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ミルクガラスボーイ

2022年12月26日 (月) 21:58

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フレデリック・ワイズマンの274分もある映画を、家で観る気がしない。観たいのは観たい、でも274分もあるのだ。ソファーに座って274分。途中でおトイレに行ったり、お茶を入れたりして、274分。なっげぇーーーーな。映画館で観とけばよかった、ほんとうに。でも上映期間が結構短くてさ、気づいたら終わっててん。だからしゃあないねん。年始あたりで観るか……いやそんな時間ないか……年末年始てなんか知らんけど超バタバタするね。

来年、意図的に映画を観る本数を増やしてみようと思っている。観た映画を記録しているので年に何本観たかを数えようと思えば数えられるのだが、だいたい「今年はなんかいっぱい映画観たな」と思う時で100本ぐらい、「今年はBTSばっか観てたから全然映画みてないわ」という時で50本ぐらいで、だからまぁ平均すると70本ぐらいになる。意図的に「たくさん観るぞ」と思ったらどれぐらいの本数になるのか知りたい。200はいかない、と予測している。

日曜日、年賀状を書いていたら、この人と最後に会ったのって春か、随分前の事みたい、この子コロナかかったって言うてたな、もう大丈夫かな、みたいな感じになって、思ったよりずっと時間がかかった。去年は家の近くの喫茶店で書いたけど、今年は家で書いた。バナナブレッドをオーブンに入れていたからだ、
でも1枚ずつ切手を貼ったり、こんな地名あるんや、この漢字難しいな、と思いながら住所を書いたりするのは楽しい。変なあだ名で呼んでいるあの子の本名が実は美しいことや、結婚して変わったあの子の名字にまだ慣れないことなんかも楽しい。みんな風邪とかひかないで元気に年を越せますように。

もっちゃんの誕生日プレゼントを熱心に探しているが、今年はなかなか良いのが見つからない。もっちゃんはお茶が好きなので、ティーカップとソーサーを毎年一客ずつプレゼントしているのだ。私はもっちゃんの家を「好きなカップを選ばせてくれる喫茶店」みたいにしようと目論んでいる。……人の家を「好きなカップを選ばせてくれる喫茶店」みたいにしようと目論むことの是非についてはあまり考えないようにしている。まぁ15年来の友人なので「さすがにもう置くとこないしこれ以上要らんで」となったら、はっきりそう言ってくれるはず。
値段の高いやつならいくらでも買いたいのがあるけど、例えば2万越えのティーカップを友人に贈るのはどうかと思う。本人が欲しがっているならまだしも、そうでないならちょっと怖い域の金額な気がする。私は「お返しが欲しい・もらえる」という概念で人に物を贈ることは一切無いが、それでも逆に気をつかわせるケースが多いのも気にかかる。しかも私自身は「何をあげたら喜ぶか全く分からない」と言われて久しいし、病的にこだわりが強く、十分自覚もあるので心苦しい。もう誰にも何ももらえなくて構わないし、そのことを恨んだりしないと誓うから許してほしい。

もっちゃんへのティーカップは「そろそろアンティークものも視野に入れるか」と思い乙仲通りを歩き回ったが目ぼしいものが見つからなかった。そもそもアンティークものを贈るのってどうなんだろう。私はアンティークショップもヴィンテージショップも古物商も大好きだし、何なら新品の現行品よりも古い物のほうが好きなくらいだけど、プレゼントには相応しくないのかもしれん。まぁ食器は特に、ヒビたり欠けたりしてるものも多いしね…でも1800年代の皿がヒビひとつ入らずに残ってる、みたいなことって滅多にないしな。
もっちゃんの誕生日はとっくに過ぎたが、せっかくこれまで私も気に入ったものばかりを贈ってきたのに、妥協したくない。あとは梅田まで行って探すか……根気よくやるぞ。

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