TANAKA NOZOMI

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履いていく靴に迷ってる

2020年11月4日 (水) 21:27

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嵐のファンクラブに入っている。入会したのは一昨年くらいのことだが、きっかけは「どうやらファンクラブに入らない限りライブに行けることは永遠にないっぽい」ということに気が付いたからだった。長年のファンの皆さまには常識なのかもしれんけど、ファンクラブに入らないとライブチケットを買う権利すらない、というのは私からするとなかなかの異常事態というか、かなり驚きです。基本的には当日券が出るようなライブか、受付で名前を名乗って入るようなライブしか行かんから…

広島市民球場(いや、Mazda Zoom-Zoom スタジアム)で奥田民生のひとり股旅を観た日、あの数の観客をアコギ一本でやり込めてしまえる奥田民生の音楽の強度にメロメロになっている一方、一緒に行った両親が「あんまり知ってる曲なかった」「ステージが遠かったなぁ」などと言うのを聞き、「エンターテイメントとは何ぞや」を考えずにはいられなかった。
今日本で一番時間かけて、お金かけて、エンターテイメントをやって、それを求められてる人って誰だ、と考えたとき、浮かんだのは嵐だった。

11月3日は国立競技場でやるはずだった「嵐フェス」が出来なくなってしまったので配信でやる、ということらしかったが、意外とチケットが高く、2部制になっているので全部観たら1万円近い出費になってしまう、家から一歩も出ずに画面を見てるだけで1万円が消えるのは恐ろしいことだ。1万円あったら私が世界一好きなジャン・シャルル・ロシューのボンボンショコラが25粒は買える。

でもこの人たち(嵐)がどれぐらいの時間と熱量をかけてコンサートの準備をしてきたかを私は想像できたし、知れば知るほどただ生身の人間である心優しいあの人たちが、この事態に傷ついたり悲しんだり心配したりストレスを感じたりしていないわけはないだろう、と思った。間接的であれ、この人たちが食わしてる人の数を考えたら1万円くらい、寄付のレベルかもしれん。

ともあれ、結局ギリギリに配信チケットを購入した。12時にファンクラブ会員用のコンテンツから始まり、すごろくをやったり、カレーを作ったりして、全部が終わるのは21時半らしい、ということを私は当日の朝知った。すごい、コンテンツ過多。

超でかいセットに立つ5人を観たら「でもやっぱ客入れてやりたかったよなぁどう考えても」と思ってしまって少し悲しかった。歓声が聞こえないのもつらい。でも本人たちはそうは見えない顔をしていてすごかったよ、ちゃんと7万人と対峙したことある人達の顔をしていた。そうだ、あなたたちはここに、満員に人が居るのを、そこから見たことあるんですよね。だから「想像してる」ってのとはちょっと違うんだよなたぶんな。
あとこれを言っていいのか分からんけど、どんどん歌が上手になっていませんか全員が。

これだけ多くの人の前に立つと、そこに向けられる視線が好意的であればあるほど、嘘なんかつけなくなるんじゃないかな、と思った。何かを取り繕ったり、思ってないことを言ったり、かっこつけたり、そういうの出来なくなるんじゃないかな。私は7万人にそんな風に見られた経験が(これからも)無いので想像でしかありませんが。

なんやかんや言いつつ今年いっぱいで嵐が活動休止することは決まっていて、やっぱり少しさみしくはあるな。「休みたい」という気持ちはもちろん理解できるし、勤続21年と考えると一般企業でもリフレッシュ休暇ぐらいもらえるし、ゆっくり休んで、好きなことして、と当然思うけど、やっぱり少しさみしいね。「解散」でなく「休止」にしてくれたのは温情みたいなことだろうな、と思わなくもないし、でもエルレガーデンみたいな例もあるからな…どうでしょうね。

そういえば20周年のライブのBlu-rayを買ったものの、まだ見ていないので、誰か家で一緒に見ませんか。つーかファンクラブ会員が200万人もおるらしいのに私の友だちには誰一人おらんのどうなってんねん。

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