タナカノゾミのポートフォリオサイト

blog

群をはぐれた狼のような目で

2018年11月24日 (土) 23:27

uncategorized

中学のころ、一緒に部活をやっていた子が
初めてリサイタルをやるというので、聴きにいってきたのだった。
当たり前かもしれないけど(当たり前ってことはないか)めちゃくちゃ上手くなってて、
でも変わらず良い音で、とっても良かった。

高校は別だったので、卒業後は数えるほどしか会っていないし、
彼女は日本で大学を卒業した後(あれ、在学中かも)確かフランスに留学して、
その後もベルギーに行ったり、コンクールに出たりして
2年前に帰国し、今回初リサイタル、ということらしいのだけど
私がこの15年でいろんなこと変わったり、変わらなかったり、変えられなかったりしてきたのと同じだけ、
彼女にも同じだけの15年が在ったのだ、と思った。
生まれる国も、時代も、家も、趣味も仕事も選べない不平等な私たちに、
時間だけは圧倒的に正しく、平等だ、と思った。
そのことがとてもうれしく、あたたかいことだ、と思えた。
そういう音がしていた。

ブラームスが特に良かったよ。泣いた。

「第1回」ということは、「第2回」があるということだと思うので
また聴きにいきたいな。

趣味と仕事は選べるだろ、と言われるかもしれないけど
最近の私の考えとしては、これは完全には「選べる」とは言えない。
卵が先か鶏が先か、みたいなことで、選んだのか選ばされたのか、といったところだ。
趣味は特に選べない。

あと「背に腹は代えられん」ということわざについて
いや足に手も代えられんし、目に口も代えられんすけど…と思っている。
揚げ足取りですかね。

なんの話だ。最後のは本当に何にも関連してないな。なんの話だ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

archive

latest posts