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우리 모두

2023年1月31日 (火) 20:41

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金曜日、新しいSNSを始める。かわいい。アバターの服を着替えさせたり、部屋に家具を置いたり、友だちと座り込んでビールを飲めたりする。かわいい。
基本的にはメッセージのやり取りが出来たり、部屋に来た友だちの足跡が付いたり、部屋にメモを残せたり、みたいな、よくある機能が多いけど、SNS上で呼びかけられたら写真で返事をする、という仕様になっている部分があって、ここがおもしろいな、と思う。ここでは撮ってあった写真を使えないので、返事をしたければ「今その場でなんかを撮る」必要があるのだ。見栄えの良いものを撮れる可能性がかなり低いし、これを見る人はたったひとり、というところも良い。全く知らない人に絡みに行くことは出来ないっぽいので、治安悪くなる可能性も低いし。
私は「もう寝る」とか「今日休み」とか「これ食べた」とか「今これ聴いてる」とか、そういう日常のこまごましたなんの特別感もない出来事を人から共有されるのが好きなタイプなのだ。

土曜日、パジャマのまま過ごす。晴れたので洗濯をし、溜まっていたSpotifyのポッドキャスト番組「1983年のバームクーヘン」を聞く。中井と小野と萩野の歌舞伎で一生笑っている。
せめて着替えるか?と思うが、どうせ家から出ないんだからまぁいっか、と思い直す。私の生活を「ていねいな暮らし」呼ばわりする友人たち(※イジられてる)、そんなものは幻想です。
映画を2本観て、鶏としいたけとしめじとかまぼこで炊き込みごはんを作り、炊けた先から飲むように2杯食べた。結局自分で作ったメシがこの世でいちばんうまい。

日曜日、マンションの総会に行く。時間を勘違いしていて30分も遅刻した。誰にも何も言われないが、気まずい。すみません。滞りなく完了。2年続いた理事会役員生活がやっと終わったが、今年は大規模修繕があるので修繕委員として残る形になった。ふ、不本意……ではあるが、正直経緯が分からない人たちに丸投げして去ることはリスクでもあるので、ここは潔くすっぱり諦める。
帰宅して洗濯、先週は雪も降ったし(積もったし)洗濯物が溜まっている。ニットをもりもり洗って干した。
バスで出かける。喪服を買いに行くためだ。いい歳だし、もうすぐ祖父の法事があるしで、きちんと喪服を買うべき、と思う。6着ぐらい試着したが、サイズが合うものと、似合うものと、気に入るものと、のバランスがまったく噛み合わず、あえなく撤退。「喪服なんかどれもそんな変わらんっしょ、ぜんぶおんなじ色やし」と思っていたが、甘かった。リボンやフリルの加減ひとつで妙に子どもっぽくなったりする。おなかのまんなかあたりにデカいリボンが付いているやつは着るまでもなく似合わないのでやめておいた。年齢もあるけど、単純に「キャラクター」に合わない、という感じがする。不必要に古くさく見えるのも困る、急に20歳ぐらい老けて見えるし……正解が分からん。お店のおじさんがサイズや丈感を一緒に見てくれてありがたかったが、結局何も買わなかったので申し訳なかった。ま、しゃあないけど。
男ならブラックスーツを1着仕立てておけばそれで冠婚葬祭がぜんぶ済むはずなのに…なんなの……いや、こんなことを言っていても仕方ない。ネットでも探してみることにして、あとは散歩して、おやつを買って帰ることにする。
和菓子屋さんを通りかかると苺大福の張り紙が出ている。い、苺大福…そうか、もうそんな時期か…!目についた和菓子屋さんで次々に苺大福を買ったら3つも買ってしまった。個人的には苺大福の苺にはあまりこだわらなくて良いと思う。高くておいしい苺は、そのまま食べたほうがおいしいと思う。苺大福は大福部分が主演であり、苺は客演だから、大福に身を預ける気持ちで苺には参加してほしい。真顔で書いています。
ハーバーランドまで歩いて、スーパーに寄ってから自転車で帰宅。友だちが誕生日にくれたお茶をいれて、苺大福を食べた。お茶ってなんぼあってもうれしい。
夜はなんとなく「大豆田とわ子と三人の元夫」を観返した。かごめちゃんを見ていると寂しくて泣いてしまう。かごめちゃんがもういない、ということが寂しい。私の友だちじゃないのに、私も友だちみたいな気持ちになるのだ。この気持ちの名前は「感情移入」でいいんだろうか。ちょっと違う気もする。

週末は爆速で過ぎる。1月終わっちゃったね。

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