TANAKA NOZOMI

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Elle me dit

2023年5月28日 (日) 12:04

uncategorized

ライブ前に時間があるので、買い物をすることにした。家に物が多い、と嘆いているわりに、物欲は全然ある。チグハグだな、とは思う。
探していたキノピオのフィギアをキディランドで見つけて買った。本当はamiiboが欲しいんですけど売ってなくて……ニンテンドーショップにもないのよ。Amazonやと7000円ぐらいする。
BT21グッズは全部欲しいと同時に全部要らないので何を買うかを決めるのはかなり難しい。……何を言っているか分からないかもしれないけど事実なんです。1つ買ったら7つ揃えたくなるし、他のキャラクターグッズに比べて思い入れが強くなりすぎる傾向があり(だって似てるから、本人に)処分しにくい。
ただ、ハンカチや布巾は増えてもそんなに困らないし消耗品なので、デザインが気に入れば買っても良いことにしている。ゆるルールすぎる。
にしてもキディランドは世で流行っているキャラクターグッズに明確に棚を割くようになっているので見ていておもしろい。今は圧倒的にちいかわさん。ちいかわさんが強い。店のど真ん中にちいかわさんのエリアが設けられ、あの曲が爆音で流れている。あの曲のタイトルは分からんが、今ここに鍵盤があれば演奏できる。あの曲なんでちいかわさんで使ってるの?スーパーとかドラッグストアに置いてあるやつの曲よね?経緯が知りたい。別に経緯とかないのかな。

難波に移動し、千日前でせいろと鍋を買った。ようやく!せいろ買うって言い続けてもう2年ぐらい経った気がする。もちろんネットで買えるし、せいろだけなら近所のお店にもあるけど、段付鍋も一緒に欲しいし、サイズがぴったり合うことをちゃんと確認してから買いたいし、鍋を買うとなると重さや扱いの良さも手で持って確認したいし、まぁそのうち、別に急いで買うもんでもないし、と思っていたら2年ぐらいは平気で経つ。
タッパー代わりに使うステンレス製の深めのバットも買えてうれしい。ステンレスならにおいもつかないし、油汚れも気にならないし、丈夫で長いこと使える、熱にも強いし。まぁ琺瑯のほうが見た目はかわいいけど、でもステンレスの無骨な感じも好き。お刺身を漬けるときに使える浅めのも買った。用途が狭すぎるかな……いやでも薄いものを保存する機会って結構多いからな。大葉とか。

夜はMIKAのライブへ。声を出していいことになっている。つまり、一緒に歌っていいのだ。う、うれしい。なにこれ。何がどう変わったから声を出していいのか分からないし、今「声を出していいよ」と何者かから許可を出されている状況もなんだか分からなくてウケる。なにこれ。
っつーかコロナ禍が長いので「だいぶ慣れたよな、脳内で歌うのも、マスクも慣れてきたし、やっぱ人間は適応する生き物なんやな」などと思っていたけど全然そんなことはなかった。なかったと気づいた。全然慣れていない。マスクは普通に息しづらいし、ライブでMIKAが一緒に歌って!と言っているのにそれを無視するなんてめちゃくちゃ不自然なことだ。こんなことに慣れるはずがなかった。
MIKAの来日は7年ぶりだそうだ。えー、てことは私7年前にも来てるな。相変わらず過キューティーで過チャーミングなMIKAは、惜しみなくみんなが聴きたい曲を歌い、舞台上を駆けまわって踊り、派手なスーツから派手なスーツに着替え、ピアノの上で寝て、そのピアノを弾き語りし、たくさんおしゃべりし、全身で「いま楽しい」と伝えてくれた。愛情表現が上手だし、包容力がすごい。あとこちらの包容力への信頼もすごい。受け入れ、受け止める力は、対になっているのだなぁと思った。もう一方が受け入れてくれることを、受け止める力があることを信頼していないと出来ないんだと思う。天性のものなのか、長くステージに立つことで手に入れたものなのかは分からんが。
またフェスとかで来てくれたらいいのに、フェスとかっつーかフジロックに。あ、フジロックに向けて靴を新調したんですけど、あれちょっと日常的に履いて慣らす必要がありますね。

your bones

2023年5月27日 (土) 22:55

uncategorized

『太陽の塔』ほど見ごたえのある建造物、なかなかないんじゃないかと思う。実物を観るのは二度目のはず。思ったより大きい。ちゃんと圧がある。大きい建造物、特に『塔」と名前がついているものは、そのサイズゆえになんとなく茫洋とした雰囲気になることが多い気がする。いま頭に浮かんでいるのは『京都タワー』だが、なんとなくフワワンとした空気感をまとっている。大きいものは威圧感が出るのに、ある一定のサイズを超えるとそれが無くなる、という感じ。脈拍が遅い感じというか……『ポートタワー』も然り。塔以外にもゾウとかもそうでしょう。ゾウってなんか、ちょっと朗らかじゃない?あんなに大きいのに。
一方の『太陽の塔』は、端から端まで力が漲っており、隙が全然無い、脈々と血が通っている。大きいのに緊張感がある。遠くから見ると睨みつけられているように感じるし、近寄ると音もなく踏みつけられるんじゃないか、という緊張感が漂う。「ナメとったらいてまうぞワレ」のグルーヴが出ているのだ。超かっこいい。

こんなにお天気が良い週末は久しぶりだと思う。万博公園では何等かのイベントが行われているようで、すごく混雑していた。そしてウルフルズの何かがある、気配がする。道行く人たちのうち何人かがウルフルズのグッズを身に着けているからだ。あの黄色い人型のキャラクターはウルフルズのマスコットキャラクターだったはずだ。なんやっけあれ、名前、ワイモくん?違うかも。
「着いた、ロッカーの前にいる」とLINEをくれた友人がロッカーの前に見当たらない。このロッカーじゃないのか……?と別のロッカーを探してウロウロしていたら「あっちでおにぎり食べてた」と友人が登場した。そう、今日は予定がつめつめなので一緒にのんびりお昼ご飯を食べている時間など私たちには無いのだ。ちゃんと腹ごしらえしててえらい。

国立民族学博物館で『ラテンアメリカの民衆芸術展』を観た。かなり見ごたえのある展覧会だったし、勉強になった。私は美術品より工芸品に惹かれることが多いけど、その理由について考えたりもした。そして「悲しいことを、必ずしも悲しげなタッチの作品にしなくていいのだな」という当たり前のことを知った。悲しいことを悲しいと伝える手法が悲しげなタッチにするしかないなんて、結構貧しいことなんじゃないか。ショッキングピンクに塗っても、星柄の布を使っても、悲しみや怒りの感情はちゃんと伝えることが出来る。
ミュージアムショップではペルーの笛を買った。鳥の形でかわいい。こういう民芸品に長めの紐が付いているのがかわいくて好きだ。首にかけられるように、という紐なんだと思うけど、かけないでしょう。ペルーではかけるんだろうか。

電車で移動して、次は大阪歴史博物館で『異界彷徨』を観た。こっちは私ひとりだったら絶対に観ないであろう企画展だ。友人が「これ行きたい」と言ってくれなかったら、たぶん開催していることすら知らないままだったと思う。結構混んでいる。
世の中のいろんなことが科学的に、理論的に、理屈で説明できると思ったら大間違いっすね、というようなことを最近はよく考えるので「そうなんです、そのとおりです」と言ってくれているような展示内容で、すごくおもしろかった。というか目に見えて、触れるものだけで出来ている世界って、あんまり楽しくないように思う、だから『異界』って別に扉を開いて足を踏み出すようなところの話じゃなくて、たった今、指一本動かさずとも行けるあの場所のことですよ、と提示されることが嬉しかった。

無事閉館までに博物館を出ることができ、私が前から行きたかったココアの専門店へ。おいしかったので個包装のココアを買った。うまく淹れられるかは微妙。ココアは淹れるのが難しいと思う。

夜は予約しておいたバルへ。ここも前から行きたかったところだったので嬉しい。
友人はメシにビタイチ興味がないしお酒も飲まないのに、私が行きたがるお店に100%ついてきてくれる。本人は「経験値オタクだから」とは言うものの、普通に考えたらワインを飲まない人はバルに用事がないし、あんまり行きたくもないんじゃないかと思う。お金だってかかるし……私たちは家が遠くてめったに会えないからこういう機会は年に数回しかないので、友人の歩み寄りによってどうにかなっているものの、もし恋人だったらこれが原因でフラれている可能性があるな……
付き合ってもらったのだからせめて支払いは私が、と思い友人がお手洗いに行っている隙にお会計をしてもらって、レシートも見せないようにしたのに、友人が自力で金額を算出し、半額をその場で銀行振込してきたので、阻止されてしまった。駅まで歩いている間によ?なんの能力だ。
お店はシェフがひとり、ホールスタッフがひとり、で回していて、小回りの利くサイズ感のキッチンが使いやすそうだった。店のど真ん中にキッチンがあるお店はめずらしいと思う。手元が見える席だったので楽しかったし、席の目の前に立派なアスパラが置いてあったのもなんか良かった。生花みたいに花瓶に挿してあって、あれたぶん「おいしそうなアスパラ~♪」と思ってやってるんだろうな、と思う。
クレープのキャラメルソースまできちんと手作りでグッときてしまった。ハーシーのキャラメルシロップとかが出て来るのかと思って勝手にヒヤヒヤしてしまったので……大変失礼しました。

シメまでたっぷり食べて、電車で帰宅。友人が家に来るのは初めてのことで、なんとなく家ツアーみたいなのを開催する。人が家に来てくれると初回はだいたいこの流れが発生するのだけど、掃除が雑なのがバレるのでうっすら気まずい。最近は棚まわりの掃除をサボっているのだ。客観的に見て「やっぱ物が多いな……」という気持ちになったので、今年は引き続き物を減らしていく予定。服も半分くらいにしたい。
家にひとつも蛍光色の電球がないことに気づき、指摘した人は初めてだと思う。そうなの私、色温度が高い電球が本当に嫌いなの。一番明るいのはキッチンで(キッチンはさすがに手元が暗いと危ないので)、寝室はぎりぎり本が読めるくらいの灯りしかつけていない。風呂だけ昼白色にしているのは風呂場では眼鏡をかけないので電球色にすると本当に何も見えないから仕方なく……正直冷蔵庫の中についている青白い灯りも嫌いで、どうにかしたい。が、冷蔵庫の灯りがオレンジになるとどのように困るかは試さなくても分かるので手をつけないでいる。

翌日は家でのんびりし、友人が買ってきてくれた鳩サブレ―(大好物)を食べたり、友人が絵を描いている横で私は塗り絵をしたり、友人が教えてくれたアニメーション映画の感想を話したり、BTSメンバーの名前を覚える勉強をしたりした。「BTSメンバーの名前を覚える勉強」って何ですか?何をやっているんだ。分からんけど、私は別に強制していない、していないはず。でも私はなんの脈絡もなくBTSのエピソードトークを始めてしまうし、「ジンくんがさ~」とツレの話でもするような感覚で会話に入れてしまうので、これはもう強制の域かもしれない。すみません。
友人はものの1時間でボカラ4人を覚え(速い)、翌日の自主練(なぜ自主練をするんだ)でラプラ3人を覚えていた(速い)。

午後はミッフィーのカフェに行って、夕方駅で別れた。この先の楽しい予定が何もない、友人に今度いつ会えるかも分からない、と思って悲しい。なんで帰るの。一生いればいいのに。
悲しいが、楽しい予定がないなら入れればいいだけなのだ。よく考えたらフジロックで会うんだった。身体に気を付けて、元気でいてね。

but 6 weeks later

2023年5月17日 (水) 22:00

uncategorized

5月のジンくん動画がアップされ、「僕のことをたくさん想いながら……たくさんじゃなくても良いですが、想いながら待っていてください」というメッセージに打ちのめされている。「たくさんじゃなくても良い」だなんて、そんないじらしいことを言わないでおくれよ、かわいくて愛おしくて泣いちゃう。そらぁもうめちゃくちゃたくさんだよ、たくさん想い過ぎて「私って会ったことも遠目で見たことすらない人のことを、こんなにも想える人間なんだな」と毎日不思議に思うぐらい想ってるのに、伝わってないのか。まぁ伝わるとこには書いてないもんな。伝わるとこに書いたほうが良いんだろうか。韓国語の勉強もしたほうが良いしな。
そして、リアルタイムの配信では一度も「待っていてください」とは言ってくれなかったのに、こうやって撮り溜めてあった映像の中では言ってくれてたんだな、と思って泣いてしまう。これは完全に人によると思うが私は行く前に言ってほしかった。「待っていてください」と、ひとことそう言ってくれたら、それを糧にして待てるのに、と思っていたのだ。でも言わなさそうだなと思ってはいたし、そういうところも好きなのでどうしようもない。結果なにも言われなくても指折り数えて待ってるし、彼が何を言っても、言わなくても、ぜんぜん関係なかった。だいたい私はジンくんが生きているだけで幸せなんだから、彼が何を言うか言わないかなんて些末なことなのだ。っつーかこの「待っていてください」は「僕の帰りを」ではなく「来月アップされる動画を」なのかもしれない。いやどっちでもいいか。それこそ些末なことだわ。
先月の動画では「僕がいなくて寂しくはないですか?」と言っていたし……もちろんめっちゃ寂しいが、私がどんなに寂しくても兵役はどうにもならんし、頑張ってるのはジンくんなのだし、無事に帰ってくるのを待ってるし、ユンギのソロ活動も楽しんでるし、今のところはまぁそんな感じだよ。お、なんかこれ『青春狂騒曲』みたいやな。

スピッツの新しいアルバム『ひみつスタジオ』がリリースされた。うれしい。買ったことを忘れていたが、家に帰ってポストを開けたらカセットテープ版の『ひみつスタジオ』が届いていて嬉しかった。Amazonがなんか通知してきてたやつこれか。やったぜ。アナログ版は買った記憶があるけど、そっちは今月末発売らしい。
まだ腰を落ち着けて聴けていないが、名盤が約束されている。だって2023年のスピッツだよ、良くないわけないやん。『オバケのロックバンド』めちゃめちゃ良くないですか?『ミカンズのテーマ』みたい。近頃ますます年を取るのが楽しそうなバンドだなと思う。ずっとこのまま行ってくれ。

なんかやけにお金使ってるなぁ~と思ったら週2くらいのペースで映画館に行っているからだった。割引が受けられるように会員カードを作ったりサービスデーを利用したり、U-NEXTのポイントを活用したりしてなるべく節約はしてはいるが、映画館に儲かってほしい気持ちもあるし、どうするのが正解か分からない。映画って原価いくらぐらいなんだろうか。原価?って言い方がそもそも違うのかな。
地下にある映画館へ行くためにエスカレーターを降りたら、降りた先で年配の女性に「この上は何があるの?何のビル?」と話しかけられた。コロナ禍になって道を聞かれたりする機会が減っていたけど、最近またよく話しかけられる。
何があるか、と言われても、この上は朝日新聞社の支局があるだけだから、別に、一般の人は入れないと思う。1階部分はいくつかお店があるけど、アパレル系が多いので時間的には多分もう閉まっている。すみません、と答えながら、何のすみません?と自分でもよく分からない。女性は『帰れない山』を観てきたそうだ。「すごい良かったのよ、感動した、泣いてしもたわ」とのこと。それはよかった。どうぞお気をつけて。また来てください、と言いかけてやめておいた。どの立ち位置??
私は『ター』を観て帰宅。私は泣きはしなかったが、街でも家でも微かな雑音が気になり、どこかでBPM128くらいのメトロノームが鳴っているような気がして、めちゃくちゃセンシティブになった。日常に無音などないのだ、と思いながら風呂へ。

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