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祈りをカラスが引き裂いて
2016年4月18日 (月) 19:38
先週から行きたいと思っていた西宮市大谷記念美術館にようやく行ってきたのだった。
「スイスデザイン展」です。
こじんまりとした規模ではあったけど、なかなか、面白かった。
スイスデザイン、と言われてあまりピンとこなかったけど(Swatchくらいしか思い浮かばん)
行ってみるとFreitagもクリスチャン・フィッシュバッハもスイスとのこと。シグボトルもやって。
フランスの人、と思ってたル・コルビュジエ(しかも本名じゃなかった、知らんかった)も
生まれはスイス、とのこと。
ふーむ。
ポスターをいっぱい見たくて行ったので、
いろんな年代のをいろいろ見られてうれしかった。
絵画を観たい、とか映画を観たい、とほぼおんなじテンションで、私はポスターを見たくなるのだ。
でもポスターを見たいときは、インターネットではだめで、
絶対印刷したやつを見たいし、ある程度大きいサイズで見たい。
印刷方法はなんでも、凸版でもいいし、凹版でも平版でもいいし、まぁなんでもいい。
でも孔版だったりすると「おっ」思うし、リトグラフとかも好き。
あ、リトグラフは平版か。
結局「実直さ」とかを感じられるものが好きなので
「アイディア」よりも「技術」とか「職人」とかに憧れる傾向があるよなぁと思った。
こういうこと言うとアイディアに実直さはねえのかよ、と脳内ツッコミが入るけど
今はそういうことを言ってるわけではないから黙っててほしい。
ル・コルビュジエは、というか建築の人たちは
精密に、神経質にスケッチをする人が多いと勝手に思っていたけど、
ル・コルビュジエのスケッチがいくつかあって、そのどれもが
なんとなくどんくさい、ごしゃっとした感じで、それがとてもよかった。
かわいい人なのかも、と思った。
「ル・」は略してもいいのかな。
複製のポスターがミュージアムショップに売ってたらいっぱい買おうと思ってたのに
ほとんどなくて、すごい高いやつしかなかった。
あんまり売れないだろう、ということで売ってないのか、
それとも売りたくないのか、というか売りたくても売れない権利とかの問題があるのか、どっちなのかな。
よくわからんけどグラフィックデザイナーにとって一番名誉なことは
「作ったポスターを貼った先から盗まれること」だろうと私は思うけど、
違うんですかね。
違いますか。
失礼。
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