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言ってね、直すから

2022年7月4日 (月) 21:48

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夏にパーティー(概念)をやることになったので、みんなに渡すソンムル(プレゼント)を作ろうと思って休日にチマチマ進めている。渡す、というより押し付ける、が近いが。合間に友人に使ってもらうバナー(っぽいもの)を作ったりもしている。サイトに載せるわけじゃない、単体で使うバナー作るの久しぶりすぎて、勘が鈍っている感じがする。こんな下手やったっけ、いやもうちょいやれたはず、なんか素人っぽいな、こんなはずでは。開けていない引き出しは開けるのに苦労するし、開けていなさすぎてそこに引き出しがあることも忘れている。たまに使わないと、でも仕事でこの引き出し使うことほぼないよ。なんかちがう、これじゃない、これもイマイチ、あぁかわいくない、と延々やってたらトータル20時間ぐらいかかった。自己満足は時間を食う。

平日はパソコンを触らない日などないので(そういう職種なので)休みの日は出来ればパソコンを触らないでいたいが、こうやって「何か作りたい欲」が出てくると抗えない。結果、時間の感覚がなくなり、あれ?ちょっと低血糖っぽいぞ、ヤバいかも、と気づくまで、ごはんも食べないで机に向かってしまう。慌てて豚肉といんげんを炒め、醤油とレモンをジュワっとやったのを食べた。お、おいしい。ごはんおいしい。

しかし、ソンムル(プレゼント)を作ったら今度はランダムトレカを封入したくなってきたな……トレカ、集めたい気持ちは全然ないけど、作るのは絶対超絶楽しい間違いない。ああいうのどうやって作るんやろ、ちょっと光沢があるほうがそれっぽくていいんちゃうか、あ、ラミネートして切ればいいんか?キンコーズにラミネーターあった気がする。あと角丸パンチで四角を丸めたら結構それっぽくなりそうやな、あぁめっちゃ楽しい……

夜はマーライオンくんのお兄さんである深田隆之さんが監督した映画「ある惑星の散文」を観に十三へ。ねぇ十三って兵庫県なの?大阪府なの?駅から映画館に着くまでの5分くらいの短い間に、道端に寝転がっている人を4人見て、さすがに笑ってしまった。十三なんやねん。
マーくんのお兄さんが映像関係の仕事をしていること(マー曲のMVも監督されている)や、本作が海外の映画祭で上映されたことは聞いていたし、日本で公開されたらぜひ観たいと思っていた。映画は神奈川県横浜市の本牧というエリアで全編撮影されたものらしく、場所や土地が連れてくる物語ってあるよなぁ、と思った。まちが、よそよそしくない。植田陽貴さんが、自身の作品に使う油絵具について「道具に描かされてる、って思う時ある」と言っていたことを、ぼんやり思い出した。
映画はまちを写すシーン、朗読のシーン、ストーリーがあるドラマシーンが交差する構造になっており、主要な登場人物は4人、うち2人は「あぁこれはもう、だめだな、かなしいね、でももうたぶんだめだよ、自分で気づいてるでしょうけど」という関係性、うち2人は「まだ間に合うよ、対話と理解と譲歩でまだやっていけるよ」という関係性、うち2人は「必ず出会う、出会うし、なにかやることがあるはず、ふたりで」という確信めいた関係性だった、くっついたり離れたり、文字通り惑星のようだ。ロマンチックでもあるが、自分の感情や意思の及ばない領域があることが、怖ろしくもある。
音も良かった。音楽はあるがメロディーらしいメロディーはなく、注意深く配置されてるんだろうな、と感じた。バイクが走り去る音、水道の蛇口を閉める音、子どもが遊ぶ声、団地のドアのきしむ音(金属のドアって音良いよね)。椅子を取り払って人がいなくなると映画館はあんな音がするのか、木の音がする、思ったより「舞台」っぽい造りになっているのかもしれない。
上映後は監督と出演者の方の舞台挨拶も観ることができてうれしかった。舞台挨拶とかお芝居のアフタートークとか、おもしろいよね。

帰り道、めちゃくちゃつけ麺が食べたくなるが、知っているつけ麺屋が全然ないし、探すのも面倒になったのでセブンイレブンに寄り、小さいどん兵衛とおにぎりを買った。小さいどん兵衛にはお花の形のかまぼこが入っていてかわいい。

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