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チープな定め

2024年6月27日 (木) 20:58

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精神的に不安になるタイプの仕事を数ヶ月続けているせいで、疲労感がすごい。直接謝ったり説明をしなくていいポジションだったころに戻りたい。……と思ったけど生まれてこのかたそんな「守られポジション」に立ったことなかった。私は常に矢面。歩兵なら常に槍もって1列目。わはは。
あとご希望通り「守られポジション」に置いていただいたとしても、どうせ私は「何を勝手に守られポジションに置いてくれてんねんまじナメんな戦力としてカウントしろ」と言うに決まっている。はいはい、望んだとおりの人生ですよ。おめでとうございますありがとうございます。

ハウスオブザドラゴンのシーズン2が配信開始されている。まずはシーズン1を見返してから2を見ようと思い、1話を再生したが、キツすぎる。そうやったそうやった、これめっちゃキツいドラマなんやった。
初回から人間の弱さ、狡さ、惨たらしさ、みじめさが、これでもかと詰め込まれている。語弊を恐れずに言えば、見たくないシーンしかない。人間が苦しめられるほとんどすべてのことを、人間が引き起こしているな、とも思う。これの解決策、まじで「誰も生まれない」しかないやん。無理すぎる。だって生まれちゃってるから。私も、お前も、みんな生まれちゃってるからな。不可逆~!!!あ、お前って呼んでごめん。
見てるほうもキツいが、こんなもんは作るほうもキツいに決まっている。どうせ生まれちゃったし、どうせキツいなら、誰かがキツいのに頑張って作ったやつを見たほうが良いな、と思う。シーズン2も11話まであるらしいので、この夏はハウスオブザドラゴンをやります。

弟の友人がソフトを置いていってくれたらしく、実家にマリオカートがある。甥たちは6歳と4歳で、マリオカートは一緒に出来る。父、母も参加し「負けたらふたり入れ替わる、負けた人は1レースお休み」のルールでマリカー大会が開催された。
大人が誰ひとり忖度しないので、甥たちは2レースに1回はお休みすることになる。こういうとき「気を利かせて負けてあげる」みたいなのが必要なのかどうかを、たまに考える。
前に4歳の甥がオセロをやると言うのでふたりで始めたら、途中でぜんぶの石が黒になって終わった。甥は別にサボったりしてなくて彼なりに一生懸命やってるけど、手元の石を使い切ることなく負けている。「そこに置いたら次ぜんぶひっくり返されるで、角を取らな」とか言っても、まぁ4歳ではなかなか、理解が難しい。
とは言え最近は「上手く出来ないこと」を「かわいい」とか言って笑うとめっちゃ怒る。それもまた「怒ってるやんwww」ってなってかわいいねんけど、怒る気持ちも分かるから、我慢する。
6歳の甥は負けると泣く。あまりにもすぐ泣くので「え、負けたという事実をあまり咀嚼せずに泣いてない???」と思う。4歳の甥は泣きはしないものの「え?負けたんや、俺、いつのまに、なんでや」みたいなどんくさい感じがある。いろんな子供がおる。
ゲームに限らずスポーツとか、勝敗があるものは世の中にたくさんあるし、勝つときもあれば負けるときもある。私は「ゲームやねんから負けたって別にどうってことないやん」とも思うし、一方で「ゲームやからって負けたら悔しい、頑張ったのに、途中までうまくいってたのに」と思う気持ちだってめっちゃ分かる。どっちかのスタンスに振り切ったことない。「絶対勝ちたい」と思う日もあれば「勝敗を付けることすら嫌、ナンセンスすぎ」みたいな日もある。これは共存できる感情やと思う。
甥たちにも「ゲームやねんから負けたってどうでもいいねんで」とは言いたくないし、「勝たな意味ないやん」とかも言いたくない。楽しかったり悔しかったり、自分でも意味分からんぐらい勝ちたかったり負けてもクソどうでも良かったり、人が勝つの見てうれしかったり、人が負けるの見て一緒に泣いたり、そういうの全部、全部の気持ちを、自分で見つけるやつやん。人に教わるやつじゃないやん。だから、私は私でマリオカートを楽しんで、余計なことを考えずに、忖度もせずに、ただ楽しくやったらええわな、と思っている。今のところは。
最新のマリオカート、車体とタイヤと羽(羽?)を選べるようになっていて楽しい。飛距離が全然伸びないのに羽はガーベラの形のやつをチョイスしてしまう。黄色で、かわいいから。弟は「かわいいとかええねん、速いかどうかだけ見ろや」などとまるで趣の無いことを言っている。父は回数を重ねるたびに着実に成長していくタイプで、地道に勝ち続けているが、道にバナナを設置しておく性格の悪さもある。母は「ぜんぜん勝たれへんわ、練習せなあかんな」などと言って、甥たちが寝たあとにコソ練している。いろんな大人がおる。

除隊記念韓国旅行雑記

2024年6月19日 (水) 20:40

旅行

はじめに推し(防弾少年団のジンくんです)が兵役を終えて帰ってきたので、うれしい気持ちを噛み締めたくて韓国旅行にいってきました。航空券を取ったのは半年前で、ドッキドキのひとり海外旅でしたが、ほんとに楽しい旅行だった。好きな人が生まれて育った国も好きになりました。
旅行中、時間が空いたときに書いたものをまとめたので、ここに残します。おすすめ情報や観光案内などではなく感想です。体感では1万字を超えたと思います。ようけ書いたな~

  • 3泊4日のひとり旅
  • 航空会社はJinAir(名前が良いので決めた)
  • Airbnbで借りたマンションに宿泊
  • 韓国に行くのは初めて

空港と飛行機なんの見覚えもなく、どこに何があるか検討もつかなくて、よく理由を考えたら、関西国際空港を利用したのは初めてのことだった。よかった、記憶喪失じゃなくて。上から覗き込んだ到着ロビーだけは「なんとなく既視感がある」と思ったが、これは『YOUは何しに日本へ?』の記憶だった。テレ東。
出国前日、あまりにも荷物が少ないので、何か忘れてるんじゃないかと思い「海外旅行 持ち物」で検索した。真面目でしょう、私はそういうところがあります。
入国カードを機内で書く場合などに必要なのでボールペンを持っていくと良い、と書いてあったので「ほほーんなるほど、ポーチに一本入れていこう」と思ったのに、忘れた。思ったときにすぐ入れろや。阿保でしょう、私はそういうところもあります。
結局お隣の席の方に貸していただいた。お隣は2人連れのARMY旅行だそうで、HYBE近くのホテルに泊まる、とのこと。ペンを貸してくださっただけでなく、飴ちゃんまでくれた。ありがとうございました。
帰りも機内でお隣の方が「使います?」と貸してくださった。親子お二人連れで、出国の日に機体の不具合があって引き返し、結局10時間以上の遅延に遭ったらしい。娘さんはストレスで体調を崩すし災難だったわ……とのこと。気の毒な……でも「めったにこんなことないから、すごい経験でした!」みたいなものすごくカラッとした方で、素敵な母ちゃんやな、と思った。一緒に海外旅行に行けて、非常時にも強い母ちゃん、そないおらんでな。娘さんは「私もBTSならジンくんが好き」とのこと。へへへ、かっこいいよね。

韓国の人たち韓国の人たちは(私が接した範囲内なのでごく数人だが)こざっぱりとしていて良かった。老若男女問わず、あまり他人に興味がないのだと思う。
日本にいるとき、嫌なのが頭の先からつま先まで品定めでもするようにこちらを見る人が居ることだ。何かをジャッジする目線に疲れることが多い。もちろん私が人の目を気にしていることの裏返しだと思うけど、卵が先か鶏が先かみたいな話でもある。
韓国の人たちは私になんか興味がない。ジャッジしない。用事もない。用事があるのは私の方で「これをください」とか「箱は要りません」とか「おトイレがありますか?」とか「エゴマの粉が欲しいです」とか言う私にだけ目線を向けてくれる。それ以外はでかい荷物を持ってガサガサやっていても、靴の試着がうまく出来ずにワタワタしていても、放っておいてくれる。私はこれぐらいが、居心地が良い。
大きく分けると2パターンの人がいて「用事があるようなので対応していますよ、言っとくけど私はわりとシャイなほうなのよ」という感じの人と、あとは「ったくしょうがねぇな、わかったよ、待ってろ俺がやってやるから」という感じの人がいた。後者はミンユンギみを感じて萌える。

家は안국(安国/アングク)という駅の近くのマンションをAirbnbで借りた。行きたい美術館がこのあたりに集まっていたので、駅から近い家を探した。경복궁(景福宮/キョンボックン)も近い(けど行ってはない、横を通っただけ)。
えらいもんで、2日目になるともう安国駅に着くとホッとする。適応する生き物なんだな、と思う。
玄関の鍵がテンキー式なのが不安だったが慣れれば鍵を持ち歩く必要がなく、閉めたかどうか不安になることもなく、自分が帰るだけで家が開くのはなかなか良い。まぁ4桁で良いのか、という不安はあるね。
家はワンルームで12畳ほど、ベランダはなく、室外機は家の内側に置いて扉を閉められるような構造になっている。これ、外壁にホースが出ないし良いな。でも洗濯物はどこに干すんですか。全部部屋干し?
エアコンは日本よりかなり低い位置に付いている。家そのものがエアコンを設置する前提で設計されているので、電源コードも出ないし部屋の中にホースを這わすこともない。まじでエアコンだけが壁にドン、とある状態。めっちゃ良い。私も家これにしたかった。
窓はあるけどほとんど開かなかった。街を歩いていても、ベランダがある家はほとんど見当たらない。黄砂のニュースを思い出し、ソウル市内のマンションは大体こういう感じなのかな、と歩きながら思った。
一方の韓屋(古い木造の家屋、これはたぶん朝鮮古来の建築様式、たぶん)は窓側に柱を立ててあって、全部開くようになっている。風通しが良い。冬は寒かっただろうな、と思った矢先にオンドルのことを思い出した。次は韓屋に泊まるぞ。

お天気年明けに航空券を買ったとき、6月半ばに行くことが決まって一番懸念したのは「ずっと雨だったら何やるか変わってくるな……」ということだった。結果として、4日中3日は良く晴れて、1日は明け方と午後に少し雨が降った。雨が降った日はちょっと涼しくなって嬉しかった。日中はかなり日差しが強く、30℃くらいになったので日傘と日焼け止めを持って行って正解だった。みなさん、モンベルの日傘を買ってください。木陰を持ち歩くようなものです。
もっと蒸し暑いのかと思っていたけど、日本より湿度は低いように感じた。私はパンと同じくらい湿度に弱いので、湿度には敏感です。日が暮れるとかなり涼しく、窓を開けて寝たいような風があった。

交通機関ソウルは公共交通機関が安い。地下鉄とバスでだいたいどこでも行けるし、すごく便利。車内はどこもガンガンに冷房が効いていてもはや寒い。6月でこんなに冷房を?気が早いな。涼しくて嬉しいけど。
行きは空港から電車で市内へ、帰りはリムジンバスに乗って空港へ行った。リムジンバス、座席も広くて快適だった……
ソウルに限らず、バスは全般的にハードルが高いように感じる。日本国内でも、知らない土地で乗るバスは緊張する。どこから乗るのか分からないことも多いし、距離で値段が変わるのか、一律なのかも分からなかったりする。電車に比べて運転手さんひとりに全権がある感じもちょっと怖い。
パリでは停留所の案内をする音声が一切流れないバスもあったりしてGoogleマップで表示した位置情報を睨みつけながら乗り、一か八かで降りたりした。
ソウル市内のバスは色と番号で分類されている。NAVERマップで行先を調べると「緑の157」とかが出るので、そのバスに乗る。向きには注意しないといけないけど、屋根がないような小さい停留所にも路線図が載っているので大丈夫でした。乗るのは前からで、乗るときと降りるときの両方でピッすれば完了。降りたいときは赤いまん丸の停車ボタンを押し、先に降り口でピッしておけばドアが開いたら即降りてOK。先にピッ出来るので、降車はとてもスムーズ。
バスに乗り込むときや、混んでいる中を移動するときに、若い子がみんな「감사합니다(ありがとうございます)」と言っていたのが印象的だった。乗るときは分かるけど、人を避けるときも감사합니다で良いのか。まぁ感じ良いよね。
電車内の広告だとしても、知っている顔があるとちょっと安心するものなんだな、ということを学びました。マドンソクさんとペクジョンウォン先生、PSYさんです。ペクジョンウォン先生はまじで街中どこにでもいて安心します。

お金/ピッするカードピッするカードはいくつか種類がある。いわゆるSUICAとかICOCAとかにあたるのがT-moneyカード、外国人観光客向けのWowpassとか。Wowpassはプリペイド機能もあるので、チャージしてレストランとかで使える。
私はNAMAMEカードにした。Wowpassと同じくプリペイド機能がついていて、残額をアプリで確認できるのも便利。何よりNAMAMEカードは好きな写真をプリントしてオリジナルデザインに出来る。もちろんジンくんの写真のNAMAMEカードを作りました。ポケットにいつもジンくんが居る旅行、すごくかわいい。
ただ、チャージ手数料をまぁまぁ取られます。たぶんデザインにこだわりがなければWowpassが一番良いと思う。チャージ手数料もかからんらしいし。知らんけど。使ってないから知らんけど。
現金は空港で多めに両替してから行ったけど、結局ほとんど使わなかった。そのまま持って帰ってきた。屋台とかでは現金しか使えんとこが多いらしいと聞いたのだけど、そもそも屋台に行かなかったな。ま、お金は腐らないし、また使えるから良しとする。

自転車自転車に乗るのが好きなので、私は旅行にいくとレンタル自転車を使う。ソウルには「따릉이(タルンイ)」というサービスがあり、観光客も利用できる。使い方は私が神戸で使っているのとほぼ同じだが、1時間1,000ウォンなのでタルンイの方がちょっと安い。
家のまえにタルンイのポートがあるのは初日に確認したものの、自転車の台数が少ないのか、全然使えなかった。タイミングを見計らっていたら、3日目の夜、명동(明洞/ミョンドン)からの帰りに見つけて、ようやく乗ることが出来た。嬉しくて、涼しいし、無駄に遠回りして帰った。

旅行と読書旅行のときは本を読む時間が長い。移動中や、滞在先の眠れない夜や、カフェでの手持ち無沙汰な時間、私は本を読んで過ごすことが多い。フランスに行ったときは西加奈子の『サラバ!』を読んだ。帰りの空港で読み終わった。元号が変わるあたりの10連休で広島に行ったときは、志賀直哉の『暗夜行路』を読んだ。尾道にある志賀直哉の家の庭で、車で神戸から来る家族を待っているときに読み終わった。
韓国で読むのは茨木のり子の『ハングルへの旅』にした。年明けに航空券を取ったあとすぐ、本屋さんで見かけてかったのを寝かせてあったのだ。出版されたのは1986年、私が生まれる2年前のことなのに、共感できることばかり書いてあって驚く。ちょいちょい涙ぐみながら読んだ。言語ってなんでこんなにおもしろいんだろう。

2024 FESTA(BTSの11周年イベント)FESTA会場はほとんどスタッフがおらず、おそらくFESTAとはまったく関係のない駐車場のおじさんが行列を整理してくれたり、近くの売店のおじさんが水を売りに回ってくれたり、現地アミの女の子がグッズの配布状況を教えてくれたり、別の海外アミがそれを英訳してくれたりして、どうにか運営されている感じだった。運営の詳細はさっぱり分からないので印象だけで勝手なことを言うけど、何かの実態を垣間見た気持ちになり、少し不安になる。HYBEってあまり、いやかなり、信用ならない会社なので……そもそも人間がやることってあまり信用出来ないし(絶対は無い、という意味で)、あと事業って基本的には善意に頼らないほうがいいと思うけどな……と考えた。私が大好きな男の子たち7人は、この会社の所属アーティストであり、株を持ってるとはいえ、それ以上でもそれ以下でもないねんよな。ちょっとこの話はまだ、もう少し考えますね。いや別に誰も聞きたくないか。
ただ、どこに行ってもコミュニケーションを取ろうとする強い人というのは居るんだな、とも思った。どちらが良い悪いの話ではないけれど、取ろうとする人にしか立てない場所は必ずある。あとそういう人がいると心強い。私はあまりにも身体が利かないというか、頭が先に物事を処理するタイプだし、そのことがコンプレックスでもあるから。

ジンくん18ヶ月の兵役を終え、除隊(転役、が正しいのかな)したジンくんが2部制のイベントをしてくれた。1部は抽選で当たった1,000人とのハグ会、2部はステージイベントを用意してくれていた。2部は配信があったので、私はエアビーで借りた家で、チキンを食べながら観た。厳密に言うとチキンを買って家に向かっている途中に始まってしまい、iPhoneで観ながら走って帰った。小さい液晶画面でジンくんの姿を見て、イヤフォンで声を聞くだけでおもしろいぐらいグシャグシャに泣いた。18ヶ月ぶりに見る、今、おなじ時間を生きるジンくん。まばゆい。
自転車で登場したスーツ姿のジンくんは(この衣装と自転車は入隊前に出したシングル曲のMVから繋がっている演出、こんなん泣く)内側から発光してピカピカしていた。比喩ではなくて、推しの贔屓目でもなくて、ジンくんはまじで発光している。大理石は光を通すから、大理石で作った彫像はふっくらホワンと光るでしょう。あれです。ジンくんはあれなんです。しかもジンくんは彫像じゃなくて人間なので、息をして動き、話し、まばたきをする。そのうえ歌うし踊る。やばすぎ。
っつーか除隊した翌日に歌ってくれるなんて思わんやん、私は思ってなかった。ジンくんに何かしてほしいなどと全く思わない、ただ無事に帰ってきてくれ、元気な顔を見せてほしい、としか思ってなくて、それだって全然ささやかな願いではないと思っていたのによ。ありがとう以上の言葉が存在してくれよ。
こんな贅沢が許されるんか、今日はなんなん、タナノゾ最終回「あんたの夢ぜんぶ叶えたろか」スペシャル???と思いながら500mlのビールをがぶがぶ飲んだ。ビールはぜんぶ目から出ました。ジンくんおかえりなさい。元気に帰ってきてくれてありがとう。待ってたよ。

ごはん4月に発売されたなかしましほさんの本「ソウルのおいしいごはんとおやつ」を買い、かなり参考にさせてもらった。ブログを見てくれて私の韓国行きを知った友人も「読んでみたら?」と連絡をくれ、もちろん購入して熟読した。期待したとおり「こ、こんなにきちんと足を使って調べたことを教えてくださるんですか……良いんですか………」という内容の本で、ありがたかった。
本の中で紹介されていた食堂に行ったら「私が食べたいと思っていた韓国料理はこれだよ、まさにこれ」という定食を食べることができた。日替わり定食でメインは茹でた豚もも肉、お野菜の小鉢が4品とキムチ、お味噌汁が付いている。特に小鉢が、パリパリの生の青唐辛子をお味噌で和えたのとか、茄子の煮びたしみたいなのとか、めちゃくちゃおいしかった。塩加減やそれぞれの味付けのバランスも良い。
私は本当にうまいものを食べている時、めちゃくちゃ顔がこわい。ほとんどブチ切れながら完食し、キマッた目のままお店のおばあちゃんに「ごちそうさまでした、すごくおいしかった」と言った。おばあちゃんは小さい子どもを見るような顔をして私の通じているのかあやしいレベルの韓国語をうんうんと聞いてくれて、泣くかと思った。ジンくんが帰ってきたことと、ジンくんが帰ってきたソウルに自分がいられること、などの最終回感で涙腺は常にガバガバ。

アイスアメリカーノソウルはコーヒー文化で、みんな冬でもアイスアメリカーノを飲むらしい。私は「アメリカーノなんか全然好きじゃない、なんで薄めるねん」と思って生きてきたけど、郷に入っては郷に従えと思い、いざ飲んでみると酸味がキリリとしていて苦みは控えめ、あっさりしていてゴクゴク飲める。……なるほど……おいしいやん。もしかしたら麦茶みたいなノリで飲んでるのかもしれない。でも冬にも飲むのは共感できない。冬はカフェラテとか飲みたいし、絶対ホットが良い。
ただ、アイスアメリカーノは飲み終わったあと氷のガラガラ入ったドデカカップを持ち歩くことになる。どうすんのこれ、どこに捨てんの。氷が入っているものをゴミ箱に捨てるのは気が引ける。
そしたら、服屋さんとか雑貨屋さんとかの入り口にアイスアメリカーノカップ捨て用のスタンドみたいなものが設置されているのに気が付いた。な、なるほど、すごい。ここに置いておけば、店員さんが回収して、氷を捨てて、カップも分別してくれるらしい。そのお店で買ったアイスアメリカーノじゃないのによ?「みんながアイスアメリカーノを飲むこと」を前提として街が出来ている。すごい。
旅行にいって私が「見たい」と思うのって、こういうやつやねんけど、言ってる意味分かる?城とか寺とかじゃなくて、こういうのが見たいねん、生活が見たいねん。いや城とか寺とかも見たいけど。

2025年4月追記:アイスアメリカーノカップ捨て用のスタンドと思っていたものは、店内に飲み物のカップを持ち込ませないようにするための「一時保管台」だったようです。よく読んだらゴミ箱じゃなかった。幸い使ったことはなかったけど、一時保管台とゴミ箱は全然違うね……結局飲み終わったあとの氷ガラガラ入ったカップをどこに捨てられるんか分からんままやわ。美術館の中とかは氷(というか飲み残し)とプラごみを分けて捨てられるようなゴミ箱がありました。

パンパン屋が多い。もしかしたらパンそのものが流行っているんだろうか。そして、どのパン屋もひとつずつがでかい。日本のパンがどんどん小さくなっている(値段は据え置きなのに……)現状に比べると、異常なくらい大きい。ただ不思議と下品ではなくて、おおらかさを感じる。「いっぱい食べなよ、うまいっしょ?いっぱい食べな」みたいな感じ。ひとり旅じゃなければ、いろんな種類を分けっこして食べられるのにな~
流行りのベーカリーカフェonionへ行ってみたら、平日の9時というのに既に8組ほど並んでいる。ほぼ全員観光客っぽい。店はオペレーションがきちんとしていて、並ぶけど混んではなくて良かった。店員さんは席に案内してくれる時に「韓国語で良い?英語が良い?」と聞いてくれてかっこよかった。外人でしょ?と決めつけないところとか。
混んでる店で嫌なことといえば、忙しさにやられて店員さん同士が殺伐としていたり、何かミスしたらしき若い人が客前で怒鳴られたりしていることだ。お店が人気になって繁盛することと、お店で働く人がハッピーに仕事をすることがイコールになっていないのを見るとつらい。忙しいと焦るし、焦るとミスするし、仕方ないのに、そのことを責める空気感がお店に満ちていると苦しい。onionはそういうしんどさが一切なかった。良い店だね。
これで味が美味かったら完璧やん、と思ったけど、しっかり味も美味かった。良い店だね。
Fabrikrというデザインユニット?が店舗のデザインなんかをしているらしいく、韓屋を使った建物も良かった。レジに並びながら梁を見続けたせいで首が痛い。韓屋は木造だし、おそらく杉だし、瓦屋根だし、全体的に日本家屋に似ているけれど、ざっくばらんな雰囲気があってすごくかわいい。住居として使っている韓屋も見てみたい。
最終日には流行りのロンドンべーグルミュージアムにも行った。こちらもオペレーションがしっかりしていて良い店でした。

コンビニBTSのドキュメンタリーや韓国ドラマを見ていると、コンビニで何かを食べるシーンや、コンビニで買ってきたものを食べるシーンが多い。日本でも買えるけど、結構高いことが多いので、食べてみたかったものをいろいろ試した。바나나우유(バナナウユ)우유(ウユ)は牛乳の意。特徴的なボトルに入っていて、韓国ドラマでしょっちゅう見かける。想像した通りの味。あまくておいしい。お風呂あがりに飲みたい味がする。
パウチドリンク日本でいうレトルトカレーが入っているようなアルミ製の袋で、紅茶とかジュースとかが売っている。常温の売り場にある。カップに入った氷が別で売っているので、自分で袋から移して飲む。ピーチティーとスイカジュースを試した。おいしいけど、ぜんぶ思っているより2段階くらい甘い。
김밥(キンパ)海苔巻き。おにぎりが売っている棚にある。なかしましほさんの「パッケージの写真で辛そうなのは、写真から想像できないレベルで辛いことがあるので、ツナにするのがおすすめ」というコメントを見たので、ツナキンパにした。
もし韓国に住んでたら私の晩ごはんは毎日これで良いけど……と思うくらいおいしかった。私が買ったのはツナマヨとにんじん、たまごとたくあんの他に、おあげをあまからく煮た具が入っていて、このおあげがアクセントになっておいしい。キンパは巻終わってから海苔にうすーくごま油をつけるのだけど、これが風味をつけるだけでなく、ごはんがパサパサになるのを防いでくれている。キンパってかなりコンビニ向きの食べものな気がする。日本のコンビニにも巻き寿司はあるけど、あれより断然おいしい。
私は家でもキンパを作るし、お店で買ったりもするし、だから結構キンパが好きなんやけど、今回はこのコンビニキンパしか食べられなかったのでちょっと心残り。次回ね。
비요뜨(ピヨット)ヨーグルトにチョコレートのシリアルがくっついたもの。四角いパッケージの右上にドッグイヤーみたいな形でシリアル用のポケットが区切られていて、これをヨーグルトに入れて食べる。これも想像した通りの味だが、ヨーグルト本体の味とシリアルの種類がそれぞれ組み合わせでバリエーションが多いので、選ぶのが楽しくて良かった。
こういうのってデザインの仕事やねんよな、良い仕事やな。

美術館ソウルに行ってやりたいことのメインは、美術館に行くことだった。ソウルには国営や市営ではない美術館が多く、特に現代アートの美術館が多い。
3日目、めちゃくちゃ意欲的に回ったところ、4つの美術館に行けた。この日は本当に「ひとり旅で良かった」と思った。昼ごはんも晩ごはんもパスして血眼で美術館を回るスケジュールに、人を付き合わせずに済んだ。
どこもすごく楽しめたので、思い出を書きます。
ソウル工芸博物館チケットを買うように案内されないので、どうすればいいの……と尋ねたら、なんと無料だった。全部。まじかよ。
大きく分けると木工・陶磁器・布の常設展がある。陶磁器のエリアの展示物は割れて一部分しか残っていないものが多く、すこし悲しい気持ちになった。茨木のり子の本で「陶磁器を日常で使えるのは国が平和な証拠だ、韓国がステンレスの食器を使うのは、持って逃げられるようにだった」という記述を、読んだばかりだったので、実感を伴って悲しい。
豊臣秀吉の朝鮮侵略のころ、日本人は現地の陶工をごっそり連れて帰ったらしい。文化的にも影響があっただろうと思う。それに「連れて帰った」なんてこっち都合の言いかたで、現実とはズレがあるだろう。されたことだけじゃなくて、したことの歴史を勉強しなきゃな、と最近はよく思う。
布のエリアの展示物は、私が見たいと思っていたものがたくさんあった。刺繍ってほとんど「祈り」と同義と思うんですけど、この感じってアジア圏だけなんだろうか。メキシコや東欧に行って、見てみたい。
企画展は韓国とオーストリアの作家が作ったアクセサリーを集めた現代工芸の展示で、これもすごくおもしろかった。ざっくり言うとアクセサリーを身体との関係性について考えるとこから作る作家たちの作品を集めましたよ、みたいな感じの企画展。すごく良いキュレーターが居るぞ、と思った。
この日は土曜日だったせいか、少し遠方から遊びに来たらしきおばちゃんたちのグループが何組かいたり、親子連れがいたりした。子ども館もあったけど入っていいのか分からず、スルー。今考えたら多分入って良いよな……
ARARIO GALLERY SEOULオットセイのロゴがかわいいコーヒー屋さんFRITZのすぐ隣にあるギャラリー。ミュージアムのほうは1970年代の建物らしい。もともとは何の建物やったんやろ……あとで調べます。
ミュージアムは結構こわい(表現が難しい、でもこわかった、ゾワゾワした)作品が多く、この日はまともにごはんを食べていないせいもあって急激に胃の調子が悪くなった。ごはんは、食べたほうが良いです(当たり前)。とは言え良いギャラリーやった、ここは多分民間かな。こんなのが家の近くにあったら良いやろうな~通うよな~
アートソンジェセンターここは年齢によってチケットの金額が異なる仕組みになっている。分け方に名称が無いので「大人です」とか言うわけにもいかず、指を差す案内表示などもない。加えて私はまだ数字を韓国語で正しく言えないのでめちゃくちゃテンパり、英語で「私は35歳です」と自己紹介する人になってしまった。笑 せめて「25歳以上です」と言えばよかったよね。
ここではホー・ツーニェンというアーティストの企画展を見た。シンガポールの方だそうです。映像の展示だったのでちょっと怯んだけど、無視して入館。映像作品て見るのにかなり時間かかるから、疲れるでしょう、映像作品だけとなると、結構怯む。でもせっかく来たし。旅行先では「せっかく来たし」でアクティブになれるのが良いね。結局地下のシアターに1時間くらいいたし、トータル3時間くらいいたはず。
2階で見た2作品は日本に関連するものだった。韓国にいて、シンガポールのアーティストが作った作品から、私は日本の知らないことを学んでいる日本人で、なんというか、足場がぐらぐらした。本当に何も知らないまま生きているな、と毎日思う。このフロアは蚊帳みたいなのの中でビニール畳に座って映像を見る展示方法になっているのもおもしろかった。
1日に2回ミュージアムガイドもあるみたいで、良い美術館だな、と思った。音声ガイドも良いけど、人間のガイドさんがおるとその場で質問したりコミュニケーション取れるのが良いよね。
屋上と庭にあるインスタレーション作品や、1階ギャラリーの不眠症をテーマにしたアーティストの作品もどれもすごくおもしろかったな。ここ毎回行きたいです。
国立現代美術館ドドン!国立!というサイズ感の美術館で嬉しかった。大きい美術館、嬉しい。ここでも刺繍の企画展を見るつもりだったのだけど、それは徳寿宮館のほうでやっているらしく、ソウル館ではなかった。下調べ不足。国立現代美術館は市内にあるぜんぶで4つの館で構成されているようです。すごいね。ソウル館だけでもかなり広く、無料で見られる企画展もある。ここ毎回行きたいです。
どれがどういう企画展なのか分からない。というか現代アートって日本語で見たって7~8割しか分からないでしょう。いや悪口じゃなくて。
ロビーで頑張って調べようとパンフレットを手に取ったものの、どうでもよくなってきて早々にチケット売り場へ。窓口のお姉さんに「一番好きな展示どれ?」と聞いた。「おすすめ」という韓国語がパッと思いつかないので「一番好きな」と聞いたけど、お姉さんは「私はこれが好き、でも全部見られるチケットもあるよ」と教えてくれた。
全部見られるチケットは5,000ウォン。5,000ウォンは日本円だと570円くらいなので、ほとんどタダみたいな値段です。国立とはいえすごい。常設展だけならまだしも。もちろん全部チケットにした。
特におもしろかったのは『가변하는 소장품(可変する所蔵品)』という企画展。ざっくり言うと一般的な絵画や彫像と違って現代美術というのは「作品のサイズが決まっていないもの(=可変)」があったり、「どこにどのように展示するかを作者が指定しないもの(=可変)」があったりするので、それを楽しもうや!みたいな内容でした。今誰か連絡をくれたら、写真を見せながら私が解説できるくらい熱心に見た。おもしろかった。

명동(明洞/ミョンドン)ひとりなので夜はあまり出歩きたくなかったが、明洞で行きたいお店に行くタイミングがなく、3日目の夜に無理やり行った。美術館を4つ回った後なので、まじで無理やり感がすごい。でも全部徒歩で周れる距離で、行きたいとこは3店舗くらいだし、どこも22時とか23時まで開いている。LINEで私のひとり旅に付き合ってくれる友人たちも「行けるなら行ったほうがいいよ」「せっかくだから行きなよ」と言うので、気合い入れて出かけた。結果として行ってよかった、帰りは自転車に乗れたし。友だちの言うことは、いつでも素直に聞くに限るな。
地下鉄で辿り着いた明洞はこうこうと明るく、21時を過ぎているのにすごく混雑していた。観光客の熱気や楽しそうな雰囲気に比べて、店員さんたちの疲労感というか常にうっすらとした苛立ちがあるような顔が印象的だった。ニューヨークでも同じ顔を見たな、と思い出す。
お金を使って何かを消費する楽しさって、私も分かるけど、今まさに享受しているし、それは間違いなく楽しいけど、でも限界があるよな、と思った。必ず誰かが割を食う仕組みになっているし、しかもその「誰か」は必ず社会的弱者だし、こういう不均衡な構造って永遠に続くものじゃないよな。
ただ思ったより長く続いているようだし、国が変わっても同じ構造を目にする。とはいえ引き返したり、一旦立ち止まったりすることが上手に出来た国を見たことがないです。日本もそうでしょう。
そもそもこの構造になっていない国を知っていたら教えてください。行って見てみたいので。

망원동(望遠洞/マンウォンドン)홍대(弘大/ホンデ)ってよく聞くけど「홍익대학교」の略だったみたい。대학교は大学という意味なので、弘益(홍익)大学(대학교)の略ってこと。東京大学を東大って言うのと同じか。バスに乗って注意深く地名を見ていると、他にも大学名の略称が地名になっているところがあった。弘益大学は美術・デザイン・建築などの学校らしい。多摩美とかムサビみたいな感じかな。
弘大駅は結構人が多くて原宿みたいな混み方をしていたけど、少し離れた망원동(望遠洞/マンウォンドン)まで歩くと市場があったり、かわいい雑貨屋さんがこまごまとあったりして好きな雰囲気だった。
韓国に行ったら平たい桃(蟠桃といいます)を食べたい、と思って売ってそうなところで探したけど、まだ時期が早いみたいで全然売ってなかった。今はすももと青梅がたくさん売られている。青梅は5kgで23,000ウォン。5kgも要らないけど、でもまぁ2.5kgずつ梅シロップと梅酒にすればちょうどいい量か、と思いかけて「あぁ買っても持って帰れないのか」と寂しくなった。イカも安いのにな。目がきれい。おいしそう。
私はどこへ行っても、その街が気に入ると住んでみたくなる。旅行も好きだけど、生活のほうがもっと好きだからだと思う。
もしここに住んでたら、と考える。もしここに住んでたら、魚屋さんのおっちゃんに「イカ3杯ほしい、これ刺身でもいける?」と聞いてから買い、青梅5キロを抱えてうんうん言いながら家に帰るだろう。午後は梅を洗って、ヘタを取って、「あぁ氷砂糖が足りないかも」と言いながら市場に戻ったりして、夜はイカをさばいて食べるの。もしここに住んでたら刺身には醤油をつけずに、チョジャンをつけるだろう。楽しいだろうな。ここに住んでみたい。

さいごによく歩き、よく遊んだので、どっぷり疲れた。今回行きたいな~と思っていたところへは大体行けたので心残りはないけれど、次はここへ行きたい、という場所もまだたくさんある。またすぐ行きたいな。好きな人が生まれて育った国を好きになれて嬉しい。
韓国語を頑張りたいな、とも思えた。その国で生活している人に自分の韓国語が通じたり、その人達が話すことをほんの少しでも聞き取れたりするのって、めちゃくちゃ原始的な喜びがあるね。誰かBTSの話してないかな~と思って街や電車で聞き耳をたてていたんですが、一番多く聞いた名前は「キムナムジュン」で、話の内容は「サックスの演奏してたの見た?」でした。3組遭遇しました。どれも好意的というか、ウケるわ~みたいな感じでした。
韓国行こうかな、という人はお声がけください。何回でも行きます。

D-7

2024年6月5日 (水) 21:20

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ジンくんが除隊早々「ハグイベント」をするらしい。ちょうど1年前の投稿で「除隊したらいちばんに会いに行くね」と言ってくれていたけど、そういう意味とは思っていなかったので動揺がすごい。日曜の朝、起きてすぐ「アーティストのリクエストにより、アーティストとの軽いハグが行われる予定です」というお知らせを読んだ私の体温の急上昇よ……アーティストのリクエストってなに?ハグ?軽いハグ??……???

とは言え当選者は1000人らしいので、こんなもんは絶対に当たらない。いや、ものごとに「絶対」はないので、当たらないとは言い切れないけど、でも当たらない。当たるはずない。私は、そういうタイプの運は持ち合わせていない、はず。
でも、ものごとに「絶対」はないので、一応申込だけはしておいた。一応ね、一応。一応よ。ハハハ。申込しない限りは絶対に当たらないので。
もはや当たっても困るわ、ジンくんとハグしたあとの人生って、どうやって生きていったらええんやろ。

ジンくんはいつも「アミが僕にしてほしいことが僕のしたいことです、望まれる姿をお見せしたいです」と言ってくれるのだけど、私は「ジンくんとハグしたいなぁ~~~」などと思ったことは誓って一度もなかったので、ものすごく驚いている。
でも私がARMYなのは疑いようもない事実であるし、ジンくんがしたいことはARMYのしてほしいことなんだから、考えたことなかっただけで、ハグしてほしいんだな私は。なるほど。分かりました。してほしいです、ハグ。「軽いハグ」ってなんですか?
何より「アミたち何したら喜んでくれるかな~ハグは?ハグはどう??ハグうれしいかな?」ってジンくんが考えたんだとしたら、そんなかわいい話ないよ……うわぁーんかわいい。好きになってから1日も欠かさずかわいいわ。ありがとうジンくん、ずっとかわいくいてくれてありがとう。
あとさ、人間って基本的には「自分がされたら嬉しいことを相手にもする生き物」やと思うねんけどさ、それで言うとジンくんは「会いたかったよ~会えてうれしいね!会えへん間もお互いよく頑張ったよね私たち」のタイミングでハグされるのがうれしい人、ってことになるやん。そんなんかわいすぎる。職業がかわいいなの?それとも学名がかわいいなの?霊長類ヒト科かわいい属??

っつーかハグしてやりたいのはこっちやねんよな。心ないニュースを山のように書かれて、それに自分の写真を使われて、事あるごとに「いつ行くんですか?」と聞かれて、自分の気持ちを話す機会も与えられず、いろんな都合で何度も延ばされて、唯一望んだのは「寒いのが苦手だから、冬になる前に入隊したい」だけやったのにそんなかわいいお願いすらも結局叶わず、直前まで仕事して、5分ステージに立つためだけにアルゼンチンまで行って、私たちがさみしくないように18ヶ月分の作り置きをして、弟たち全員の入隊を見送るために休暇を使って、不安だってあったはずやのにそんなの見せず、本当に一度だってしんみりさせなかった。
ハグされるべきはジンくんのほうだよ。よく頑張ったね。えらかったね。かっこいいよ。ハグされて、たくさん褒められて、労わられるべきはジンくんだよ。

入隊前・入隊直後に引き続き、情緒がアレしてきたので、当日に向けて人間の形を保っていられる自信がないです。リアルタイムで動いて話すジンくんを見たら、眩しすぎて砂になって消える可能性がある。みなさんさようなら。

RPWP

2024年5月28日 (火) 22:23

uncategorized

BTSのRMことキムナムジュンの新しいアルバム「Right Place, Wrong Person」がものすごく良い。前作の「indigo」もかなり気に入ってよく聴いたけど、今作はさらに良い。
「Take my heaven」と歌うのが良い。「俺を天国に連れてってくれ」と歌う人なら知っているけど、「俺の天国なら持ってけ、無料だよ」と歌う人は初めて。その歌詞の真意など知る由もないけど、なんかめっちゃ好き。

ナムん家にジミンちゃんを呼んで、視聴会みたいなのをする映像が公開されたので見てみた。ジミンちゃんは「俺はダークなヒョン好き」「これEpik Highっぽい」「(Groinを聴いて)スカッとする」と、「私もそう思ってた!」ということばかり言うので、心の中で何度もハイタッチした。
ナムジュンは「初めて聴かせるときは緊張する」と言っていて「そうだろうな、分かるよ」と「謙虚すぎやせんか」とのグラデーションみたいな気持ちになる。でもまぁそうなんだろうな。緊張、するよな。画面の中のナムジュンは分かりやすくソワソワしていてかわいかった。端から見てるより、ずっと繊細だ。でもなんかガサツやん、おもしろいよねあの人、両極にあるはずのものを網羅してて。
私だって生きてて「他人に言われることの7~8割は誤解だな」と思うし、「ろくでもないやつばっかやな」と思うんだから、RMはこの912億倍ぐらい感じているんだろう。
「“普通の”まではいかないにしてもさ、ただの29歳の男だよ」と言っていたのも印象的だった。そう思っていることはずっと前から知っていたし、でもそう思っていると口に出しても相手はそう取らないだろうことも分かる。
このアルバムを出すために入隊を遅らせたのか、と分かった今、ホビを見送るときのあの表情をようやく理解できたように思う。こういうの、いつもかなり時間が経ってから知るの、仕方ないけどさみしいね。同じ時空で生きてないみたいだ。
ナムジュンに限らず「背負わせすぎじゃないか」と思うことは多くあって、でもそれをどうすれば解消できるのかは今も分からない。でも分からないから放っておくんじゃなくて、私は考えるし、同じ気持ちでいる世界中の人たちが起こすアクションも知っておきたいし、同感できるものは連帯したい。
「期待しすぎないように」とはあまり思えない、だって期待してくれる人、楽しみに待ってくれる人がいることは、励みになるもん。それだけが励みにはならないし、人によって割合は違うと思うけど、でも1にはなるもん。
私はあなたたち7人が今日も元気で、健康で、楽しいことたくさんあってくれたら、幸せでいてくれたら、としか思っていないから、だから「アルバム出すよ」とか「コンサートをやるよ」とかは全部ラッキーオプションみたいなもんだと思うけどな、でも、そう言っても信じてもらえないような気もする。

ナムジュンのことを考えすぎて、夢を見た。場所は私が6歳になるまで住んでいた市営の団地の前で、ナムジュンは芍薬を4輪持って立っていた。私は階段を降りたところで気づいて、まじで心臓が止まるかと思った(ここでいったん目が覚めた)。あまり騒ぐと怖がらせるかと思ったので、動揺を見せないことや大声を出さないことに全神経を集中させた。私は「今、家にヨウリーがおるから、ヨウリーにも会ってほしい、先輩と姉にも動画か何かでメッセージを撮ってあげてほしい、私たちは、すごくARMYなんです」と、超不自然な日本語とところどころに韓国語を混ぜた妙な喋り方で言い、ナムジュンは所在なさげな顔をしながらも頷いて、家にあがってくれた。家には私のおばあちゃんとひいおばあちゃんと、他にも血は繋がってないけどとにかく関係のあるおばあちゃんたちが大勢いて、ヨウリーと一緒におはぎを拵えていた。
ヨウリーは分かるけど、おばあちゃんたちの出演は何なん、と思ったけど、多分寝る前に「マッドマックス 怒りのデスロード」を見たせい。
良い夢やったな。ちょっと寝坊した。

金曜は友人と夕飯を食べた。店を出たのが20時過ぎで「甘いものつまんでもうちょっと飲もう」という話になり、2軒目に移動したら席がなかった。「外でも良いなら小さいテーブルを出しますよ」とお店の人が言ってくれたので、お店の前の段差に座り込んで白ワインを飲んだ。暑くも寒くもない5月の夜は、外で飲むのに最適で、初めからそのつもりで来たような気持ちになった。友人は長い足を歩道にのびのびと放りだして、せせこましいカウンター席よりよほど居心地がよさそう。
彼女は動力の8割程度を「感覚」と「感情」にしているようなところがあり、「観察」と「考察」を動力にする私とは全く似ていない。同じ事象に対面しても感想が違うし、そもそも着眼点が違う。でも違うことをお互いおもしろいと思っているから、長いこと友だちでいられている。
数日前に「権力勾配の無い人間関係など存在しない」という言説を目にし、確かにそうかもしれんな、望むと望まざるとに関わらず……と暗い気持ちになっていたのだけど、少なくともこの日は「私たちの間には無い」と思えた。
私が今よりもっとずっと愚かで、無神経で、身の程知らずで、自意識が制服着て歩いてるみたいだったころのことを知っていて、それでもなお友だちでいてくれている人がいることを、大事に持って生きようと思う。

take my heaven for free

2024年5月27日 (月) 21:42

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プロレス団体「NOAH」の試合を見てきた。
めちゃくちゃおもしろかった。また行きたい。配信とかもあるらしいので、家でも見たい。

私がプロレスに興味を持ったきっかけはかなり前で、もう10年以上になる。
当時好きだった人が、私の家に転がり込んでくる不健全な形で居候していた。ふたりで家に居るときは大抵何か作るものがあり、一緒に作るか、自分も何か別のものを作るか、作らないなら横で本を読むかして過ごした。
そういうときは見るでもなくテレビがついていて、深夜2時か3時くらいになるとプロレスが始まることがあった。私だけでなくその人もプロレスには興味がなかったのに、双方テレビを消しもせず、チャンネルを変えもせず、ただラジオの代わりみたいに、つけたままにしていた。
図体の大きい人が肘のあたりをグリグリ踏まれているのを見ながら「これ痛いのかな」「そら痛いんやろ、この人泣きそうやん」「なんで肘なんだろ」「皮膚が薄いんじゃない?」「踏んでみてもいい?」みたいな会話をし、延々夜更かしをしていた。
当時も「プロレスって一回見に行ってみたいな、これ後楽園ホールって書いてあるやん、近くや」などと言っていたけど、結局一回も行かなかった。その人と「いつか一緒に行こうよ」と話した場所へは、どこへも行かなかった。金沢とか。いつか一緒に行こうと話したことすら、その人は忘れていると思う。

以下、試合の感想を箇条書きに。

  • 何もわからんからな〜楽しめるかな〜と、やや不安に思ってたけどそんなことはなかった、見ればわりと分かる
  • 映像とかで見てるとき「今のは避けれるやん」とよく思ってたけど違う、私が間違ってたごめんなさい
  • あれはたぶん避けれるし避けても良いし、実際避けるときもあるねんけど、あんまり避け続けてると「そういう奴」に見えてきて、そうすると全然、なんというか美しくない
  • そう「美しくない」が近いと思う
  • 「ズルい」とかじゃなくて「美しくない」、美しくないと当然ダサい
  • 客層は定義しづらい、老若男女全部おる
  • 赤ちゃんもおる、赤ちゃんはまぁまぁ泣いている、大きい音が怖いのかもしれん
  • 歌舞伎で言うところの「高麗屋ーーーッ」みたいなのをお客がやる、なんかタイミングがすごい上手なお客もおる
  • すーごいいっぱい写真撮る人もおる、K-POPで言うところのマスターさん
  • 動画は禁止されてるけど、写真は撮っても良いみたい
  • 見慣れないのでコスチュームが気になる、コスチューム?ユニフォーム?……??
  • 黒ブリーフ・ボクサーパンツ的なやつ・スパッツの人がおる、ボンタンの人もおる、あとゴレンジャーみたいな全身タイツ的服装の人もおる
  • ピラピラの飾りが付いたのは、こしょばくないんですか
  • にのうでをぎゅっとする紐は謎、あれは要るんか?
  • 私は何故かマスクへの憧れが強い、被らないまでも、手に持ってみたいし、デザインもしてみたい
  • 靴は多分バレリーナが履くやつ(トウシューズじゃない方)と素材が近いはず、触って確かめてみたい
  • なんか凝った服を着て出てくる人もおるのに、わりとすぐ脱ぐ
  • 試合開始前はほぼ肌色の人もボディーチェックされる
  • レフェリーも真顔でチェックするし、される方も普通にしてる、「いやチェックするまでもないやん、剝き出しやん」と思ったけど誰も笑ってなかった、手順として要るんやろうな
  • 出囃子がかかる感じは見慣れている、出囃子がかかるものしか好きになったことないかもしれん
  • リングは何の素材で出来てるんですか
  • 音的には木の板の音がしてるけど、1枚板にあんな勢いで体重をかけたら割れるはず
  • タッグはどうやって決めるんやろ、漫才師みたいに「俺とタッグ組んでくれへん?」みたいな会話をするんか?
  • それともお師匠さんみたいな人が勝手に決めるの?
  • 「幼稚園からの幼なじみでして…」みたいなタッグもおる??
  • 8人タッグマッチになると最初は「わぁぁいっぱいおる」と思って楽しいけど、人が多すぎてゴチャゴチャする
  • 「誰が何をやりたいんか分からん」みたいなシーンがあり、デザインの良し悪しと似てる気がした
  • タッグマッチは、暇な人がリングの下で揉め出す
  • レフェリーさんも下で揉めてる人のことは無視してる、あれなに「手に負えんすわ」てこと?
  • モニターなどはなく、リングの向こう側で揉めてる人たちを見るすべがないので、音だけ聞こえてて怖い(ガシャーン!!!みたいなの)
  • タッグマッチは手とかをタッチすると「交代」の意味っぽい
  • 交代されてないのに勝手にリングの中に入ってきて手出すと、レフェリーさんに怒られる
  • リングを降りて闘うときもレフェリーさんに怒られる、「上でやれや」ということらしい
  • 白人の選手は筋肉のつき方が全然違う、良し悪しとかじゃなくて違う、「種」が違う感じが分かる
  • 背筋がきちんとある人たちばかりなので全員姿勢が良い
  • 猫背のプロレスラーておらんのちゃうかな
  • レフェリーさんたちも姿勢が良い
  • いわゆる細マッチョ的な体型の人と、身がぱちぱちの人がおる、あと速い人と重い人がおる、トリッキーな人もおるし、異様に身軽な人もおる
  • 異様に身軽な人は多分階級?がちがうんやと思う(あとで調べる)
  • 重いのに速い人もおるからおもしろい、どういう仕組みやねん
  • 上半身に目が行きがちやけど、足腰が強い系の人もおる
  • あと全員日サロに行ってるイメージがあるけど誤解、行ってない人もおる
  • 腕を取られて捻られてからのリカバリがめっちゃ上手い人がおる、私は肩と肘がどっち向きに曲がるか分からんくなって混乱する
  • デッサンの先生に「骨を理解してないから腕を描けない、骨学の本を取り扱ってる本屋を教えてあげるから骨の勉強をしなさい」と言われたことをなぜか思い出した(余談1)
  • 当時は骨を理解したいとも腕が描きたいとも思えなかったので無視した、おかげでデッサンが全く出来ない(余談2)
  • リングは4面がびよんびよんするけど、あれがおもしろい
  • びよんびよんの間から出入りする人もおる(説明が難しいけどあれかっこよかった)
  • コーナーで長いことごにょごにょするとレフェリーさんが怒る
  • コーナーには三角形のぼふぼふしたのが付いてて、レスラーはそれを意味もなく叩く
  • 「意味もなく」ってことはないんか?でも「なんか叩きたいだけ」に見えたけど……
  • 「い、いまのは誰のどこが痛いんや…!?」みたいなシーンある
  • ふたりともが痛がってて「どっちがどうなってこうなったんや……!」みたいなシーンもある
  • 向かって行くときに相手の名前を叫ぶ人がわりと多くて興味深かった
  • まぁ自分の名前を叫ぶのもおかしいか
  • あと結構みんな「痛ってぇーーー」みたいなことを言う、そら痛いでしょうね
  • ベルトを渡したり返したりしてるシーンは何のこっちゃさっぱり意味がわからんかった、今誰の何がどうなってそうなったんや
  • これは多分文脈があるやつやから、今日は分からんでもしょうがない気がする
  • ていうか全部に「文脈」はある、あるに決まってる、それを分かっていくおもしろさもあるはず

以上です。他団体も見に行きたい気持ちがあり、知りたいことも多いので、今すごい楽しい。新しい箱を一個バァーン!と開けたときの気持ちです。

一方で、バラエティー番組などでたまに見かける「プロレス」の使われ方について、ちょっとひっかかった。「取り決めがある」とか「筋書きがある」とかの意味でややネガティブに使われていることは知っているけど、でも今日私が見たものが、それとは思えなかったので……なんか、誤解がある、ような気がする。
というか「筋書きがあるんですよ」と言われたとしても「いやいや、だからってそうはならんやろ」というシーンが多すぎた。仮に「こういう取り決めで進んでたんですよ」とはっきり言われたとしても「それは知らん、私にはこう見えたし、こう解釈したよ」と言い返せる感じがあった。
この感じを覚えておこうと思う。なんか大事なことかもしれん、と思った。

lifework is good

2024年5月23日 (木) 22:14

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家では出来ないので、シルクスクリーンをやるためにずっと大阪の作業場に通っていたのだけど、家からバスで行ける作業場を使うことにした。あの場所のことをなんと呼ぶのか定まっていない。「工房」でも良いし「アトリエ」でも良いけど、「工房」だと師匠がいそうな雰囲気があるし「アトリエ」は家の離れにあって私専用、みたいな雰囲気があって、どちらもしっくりこない。まぁ「作業場」も別にしっくりきてはいない。

厳密にはシルクスクリーンは家では出来ないわけではなく、製版さえ出来れば家でも刷ることは可能だと思う。インクも水性のものを使えば、油性のものほど気をつかわない。学生のころは油性のインクをメインに使っていたので、家で刷ると公害みたいなにおいがした。窓を全部開けて刷るしかないけど、通報されるんじゃないかと思って、深夜か明け方に作業していた。より怪しい。
油性インクだと掃除するにも油が要るので、学校から瓶に小分けにしたアルコール(あれの正式な名前が分からん、とにかくアルコール)を持ち帰る。「いま職質とかされたらどうなるんかな」と不安になったりした。瓶に飲めない濃度のアルコールを入れて持ち歩くことが、法に触れるかどうかは知らない。
あのころ刷ったものがひとつも残ってないの、我ながら意味わからんな。卒業制作だけでも数十枚Tシャツを刷ったと思うけど、ひとつも手元にない。褒められるたびに配った記憶はあるが、捨てた記憶はない。ぜんぶ配ったんだろうか。
箱も作ってさ、卒業制作たのしかったな。今もっとうまく出来ると思うけど。当たり前か。

新しい作業場は学生のころ使っていた場所にかなり似ている。部屋自体は半分くらいの大きさだけど、製版機は学校のより大きい。緑色の感光材をバケットスキージーで塗る工程が懐かしかった。なんか感光材塗るとき立膝でやってた記憶あるけど、あれなんでやったんやろ。自主的に立膝でやるとは思えんけど……誰かが立膝がやりやすいぞ!って言うたんかな。
午前中は製版してインクを作るところまでを先生とマンツーマンで教えてもらって、午後になると、わりと高齢の女性のかたがひとり来た。もくもくとウォーホルみたいなのを刷ってて、かっこよかった。私は多感な時期にシルクスクリーンと出会い、もちろんウォーホルのことだって知っていたのに、オマージュみたいなものをひとつも作ったことがない。一度くらい、ウォーホルみたいなのを刷ってみたい。あの、プレスリーをちょっと重ねて2回刷ってある作品が好きです。

グラインダーを使う染料インクは使い慣れないので調整が難しいけど、まぁやってれば慣れるだろう、という感じ。あと私は色にそんな厳密なこだわりがなくて「刷ってみたらこういう感じか、これはこれでかわいい」となる。どうせ刷るときは手なのだから濃淡が出てしまうしね。とは言えほっとくとバキッとした色のものばかり作ってしまうので、意図的に淡い・控えめな・柔らかい色のものを作るべきだな、とは思っている。

製版して刷って解版までを7時間でやらないといけないので、今後はその辺をどうクリアするかが課題になってくると思う。色数を増やすなら日を分けるとか、もしくは版を買って持ち込めるようにするとか……慣れればスピードは上がると思うけど、限度があるしな~~~
あとはサイズが大きいものを作るとシンプルに身体がしんどい。筋力を、つけないと。

品数がたまってきたら公園でやってる手作り市とかにも出たい。たのしいでしょうね。

食いしんぼうはドーナツの穴を見るか

2024年5月22日 (水) 21:34

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今年はプロレス見に行こう、と思った日から3ヶ月経った。このままだと今年が終わってしまうので、何も考えずに空いている週末に行けそうな会場でやる試合のチケットを買った。私は選手を多分2~3人しか知らないし、名前と顔が一致せずおぼろげ、プロレス団体など全く知らないので「どの試合を見に行くか悩む」というのが出来ない。目的は「プロレスを見る」のみであるので、とりあえずどこの誰のどんな試合でも良い、はず。調べたら無料で見られるものもあるらしい。まずはそういうのを見に行ってもいいかもしれん、と思ったが、初っ端から金も払わないで何かを享受していいのか……?と思い至ったのでやめにした。私は金を払うことよりも金を払わないことへの抵抗感が年々増している。

チケットはお芝居と同じでSS席からB席まで用意してあり、それぞれ金額が異なる設定になっているようだった。これはつまり「座って見るもの」であることを指している。ステージが見やすい席は値段が高く、見づらい席は安い。「ステージ」ではないか、あれなに、何て呼ぶのあの、場所の名前なに。
SS席は12,000円らしく、普通に高いが「最前列」と書いてある。なるほど最前列……と思いながら私はB席のチケットを買った。B席は6,000円。6,000円なら、アナログフィッシュのワンマンライブよりは高くて、林遣都くん主演のお芝居よりは安い。

開場は15時、開演は16時らしい。客入れに1時間……長い、気がする。けっこう大きい会場なんだろうか。何分前に行くのが良いのか、さっぱり分からない。アナログフィッシュのワンマンライブなら、私は10分前くらいに入って、ビールを飲み終わるころには演奏が始まる、って感じでやるけど、プロレスはどうなんだろう。さらに16時に始まって、何時に終わるんだ。私の晩ごはんはどうなるんだ。場内は飲食可と書いてあるけど、どの程度の飲食……?まさかお弁当を広げるわけにいかないだろうとは思うけど……
昔、細美武士が「俺らいっつも7時とかに始めてさぁ、おまえらはみんなグッズ買ったりするために早く来るだろ?晩飯食う時間ねぇよな。そんでハコは酒飲め飲めって言うだろ?晩飯食ってねぇのにさ、酒飲んだらあぶねぇんだよな。なんでライブって晩飯の時間にはじまるんだろ、ごめんな」と言っていたのを思い出す。客の晩飯の心配して謝罪する細美武士、かわいいね。

対戦カードを見ると6試合くらいあるみたいだ。2~3時間くらいで終わるものなのか?4~5時間やる?そんなやるなら6,000円は安いよな。1試合って何分やるの?え、待って8人タッグマッチて何、8人でやるの?どういう状態で?あそこに8人乗るってこと???狭くないか。あ、リングか?あの場所の名前リングじゃない?

あまり調べないほうがおもしろい気がしてきたので、これ以上は何も調べないで行くことにする。チケット買ったし場所もわかるから、これ以上は調べない。15時23分ごろに着くようにして、待ち時間に手持ち無沙汰になりたくないから文庫本を1冊持って、おなかがすいたら悲しいから何か少しだけ食べるものとお茶を持っていくことにする。服装も難しいな、暑いんでしょうか。でも寒かったら帰りたくなるから、脱ぎ着できる服装で行くことにする。
たのしみ!!!

高慢と偏見と傲慢と善良とテルマとルイーズとボニーとクライド

2024年5月17日 (金) 22:58

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マーライオンのジャケット・アートワーク展示「ごきげん展」@渋谷HMVに向けて、せっせと売るものを作っている。在庫が何もない状態から始めているので、毎週末制作でかかりっきり、平日夜も稼働、みたいな状況。

シルクスクリーンは去年ほとんどやらなかったので、だいぶ久しぶりではあるけど、下手になっている・手順を忘れている、みたいなことはなくて、一安心しています。シルクスクリーンは「刷る」という行為自体は本当に数秒で、素材を揃えて版下を作って製版して刷り台をセッティングして、という前段階の準備が圧倒的に多く、手間がかかる。段取りだけが重要であり、「刷る」行為そのものは、最後の仕上げ程度でしかない。
私は仕事でも「“根回し”と“段取り”ばっかりやってるなぁ~」と思うけど、休みの日もこうやって、“根回し”と“段取り”ばっかりやっている。もしかしたら人生って“根回し”と“段取り”だけやって終わるやつ?みんなの人生はどうですか。
とは言え、“根回し”と“段取り”が上手く出来れば、かなりの範囲に応用が利くなぁと思う。料理とかも“根回し”と“段取り”でしかないやん。特技を書く欄があったら「根回しと段取り」って書きたいな。どこにそんな欄が。

最近はシルクスクリーンで作るもののサイズが大きいので、紙で原寸の見本を作るために「切り貼り(きりばり)」をやっている。家のプリンタだとA4サイズまでしか印刷が出来ないから、例えば50cm角の原寸見本を作ろうと思ったら、これを4枚とか6枚とかに分割して印刷し、貼り合わせる必要がある。
「切り貼り(きりばり)」は専門学生時代の必須テクニックだった。当時も家にはA4プリンタしかなかった。それだってバイト代でどうにか買ったもので、インク代や紙代で維持費もかかるし、ちょっと背伸びした買い物だったと思う。A3プリンタは学校で使えたけど、各教室に1台しかない。1年生のときは家にプリンタがない子が私以外にも何人かいて、課題の提出前や提出当日はプリンタの取り合いになる。A3プリンタを確実に使うためにめちゃくちゃ早起きして(もしくは徹夜明けで)学校に行き、プレゼンボードを作るために必要なものを出力したりしていた。管理人さんが鍵を開けてくれる前に友人に会うと「おはよう、出力?」「うん、何枚?」「3かな」「俺5だわ、先やっていいよ」と言い合ったり、出力してるあいだに2~3人増えたり、授業が始まるまで時間が空いたら公園で朝ごはんを食べたりして、あれ楽しかったな。
「切り貼り(きりばり)」が出来るようになってからは、大体のものがA4プリンタでまかなえるようになった。手順としては重ねて→貼って→切って→裏から貼る、でごく単純だが、継ぎ目が見えるとダサいし、ズレてるなんてもってのほかで、案外難しい。特に背景色が黒っぽいデザインの場合は継ぎ目に紙の色が出やすいので、いかにも切り貼りしました感が出てしまって難しい。
あんまりうまく出来ないまま提出すると、先生に「デザインは良いけど手が汚い」とか言われたりすることもあって、くやしかった。この場合の「手が汚い」っていうのは、汚れてるから石鹸で洗いなさいとか手荒れしてるとかいう意味じゃなくて、仕上げが美しくない・デザインとは別の部分で手を抜いている、みたいな意味なんですけど、業界用語なのかもしれん。多分。知らんけど。
最初は「デザインが良いならそれで良いやんけ」と思っていたけど、だんだん意味が分かってきて、「手がきれいなことのほうが、デザインが良いことや作品が良いことよりも重要な局面、結構あるぞ」と思うようになった。今もそう思う。

次回はいつも行ってる大阪の作業場じゃなくて、家から近いほうの作業場に行ってみることにした。機材が変わるけど、たぶん学生のときに使ってたのと同じっぽいので、やれるはず。こっちのアトリエの方が分割せずに大きいのが刷れるし、楽しみです。最終的にはmarimekkoぐらい大きいやつ刷ってテーブルクロスとか作りたい。自分の絵を拡大するのって、なんか分からんけどめっちゃおもしろくて楽しい。大きいのを描くんじゃなくて、小さく描いたのを拡大するっていうのがおもしろい。何がどうおもしろいのかは自分でも謎で、まだ言語化できてない。カミングスーン!

暴力

2024年5月14日 (火) 21:38

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土曜、友人と会ってタコスを食べ、お茶を買いに大阪まで出て、ラーメンを食べて帰った。友人は午前中美容院に行ってきた帰りで「美容師さんに、このあとどっか行くんですか?って聞かれてな、友だちに会いますって言うたら、何の話するんですか?って聞かれたわ、仕事の話とかかなって答えたけど、みんな友だちとなんの話するんやろな」と言っていた。確かに、友だちと会ったら何の話をするものなんだろうか。
ラーメン屋を出て別れたあとの帰り道、私たち今日なんの話してたかな、と考えたけど、まとめると「価値観のすり合わせ」をしてた、と思い至った。確かに仕事の話もした。私と友人は比較的近い業種で、比較的近い職種であるので、当然仕事の話はする。最近こういう仕事をした、こういう案件があってこういうソフトを使う機会があった、こういうクライアントがいる、みたいな話だ。でもこれって別に「業務報告」ではないから、だから話していることの根っことしては「価値観のすり合わせ」だなと思う。「すり合わせ」ってところがポイントな気がする。私も友人も「価値観を合わせたい」みたいな意識は無いし、20年近い付き合いなので、この期に及んで「価値観の違いで離別」なんてことは起きないし(まぁ起きるかもしれんけど、でもそうそう起きない、もし起きるとしたら離別の前にもっと複雑に段階を踏むはず)、「価値観が違うから嫌いになる」なんて幼稚な展開にはならない。ならないと分かっていてなお「価値観のすり合わせ」をしているということはつまり「私、なんか変なこと言ってないかな」とか、「私らしからぬことを言ってないかな」とか、そういう「チューニング」をしているんじゃないか。「20年前を知ってるあなたから見て、私はどっか変わったかな」、「変わるのは良いけどこれは良い変化かな、どう見える?」「今こういう経験をしてるけど、同じ経験がある?あったらどんな感じか聞きたい」っていう、これは「チューニング」なんじゃないのか。
「自己紹介」が済んでいる場合、友人と話すことなんて「価値観のすり合わせ」以外に何があるだろう。………「自己紹介」が済んでいる場合って意味わかる?わからない??わからないってことは、あなたと私はまだ「自己紹介」が済んでいないのかもしれない。

日曜、母と立川談春アニさんの独演会へ。私が「アニさん」などと呼んでいいはずがないことはもちろん分かっているけど、でも「アニさん」と呼びたくなる。
今年は芸歴40周年らしい。そんなに長いの?と思ったけど、落語家は入門したところから数えることになっていて、二つ目でも真打でもなく、つまり談志に高座名をもらったところから40年、ということだそうだ。なるほどな。ご本人は「でもお金いただけるようになってからは20年くらいです」とおっしゃっていた。うーん、それって長いのか短いのか全然わからん。
根多は「慶安太平記」と「居残り佐平次」、小春志さんの「千早ふる」でした。小春志さんは去年真打に昇進されて、元の名前は「こはる」さんだったのだけど、志の字をつけて「こしゅんじ」さんになったようだ。志はもちろん立川談志の志(のはず)。かっこいい名前~!
慶安太平記って初めて聞いたけど、講談も聴いたほうがよさそう。そもそも慶安の変ってどっかで聞いたことあるか?全くない気がする。日本史?日本史なの?聞いたことないと思う。こういうときって結構「あぁ私には教養がない」と思い、まるっきり馬鹿みたいな気持ちになるのだけど、その都度「落語っていうのは、人間の業の肯定だ」と言った立川談志のことを思い出して眉間から皺が消える。そうだったそうだった、慶安の変くらい、知らないなら調べればいいよ。私は全く、この程度のことで、なーにを深刻な顔をしとるんだ。ははは。
「居残り佐平次」は遊郭に居残って(お金を払えなくて帰れないことを居残り、と言います)最終的には勝手に小遣い稼ぎをし始めて、店の旦那も、これもうどうにもならんな~ってなって、佐平次は結局着物とかまでもらってタダで帰っていくっていう噺なんですけど、談春アニさんは「何百年経ってもおんなじなの、今だってホテル泊まって10時か11時かで出てくださいねって言われるでしょ?でももうちょっと寝かせてくれよって言ったらさ、良いよ、良いけどお金もらうよ、って言われるでしょ?そんで15時過ぎちゃったら次の日の分もお金ももらうよってなるでしょ?200年ぐらい前でもおんなじなんです」と言っていた。落語を聞いてると江戸時代ってぜんぜん最近のことみたいに感じるというか、装飾が違うけど基本にしてる型は同じもの、みたいな感じがする。
古典が好きなのはこういうところだ。どんなに長い時間が経っても、人間はどうせ人間でしかなく、私はそのうちのただひとりに過ぎないのだ、と思うと、ふっと凪いだような気がする。大きい川を見ている時の気持ちに似ている。

春忘却

2024年4月30日 (火) 21:01

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ゴールデンウィークは毎年メディアが「○○日有給休暇を取得すれば○○連休に!」みたいな言い方をするけれど、実際は「間は普通に営業してますよね?これを○○日にお願いできますよね?」みたいなことで、しっかり仕事がある。みんなもそうですか?よほど前々から根回しをしておかんと、こんなタイミングで「○○日有給休暇を取得」するのなんか、無理じゃない???
あと、そんな熱心に根回しをしてまで、こんなどこ行っても混みそうな、割高な期間に休みが欲しいと私は思わんし……
よって、少し休んでは働き、また少ししたら休み、みたいな感じ。家族旅行に参加しそこねたけど、しょうがない。

スパルタローカルズがワンマンをやるというので見てきた。なんやかんやで再結成してからもう10年経つの、やばい。
20年言うてるけど、スパルタローカルズかっこいい。まだかっこいいわ。なんでやねん。どうなってんねん。
ライブ中、何度か「これは思い出補正なのか?思い出補正ありきのかっこよさか?」と頭をよぎったけど、でももしそうなら、それも含めて続けてること自体がかっこいいから、結局かっこいい、と思い直した。歳を取って失うものが絶対にあるけど、それは歳を取って得るものと対になっているよな、と思った。歳を取って得るものが多いかどうかは、結局どうやって生きてきたかによると思う。あと、妙に色気があり、おじさんになったスパルタローカルズ、エロいな~とも思った。まぁ20年前も色気があるバンドではあったけど、エロくはなかった、はず。
コウセイおじさんが歌う「ハート」は当時より沁みたわ。良い曲だね。当時27歳の安部コウセイ、と思うと胸がくるしい。最近この「当時○○歳の○○」を見て胸がくるしくなるやつを頻発している。「Love you」当時26歳のKYG……とか「TENDER」当時26歳のホリエアツシ……とか、すごいきゅんとなる。「あのころはよかったな」みたいなのじゃなくて「こんなとこまで一緒に生きてくれてありがたいな」みたいな感じ。この感情の名前なに?まぁ「こんなとこ」は私の年齢を指すので、本人たちからしたら当時も今も「知らんがな」でしかないけど、でも何かを世に出して、それを10代の人間に刺したら、刺さったまま35歳になるってことは十分にあり得るし、私は多分刺さったまま死ぬし、こういうのって双方が当時は想定してないことっていうか、双方コントロールできるものじゃないやん。そら胸ぐらいくるしなるわ。
あと全然関係ないけどMCでちょっと博多弁をカマすの、ズルいと思います。草野マサムネさんもたまにやりますね、あれはズルい。方言てズルない????

20年来の友人が映画を観る人になったので(別に私の影響とかではない、全然関係なく)一緒に名画座へ行き「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」と「バーレスク」を観てきた。私は今よりもっとお金が無かったころに目黒シネマと早稲田松竹に通いつめており、名画座には恩しかない。シネスイッチ銀座もです、お世話になりました。ざっくり言うとロードショーが終わった映画をかけるのが名画座です。タイミング逃して観れてない映画を映画館で観られるとか、2本立てやのに安いとかもあるけど、私は「何と何を2本立てにするか」というところに名画座の魅力を感じるのが好き。「モテキ」と「(500)日のサマー」を2本立てにした目黒シネマのこと一生好き。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」と「バーレスク」はどっちも観たことある映画やけど、1回観たことあるだけの映画をそんな細部まで覚えてることは無いし、数年越しに観て感じる映画の良さや自分の捉え方の変化がおもしろいので、全然気にせず観る。休憩中はおやつに買っておいたかしわ餅を食べて、終演後はグリル一平に行ったのも良かった。名画座と洋食ってすごい相性良いと思う。なおかつ新開地・湊川エリアは開拓すべき洋食屋がいっぱいあるので、積極的に新規開拓していきたい。

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