然関連しないことだったよな、とも思った。っつーか「好き嫌い」ってちょっとジョーカーみたいなところがあるね。なんというか、他の感情と同列で「好き嫌い」を扱えない感じがあるというか、明らかに異質ではないかと思う。
品格がある映画だったな、と思う。めっちゃ好みでした。
映画館を出たら14時を過ぎていてびっくりした。11時過ぎに始まったのに?そんなに長い映画だったのか。2時間半ぐらいあったみたいです。気づかなかったな。
南京町にあるお茶屋さんで豆花を食べて帰った。
日曜日、『ソウルメイト』を観た。韓国の作品で香港の映画のリメイクらしい。
刹那的であることが魅力になるのって、どうして若いうちだけなんだろう、と思ったけど、これは誤りで、単に私が「刹那的であることが魅力だと感じるのは若いうちだけだ」と思っているんだろうな。
私も「27歳で死ぬ」と言ったことがあったよな、と思い出した。でも実際は、生きるのが楽しくなってきたのは27歳からこっちのほうだ。人生がちゃんと自分の手の上に乗っかっていると思えるようになったのは、27歳よりこっちだ。
とても悲しい映画だった。何かをひとつ戻せば、どれかひとつが違えば、こうはならなかったのに、とは思えないから余計に悲しい。
友愛や親愛や家族愛や恋愛や性愛に、それぞれに境目はあるのだろうか。もしあるとして、それはそんなにハッキリくっきりしたものなんだろうか。
映画館を出たら世界が明るすぎて眩しすぎて、ほとんど目があけられなかった。なんつー良い天気だ。眩しくて涙が出てくる。サングラスほしい。ラジオを聞きながら海までダラダラ歩いて、コロッケを買って帰った。
道中、計3組の観光客に「写真を撮ってもらえますか?」と声をかけられ、都度「もちろん良いですよ」と対応した。ポートタワーは改装が終わり、工事のためにかかっていた足場が取れたので、一緒に写真を撮っている人が多いみたいだった。みんな神戸どう?いい感じ?
やきそば
2024年2月29日 (木) 23:24
2月29日だ。めずらしい。毎回「前回の閏年は何をしてたんかな」と思い、結局分からないままになるので、今日は記録のために何か書こうと思う。別に何もなかった、という記録を。
ってかなんで2月から3日も引く必要があったんやろ。12ヶ月もあるねんから、まんべんなくやれば良くない?しかもなんで2月?キリが悪くない?
こういうの絶対理由あるやろ、後で調べよう。マヤ暦とかが関係ある?ない??
今朝は6時半ごろ起きた。寒いので布団から出ずボーっとしていたら、もちろん二度寝してしまい、7時16分に布団から出た。8時過ぎには家を出るので、わりと時間ない。
昨日の朝ビキッとやってしまった腰は、今日は少しマシになっている。湿布が効いたんだと思う。よかった。今日帰りに湿布買い足そう。
パウダーがパレットに入っているアイブロウを小さいブラシで塗りながら、「これ、使い方合ってんのかな」と思う。化粧って特に誰にも習っていないので、合っているのか分からないままやっていることが多々ある。明確に化粧を教わったのは15~16歳ごろ、姉にマスカラの塗り方を教わったのが最初で最後。眉毛は顔の中で一番「どうすればいいか分からない」パーツだと思う。描き足したほうが顔がシャキッとする気がするので描くけど、正解の形が分からないので、最終的には前髪で隠して誤魔化している。眉毛サロンみたいなとこに行ってみたいけど、そもそも正解の形が分からないのでオーダーが出来ないと思う。
バスは今日もほどほどに空いており、中学生の男の子が降りたあとの席に座れた。あの子はいつも荷物が重そうだけど、もしかしたらあれは「全教科カバン」なのかもしれない。
私が中学の時のひとつ上の先輩にマタノ先輩という人がいて、彼は全教科の全教科書を常にカバンに入れた通称「全教科カバン」で通学していた。「こうすれば絶対に忘れ物をしないし、家で時間割を見てそれに合わせて教科書やノートを出し入れする必要がない」という言い分だった。仲間うちでは「そんなことより重すぎる」「紐がちぎれそう」「10kgは絶対超えてる」「鈍器」という意見が大半だったけど、マタノ先輩は卒業までずっと全教科カバンを持ち続けていたし「ごめん数学の教科書貸して、マタノ持ってるやろ?」という友人たちの忘れ物に、親切に対応し続けていた。
出社して午前中の仕事。月末なので細かい確認と報告作業が多い。月末と月初は大体この感じ。
お昼は好きなイタリアンで魚介と紫蘇のオイルべースのパスタを食べた。近隣のお店で一番気に入っている。ここ、昔はセットで付いてくるバゲットが全然おいしくなくて、「このお店、何食べても全部おいしいのに、なんでパンがこれなんやろ」と残念だったけど、2~3年前から急においしいバゲットに変わって嬉しかった。仕入先を変えたんだろうか。
会社に戻って午後の仕事。引き続き細々した仕事をチマチマやる。
定時に退社してニトリへ、靴棚に敷くシートを買う。半透明やけどなんかボコボコしてるな……敷いてみてダサかったらどうしよう。でも掃除が楽かと思って。まぁ試しに買ってみる。ニトリを出たあとは無印良品へ。欲しかったポーチを買う。旅行用の化粧品ポーチがほしくて、ちょうどいいのが出てたので。ワッペンを貼って使いたい。気になってた発酵導入美容液も買った。
雨の中、歩いて帰宅。最近は歩きながら空気階段のラジオを聞いている。鈴木もぐらさんは良い声をしている。何か買い忘れてる、と思ったけど湿布ですね。もういいや明日で。
夕飯はごはん、大根とにんじんと豚こま肉とお豆腐のお味噌汁、村上重本店のこぶ大根、山芋をスライサーで千切りしたやつにわさび醤油と海苔をかけたやつ。
数十分は湯船に浸かり、23時過ぎには布団に入った。発酵導入美容液はなかなか良い使用感。ただこれが2,000円近いとなると、ちょっと高いかもしれん。気軽に買えるのは良いけどね。続けて使ってみます。
さぁ寝よう寝よう。今日もなんにも良いことなかった。良い日だった。
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