blog
5枚刃とモチモチ
2024年1月10日 (水) 21:04
年末年始、しばらく実家に泊まっていたのだけど、ある晩、弟が肌悩みについて相談してきて、なんというかちょっと、いや結構、びっくりした。弟は(極端ではないものの)どちらかというと「男なんか石鹸いっこあれば全身事足りるやろ」系の人間だと思っていたので……いや、もっと正直に言うと「男が顔にチマチマなんか塗るのキショい」系のクソ偏見野郎だと思っていたので……ごめんよ、むしろお姉ちゃんがクソ偏見野郎やったわ。
ざっくり言うと「髭が濃いので毎度しっかりめに剃る必要があるが、そうすると赤くなったりして肌荒れする、保護が必要と思い化粧水をつけているが、これが超しみて痛い」というようなことらしかった。そのほか、クレンジングやクリームも試行錯誤している、とのこと。使っている化粧水を確認するとアルコールフリーのもので、試行錯誤のあとが見受けられる。
髭脱毛はどうなんやろ、という話も出たものの「髭自体はいずれ伸ばす日が来るかもしれないので残してはおきたい」ということらしい。なるほど。確かに彼は髭が似合う顔立ちではある。
話を聞いていると、私と弟はわりと肌質が似ている感じがする。私も部分的には脂性肌っぽいのにほっぺたはカサカサするし、ニキビができやすく、赤みが気になるタイプ。この肌質な上に「ほぼ毎日5枚刃を顔に押し当てる必要がある」と想像すると、なるほどかなりキツイ。そら化粧水もしみるわ。
ちなみに姉は母に似て肌悩みが少なく、いわゆる「ハトムギ化粧水とニベアの青缶で年中イケる」タイプのラッキーさんなので、この話の最中は終始ポカンとしていた。ラッキーさんめ。
化粧水の前に保湿ケア系の何かを入れておいたほうがいいのでは、ということになり、私が持っていたトリデンのセラムを導入美容液として試したところ、かなり良さそうで安心した。「すごい、これはぜんぜん痛くない!しかもなんか、もちもちする!触ってみて!」とのこと。よしよし、じゃあこれ塗ってから化粧水の順番にしよう。乳液も塗ったほうがいいね。ベタつかへん程度の軽いやつ買って、うすく塗ればいいから。
ふと、こういうのを、人に聞ける子で良かったな、と思った。「男やから」とか「男のくせに」とかしょうもないことをグダグダ言わずに、ただ「赤くなって荒れるのが嫌やねん」とか「しみて痛いのが嫌やねん」と人に言えて「どうしたらいい?なんか方法ある?」と聞けるのは、すごく良いことと思う。だって、時代や環境が違えば「女々しい」とか言われたりするであろうことが、想像できるでしょう。でも肌荒れの不快感に性別も年齢も関係ないし「化粧水がしみて痛いなぁ」と思うことに女々しいもクソもない、痛いもんは痛い。ただ心地よく暮らすために、自分で自分を気遣えるかどうか、という話だと思う。自分で自分をケアできるかどうか、蔑ろにせずにいられるかどうか、というのは人間としてすごく大事なことのように思う。
肌荒れを無視せず、「もうおっさんやからええねん」などとなんの解決にもなってない意味不明なことを言わず、もちもちの肌で生きろ。
とはいえ私も美容液をいくつか使い分けたり、いろいろ試して自分に必要なケアや肌に合う成分が分かるようになってきたのはまじでここ3~4年ぐらいのことな気がする。遅い。
……いや、言い換える、まじ伸びしろしかない。
i
2024年1月9日 (火) 22:08
ようやくiPhoneを買い替えた。15にさほど魅力を感じておらず、出来れば14のパープルか13のブルーあたりを一括払いで買いたかったが、炊飯器を買うと言う父について行ったケーズデンキには13も14も在庫が無いと言うし(そらそうですよね)キャリアを変更して15の機種代金を分割にするのが圧倒的にお得、ということだったので素直に従った。今はピンクしか在庫がない、とのことだったのでピンクです。
あそこで「いや絶対に14のパープルか13のブルーが良いので」と言うほどの熱意は私にはないし、キャリアを変更したところで電話番号も変わらないし、電波状況もそんなに変わらないから生活に支障が出るほど繋がらない、ということもないので、結局素直に従う以外の選択肢がない。「年に一度くらいはプランやキャリアの見直しをしに来てください、もったいないので」と言われた。まぁ健康診断みたいなものなんでしょうね。わかったよ。
私は昔から、料金プランの内容を理解したり、スペックを見比べて情報を読み解いたりする能力が全くない。実家住み学生時代は姉に全任せしていたが、大人になるとそういうわけにもいかないので、お店に行って親切な店員さんに全任せすることにしている。全任せスタイルは今後も変わらないと思う。
iPhoneはXRから15になった。軽くはなったがサイズは変わらない。移行作業を盛大にミスり、2年分くらいのバックアップが消えた。が、写真はGoogleに逃がしてあるし、必要なアプリはまたダウンロードすればいいし、まぁそんなに困ることは無い。LINEのやりとりが消えたので、直近の会話や約束ごとが分からなくなったのだけが少し困った。方々に「会う約束したと思うねんけど、いつやった?」と記憶喪失の人みたいなLINEを入れて、凌いでいる。
新しいiPhoneに対してあまりにもテンションが上がっていないので、弟が「もっと興味もてや、最新のiPhoneやぞ、おれはかなしいぞ」と騒ぐ始末。おまえがかなしむようなことはなにもないのに。でも正直iPhoneへの興味は3GSを買った時がマックスで、あとはもう右肩下がり、という感じ。
買い替えて一番嬉しかったのはロック画面の時計のフォントの太さを変更できるようになってたこと。極太丸ゴシックかわいい。でもこれは端末ではなくてiOSに対してやから、結局iPhone15には別にテンション上がってない。
かわいいiPhoneケースが売っていないのも困る。とりあえずインド刺繍のブレードを貼り付けたのを自作した。これも気に入ってるとは言い難いので、引き続きかわいいiPhoneケースを探す。
そういえば毎年「買ってよかったもの」をSNSで紹介してくれるの、見るの楽しいから好き。私が買ってよかったものが思いつかないぐらい映画ばっかり観ていましたが、U-NEXTは契約して良かったです。旧作が一番豊富にあります。料金が2000円越えなので高いと思いがちですが、実際はポイントに還元されており、このポイントで毎月1本映画館で観られるので、実質無料です。月に1回ぐらいは映画館に行くぞ、という人は契約すべきです。
しばらく間違えるやつ
2024年1月5日 (金) 21:56
年が明けたが、あまり「おめでとうございます」と言う気にはならない。イスラエルもウクライナも、まだ何も終わっていないし、新年早々大きな地震があり、航空機の痛ましい事故もあり、本当に何も、めでたくない。
とはいえウジウジしていても仕方ないので、引き続き停戦を求め、出来るだけ寄付金を送り、今後同じことが起きないよう事実から学び、お祈りをする。
年末は例年通り大変忙しく「心を亡くすと書いて、忙しいと読むのやからなぁ……(漁港の肉子ちゃん)」と思ったりした。一昨年の暮れに一度諦めたのに、まだイライラする部分もあり「私は私が厄介~!!!」という気持ちになる。まぁ年を追うごとに、徐々に収まるだろう、と目論んでいる。「諦める」というのは本当に難しい。時間もかかるね。
祖母も祖父もいたころの、家族だけで過ごせた年末が懐かしい。中庭でもちつきをして、おばあちゃんがひとつずつ小分けにしてくれたおもちを丸めた、あの温度が懐かしい。もう戻らないと分かっているから、もっと懐かしい。泣きそう。
でも今年は姉がいてくれたので、精神的にはかなり楽だった。居てくれるだけで気持ちが楽になる人、それが姉。
大晦日は弟がケーキを買ってくれて、甥たちも祖母も揃ってみんなで紅白を観たり、父が天ぷらを揚げてくれたりして、例年通り過ごせた。
元日は甥たちも一緒に席について、お雑煮とおせちを食べられた。よかったよかった。
今回はついに祖母から「おせち引退宣言」が発令されたので、母が黒豆や筑前煮や田作りを作ってくれたのをみんなでお重に詰めた。姉が焼いてくれた出汁巻きと、私は煮豚を作って持って行き、あとは甥2が幼稚園の芋ほりで掘ってきたさつまいもを提供してくれたので、栗きんとんも作った。「このおいもを、お正月にみんなで食べる、あまくておいしいやつに使っても良い?栗きんとんていうねんけど……でもおにいちゃんの時みたいに、焼き芋にしたかったらそれでもいいよ、今日は別のおいもを使うから」と事前に許可を取ったら「うん、いいよ、使って」とのこと。寛大。
年が明けたら長い付き合いの友人たちと楠公さんに初詣に行き、あとは甥たちと公園に行ったりして過ごした。甥1は前ほど親し気に寄ってこなくなったように思う。テレもあると思うけど……普通に寂しい。でも、いつまでも赤ちゃんみたいでいてほしいとも思わんし、仕方ないよな。至極真っ当に成長しているのだから、喜ぶべきとも思う。思ってるよりすぐ大きくなってしまうんやなぁ。
おみくじは大吉で「失くしもの:出てこない、人の手に渡る」と書いてあったことを覚えている。こんなにはっきりと「出てこない」と書いてあるの、初めてやわ。ここまではっきり言われると、むしろすがすがしい。あとは「旅行:東はすべてよし」とも書いてあった。今年は海外旅行にいくつもりです。
何はともあれ、始まったぜ2024年。行くぜ2024年。
来年インサイドヘッドの続編やるぽいよ
2023年12月7日 (木) 20:45
もう12月上旬が終わる。やばい。間に合わない。いろいろが間に合わない。整理のためにも、今月やることを書き出す。
- あと15本ぐらい映画を観る
- 今年中に一回ぐらいは会おう、と私が言った友人に会う
- 年賀状を用意してポスト投函まで済ませる
- 餅をつく(恒例の家族行事)
- お正月に使う箸袋を完成させる(水引は姉に頼む)
- 家族へのプレゼントを用意する(買うだけにすればよかったのにもっと面倒なやつを考え付いてしまった)
- もっちゃんへの誕生日プレゼントを用意し、直接渡しに行く(できれば年内が良いが年明けでもいいことにする、これはもっちゃんへの甘え)
- 友人からの頼まれごとを完成させる(一旦公開までは持って行くべき)
年賀状と家族へのプレゼントはデザインが要るのでさっさとやったほうが良い、まじで今週末とかで終えてほしい。年賀状は特に、印刷に出したいのでその日数も計算するとまじで今週末で終えてほしい。問題は辰年の年賀状なんて絶対どうにも出来ない、という点。辰は描けない。辰を描く画力が無い。今から辰を描く画力を身に付けるのは無理、時間ない言うてるやろ。諦めてなんか違うものを描く、なにがいいかな。くまちゃんで良いですか?
50部刷るといつもかなり余るので、20部ずつ違う色のを刷ろうかな。……時間ないのになんでこういう時間かかりそうなやつを思いつくんやろ。でも楽しそうやんな。
映画15本はいける、いや絶対いく。どうにかする。ただ29日以降はほぼ家族行事で走り回って夜は肩こりにうなされながら早めに寝るしかないので実質あと20日間くらいしかない。上旬で貯金を作っておくしかない。あとは帳尻合わせで別に観たくないやつを観る流れにしたくないので、10本切ったらあとどれ観るかを決めたほうが良さそう。残りは来年にまわす。どうせ来年も映画は観る。
もっちゃんへの誕生日プレゼントはアタリをつけてあるものの、いつのまにか当該製品が廃盤になっており、買えるかどうかアヤシくなってきた。「これでたっぷりのミルクティーを飲んだらかわいい」という具体的なアイディアがあるのでどうにかしたい。スウェーデンから輸入する、という手もあるが、出来れば避けたい。トラブルがあると面倒やし。
友人からの頼まれごとについては、友人本人の作業待ちの部分が多いにせよ、私が進められる部分を先にやっておくべき。場合によってはスケジュールを提示してケツをたたくところまでが私の役割と思う。……昔からそうなので。
全体的に「どうにかする」のやつしかなくて具体的な方法とか一切ないな。ははは。ま、どうにかします。
里の秋
2023年11月22日 (水) 20:18
『しずかなインターネット』を始めた。短い日記を書くことにしようと思っている。フォロー・いいね・リプライ、みたいな機能はない。全く知らない人の文章をいくつか購読することにしたけど、これは相手に通知されてるんでしょうか。されてないといいな、気味悪いと思われたくないし。
機能に不足はないと思うけど、改行が出来ないのだけちょっと気になる。改行はさせてほしい。初期アイコンが犬の横顔なのはかわいくて気に入っている。
「あまり強固につながろうとしない」ということが魅力に成り得る、ってことは、それだけ「誰かとつながっている」ということがインターネットではスタンダード、ってことなんですかね。だって本当の本当に心底「どこにもつながってなくていい」のであれば、そもそもインターネットに書く必要はないわけで、だからレベル感、みたいな話なんでしょうかね。
私はこのサーバーに14年(…14年!)文章をアップロードし続けているが「ここに置いている以上は、いつか誰かが何かの拍子にうっかり読むかもしれない」ということをいつも念頭に置き、そこが魅力でもあると感じている。「いつか誰かが」の「誰か」には、もちろん私も含まれる。
あと「万が一誰かが読むかもしれない」と思って書く文章と「私以外にこのノートを開ける人は誰もいないから絶対に読めない」と思って書く文章は、明らかに別物である。後者は10代から20代前半にかけて散々やったが、燃えるゴミの日に出してしまったので今はもう私も読めない。
まぁいずれにしても、どっかになんか書いてないと死ぬんだと思う。
そういえば私は読むのも観るのも聴くのも描くのも作るのも好きだが、わりとムラがあり、例えば今年は観るのを多くやったので読むのはだいぶ減った。描くのと作るのはほとんどやっていない。
でも書くのは、書くのだけは、仕事でもなければ誰に褒められるわけでもなく金も稼げない上にいいねボタンすらないのに、ずっとやっている。「なんか書いてないと死ぬ」以外に、どんな理由があるというのだろう。
ここでいいから
2023年11月21日 (火) 20:55
「大事にする」ってどういうことだろう。ついこないだ「気を付ける」が難しい、と書いたが、同様に「大事にする」も難しい。
下岡晃と安部コウセイのライブを観にいった。終盤、『抱きしめて』を歌うと言った下岡晃にコウセイさんは「俺もちょっと入って良い?」と聞いた。一緒に歌ってもいい?という意味だ。続けて「いや、大事な曲だからさ、一応許可を、と思って、敬意を」と言った。
私は下岡晃ではないしアナログフィッシュでもなく、ただファンであるだけの何者でもない人間なのでこんなことを言うのはおかしいが、確かに『抱きしめて』はとても大事な曲だ。本当は「とても大事」とか言うのもはばかられるくらい。
この曲がどのように生まれ、どのように歌われてきたかを知っているし、どのように大事にされてきたのかを見てきた。10年以上経つ。だから、コウセイさんが引いた一線のような“敬意”をとても嬉しく思ったのだ。大事なものを一緒に大事にしてくれることが嬉しかった。いや私がこんなことを思うのは、全くもっておかしいが。どの立ち位置で言うとんねん。
帰り道「大事にする」について思考を巡らせたが、特に答えは出なかった。日々生活していると答えが出ない問いのほうが圧倒的に多い。大事にするって、どういうことなんだろう。なんかきれいな箱に入れて、きちんと鍵をかけて、家から出さずに仕舞っておくこと?そういう方法もある。あるいはずっと身に付けて、くたびれてきたのを直してまた使って、いろんな人に触れてもらって、欠けたところを継いで、それでもまだ持ったままいるってことかな。そういう方法もある。
『抱きしめて』がどのように大事にされてきたかは、後者が近いと思う。発表された当初は震災直後という時期もあいまって、繊細で、消えてしまいそうな空気感があった。乱暴にすると割れるんじゃないか、みたいな感じ。演奏は何度も繰り返された。CDになるころには健ちゃんが歌うパートが出来たし(最初期はなかったと記憶している)、ライブではお客さんも一緒になって歌ったし、Ryo Hamamotoのギターソロでアウトロを長くやる日もあってあれはすごくかっこいいし、下岡晃はインスタライブでこの曲を数十回演奏してきた。今『抱きしめて』に似合う単語は「繊細」ではなくて「強度」だと思う。素材っぽさやむき出しの雰囲気はずっと変わらないけど、変質した、ように感じる。両手で包むようにしてしか持ち運べないような曲だったのに、今はもたれかかっても大丈夫だと思う、同じ強さで押し返してくれる。
「大事にする」っていうのは、自分がどんなふうに大事にしたいかを、考え続けるってことなのかもしれない。お、なんか答えめいたものが出てきたぞ。
「大事にする」に型はないので、大事にする人とその対象の組み合わせによって無限にその方法があり、無限にあるということはつまり「その大事のしかたは間違ってる」とかは、誰にも言えないってことだ。でも対象に意思がある場合は「その大事のしかたは望んでいない」とか「このように大事にしてほしい」とか言われる場合もある。そういう時は聞き入れて、全部じゃないにしても受け入れて、調整が要るけど、でもまずは自発的に自分がどのように大事にしたいかを考えるところからしか「大事にする」は始まらない。お、なんか答えめいたものが出てきたな。
答えめいたものはただ「めいたもの」でしかなく、決して答えではないので、一旦暫定答えボックスにぶち込み、私は適当な蕎麦屋で蕎麦を食べて帰った。これ以上考えていると、この電車は姫路まで行ってしまう。一番好きな食べ物、蕎麦かもしれんなぁ。
ふあんてい
2023年11月17日 (金) 22:16
とあるドラマを観ていると、登場人物たちが「分かっている私たち」が、いかに「分かっていない私たち以外の人たち」に苦しめられているか、という話を頻繁にするので、しんどくなってきてしまった。自分の繊細さや感受性の強さを守ろうとするのは分かるし、もちろん自分で守るしかないから大事にしてほしいけど、でもそれを武器にして誰かを攻撃するのは違うよな、と思う。そもそも繊細さは性格的な特性ではあるけれど、優劣ではないはずだ。
何よりしんどいのは「でも私もこれやってるな、常にじゃないかもしれんけど、でもやってるとき絶対あるよな」と思ってしまったことである。私は自分のことを繊細とは思っていないし、感受性が強いとも思っていないし、人から「繊細ですね」と言われたこともないけど、でも幼少期に「なんで私はいつでも“みんな”の中に入れんのかな」と感じた記憶は今もずっとあるので「なんかズレとるんやろうな私は」とは思っている。ティーン期にはこの「ズレ」こそが私のアイデンティティーなのだから気にせず堂々と振る舞うべきと思おうとしたが、それもなんか違うぞ、と気づき「そもそも“みんな”など幻想だ、無いものだ」と思うころにはハタチをとうに過ぎていた。今は「“みんな”があることにしたほうが上手く扱えそうなときはそうしてもいいし、もしその“みんな”に楽しく入れそうなときは入ってもいい、でも入れなさそうなら無理しないし、入れないことで自分を責めたりしなくていい」と思っている。
でもこれもうちょっと補足が要るかもしれない。例えば「自分の都合で“みんな”があることにしたんだから、“みんな”を馬鹿にしたり悪意を持って接したりしたらいけない」を足さないといけないかも。
だって「分かっている私」に感じる嫌悪感の名前を知っている。これは「同族嫌悪」だ。私もやってるぞ。「分かってる私」や「分かってる私たち」をそれ以外と分けて「分かってない人たち」ひとまとめにして悪口言うの、私もやってるぞ。つーか私、その場だけで適当に言う悪口のジャンルが全部これかもしれんな。悪口っつーか悪態?
めっちゃ気をつけたい、悪口は要りそうなら言ってもいいけど、でもそもそもそこに優劣はないと、忘れないようにしたい。
ところで「気をつける」っていっつも具体的な解決策になってなくて難しいなと思う。気をつけようと思っているのも私だし、実際に気をつけるのも私だし、気をつけないといけないようなことだと気がついてしまったのも私なのに、全部を私いっこぶんの脳でやりくりしないといけないの、めっちゃ難しい。
あとで読んだら何が何だか分からない文章を書いてしまった。読み返したら消すしかなくなりそうなのでこのまま公開する。
붕어빵
2023年11月17日 (金) 20:30
寒暖差が激しく、日の当たるところを歩いて汗をかき夜は冷える、みたいなことを繰り返していたらあっさり風邪をひいた。「風邪ひきそう」と思ったらもうひいている、みたいな感じ。馬鹿っぽい。
熱がほとんど無いので大丈夫だとは思いつつ、コロナもインフルエンザも流行っているので念のため検査したが、どっちでもなかった。普通にただの風邪だった。風邪ひくの久しぶりな気がする、と思ったけど、調べたら去年も同じくらいの時期にやってるっぽいす。なんやそれ。
“調べたら”、というのは妙なことで、私自身は去年自分が風邪をひいたのかどうかを全く覚えていないのだけど、SNSやブログに書いていれば調べはつくのだ。紙の日記なら検索に時間がかかるけど、ブログは「風邪」とキーワードを入れて調べられるのですぐに分かる。便利やね、と思う一方「嘘を書いたら嘘がほんとのこととして残っちゃうな」とも思う。ま、そんな大層な話ではないけど……ところで嘘っておもしろいよね、嘘について勉強したい。嘘ってどこの管轄なの?心理学?管轄??
急に寒くなったので慌てて毛布を注文した。毛布ってなんでこんなダサいのしかないんだろう。世の毛布が全部ダサい。機能としては魅力的でも、デザインがダサいものを家に置きたくない。かと言って寝具だからデザイン性のみを重視するわけにもいかない、寒いのは勘弁してほしい。っつーか別に「驚くほどオシャレな毛布をください」とか思ってないのに、こんなに無いもんか。どうせ隠れるやん、と思うことなかれ、私は羽毛布団の上に毛布を重ねて寝るので、毛布のデザインは重要です。「知らんがな」という声が聞こえてきそう。母の声が。
ベッドカバー買うしかないか……
灯油も買わないといけないし、ストーブを出さないと。去年の経験を活かしてコートは既に倉庫から出してある。今年は全部クリーニングに出したので、毛玉もきれいに取って美しく畳んであってうれしい。さすが、やっぱりプロは違うな~ケチらずに毎年クリーニングに出そう。「そんなに高いコートじゃないし」とか言って曖昧にしてきたけど逆な気がする、そんなに高いコートじゃないからこそ、ちゃんと手入れをしたほうが良い気がする。
今月もジンくんの動画がアップされて、あまりの愛おしさで10分くらい動けなくなった。しゃべって動くキム・ソクジン、やっぱ威力がすごいし、ありがたみがすごい。毎度のことだが初回再生時は「ジンくんがメッセージをくれている」という事実そのものを受け止めるだけで胸がいっぱいになってしまい、ジンくんが何を話しているのか全く理解できない。単語くらいなら聞き取れるはずの韓国語が一切分からないし、字幕など一文字も読めない。少し動悸もする。「ま、まばたきを、してる、かわいい」とかで終わる。そらまばたきぐらいするやろ。4~5回再生すると、ようやく話の内容が頭に入ってくるので、やっと「あ、プンオパンを、食べてねって言うてるんか、かわいい」みたいな感じになる。不甲斐ない。
「かわいい」は語尾みたいな感じなので、全部の文章に付きます。ジンくんかわいい。
Masked
2023年10月30日 (月) 19:56
石井裕也監督作品が2本同時に劇場公開されている。ありがたく観る。
土曜日は『月』を松竹で観た。松竹はだいぶ前にkino cinemaという名前に変わっているが、場所も外観も内観もシアター数も何ひとつ変わっていないので無視して松竹と呼び続けている。名前が変わることに抵抗してやろう、という気持ちは別にないのだけど、その名前で呼ぶかどうかは私が決めるよ、とは思っている。だって、渋谷公会堂のことCCレモンホールって呼んだこと一度もないでしょう。と思ったら今はCCレモンホールですらなかった、今はLINE CUBE SHIBUYAというお名前だそうです。ぜったい誰も呼んでへんやろ(決めつけ)。
話逸れた。
『月』は小説が原作で、障害者殺傷事件を題材にした作品だ。原作は読んでいないし予告編も観ていないが、3行くらいのあらすじを読んだだけで胃が痛い。気が重い。気が重すぎて、パジャマから着替えられない。このままだと行かなくなる可能性があるな、と思い、スマホでチケットを買った。これで行くしかなくなるぞ。自分で観ると決めた映画で胃を痛めて、いったい何をやっているんだ。
2時間半、ずっと苦しかった。現実だったらそれこそ見て見ぬふりをして、その場から足早に離れていたかもしれない。「こういうことがあってさ」とすら、人に話せないかもしれない。
「○○という映画でした」とまとめることが出来ない。それは「人間とはこういうものです」と言うことと同義かもしれないからだ。私にはそんなこと出来ない。私だけじゃない、誰にもそんなこと出来ないよ。さとくん、君にも出来ないんだよ。
ちゃんと電気をつけて、窓を開けたかった。ずっと回っている扇風機がどういう演出意図かは分からないけど「何かを動かしているように見えて、何も変わっていない」という印象を受けた。扇風機じゃ空気は入れ変わらない。
原作も読んだほうが良いだろうな、でも読みたくない。気が重い。映画も観たくはなかったよ。でも、観てよかった。
日曜日は『愛にイナズマ』をシネリーブルで観た。シネリーブルは私が一番行く回数が多い映画館だ。スクリーン数は4つだが、作品数が多く、好みの映画がかかっていることが多い。地下にあってこじんまりしているところも好みだし、ロビーのあたりが赤い、ちょっと毛足が長めのカーペットになっているところも好みだ。照明も明るすぎなくて良い。12月にデジタルリマスター版が上映になるので『アメリ』のチラシが置いてあった。BSで放送されていたのをビデオテープに録画したやつを繰り返し観ていたのが20数年前のことだから、実は映画館で観たことがない。すごく楽しみ。
話逸れた。
『愛にイナズマ』は石井裕也が脚本・監督、主演が松岡茉優、めちゃくちゃ期待していた。『川の底からこんにちは』で石井裕也が好きになって『君と歩こう』が最高で、でも近年は「もう石井裕也の何を、どこを、石井裕也だと思って好いてきたのか分からない」と思ったりしながら生きてきたけど、久しぶりの、本当に久しぶりの「これこれ!これだよ!私が欲しかった石井裕也はこれ~!!!」状態になった。嬉しい。私が泣いたのは花ちゃんのお母さんが死んだからでも佐藤浩市が死んだからでもなく、石井裕也が好きだったから。
佐藤浩市、若葉竜也、池松壮亮が全員赤い服で画角におさまっているカットが気に入りすぎて、額に入れて飾りたいくらいだった。声しか出ない鶴見辰吾さんまで、役者陣が全員素晴らしかった。難しかっただろうなと思うのは窪田正孝で、めちゃくちゃバランス感覚が要る人物像だったように思う。だって、正夫くんがもし「なんか気持ち悪い人」になってしまったら、佐藤浩市に「ちょっと立ってもらえますか」と言ってハグするあのシーンは美しくなくなってしまう。前半パートで「まじでキツい、けどこういう人おる」ムーブを連発して後半に向けての鬱憤をチャージし続けてくれる三浦貴大、MEGUMIコンビもすごかった。三浦貴大さんのこと、本当に嫌いになりそうです。
たくさん笑ったが、扱ったテーマは『月』とほとんど同じものだったと思う。同じ台詞も出てきたし、いや意図的でないのかもしれないが。
何かを創ることは、そこにあるのに見えないものをよく見えるようにしたり、隠されているものを剥がしたり、見て見ぬふりをして蓋をしたものを皿に盛りつけたりするようなことなのかもしれない、と思った。
帰宅して、レンコンと豚トロを炒め煮にしたのを作って食べた。栗原心平さんのレシピは「うまいでしょ?ビール、飲むでしょ?」という声が聞こえてきそうで楽しい。
SS-9
2023年10月26日 (木) 21:33
1
移動時間が長いとき、本が1冊あると安心する。スマホで音楽を聴いたり、韓国語のアプリをやったりしているのも良いけど、出かけた先でスマホの充電が切れたらやだな、とも思う。その点本は充電とか要らないし、多少嵩張るけど文庫本ならそんなに重くはない。
2
スマホを買い替えないと、と言い続けている。79%しか充電されないので出先で写真や動画を撮るとすぐに切れてしまうのが不便なのだ。今なら最新が15だから色だけ選んでさっさと買えばいいのだけど、全然テンションが上がらないので腰が重い。カメラとかの性能はもちろん良くなっているのだろうと思うけど、そんなにテンションが上がらない。3GSを買った時がiPhoneのピークだったように思う。無邪気な未来を手に入れたような気分だった。
3
堺雅人さんのエッセイが好きで、たまに読み返す。雑誌で連載されていたものなので一章が短く、移動中でも読みやすい。私は読書中に音が聞こえたりはしないタイプで、小説が映像化されたりしたときによく言われる「声がイメージと違う」があんまりピンと来ないが、堺雅人さんの声は知っているので、エッセイを読んでいるとご本人の声で再生される。執筆時は32~33歳だったようだ。追い越しちゃったな。
4
堺雅人さんは「哲学系のかたい本をまとめ買いし、お酒を飲みながら“なに書いてるんだか判んねーよ”といいながら読む」のがお好きだそうで、最高だな、と思います。
5
『フェルマーの料理』というドラマが放送されており、文庫版の『フェルマーの最終定理』をどこへやったんだっけ、と探したが、家には無かった。誰かに渡した気がする、と思ったが、私の記憶が正しければムライに渡した。多分。
ドラマはチラッと見ただけなんですけど、フレンチのメインとしてナポリタンを作るシーンがあり「どんなに旨くてもナポリタンはあかんやろ」と思ってしまった。っつーかナポリタンの旨さって上限がありませんか。いやナポリタンをナメてるとかじゃなくて。私もナポリタンは得意な料理なんですけど、コツはケチャップとトマト缶かトマトジュースを少しグツグツさせて酸味をとばしてから具材と合わせることと、スパゲティを入れて具材と合わせたあとにバターを少し入れることです。
6
前髪を短くしすぎた。切ったのは私じゃなくて、美容師さんだけども……
10年以上通っていた美容室が閉店してしまい、しかたなく新規開拓を開始した。初っ端から知識抱負で勉強熱心な美容師さんに当たってラッキーだったけど、切るのはどう考えても前の美容師さんにお願いすべきだと思う。でもこれは美容師さんのせいではなくて、私のふたつある旋毛や、独特すぎる髪質、癖がつよい癖毛のせいなのでむしろ申し訳ない。
7
『The Astronaut』の発表から1年が経ったので、ジンくんのソロ活動を履修しなおしている。ジンくんは「1曲だけなんですけど」と何度も言ってるけど、でもその1曲を置いていってくれたことが、どんなにありがたかったかを握りしめるような1年だったと思う。好きが増す一方……
最近はBTSパッケージのクランキーが発売されたので、スーパーやコンビニでジンくんがおらんかな~と探す毎日。なぜかジンくんとジミンだけまったく見つからない。
8
地元企業が作っている靴のアウトレットセールに行ったらお会計時に「LINE登録してもらったら1000円引きになります」と言われ「そんなに!!?」と声に出てしまった。セール品なので既に十分安いのに、ここからまだ1000円も引いてくれるなんて……8000円で2足買えた。うれしい。
category
- 「でっかいの」完成までの道 (10)
- 15分で書くやつ (4)
- DIY (2)
- uncategorized (998)
- いま考えていること (10)
- お芝居のはなし (4)
- かばんのなかみ (8)
- きのうみた夢の話 (17)
- シルクスクリーン (3)
- フジロックフェスティバル (11)
- 宣伝 (4)
- 旅行 (15)
- 映画のはなし (42)
- 絵の展示 (5)
- 音楽のはなし (38)
archive
latest posts
- 2026/04/06 ツノが生えてきた
- 2026/03/30 BTS:THE RETURN 雑感
- 2026/03/23 Come back to me
- 2026/03/20 ARIRANG 雑感
- 2026/03/16 poppo
- 2026/03/13 クミンとあとなんか
- 2026/03/10 now on
- 2026/03/02 なんとかなれ

