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さっきと街の色が違う
2023年9月4日 (月) 19:43
電池が切れていた腕時計を修理に出した。これ電池交換さえしてれば一生使えると思ってるけどそういうわけでもないのだろうか。良い腕時計が欲しいが、どういうのが良いか検討もつかない。「良い腕時計」が何か、そもそも分からないのだ。結果、推しが付けている腕時計を参考にしようとして値段を調べ、震えている。参考にする人間を間違えている。っつーか時計って別に興味なかったのに、最近ものすごい興味出てきたな、なんやろこれ。道行く人全員に声をかけ「それはどこの腕時計ですか?いつごろ買ったものですか?何個くらい持ってます?いくらぐらいで買いましたか?」と聞きたくなっている。
不定期だが年に数度ある『STAN期』が来ているので、STANをよく聴いている。STAN期の私は歩幅が広くなる傾向がある。そして毎度「ライブ行きたいな」と「あ、ライブとか無理なんやった、解散してるんやった」とを、繰り返し思う。自分が、例えば2009年とかに、取り残されている、みたいなことは思わないけど、そうじゃなくて、例えば2009年は今も2009年のままどっかに、存在してる、そこにも私がいるんじゃないか、みたいなことは結構思う。けど、これ何の話?これが相対性理論?全然違う???
寝しなにナムジュンのライブ配信を見たせいか、ナムジュンの夢を見た。長い夢で、詳細はあまり覚えていないが、私はナムジュンとごく自然に一緒に暮らしていて、幸せだった。い、良い夢だなぁ。ナムジュンが出て来る夢、何回か見たことあるけどいつもすごい目覚めが幸せ。
なんかゴキゲンな寝言が録音されていないかしら、と思って「ポケモンスリープ」で確認したが、特にそれらしきものはなさそう。残念。
朝食を食べるシーンで見た、少し下を向いて卵をつついているナムジュンの顔をやけに鮮明に覚えていて、起きてからもしばらく余韻でどきどきした。わ、わたしが焼いたたまごを、ナムジュンが食べたよ、夢ってすごいぜ。
夢はカメラが主観のときと俯瞰のときがあるけど、あれはどうやって決まっているんだろう。割合としては半々ぐらいな気がするけど、俯瞰のときは結構忙しい夢が多いように思う。
あちこちオードリーのオンラインライブを観た。そんなに熱心なオードリーのファンだという自覚はなかったけど、そういえば毎週ラジオを聴いているし、あちこちとオドぜひは録画して毎週観ている。……もしかしたらわりと熱心側のファンなのかもしれない。まぁ比較対象がいないので何とも言えないか……「LIGHTHOUSE」はまだ観ていないんですけど、多分そのうち観ます。
オンラインライブはアンガールズと平成ノブシコブシがゲストで、ざっくり「どう生きるか」みたいな話をしていた。めっちゃ笑ったが、仕事とか人間関係の話とかって、年齢とか職業とか関係なく、通じるところがあるよなぁ、と思った。いろんな人がいていいし、いろんな人がいたほうが、総合力としては高まるね、みたいなこと。あと6人とも私よりざっくり10歳年上くらいなんだが、この10年は気を抜いてるとあっという間だが、何事も本腰入れてやったほうが10年後は楽しくやれそうだな、みたいな感じがした。
来年は東京ドームでラジオのイベントがあるから行きたいけど、ひとりで行きたい感じじゃないし、かといってオードリーのことをあまりにも知らない人を誘うのもどうなんだ、と思って何も決められない。
楽しい仕事があっという間に終わって、次の楽しいことなんかあるといいな、と思っていたら間髪入れず次の楽しい仕事が来てうれしい。暑さがピークを越えたので、私は徐々にやる気が出てきている。刷りも再始動させるぞ。
というか夏はほんとにフジロックしか用事ないのに長いのが困る。暑いときなんにもできないんだよ。夏の間だけ北海道に移住するとかどう?と思ったけど、近年は北海道も全然涼しくなかったじゃないですか。家から一歩も出ない、が最適解なんだろうか。
まっすぐ立ててる
2023年8月30日 (水) 19:48
夜、映画を観終わってUnextを閉じたらテレビでバスケの試合をやっている。画面に「LIVE」の文字が見える。あ、これもしかして、ワールドカップの、あれか。こんな時間にやってたんか。ぼんやり眺めていたら、小柄でめちゃくちゃスピード感のある選手がサクサク3ポイントシュートを決め、あれよあれよという間に逆転し、そのまま勝った。なんてかっこいいんだ……なんかすごいもの見たな。
映画は8月までに133本観る必要があるが、現在123本、少し遅れている。平日は2時間以内の映画なら無理なく観られる。
今月後半は「観たい映画リスト」を下から(つまり古い方から)順に観ている。どこかで予告編を観たり、誰かのレビューを読んで気になったものや、他の作品を観ていて気に入った監督の過去作だったり、いろんな文脈で「観たい」と思ったものをリストに入れているが、大抵はその文脈自体を忘れてしまっている。『行き止まりの世界に生まれて』は下岡晃が観た、とインスタか何かで言っていた映画だ。めずらしく文脈を覚えている。
街や家族が持つ閉塞感と、そこに取り込まれていくことの恐怖、自覚があったりなかったりすること、繰り返してしまうこととそこから抜け出そうとすること、いつでもどこにでも(探せば結構)希望はあること、なんかがぐちゃぐちゃになったドキュメンタリー映画で、何の涙かわからないがボロボロ泣いた。私もあの街に住み、スケボーに乗って、皿洗いのバイトをしていたのかもしれない、と思う。いや、ある意味ではそうだったんだろうな。だって、国や人種や性別が違っても、人間が生きていくことは閉塞感と恐怖と、それから希望とでぐちゃぐちゃだからだ。
「観たい映画リスト」はあと100件くらいあるが、いけそうなら今年これを全部観終わりたい。が、配信されていない作品もあるので難しい。
たまにはある意味ファンタジックで気軽なラブコメとかが観たいけど、そもそもここ数年ラブコメ作品自体が無くないですか。そういう時代なの?邦画も洋画も、誰もラブコメを撮ってない気がする。ラブコメっつーか、恋愛を主題にした映画、いやそれがラブコメか、全然なくない?誰も撮ってないよ!いや「誰も」は言い過ぎか。大九明子監督がいるもんな。
ラブコメっつーかロマンティックコメディとか、そういうやつ。そういう気軽なやつが観たい。ハッピーエンドで大団円の、楽観的なやつ。いやまぁ昔の映画ならいっぱいあるだろうけど。
とは言え、昔のラブコメを観ると「ウッ……」ポイントが多く、それはそれでしんどい。
キュンポイントより遥かに「ウワァ、女性を着飾って添えとくものみたいに扱うのやめて」とか「あぁ男らしさが一種類しかない、みんなしんどい」とかを喰らって落ち込むポイントのほうが多いのだ。結果、歴史資料を観るような気持ちになってしまって全然気軽じゃない。
最近観てよかったラブコメ作品はイギリス王室の王子とアメリカ大統領の息子が恋に落ちる小説原作の映像作品『赤と白とロイヤルブルー』です。おとぎ話すぎるファンタジックな設定のわりにテーマは不変的でよかった。こういう未来が来たら良いのに、と思う。
カトラリー類を買い替えようと思って、いくつか注文した。ディナーフォークとかは引っ越した時に買ったけど、ケーキフォークとかティースプーンがボロボロで、さすがに買い替えようと思って……なるべく長く使えるものにしたいので2年くらい探した。出来るだけ軽くて、クラシカルなデザインのが良い、サイズは小さすぎると使いにくいし、かといって大きすぎるのは不格好で、過度な装飾は要らないけどあまりに素っ気ないとかわいくないし、カトラリーって難しい。一番欲しいやつは欠品しているので、定期的に在庫が復活しないか見に行く必要がある。
閉店間際のトミーズ(パン屋さん)に駆け込んだら、ドーナツが買えてうれしい。最近ずっと買えなかったから……
デニッシュ系のもっちりしたパンが食べたくて、ミルクローフを買った。帰り際、店員さんが「○○○のご試食どうぞ」と言って、何か手渡してくれたので「ありがとうございます」と言ってリュックに入れたが「○○○」の部分が聞き取れなかった。何か分からんが、試食をもらったらしい。うれしい、ありがとうございます。家に帰って袋を開けてみたら、パネットーネの試食だった。うれしい。「パネットーネのご試食どうぞ」だったのか。好きなの、パネットーネ。でも、なんでこんな時期に?(※パネットーネはクリスマスに食べるイタリアの食べ物)
正直パネットーネを買わない理由は「何か分からないから」でも「おいしくないから」でもない、ただ「サイズがでかいから」だ。パネットーネ、なんでどこの店のもでかいの?ハーフサイズとかあれば買うのに。あれは冷凍できるんかな。でもトーストして食べる感じじゃないから、なるべく冷凍したくないけどな。
CDコンポが壊れたまま家に置いてあるのが気になっている。Bluetoothスピーカーとしてはまだ使えるけど、CDを読み込む部分が壊れてしまったみたいで、再生できなくなった。家にCDを再生する機器がこれしかないので困る。CDは400枚くらいあるというのに、1枚も再生できないのだ。メーカーは製造を終了しているし、修理も受け付けていないので、買い替えるしかないんだと思うけど、なんかもったいなくてやだな。やだけど仕方ない。どこのにしようかな。
「あのブログってめちゃくちゃ“泄”だと思うんですよ、あれが仕事になるとか、売れるとかそういうの全然どうでもいいでしょ?出さなきゃ死ぬから書いてるでしょ?」というようなことを言われた。そう、そうなの、出さなきゃ死ぬから書いてるの、出さないと、胃とかに積もったいろんなのが、腐って、喉につっかえて、だんだん自分が動かなくなる感じがするんです。
一方で「Twitterはおもしろいけどブログはあんまだったから読んでないよ、ああいうの誰向けに書いてんの?時間無駄じゃない?」というようなことを言われたこともあったな、と思い出す。
同じものを見ているのに、わかる人とわからない人がいるのは何故なんだろうか。「身に覚えがあるかどうか」の違いってこと?「同じものを見ている」の前提からして違うのかな。
靴を修理する
2023年8月27日 (日) 22:31
10年ほど会っておらず、去年からまた会うようになった友人が家に泊まりにくることになった。
木曜、何か食べたいものある?と連絡したら「サバの味噌煮」とのこと。サバの味噌煮……?作ったことないわ。私、サバがあんまり好きじゃなくて……というか、あまり油ののった青魚が好きじゃなかったりする。が、友人も料理をするらしく「私も手伝うわ」とのことなので、帰りに真サバを買っておいた。
金曜、駅前で待ち合わせして家へ。サバの味噌煮は酒・砂糖・みりん・醤油・味噌で煮るだけで、簡単だった。記憶よりおいしい気がする。あとは小松菜をうすあげと煮びたしに、わかめとたまごでお吸い物を作って、それからぬか漬けを出して晩御飯とした。暑くなってからほとんどまともに料理をしていないので、こんなにちゃんとした晩御飯を作ったのは久しぶりだと思う。おしゃべりをしていたら日付が変わったので、お風呂に入って寝た。
土曜、9時ごろ起きて洗濯。友人はソファーで本を読んだりしている。友人が家でくつろいでくれるとうれしい。
2週間くらい前に買ったセブンイレブンのハンバーグがあったので、これをトーストサンドにして遅めの朝御飯にした。セブンイレブンのハンバーグおいしいのね、あの、金色のやつ。キャベツはもっと挟んでもよかったな。
午後は友人とふたりでニシーさんにオンラインU(※占い)をしてもらう。ニシーさんはなぜか夏休みの子どもみたいに日焼けしていて、かわいかった(旅行にいってた、とのこと)。
友人は占い自体が初めてだったらしく、用語がわからなすぎてちょっとポカンとしていたり、熱心に話を聞いて頭がぐるぐるしたりしていたが、終わったあとは「おもしろかった…なんかやる気も出て来た……」などと何かが漲っており、よかったな、と思った。ニシーさんの占いは何回受けてもいいけど、やっぱり初回のエポック!な感じはすごく特別なので、友人が体感してくれてうれしい。
私自身についてのU(※占い)は「それはお前のことじゃなくて人のことやんけ」ということしか話すことがなかったので、「まぁそれはそうですよね」で終わった。というか私は「私にはどうにも出来ない、人のこと」で悩むことが多く、自分のことで悩むことはあんまりない。なので結局「私にはどうにも出来ないな」で終わるしかないし、「何も出来ない自分」や「自分にはどうにも出来ないことが世の中にはある」ということを、受け入れるしかない。とは言え「タナノゾさんはドライなとことウェットなとこが良い塩梅で配置されてるから、うまいことやれるよ、バランスよく」、とのことなので、まぁこの件に関しては今のままでいいのかな、とも思う。こういう「まぁ間違ってないよ」みたいなことをニシーさんに言ってもらうと落ち着く。12ハウスの話は今特にピンと来ていないので、持ったまま2023年をやっていく。
タロットは久しぶりにやってもらったが、友人も楽しんでくれたのでよかった。タロットは「見るもの(カードの絵柄)がある占い」な感じがあって、命術とはちがったおもしろさがある。タロットでも私は恋愛がいい感じっぽいのだが、今恋愛に関するトピックが皆無なので、まじでピンとこない。恋愛、いい感じっぽいのでよろしくお願いします(?)でも「今は恋愛がいい感じの時期」と自覚しながら生きること自体は悪くなさそう、なんかアンテナがうまく動作しそうだし。ただ本当に恋愛に関するトピックは皆無。誰か、お願いします。
占い後はふたりともお腹がすいたので、マーラーカオを作って食べた。小麦粉を床に落として泣いた。
夕方ごろ、友人が「BTSに興味がある」と言い出したので写真を見せたり動画を見たりしてフワッと説明する。まただ、5月にも別の友人に同じことをやったぞ、なんでみんな私の家でBTSを学ぶの?その友人は今では立派なナムペンになっています。
夜、遅く帰る友人を見送りに駅へ。すごい雨が降って雷が鳴っていたのでどうなるかと思ったけど、1時間くらいでやんだ。ラーメンを食べてから別れた。夜遅い時間に食べるラーメンはおいしいし、繁華街にあるラーメン屋さんの酔った人がたくさんいる感じ、なんかウケる。
自転車を借りて家に帰ると、家がいつもより静かに感じてすごい。この、誰かが泊まりに来て見送ったあとの、なんとも言えない空気感、好きだなと思う。さびしいような、気楽なような。
日曜、残しておいた楽しい仕事をやる。うまくできるか不安ではあるけど、頼んでもらえてうれしいし、私も楽しくできるし、良いことしかない。が、「私は絵が描けない」という既知の事実に毎度ブチ当たるのでそういうキツさはある。まぁ絵が描けなくても別に支障はないけど……人生にも、職業的にも、まぁ支障は、ない。ないけど、描けたほうがいいに決まってるよなぁ。かと言って熱心に取り組むほどでもないので多分今後もこのままなんだが。とにかく楽しい仕事は楽しいまま終えられたので良しとする。
午後は映画を観た。『シンデレラ』、『顔のないヒトラーたち』、『浮き雲』の3作。アキ・カウリスマキ監督作品初めて観たけどよかったな。悲しいことや苦しいことを淡々と見せられるとちょっと笑っちゃうし、たまにすごい背が高い人が出て来るのもなんか妙におもしろかった。複雑に入り組んだ脚本も良いが、こういう100分くらいのシンプル脚本映画をぼーっと観るのもすごく良い。
She looks like a blue parrot
2023年8月22日 (火) 20:39
サイトをリニューアルした。
友人の作業通話に付き合って私も作業(※人の推しのトレカケースをデコる作業×8枚)をしていたら、先に終わってしまい、友人のはまだ終わらなさそうだったので「自分のサイトをリニューアルしようと思ってて、ざっくりトップページのデザインだけ済ませてあるねん、それの続きやるわ」と言い、手をつけたら意外にも興が乗りまして、サクッと完成した。tumblrのAPIがなんかうまく動作しなくなっているようだったので(いつからかわからんし、直せたんかもしれん、わからん)イラストを載せるページを新たに作ったところは誤算だったけども……でもまぁ特にtumblrに載せていることのメリットとかは無かったし、自分で管理できる範囲内に収まったのだから良しとしたい。何よりこんなスムーズに完成できると思ってなかったからうれしいな。
コーディングはスペースで友だちとしゃべりながら進めて、楽しかった。コーディング中って結構しゃべりたいかもしれん。というか、誰かがしゃべってるのを聞きながらやると捗る気がする。
そして自分のサイトって間違いなく私が一番多く閲覧しているので、私が真っ先に飽きるに決まってるし、飽きたものに愛着を持ち続けるのは難しいので、飽きたな~と思ったらさっさと変えたほうが良いのだな、と思った。
10年近くキーカラーにして使っていた赤(というか朱色みたいな)を一旦やめにして、先にカラーパレットを作ってからデザインを起こしたので、あんまりやったことない感じのが出来た。すごく気に入っている。始めは「何このカラーパレット、変なの、ほんまに私が作ったんか?」などと文句を言うておったんですが、だんだん「あら、かわいいやん、ええかんじやん」となりました。単に慣れかもしれんけど。
「なんかちょっと大人っぽいのにしたい」というフワッとしたご依頼だったのですが(※自分からの自分へのご依頼)大人っぽさというのは、くすみカラーのことだったようです。知らんけど。長らくコントラストはっきりめのパキッとした色合いが好きだった(今も好きではある)けど、最近はもうちょっと曖昧な色合いが好きになってきたし、あと単純に白背景のサイトは目が痛くなってきた。……目が疲れているのかもしれませんね。
メインイメージも新しく描きました。何か作るとき「どうせいつもとおんなじ感じになるからわざわざ新しく描かんでもいいや~ある素材を組み合わせて、色変えればOK」と思うのだけど、いざそれをやると「絶妙にサイズが合ってないな」とか「ここ密度おかしいな」とか「バラして再構築した感が出ちゃうな」とかってなって、気に入らんくて、結局新しく描くしかない、という流れを繰り替えしてしまうので、今回は無駄に過去素材をいじったりせずに最初っからメインイメージ用に描きました。「バラして再構築した感」って多分私しか気づかんから別にええやんけ、という考え方もあるにはあるが「私が気づいててしかも気に入ってない」のであれば、避けるべきなんよな。この気づきまじで数十回やっとるわ。
逆に別で描いておいてフォトショで構築することを想定してやる場合もあって、それはそれでかわいいねんよな。毎回そのやり方にすればいいんか?(誰に聞いてんねん)
あとはタマキさんが作ってくれたロゴを、もともとあるサイトに使うんじゃなくて、最初っから組み込んだデザインにしたかったので、ようやく実現できてうれしい。どのくらいのデザイナーが同意してくれるかは分からんけど、私はデザインが出来上がったあとにロゴを差し替えるのがすごく嫌。大抵「ロゴだけ差し替えてもらったらいいんで!あとはそのままで!色も既存のロゴと一緒ですし!」みたいな感じで軽く言われるけど「いやロゴ変えたらデザインも変わるって……帽子を黒キャップから黒ハットに変えたら服装も変わるやろうが…」と思ってしまう。
タマキさんは横位置のと2行組のを作ってくれたので、両方使いたくて、パソコン版は横位置のロゴ、スマホ版は2行組のロゴで使い分けた。何回見ても「えへへロゴかわいいふふふ」てなって幸せ。ロゴの色は結構終盤まで悩みました。何色にしてもかわいいから。
404ページを作り忘れてたり、ファビコンがそのままやったり、ogp設定を変えてなかったりした分をちょこちょこ手直しして、今日も晩ごはんを食べていない。「寝食忘れる」という言葉があるけど私はそういう感じではなくて「おなかすいたな、なんか食べたい、でもこれを終わらせたい、いまごはん食べたらもうお風呂入って寝たくなっちゃう、先にこれを終わらせたい」みたいな感じ。寝も食も忘れてはいない。
BRING YOUR BOARD!!
2023年8月16日 (水) 21:35
私がフジロックに行き始めてからいつのまにか16年(16年…)が経過しており、キャンプ参加になってからも約10年が経過したようなので、ここらでいっちょ持ち物なんぞを公開しといたろか。どないかいな。需要あるかな。ないかもしれんが。
まぁ自分用のメモにもなるし、もしフジロック行ってみたいけど装備の面で不安があるなぁ~という人の参考になったらうれしいので書いてみます。長くなる予感しかせんな。目次つけます。
参考までに:
- フジロック参加 多分12回(うち8回は3日間フル参加)
- 毎回キャンプサイト泊(宿に泊まったことない、宿ってどうやってとるの?宿やとエアコンあるの??)
- 免許はあるけど車には乗れないので新幹線・シャトルバスで移動
- ほぼ毎回、姉(ひとりでテントを立てられる、場内ではたくさん寝てたくさん食べ、朝食に八海山を飲む女、持参するおやつはスルメがメイン)とふたり参加
目次
- テントについて
- 寝具について
- バックパックについて
- 靴について
- さいごに
テント設営についてキャンプサイトが一番安い宿泊方法なんだと思うけど、自分でテントを立てないといけない、というのが何よりのハードルなんじゃないだろうか。私は「正解の形が決まっているものを、ここにあるパーツを使って完成させよう!」系のものが軒並み苦手で、プラモデルやパズル、ペーパークラフト、あたりが本当に嫌いなので、テントなんてもんはもってのほかである。一方、姉はすべて大得意なので、毎年テントは姉が立ててくれている。
……急にチート技を紹介して申し訳ない。「姉が立ててくれる」はチートでしかないよな。ごめんなさい。やめてなぐんないで。
が、私も一度だけひとりでテントを設営したことがあります(ジャジャーン!)。その年は姉が仕事で前夜祭前に到着できず、私が先に着いたので……私がどうにか出来たんだから、世のほとんどの大人はどうにか出来ると思います。というか、完成の形を知っていればどうにか出来るはず。自信ない人は、公園で練習してください。テント自体の説明書みたいなのも付いているけど、あれは役に立ちません。Youtubeで予習・公園で練習・いざ苗場、が良いと思います。
また、現地には「キャンプよろず相談所」なるものが設置されており、百戦錬磨のつよつよキャンパーの方がいてくださるので、どうしても困ったら助けを求めることもできます。「自分のことは自分でやる」、が基本とは思うけど、困ったな~のときに「助けてもらえませんか」と言えることも大事と思う。
テント買う・買わない問題「そもそもテント持ってないけど」というみなさん、安心してください、私も持っていません。私も姉も、テントを持っていないし買ったこともないし、今後も買う予定はありません。毎年借りています。素晴らしいレンタルテント屋さんがあります、ここです。
アウトドアギアレンタル そらのした http://www.soranoshita.net/
さてここで、テントを「借りること」のメリットを。
- 1年に1回のフジロックでしか使わないテントを家で保管しておく必要がない
- そろそろフジロックやなぁ~というタイミングでテントを引っ張り出し、ちゃんと使えるかどうかチェックしなくていい
- 買うには躊躇するような値段のテントでも、レンタルなら使える
- 雨や朝露で濡れたままのテントを虫や草ごと無理やり畳んでそのまま発送しても、プロがちゃんとメンテナンスしてくれる
どうですか、メリットしかないでしょう。
毎年使ってるMSRのテントを買えるぐらいのレンタル料を払ってはいるものの、疲れて帰って虫と草ごと畳んできたテントをまた広げて、狭いベランダか近所の公園でメンテすることを考えたら、今後もレンタル料を払い続ける方が遥かに安い。他のお店を使ったことないので分かりませんが、そらのしたさんはいつも状態の良い新品みたいなのを貸してくださるし、お値段も手頃だし、今後も一生世話になるつもりです。
買う派の人も、何回かレンタルで使ってみてから気に入ったテントを買ったら良さそう。フジロック以外でもテントを使う人、キャンプを趣味にして楽しもうと思ってる人、自分のテントに愛着を持って大事にメンテできる人はぜひ買ってください。
使ってるテント前述のとおり私と姉は毎年そらのしたさんでレンタルし、MSRというメーカーのパパハバNXというテントを使わせてもらっています。定価で買うと10万越えの、すごい良いテントです。
最初の数年はコールマンのテントを借りていたけど、だんだん「もっと広いテントが良くない?狭くない??」となってきて……しかし、広いテント=そのぶん重量が増える=重い、ので軽量であることが最重要ポイントになり、MSRにたどり着きました。MSRは4人用のパパハバNXでも2960g、3キロを切っています。ひとりでも全然持ち運べるくらいの重さです。車参加の人は重さはあまり気にしないのかもしれないけど、私たちは家から3泊4日分の荷物にプラスしてテントを運ぶ必要があるので、重さはかなり重要なんや……
MSRは軽いのにものすごく丈夫で、2018年のほぼ台風直撃時も、2019年の過去最大雨量(私調べ)も乗り越え、3泊4日の我が家として私たちを守ってくれました。
寝具ナメんな提言①シュラフとりあえず横になって2~3時間くらい眠ればそこそこ元気になった若かりし頃とは違い、いつのまにか私も姉も30代半ばである。どんなに丈夫で軽量のテントを用意できても、そのテントの中で使う寝具には十分に気を配らねばならない。寝具をナメるな。
まず寝袋(シュラフ)が要ります。私はめっちゃ暑がりで汗かきですが、それでも苗場の夜は寒いです。昼間すごい晴れてても夜は寒いし、昼間に雨が降ると夜はもっと寒い。家ではクーラーをつけたままお腹だけタオルケットをかけて寝ている私も、苗場では寝袋を使います。
3年前くらいに買ったのがISUKAのエアドライト 160、ダウンなので軽いです。両手に乗るくらいコンパクトなのも良い。これはフード部分が無いモデルなので、頭まですっぽりしたい派の人はもういっこ上のモデル(エアドライト 190)がおすすめ。姉は寒がりなので毎年長袖のパーカーを着てから頭まですっぽり寝袋に収まって寝ています。
寝具ナメんな提言②マットテントってざっくり言うたら水弾く布やし、寝袋ってざっくり言うたらフワッとした布やから、これだけで寝るのは結構キツくて、マットが要ります。テントの床面全体に敷くインナーマットみたいなのもあると思うけど、そっちは試したことない。どうせ重いやろ、どうせデカいし。知らんけど。知らんのかい。今ここで言っているマットというのは、自分が寝る面積だけの敷布団みたいなやつのことです。
使ってるのはPAINEのクラウドマット(120cm)です。私の身長が163cmなので、120cmやと全然足らんのですが、頭の部分は枕があるし、足先の部分は荷物に乗り上げて寝る(翌朝までにむくみを取りたいから)という事情で、120cmで足りています。実際もっと質のいいマットは世の中にあると思うけど、これは1万円以下でかなり気に入っている。
銀マットでええんちゃうんか、と思うかもしれんけど、銀マットは断熱には良いけどクッション性とかはあんまり……ないよりは良いけど、ぐらいの仕事しかしません。あと嵩張る。軽いけど嵩張る、バックパックに入らん。
寝具ナメんな提言③枕これは要らん人もおるかもしれんし、マット自体に枕っぽいパーツがくっついてたりする場合もあるけど、私は要る。
使ってるのはコールマンのコンパクトインフレーターピローⅡ、空気を入れて使うタイプです。空気だけで膨らませるんじゃなくて、中にスポンジも入ってるので、空気を入れずともまぁまぁふかふかします。空気はパンパンに入れずに調整して好みの硬さにしています。枕カバーはタオル地のやつを持って行ってる。

寝具類はモンベルのコンプレッションバッグにまとめてさらに圧縮する、黄色いのはモンベルの折りたためる小さめリュックです
荷物背負う派・転がす派4日分の衣類やタオル、前述の寝具類、お風呂のあれこれやメイク道具など、結構な量の荷物になります。これらをバックパックで背負って運ぶ派と、キャリーケースで転がす派がおるが、私は背負って運ぶ派です。
背負って運ぶことのメリットはこんな感じ。
- 足場がどんな状態になっても運べる
- 雨が降ってきてもカバーで守れる
- 荷物を出し入れするときに場所を取らない
現地は舗装されてない道も多いので、キャリーケースの小さいキャスターは転がしにくいし、雨降ってて泥状態やとコロコロできんし不便……とはいえ宿に泊まる人は特に問題ないのかもしれん。テントに泊まる場合、テントの中でキャリーケースを横に広げて物を出し入れする、というのはかなり場所を取ると思う。バックパックはものを出し入れするときもサイズが変わらないので、そこが良いね。
一方、背負って運ぶことのデメリットも挙げてみる。
- 重い、シンプルに重い(どんなに熱心に軽量化に励んでも10kgを切ったことはない)
- 背負う⇔おろす、の動作がしんどい
- なんとなく奇異の目で見られる
背負ったまま歩いてるときは別に重くないけど、一旦おろして手で持ったりすると超重い。あれなんでなんやろな。背負ったりおろしたりを繰り返すのが一番しんどい。
最後の「奇異の目」は別に気にせんことにしてはいるけど、まぁまぁジロジロ見られるし、電車などでは露骨に「邪魔やな」と言われたりもします。ははは。
使ってるバックパックバックパックは長らくお父さんのを借りてたけど、少し大きいし、そろそろ自分のが欲しいなぁ~と思って5年前に石井スポーツさんに買いに行きました。バックパックコーナー的なところにおる店員さんにお願いして、ありとあらゆるバックパックを背負わせてもらった結果、グレゴリーを買った。容量は45リットル。
あんまり山男っぽい見た目のは嫌、マムートとか、ちょっとおしゃれなやつが良い、ドイターは嫌、ドイターは山男すぎる、などとゴネたのですが、最終的にカリマーに決めかけたころ、店員さんの「まぁ僕はグレゴリー一択なんですけどね……」のひと言でグレゴリーをお試しし、結果私もグレゴリー一択になりました。背負うと分かる、全然違う、まじグレゴリー一択。
とは言えデザイン的にはいまだにカリマーのridgeとか、ノースフェイスのテルスのほうがかわいいと思ってるけど……あとグレゴリーは前のロゴの方が良かった。でも背負い心地と使いやすさは本当に気に入っています。

5年目に突入したグレゴリー MAVEN45、まじでフジロックのときしか使わんから結構きれい
靴どないすんねん問題フジロックにおいて、人類が何より真剣に取り組むべき問題、それは靴。靴どないすんねん。
まずは都市型フェスとは異なる、フジロックの歩行環境(歩行環境?)について押さえよう。
- 会場全体が舗装されているわけではないので、あらゆる足場を体験することになる
- 土、砂、石、砂利、芝生、板張りの道が混在、もちろん平坦ではない
- 雨も降る、雨量の差はあるけど毎年降るのは降る
- 川もある、昼間は暑いので、足だけでもザブンと入りたくなる
- 会場を端から端まで歩くと1時間くらいはかかる、1日の移動は少なくても1万歩超える
つまり、歩きやすさ・雨対策・いろんな足場への対応、を総合的に判断して靴をチョイスせなあかんな、という話です。
では私の靴に関する見解をどうぞ。
①サンダル/ビーサン/クロックス/コンバース
上記、フジロックにおいてはすべてザコ靴です。私はこれらを「ナメ靴」と呼んでいます。フジロックをナメている靴、の意。
ビーサンとかクロックスでそのままザブザブ川に入っていったりする人を見ると、いいなぁ気持ちよさそうやなぁ、と思うものの、長時間長距離を歩くには不向きです。一時的に履く分には良いやろけど。足指が出てるのも危ない。
コンバースは素足の裏にゴムを貼り付けたぐらいの防御力しかないし、キャンバス地なのですぐ濡れるし乾かんし、もう履いてなくても一緒ちゃうんか。ゴアテックス素材(めっちゃ防水)のコンバースもあるらしいけど、それ外側だけやろ?
サンダルはピンキリなので、足先が守られてて水はけが良くて滑りにくいサンダルは結構良さそうかもな、とは思います。KEENのNEWPORTとか。試したことはない。
②スニーカー
履き慣れたスニーカーで行く、という人は一定数おりそう。慣れた靴、強いからな……私も10代のころはそろそろ捨ててもいいかな、というスニーカーで行って、帰ったら捨てる、というのをやっていました。とはいえ街用のスニーカーは山歩きには不向きで雨にも弱い。ザコ靴。
③長靴
どうせ雨降るから最初っから長靴で良くない?の発想で、天候に関わらず長靴で過ごす人たち、おるよな。姉も一時期これでした。雨が降ってきたから靴を履き替える、という手間がなく、野鳥の会の長靴とかは折りたたんで丈を変えたりも出来るし、ショート丈のスカートとかパンツに合わせると見た目もかわいい。
が、長靴は長靴なので、長時間長距離を歩くには不向き。ムレるし。
④トレッキングシューズ
結局トレッキングシューズが一番ええな、という結論にたどり着いた今年。足場の悪いところを長時間長距離歩くために作られており、もちろん悪天候も想定されているので雨にも強い。結局トレッキングシューズが一番ええんやな。
上記①~③に比べると重いのと脱ぎ履きしづらいのがデメリットではあるものの、それを補って余りあるほど快適です。
使ってる靴KEENのピレニーズを今年買いました。ハイキングシューズって書いてあるな、トレッキングシューズとちゃうんか。まぁおんなじようなもんか。
あまりハイテクっぽい見た目の靴が好きじゃないんですが、ピレニーズはなんかクラシカルな見た目がかわいくて、これにしました。レザーなので買ってすぐはちょっと固くて、現地で靴擦れしたら怖いなと思い、4~5回履いて出かけ、少し慣らしました。
紐をほどいて脱ぎ履きするので面倒ではあるけど、結構ガバッと開くのと、かかと部分に紐があるので思ったより履きやすい。横着して紐をほどき切らんまま脱ごうとすると大変です。横着すな。
今年はあまり雨が降らんかったので(20分くらいザーッと降っただけ)どんぐらい雨に強いかは未知数。とは言え2018、2019年レベルの雨になったら正直どんな靴履いてても無理やと思う。
ちなみに今年から長靴を持っていくのをやめにしました。バックパックの中で嵩張るし、雨が降ってきてからテントに履き替えに帰るのめんどくさいし、靴底うすくて足つかれるし、あんまり好きちゃうなぁと思って……
結果として、今年はあんま降らんかったからピレニーズでいけたけど、どうなんやろなーーーーー
なお、キャンプサイトでちょっと歯を磨きに行ったり、おトイレに行ったりするときにつっかける用のサンダルは毎年持って行っています。ちょっとテントから出たいだけの時にわざわざ靴履くのめんどいからな。見た目はビルケンのEVAに似ているけど、私のは100均で買ったナメ靴です。壊れたりちぎれたりしたら次はちゃんとビルケンのEVAを買おうと思ってるけど、これがなかなか丈夫でな……100均あるあるじゃない?
さいごに他にも山ほど持ち物があるけど(雨具の話してないし)、6000字を超えたし疲れたので一旦終了して公開します。来年も無事に開催されるといいな!苗場で会いましょう。
All My Favorites Songs
2023年8月3日 (木) 20:37
フジロック、おかげさまで無事に終えました。
今年も暑かった。いっしょうけんめい日焼け止めを塗ったから、今年はあんまり焼けてないぞ~と思ったのに、家について鏡を見たら全然焼けてて笑った。
2020年は中止、2021年はチケットを買ってたけど結局行かないことにしたし、2022年のフジロックは何かがちょっと妙な感じだったし、だから「フジロック久しぶりに来たなぁ」と思った。「人多いなぁ」と思ったけど、でも「いや、もともとこんなもんやった気もする」とも思う。まぁ私の記憶なんて頼りにならないが。
とは言え、今年はすごく外国人の入場者が多かったように思う。キャンプサイトでも韓国語、中国語を身近に聞いたし、お姉ちゃんは新幹線の中で出会った台湾人の男の子と話しながら苗場入りしたらしい。外国で野外フェスに行くって結構ハードル高いんじゃないかと思うけど、みんなすごいなぁ。
私は木曜の夜に飛行機で羽田へ、到着が40分ちかく遅れたために上越新幹線に乗ったのが最終の22時半、苗場に着くころにはとっくに日付が変わっていた。新幹線のホーム内で何か食べようと思ったのにキオスクが閉まっていて、仕方なく自販機に売っていたパサパサのドーナツを食べた。関西方面から行くフジロック、ほんとに遠い。
とは言え越後湯沢に着いたらあとはバスに乗せてもらえて、苗場に着いたらお姉ちゃんがテントをきちんと立ててくれていて、私はパジャマに着替えたり歯をみがいたりすればすぐに寝られるのだから、まったくありがたい話だ。お腹がすいてるけど、起きたらおいしいものがたくさん売ってるし。
ちなみに私とお姉ちゃんが毎年「ピザ食べた、マルゲリータとクアトロフォルマッジ」「オアシスで売ってる海老油そばめちゃくちゃおいしい」「今年もタナカクマキチの舞茸とろろ丼絶対食べる」などとメシの話ばかりするので、母は「あんたたち毎年フジロック行ってちゃんとライブ観てんの?ごはんの話しかせんやん、ごはん食べに行っとんちゃうん」と言っている。あながち間違ってもいない、というぐらい、私たちはごはんを楽しみにフジロックへ行っています。が、ヘブンのピザはもう3年くらい来ていないし(もう来ないんだろうか)、今年は渡なべの海老油そばもなかった。さみしい。
今年食べたいちばんおいしかったものは場外エリアのコロッケサンド。ただコロッケを食パンにはさんでソースをかけただけのものでキャベツも入ってないような素っ気ないものだったけど、妙においしかった。コロッケって長いこと作ってないなぁ、涼しくなったら作ろう。
ここ数年はあまり深刻な雨が降らない代わりにめちゃくちゃ暑い。7時ごろに太陽が出て来てから15時くらいまでは日差しが強すぎて木陰から出られない。2日目は「木陰で昼寝をしにきた人」と化し、日が暮れるまで何のライブも観ずに過ごした。目が覚めるとタテタカコさんが「くまのこみていたかくれんぼ♪」と歌ったりしていて、夢みたいだった。木道亭、すごい好きなステージだったから復活してほしい。
「今年はフジロック行くっつーかThe Strokesを観に行く」みたいなモチベーションでいたけど、なんか遠慮してしまって結構後ろのほうで聞いたの、今考えるとあんま良くなかったな。私よりもっとストロークスを好きな人がおるから……とか思うの、下山してから考えるとアホみたいだ。ああやって、円の外にいるみたいな気持ちでライブを観たらだめだ。ちゃんと身体ごとあの円に入らないとだめだよ。あ、概念の話です、実際に円があるわけではないです。
私だってじゅうぶんストロークスが好きだよ、ツタヤさんで予約しておいた「First Impressions of Earth」を買いに、お父さんが車で送ってくれた日のことを、今もよく覚えてる。お年玉で買ったから、お正月だったと思う。
カネコアヤノさんのライブは初めて観たけど、めちゃくちゃ硬派なライブをする人で、かっこよかった。もし時代に声があったらこんな声なんじゃないかな、と思ったりした。……意味は自分でも分かりません。でも、例えば「平成」に声があったら折坂悠太さんみたいな声だろうと思うし、「令和」に声があったらカネコアヤノさんみたいな声だろうと思う。あと「この人、怒ってることいっぱいあるんだろうな」という感じがあって、それも良かった。正面から真っ当に怒る、というのはすごく難しいことだからだ。それから「ひとりで風邪をひいた僕は町でいちばんかわいそう」みたいな歌詞の曲がとても良かった。
最終日はWeezerを観てシメとした。自分で思ってるよりずっとWeezerが好きだな、と気づく。ステージがあって、私は今日は6時に起きてお昼寝もしてないからめっちゃくちゃ眠いけど、でもここで待ってればWeezerが出てくるのだ、と思うと、ふいに泣きそうになって、自分でもおもしろかった。何この感情、どういう感情で泣いてる?いろんなアルバムの曲を少しずつやってくれて、ずっと一緒に歌った。年取ってるなぁ、と思った。当たり前だが「Make Believe」発売時に16歳だった私が34歳になっているんだから、Weezerも同じだけ年を取るのだ。でもメンバーは前に観たときより雰囲気良さそうだったし、楽しそうだったし、新曲も良かったし「なんだか未来は明るいな」と思ったりもした。新曲が良い、というのは希望そのものだ。
ELLEGARDENの新曲も良かった、新曲かどうか分からないけど、なんかあの、「角のチーズケーキファクトリーがあったの、たまに思い出すよ」みたいな歌詞のやつ。……いや全然違うかも。でも「チーズケーキ」は絶対言うてたけどな……
現地にARMYがいそう、と思ってウットくんを身につけていたら3日目のオアシス手前あたりでジンペンのお姉さんが話しかけてくれて、すごくうれしかった。どのくらい話し込んでいいのか分からなくて「うれしい、めっちゃうれしい、会いたかった」みたいなことしか言えなかったが、別れ際に「(ジンくんが)元気に帰ってくるのを待ちましょうね!」と言ってくれて、あぁそうだ、私もそれが言いたかったの、と思った。この人にもう会えないかもしれないと思うと数分しゃべっただけで名前も聞いていないのになぜか寂しくなり、連絡先とかを聞けばよかったな、と思ったけど、でもたぶんそういうのは野暮。野暮?蛇足?過剰?まぁどれでもいいけど。
帰りはめずらしく友人と一緒に下山したので(私はひとりで帰ることが多い、お姉ちゃんは日曜に帰ることが多いから)友人が買ってくれた大きいおにぎりや笹だんごを新幹線で一緒に食べたりして楽しかった。東京駅で別れた。次会うのは11月だ。元気でね、また連絡します。
新丸ビルにルノートルが出来ているので寄りたい、ルノートルのプラリネ食べたい、と思ったが靴がめちゃくちゃ汚いのでやめにして、そのまま空港へ。フジロックの帰りって本当に靴が汚い、土埃がすごいので……が、今年買ったkEENのピレニーズは本当に良かった。トレッキングシューズなので重いのは重いけど、長時間歩くのに向いているし、岩場で滑ったり靴擦れしたりすることもなく、快適に過ごせました。雨への耐久性は謎。今年ほぼ降ってない。
空港ではラウンジでシャワーを借りた。30分でシャワー浴びてざっくり化粧終わらせるの、まぁまぁの達成感がある。ラウンジのシャワールームはタオルも置いてあるし、きれいやし、何よりさっぱりして帰れるのが嬉しい。
せっかく第2ターミナルまで来たし、と思ってマルコリーニでソフトクリームを食べた。空港たのしい。靴が汚いとルノートルはだめでマルコリーニはアリなの、我ながらよう分からんな。どういうルールやねん。マルコリーニをナメているとかではないです。
今年は本を持って行かなかったので、来年は気を付けます。本一冊あると、森で暮らすのが捗るので。
SS-7
2023年7月26日 (水) 20:23
1
近隣で新築の工事が始まると、もちろん私自身はまったく関係のない建物なのに超わくわくする。何建つんかな~と毎日進捗を見守っていると、大抵は基礎工事が終わったら鉄骨が運ばれてきたり、壁面のパーツが運ばれてきたりして、あーぁプレハブ工法だ、と残念に思うけど、最近建てられている近所のお家はバリバリの木造住宅で、大喜びしている。いや、大喜びったって私は住めないのだけど。近くを通ると木のいいにおいがして、柱や梁の立派な木材がグレーのシートの間から見えるのだ。いいなぁ木造のお家。住むのどんな人かな。
2
フジロックに行き初めてから16年、テント泊になってから10年経つ。パッキングはかなり上手くなった。が、手を付けるのが年々遅くなっており、結構ギリギリになってから「ランタン壊れたっぽいな」「防水スプレー切れてたな」「靴紐かえとけばよかったな」などと言いだすので慌ただしい。もうちょい早めに確認してくださいね。
3
100本を超えたら急に気が緩んでおり、最近はあまり映画を観ていない。折り返しただけなのにこんなところで気を緩めていたら、年末えらいことになるぞ。
今月から毎月好きな映画監督の新作が次々と公開になるので嬉しい。今月末にミッシェル・オスロ、来月はグレタ・ガーウィグ、9月にはウェス・アンダーソン。豪華な夏~!
4
先月、全くサッカーに参加できなかった甥2が圧倒的成長を見せ、普通に一緒に遊べるようになっている。ついこないだまで、ボールをまともに蹴ることすらできず、両手で持ってただ走り「サッカーやねんから手はあかんて」「ボールひとりじめしたらあかんで、みんなで遊ばな」などと言われて泣いていたのに。
「先月できなかったことが今月できるようになる」みたいなことって、子どもには普通にあることなのかもしれないけど、でも自分に置き換えてみると「先月できなかったことが今月できるようになる」なんてめっちゃめちゃすごい。逐一ハイタッチしてお祝いした。
5
母としそジュースを作った。姉も弟も「しそジュース飲みたい」と言っていたし、祖母が作らなくなってかなり経つので私も飲みたい。赤しそをもぎに行ったが、3リットル作るには600gの赤しそを用意する必要があり、既に結構な労働だった。家に帰って600gの赤しそを洗い、大きな鍋で煮る。しそジュースは「毎年夏になったらおばあちゃんがくれるもの」として扱っており、あまり深く考えたことはなかったが、結構大変な作業が要るものだったのだ。おばあちゃんごめん。
記憶よりは薄めだが、近い味のシロップが出来た。お水や炭酸水で割って飲んだり、かき氷にかけたりして食べる。
SS-6
2023年7月21日 (金) 20:54
1
「目から鱗」って何なんだろう。いや、意味は知っている、知っているが、なぜ「鱗」でなくてはいけないんだ。「目から葉っぱ」とかじゃだめなの、なんで鱗が選ばれたの?なんか理由があるはずだが、調べたくはない。こういうの、調べたくないの、調べればすぐ分かるのは分かってるけど、でも調べたくない。教わりたい。「教わる」という行為に飢えているんじゃないだろうか。
2
私は映画館でポップコーンを食べない。好きだし、キャラメルとかバターとかのいいにおいがすると食べたくはなるのだけど、自分が発するカリカリ音が鬱陶しくなってしまうからだ。隣の席の人が食べているカリカリ音はさほど気にならないし、何なら耳をうまいことアレして(?)聞かないようにもできるけど、自分のカリカリ音は耳以外から聞こえているのでシャットアウトできないのだ。
3
無印のぬか床を試しに買ってみたら、初回から普通においしいぬか漬けが出来てうれしい。いろんなお野菜を漬けたほうがぬか床に良いような気がするので、きゅうり・なす・大根・にんじん、あたりを日替わりで漬けている。以前、母と暮らしていたころは祖母のぬか床を少し分けてもらってキッチンに置いていた。常温保存だと発酵が速すぎるので、今は冷蔵庫に置いている。大きい冷蔵庫にして良かったなぁ。今は買ったままの保存袋に入れているけど、そのうちホーローの容器に入れかえようと思う。
4
観てみようかな、と思っていたショートフィルムのレビュー欄をうっかり読んでしまい「カタルシス」「コスパ」の文字が目に入って急激に萎えてしまった。映画はエンターテイメントなのだから「カタルシス」を求めたって構わないし、お金を払って観賞するものなのだから「コスパ」を求めたって構わないと思う、尊重されるべき感情だと思う、思うけど、でも私が不快だと思うこの感情だって大切にすべきものだろうと思う。
いじめや復讐を題材にした作品に「カタルシス」って言わないでくれないだろうか、あなたが感想として言いたいことは分かるような気もする、でもさ、使う言葉は本当に「カタルシス」で良いのかな、他の言葉はなかったか、ちゃんと推敲したか。得意気に「コスパが良い」と言う人の人生が、真に豊かに見えたことなど一度もない。世のすべてが等価交換だと思ってるのか?ちがうよ。世界は等価交換で成り立ってなんかないよ。
ま、この人たちのことなんにも知らんから、ほんとはなんにも言えないけどな。でもここに書くってことは、その文章はなんにも知らん人が見るってことなんだよ。
いや私がレビュー欄を見たのがすべて悪い、私が悪い、はいはい分かりましたよすみませんね。まだ観てない作品のレビューは非表示にするオプションとか付けられないだろうか。
5
先日観た映画『マルセル 靴をはいた小さな貝』が忘れられず、マルセルのグッズが欲しい、パンフレットもなかったし、フィギュアとかないんかよ、と検索したところ、メルカリとかに一応ある。あるけど、これ何、たっけぇし、非売品を転売してる系か?と思ったが、A24のオフィシャルサイトで売っている。原寸大のフィギュア。30ドル。30ドルか……円安め……とはいえ欲しい。ほとんど衝動買いの勢いでカートにブチ込んだ。送料は27ドル。知らん、欲しい、高いけど知らん、私はマルセルが欲しいんじゃ、家にマルセルがおってほしいんじゃ。
不要不急の買い物に対する言い訳としては「賞与が出たので」を用意したのでご査収ください。「賞与が出たので」、これはパンチラインでしょう。ぐうの音も出ないでしょう。
SS-5
2023年7月10日 (月) 21:08
1
友人の誕生日プレゼントに絶対ナムジュンの写真集を送りたい!!!と思いついて嬉しい。去年出たBTSメンバーそれぞれが企画した写真集は個性ゆたかでおもしろかったし、ナムジュンのはセンスが良くて私も気に入ってたから、友人も気に入ってくれるんじゃないかと思って。公式ショップではとっくに売り切れていたものの、無事に手に入ってよかった。
プレゼントはエゴでしかないし、私自身はもう何も要らない・誰からも何ももらわなくて良い、と思っているし、彼女も多分そうなんだけど、でもなんか良いものを思いついたら贈りたいよな。まぁプレゼントってそういうものなんでしょうね。
友人が最近ARMYになったので嬉しい。いや私が計ったわけじゃなくて、勝手に、彼女が勝手に沼に来たの、自分から入ったの沼に、私の策略とかじゃなくて。
なんの言い訳。まぁちょっと肩を押すくらいのことはしました。
2
友人が電話で“義実家での葬儀の話”をし始め、ふんふん、と聞いていたら突然「……ごめんなんか、重い話して…ついさっきまであたし“ハンギョドンが推し”って話でギャーギャー言うとったのにさ……」と言うので笑ってしまった。私もついさっきまで“いま推しのシールデコやってる、まじで楽しすぎる、かわいいシール集めてるねん”って話をしてたしさ、だから気にせんでええで。
っつーか34歳の女が休日の夜の電話でする話がハンギョドンとシールの話ってのもどうなん。むしろ義実家での葬儀の話がいちばん年相応じゃない?まぁどうでもええけど。
3
友人の息子と人生ゲームをした。よく「人生ゲームやろう」と言って一緒に遊んでくれるけど、半年くらい家に行ってなかったので、やるのはすごく久しぶりだと思う。彼はコマに書いてある文字を前よりずっとスムーズに読めるようになっているし、お金の計算も速くなっている。何より「僕、子どもおらんけど、孫が生まれたコマに停まったからお祝いもらっていい?」「いやあかんやろwww」「そうやんなwww言うてみただけww」みたいな会話が出来るようになっていて、めちゃくちゃ成長を感じる。
彼は医師で院長にもなったのに最後は借金が日本円で2,000万近くあり、私は私で無職のくせに借金して婚約指輪を買うなど、お互いひどい人生だった。「ゲームでよかったよ」とのこと。ほんまそれな。
4
ジンくん(推し)が特級戦士になったらしい。特級戦士というのは、まぁなんか兵役中に、定期的に進級テストみたいなんがあって、2分間で腕立て伏せが72回以上、腹筋が86回以上、3kmを12分30秒以内に走る、射撃が20発中18発、とかまぁその、項目がいっぱいあって、それらを全クリアしたらなれる、ってやつらしい。
本人が「俺特級戦士になってん~」と言ったわけではないので確証はないものの、この期間で既に上等兵になってるってことはつまり特級戦士になったってこと!みたいなルールがあるようです。
あの白玉だんごの擬人化みたいなもちもちつやつやぷきゅぷきゅのジンくんが、さくらんぼの唇と銀色に輝く歌声を持つジンくんが、肩広細腰王子のジンくんが、2分間で86回も腹筋を……?ほんまかいな……にわかには信じがたい。が、想像するとめちゃくちゃかっこいいな……
もともと課されたものに応えていくことで輝くタイプの人ではあると思うけど、無益に過ごす休みを許すような人で重圧からは自由な人だし、不健全なマッチョイズムからは程遠い人でもあるし、だから推しが特級戦士になるとは正直思ってなかったワ。メンタルは心配してなかったけど、フィジカルはなぁ……あんま無理せんとってな、と思ってたぐらいやのに……大変ご無礼を……失礼いたしました。
ムッキムキのバッキバキで帰ってきたらどうしよう、まじ惚れ直す。いや、しおしおのショボショボで帰ってきても大好き。無事に帰ってきて。
とは言え「射撃20発中18発」などのワードを見るとウッ……とはなる。これはもう私にとって同居するしかない胃痛なので、持ったまま生きる。
5
今年観た映画がようやく100本を超えた。折り返しか~と思うと同時に、まだあと100本も観るのか~とも思う。語弊がある言い方だが、楽しいは楽しいんですよ。ただしんどいの。「楽しい」と「しんどい」は両立します。
6
寝袋を干したり、レインコートに防水スプレーをかけたりしたいのに、気持ちよく晴れる日がないので困る。梅雨やからしゃあないねんけどな。梅雨いつ終わりますか?明日?明日とか?
ひどい食事
2023年7月5日 (水) 20:51
映画『マルセル 靴をはいた小さな貝』がすごく良かった。今のところ、今年いちばん好きな映画だと思う。
主人公はタイトルどおり、靴をはいた小さな貝のマルセルで、ジャンルとしてはドキュメンタリーなのか、でもストップモーションアニメでもあるし、いや待てストップモーションアニメはジャンルではないのか?手法か?でもそれならドキュメンタリーだって手法じゃないの?うーん分からん、どうでもいい、とにかく『マルセル 靴をはいた小さな貝』がとっても良かった。貝がどうやって靴をはくのか不思議に思うかもしれないけど、まぁ見ればわかる。本当にはいている。
あまりにも愛おしい映画だったので、この感情を言語化できないことが悔しく、でも「何でも言語化できると思うなよ」と思って生きているので、大変嬉しくもある。言語化できない感情が湧いてくることが、私は嬉しいし楽しい。絶対に「かわいい」だけは言うまい、と思うが、どう考えてもマルセルは「かわいい」ので歯がゆい。
私は「かわいい」に他の言葉を詰めまくっている自覚がある。私が「かわいい」としか言っていないときは端折っているのだ。なんだったら端折っている言葉のほうが多い。
例えば「めっちゃくちゃ好きすぎてこんなん手をつなぐくらいではどうにもならんので今すぐ家に連れて帰って何か食べさせて私のベッドで寝かせたいしその寝顔だけみて5時間ぼーっとしたい」と言いたいところを「かわいい」の一言で済ませている。全部言おうと思えば言えるけど、ややこしかったり、怖がらせたくなかったり、誤解を生みそうだったり、なんか怒られそうだったり、通報されそうだったり、ふつうにめんどくさかったりするとき、とにかく「かわいい」でカタをつけているのだ。カタがついているかどうかはあやしい。
週末観た、映画『アシスタント』も良かった。映画に関する会社(配給会社なんかな、とにかく映画作る会社)でアシスタントとして働く女性が、出社して退勤するまでの1日だけの、ごくシンプルな話ではあるけど、「この“感じ”って映像化できるんだな……」と感動した。派手な展開はなく、脚本もどちらかと言うと地味で、オフィス、給湯室、ボスの部屋くらいしか出てこないのに、観終わると12時間みっちり働いた日みたいに疲れた。主人公は話していないときのほうが雄弁で、私はその機微を絶対に見落としたくなくて、ずっと緊張していた。
帰り道、主人公の名前が全く思い出せず、私が思い出せないのか、いや、そもそも劇中で誰も名前を呼んでないんじゃないの、と思い至り、ぞっとした。名前が無いということは「誰でもない」のではなくて「彼女が誰でもある」という意味なのだ。彼女は私だし、私は彼女なのだろう。ウェブサイトには「英語で匿名の女性を指す “Jane Doe” に由来するジェーンというキャラクター」と記載があった。匿名の女性。
そしてこの映画のタイトルが『アシスタント』なのもゾクゾクする。こわい。主人公の仕事がスケジュール調整をしたり、事務仕事やお茶くみなんかしたりする業務内容なので、単にその名称でもあるけど、でもこの映画が主題にしている会社や社会の構造の、いつからなのか分からないけどちょっとずつ狂ってきていて、みんなも気づいているのに、でももう崩すのもやっかいで、ちょっと小突いたくらいではぜんぜん壊れそうにない、この構造の、手伝いをしている人=アシスタント、とも取れる。私も「アシスタント」じゃないか。嫌だ。嫌だけど、でも私はどうすればいいのか知ってる。嫌だから、今やるべきことは、火炎瓶を投げることでも、街頭で人を刺すことでもない、露を払うこと。
家に帰ってネットフリックスで監督(キティ・グリーン)の作品『ジョンベネ殺害事件の謎』も観た。これもすごかった。観たことないジャンルだったと思う。他に似た映画を知らない。
今年ほんとに「他に似た映画を知らん」てなる映画をたくさん観ていると思う。単に観てる映画の数が多い=母数が多いから、とも取れるけど、どうなんだろうか。調べようがないけど。もしほんとに母数が多いことだけが原因なんだったら、私は毎年映画を200本観ないといけなくなる。……しんどい。
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