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夕暮れと君が好きさ
2021年3月20日 (土) 23:58
世間がこんなことになって、いつのまにか1年が過ぎた。医者でも研究者でも看護師でもない私にできることは引き続き、マスクと消毒ぐらいしかない。これからどうなっていくんだろう。
去年の2月、心斎橋のジャニスで見て以来1年ぶりに見るアナログフィッシュは、特に何かが変わった、という様子はなかった。あ、見た目とかの話ですけど、みんな元気そうだった。よかった、ライブに来ているお客さんたちも、見覚えのあるいつもの顔ぶれがあった。みんな元気そうだった。よかった。
私もそうだけど、みんないつも見る場所が大体おんなじだから、自然と覚えている。あの人今日は居ないんだな、昨日来てたのかな。
磔磔に椅子が置いてあるのなんて初めて見た。バンドがステージに上がると、前の方のお客さんがパラパラ立ち上がって、州ちゃんが「そうだよ、好きなタイミングで立っていいんだよ、好きなときに座っていいし」というようなことを言った。ライブハウスで「好きなタイミングで立って、好きなときに座る」、というのは今まであまり無かったことだ。足が疲れたり、飲み物を飲んだり、ゆっくり聞きたいとき、座れるのはわりといいことなんだよな。世がどんな状況だとしても、悪いことばっかり、出来なくなったことばっかりに気を向けなくていいんだ。そんな当たり前のこと、知ってるのにすぐ忘れるな。
去年も新曲をライブで聞いた記憶があるけど、今年も新曲が聞けた。新曲がかっこいいことが、アナログフィッシュを好きでいて一番うれしいことだと思う。あの頃のアナログフィッシュも良かったが、一番良いのは今のアナログフィッシュだ。今のアナログフィッシュが一番かっこよくて、一番良い。
しかもふたりともの新曲がかっこいい。この人たちにとってお互いがつくるものは、どのぐらいお互いに影響を与えているんだろうか。健ちゃんの新曲はハモりが素敵で、かっこいい曲だった。あのハモりを考えているのは絶対に健ちゃんだと思うけど、どうやってふたりに伝えているのかが気になる。楽譜を書くんだろうか。これは悪口ではなくてむしろ畏怖を込めた褒め言葉だが、佐々木健太郎という人は楽譜を書くような人には全く見えない。
私は歌詞を詩のように扱ったりするのが好きではないし、詩として成立するねやったら音楽は出番ナシやないか、良い歌詞は常に良いメロディーと良いリズムと共にあれよ、歌詞への共感なんて求めてない、といつも思っているけど、下岡晃の新曲「Yakisoba」の歌詞には一言一句すべてに同意・共感している。メロディーもさみしくて優しくて好きだな。私が書いた曲ってことにならないだろうか。
このミニマルで私的な愛おしいこの曲を、今年レコーディングしてくれるかもしれない。「今年アルバムを出せたらいいなと思ってます」って言うてた。そうすれば私はポケットにこの曲を入れておいて、いつでも好きなときに聞けるんだよ、うれしい、楽しみだな。
終盤に演奏された「Sayonara 90’s」は、2008年のリリースだったらしい。そっかもう10年以上前なのか。
80年代後半に生まれた私の90’sは、ここで歌われているものとは単純に違うものだ。私がヴィレッジヴァンガードで買ってきたカート・コバーンのポスターを壁に貼ったとき、彼はもうとっくに亡くなっていたし、下岡晃が歌う「希望が無いってことに希望があった」時代は、感覚としては概ね理解しているつもりだけど、実感としては知らない。
兄の話を聞くようだった「Sayonara 90’s」は、私が今この時代、この状況、この年齢で聞くと、少し違った手触りになった。探せば結構、この胸の中に、希望はあるね、それは例えば愛だったりする。本当にそうだな。
「抱きしめて」やらんねんな、最後かな、と思っていたら、「抱きしめて」は最後の曲だった。この1年くらいの間、下岡晃はインスタ配信で数十回この曲を演奏している。
この日磔磔で、「抱きしめて」を歌い終え、ギターを置いた下岡晃はとても大事なことを、簡単な言葉だけで言ってくれた。「こういうふうな日々が続くと、どうしても極端な方に自分の心が動いてしまう、なんでかっていうと、中庸で、真ん中に居ることが、とても難しいことだからなんだと思うんだよ、でも俺たちは、極端な、簡単な話に流されずに、中庸で、頭をつかって、なんとか頑張って、隣の人を大切にして、明日もマスクと消毒を続けるしかないと思う」と、言ってくれた。
そうだ、中庸であることは、常に真ん中を取ることは、難しいことなんだった。いつもはそれができるし、それが私だと思っていて、だから今それが出来ないのは、私が弱くてダサい人間だからだ、と思っていた。そのことがつらかった。自分のことを弱くてダサい人間だとしか思えないなんて最悪だ。
でもそうだ、難しいことなんだった、中庸であることは、真ん中に居ることは、難しいことなんだった。だから、でも頑張ろうねって、言ってほしかったんだった。言われて初めてそのことに気づいたよ。ありがとう下岡晃、いつもありがとう。
下岡晃が何を言ったのか、この日のMCをもう一度ちゃんと聞きたくて配信のチケットを買った。忘れたくなくて、また思い出したいときにいつでも読めるように、文字起こししていたら、写経ってこういうことなんじゃないの、と思った。
おしゃべりが上手じゃないこの人が一生懸命なにか伝えようとしてくれることに、いつだって本当に感謝してるのに、いつまでも何も返せなくて申し訳ないな、と思う。ありがとうございますしか言うことがないのは私の方だ、ずっと大事なバンドを続けてくれてありがとうございます。そのことが当たりまえじゃないということばかり、実感する1年だった。これからどうなっていくかは引き続きぜんぜん分からんが、どうにかやっていこう。どうにか、やっていこうね。
最近のはタテ編み
2020年10月10日 (土) 22:44
10月10日はアナログフィッシュの日だ。魚(とと)の日、ということらしい。
2010年10月10日に新木場スタジオコーストでやったライブに、病気療養中だったドラムの州ちゃんが復帰して以来、毎年10月10日は何らかの「たのしいこと」を用意してくれている。
今年の「たのしいこと」は配信ライブだった。
ライブに行けなくなってからどれぐらい経ったっけ、最後に見たライブ何だっけな、と思ったけど7月に野外ライブ行ってたわ。配信ライブは終わったあとなんとなく空虚な気持ちになる時が多くて微妙な心境ではあるけど、私は好きなバンドに好きなだけバンドを続けてほしいので、そのためにお金を払いたい。つーかやめたいならもちろんやめたっていいのだけど、やめる理由がお金だけなんだったらぜったい嫌だ。
今回の配信ライブ「Town Meeting by the Sea」は江ノ島オッパーラで事前に収録、ミックスして編集したやつを流すからみんなで見よう!メンバーもコメントするよ!というやつだったのだけど、何よりライブ自体がとっても良かったので良かった。「よかったのでよかった」ってすごい、ばかみたいな感想。でも音もよかったし、映像もすごくよかった、雰囲気いいね、という感じだった。現場に行けないなら、映像作品としておもしろいものを見たい、という気持ちがある。
配信開始直前にお昼寝をしていて、あと30~40分で始まるなぁというころに起きた。ちょっとおなかすいた…焼きそばでもたべよう、と作って食べたら、下岡晃の新曲が「yakisoba」だったのですごかった。単なる偶然ではありますが。
しかもめちゃくちゃいい曲だった。「うちに帰ったら 焼きそばを食べよう 3食入りの 食べ慣れたやつを」という歌い出し。あぁ今食べ終えたやつがそれだよ、私が食べ慣れた3食入りのはマルちゃんのやつです。
サビで「なんにもいいことない なんにもいいことなかった」に続けて「いい日だった」と歌われたので面食らってしまい、そのあとじんわり好きだった。なんだこのさみしくて愛おしい歌は。
そうなんだよな、「なんにもいいことない」と「いい日だった」は両立するんだよ。全然真逆のことではない。
帰ったら焼きそば食べよう、冷蔵庫になんかしらあるからそれで、別に寄らなくていいけどスーパーに寄って、あ、今日夕焼けきれい、あの子いま何してるかな、電話してみよっか、まぁ後でいーか、みたいな日、あるもんな。そしてそういう日は「なんにもいいことなかった」し、「いい日だった」んだよ。
なんだこのさみしくて愛おしい歌は。
なんでこんな曲が書けるんだろう、いいなぁ、下岡晃になりたい。
そしてこういう曲を歌ってはいるが「何もない日こそ尊い日である」みたいなことを説いてるわけではない、と思うけど実際はどうなんだろな、でも私は下岡晃のそういうとこが好きだよ。「そういうとこ」っていうのは「下岡晃はこういう人です」ってとてもひとことでは言えないとこです。まぁ人間は誰でもみんなそうやけど。
そういえばこないだ下岡晃がインスタライブで着ていたチャンピオンのスウェットに「お直ししたやつですか?」とコメントを打ったら「そう、これもう10年以上着てて、あのこれ、横編みなんです」と答えてくれてうれしかった。好きな人がするどうでもいい話ってなんであんな愛おしいんだろうな。毎晩どうでもいい話を留守電に入れておいてくれる恋人がほしい。
I’m still at No.13
2019年12月2日 (月) 23:21
KYGが「今年の10曲」の話してて良いな~と思ったので私もSpotifyでプレイリスト作っときました。曲順をもう少し考えたいのでこれは暫定です。曲順めっちゃ大事にしたい。したい派。あとKYGはTwitterでよく音楽の話しててうれしい、ずっとしててほしい。
「今年の10曲」的なやつたまにやる、というか私、お姉ちゃんに毎年「その年によく聴いて好きだった曲のMIX CDを作成してジャケットデザインまでやってタワレコの袋に入れてプレゼントする」っていう、それにJOURNEY RECORDSっていうレーベル名?みたいなのまでつけてロゴも作る、っていう、趣味みたいなのがあったっすけど、最近やってないけど、あれまたやりたいな。たのしいんだよ。
お姉ちゃんにあげる、っていうのは一応誕生日プレゼントに、っていうのと、あとお姉ちゃんが一番気楽にあげられる、という。「あんま好みじゃないかな」とか全然考えずに渡せる。ある意味で全幅の信頼を寄せてるんだと思う。甘えてる、とも言う。お姉ちゃんありがとうね。こういうときだけ「お姉ちゃん」呼び。
にしても音楽の話はたのしいやね。人が聴いてる音楽の話に興味が出てきて、なおかつそれを聴いてみようかな、と思うの、精神的にかなり余裕の要ることじゃなかろうか。私も数年前までだったら「今年の一曲なんて選べない、選びたくないし選んだとしても誰かに言いたくない、どうせ誰も理解しない」みたいなことを言ってウジウジしてた気がする。どおりで今よりずっと生きにくかった。
こうやってできないこととかやりたくないこととかどんどん無くなっていけばいいのに、その上でできなかったこととかやりたくなかったこととかを忘れずにいられたらいいのに、そしたらもっと包容力みたいなのがでてくるのに。知らんけど。知らんのかい。
せっかく選曲したのでちょっとコメントを書くわ、自分で見返したときおもしろいからな。にしても今年出た曲が少ない…ええねんけど…
■Take On Me/Weezer
原曲も好きなんだけどこのカバーは良い、よかった、つーかこのカバーアルバム良かったな。カバーってそんなに好きじゃないのだけど、個性が確立した人がやるリスペクトとラブのあるカバーは大好き。この曲はMVも原曲オマージュで好きだったです。
■ラジオデイズ/スピッツ
スピッツ、今年はアルバムが出ましたね、最新アルバムがちゃんと良くて、ちゃんと好きだと思えるの、本当にうれしいことだ。
この曲はスピッツにしてはめずらしいほど「そのまま」を歌っていて、でもほんとに思ってることだけ歌っていて、きゅんとする。スピッツがいてくれて良かったよなぁ。私スピッツがいなかったら中学を卒業できなかったんじゃないか、と思う。この曲は昼休みに、散歩しながらよく聴きました。
■Sheep Go To Heaven/CAKE
今年フジロックで観られてほんとにうれしかった、CAKEまじで最近聴き始めた(下岡晃の影響で)し、全然ライブ観られる気がしてなかったので、幸せでした。めっちゃ歌った。
しかしこれ何の曲なの?歌詞よんでも全然わからん…何かの比喩なのでしょ…?わからん。
つーかあんまどういうバンドか知らないな、と思ってちょっと検索したら「カリフォルニア州サクラメント出身のバンド」とのこと。お、サクラメントか、「レディ・バード」やん。
■YAKE party No Dance/東郷清丸
お名前は存じていたのですが聴いたことなかった、今年初めてイベントでライブ観て、これが東郷清丸…めっちゃええやん…の世界になり、今年はアルバムも出たのでレコ発?も行きました。曲が良いし声が良いし、ビジュアルも良いし、おもしろいこといろいろやってて、好きだな~
この曲は途中でゴッドファーザーが入るところがとっても気に入っています。
■RIVER/tofubeats
これ全然今年の曲じゃないけど、今年一本目に観た映画が「寝ても覚めても」だったので選びました。この曲は主題歌。
最後のシーンで川沿いを走るとこ、今年観た映画の中で一番すきなシーンだと思う。どうやって撮ったんだろう。偶然でもすごいし、待って撮ったとしてもすごい、かっこいい。震えちゃう。
私はtofubeatsさんの2017年リリースのアルバム「FANTASY CLUB」が本当に好きで、この年の、とか言うレベルじゃなく人生でも、ぐらいのレベルで大好きだったので、次に出るアルバムが全然好きじゃなかったらどうしよう、私の中のtofubeatsが終わってしまうかもしれない、と怯えていた。そしたら次作の「RUN」が次の年に出て、これまたかっこよかったので、全くの杞憂に終わりました。私のtofubeats、全然終わんなかった。よかった。
この人「あんまり自分で歌いたくない」みたいなことインタビューで言ってたけど、私はぜひ自分で歌ってくれよ、と思う。tofubeatsの歌めっちゃ良いよね?
■Zombie Bastards/Weezer
今年の10曲を選ぶのにWeezerを2曲入れてしまうという…Weezerが好きなんです。とはいえこのアルバムがすごく好きだったか、というとそうでもないし、この曲がすごく好きだったか、というとそうでもない。そうでもないんかい。でもWeezerが大好きなんです。リヴァースが元気そうにしてると嬉しいの、どうか元気でいてくださいね。
■Friday I’m In Love/The Cure
CAKEに引き続き、今年フジロックで観られてほんとにうれしかった、やっぱライブ観ると印象が変わったり、曲そのもののイメージが変わったり、曲以外の記憶がくっついてきたりするの、好きなんだよな。「Inbetween Days」と悩んだけど、今年は「Friday I’m In Love」の方がよく聴きました。ただもう一枚ずつアルバム聴くのおっつかないな、という感じがあるわ、しょうがないけどね。CUREに限った話じゃないか。
■シャッターチャンスを君にあげるよ/マーライオン
マーライオンのライブを今年初めて生で観られたの、超よかったなと思う。受け入れられたいなら、理解されたいなら、まず自分がちゃんと開かないとだめなんだよな、というようなことを思い、マーくんに会えてよかったな、と思ってジーンとした。私たち、全然出会わない可能性の方が高かったもん、マーくんが見つけてくれなかったら、メールくれなかったら、多分全然出会うことなかったよ。
この曲はなんか音像が好きなのと声がやわらかくて好きで、寒くなってきたら特によく聴いています。気温て音楽にすごく重要な要素だ。
■No.13/ELLEGARDEN
「どの曲が好き、とかある?」となかひろが聴いて、「え~いろいろあるけどなぁ、あ、No.13とか」と私が答えた。「どんなだっけ?」と言うので私はちょっと歌って、「でもやらなさそう」とか言ってたら、やったんだよ、グリーンステージで。ELLEGARDEN新譜出たりすんのかな~クッソ楽しみ。この曲、音デカくてうるさいんだけども、好きな曲だ、ティーンエイジャーに戻ってしまう。
■noRmaL/SPARTA LOCALS
スパルタローカルズ再結成後、初のアルバム、今年一番うれしかったアルバムかもしれない。
再結成自体は本当にうれしかったけど、東京までライブを観に行ったけど、でも昔の曲をやって懐かしんだり盛り上がったりしているだけのバンドになってほしくない、もちろんそんなつもり絶対ないだろうけど、こっちだってまじでずっと好きでいたいんだよ、でもちゃんと今作ったやつを聴くまで安心できない、もちろん信じてるけど、でもでも、みたいな気持ちがあって、だから今作がばかみたいにかっこよくて、心底安心した。笑っちゃったもん、あはは、めっちゃスパルタローカルズ!つって、スーパー行った帰り道。ナメててすいませんっした。いやナメてはないんすけども。さすがっす、まじ泣けたっす。
そういえばコウセイのブログが好きだったんだけど、またやってくれんかな。ないか。Twitterじゃなくてブログがいいねんけどな。
以上です。なんか総括してみると「私、ライブが好きなんだな」という感じがしました。あんまり自覚がなかったわ、意外だった。今年出たやつだとスカートとバンプの新譜もよく聴きました。あと今年まじでめっちゃSTANを聴いたね。ずっとかっこよくてびっくりする。
Spotifyで聴けないので入れてないやつとしては、KYGのソロアルバムもよく聴いてたな~。それから今年は石指拓朗に出会ってしまったので、これはもうめっちゃくちゃたくさん聴きました。新しいアルバムもうすぐだよ、超たのしみ、ライブで聴いて好きな「春と夏と秋と冬について」が収録されているようです、うれしい。「武蔵野」も好き。
来年も好きな音楽を好きなだけ聴いて、あれ良かった、好きな曲どれ、ライブいっしょ行こ、フジロック出ろ、来日公演東京だけかよ、とか言って生きたいね。よろしくお付き合いください。
山羊が憑いてる
2019年10月10日 (木) 21:36
アナログフィッシュのライブイベント「town meeting」に行ってきた。京都の紫明会館、てとこで、先週の土曜日。
「town meeting」は2011年ぐらいに始まった記憶があるけど、アコースティック編成でやる、というライブ企画で、不定期ではあるけど、ずっと続いている。
アナログフィッシュは神戸にはほぼ来てくれないので(呼んでないから来ないのかもしれない、私そろそろイベントとか企画したほうがいいのかな、ノウハウとコネクションが微塵もないけど、あと人望もない、あ、出来ないな、出来ません)、大阪・京都くらいまでだったらライブに行く。内容によっては東京でも行く。
来年はもう少し多く、関西圏に来られるようにするからね、と言っていたので、そのつもりで居る。確かに、もう少しライブ観たいんだよなぁ。出来れば2ヵ月に一回ぐらい、と思うけど欲張りですか。
「town meeting」は、意図的にそうしているのか、必然的にそうなってしまうのか、はたまたその両方なのかは分からないけど、”佐々木健太郎”を主軸としたライブになる。
健ちゃんが歌うのを聴いたことがあれば分かると思うけど、あんな、毎晩胸に抱いて眠る宝物みたいな歌声を持ってる人が、バンドの中にいたら、そらそうだろう、完全にそうなるだろう、というライブになる。あの人はギターもベースもピアノも楽器を全部封じられて身一つになったって、ひとりでステージに立ってエンターテイメントを成立させられる人だ。
今回のライブでは州ちゃんがポソッと言った「そんなふうに歌えたらなぁ~」の一言に、そこに居合わせた全人類が共感する、みたいな場面があり、「佐々木健太郎とは何者か」というのを全て集約している、と感じて、とても良かった。あんなふうに歌えたらなぁ。
そしてアナログフィッシュには下岡晃がいる、下岡晃がいるんですよ。健ちゃんがフロントマンで、そのバンドはもう、完全に成立してるでしょ、すさまじい完成度で、でもまだ下岡晃がいるの、すごい。
あ、でもこれ逆も全くおんなじ文章で説明できるけど。下岡晃がフロントマンで、そのバンドはもう、完全に成立してるでしょ、すさまじい完成度で、でもまだ健ちゃんがいるの、すごい。
そしてそのフロントマンふたりを両腕に抱えて”アナログフィッシュ”にしているのはふたりではなくて州ちゃんなんだよな。そういうバンドだと思う。ロマンチックだよなぁ。
下岡晃はここ10年ぐらいずっと、日本で一番いい歌詞を書き続けているミュージシャンだと思うんだけど、あまりの評価の追いつかなさにクラクラし、私はずっとブチギレている。どこか駅のホームの自販機の裏あたりに入口が存在し、そこを通じて行けば、下岡晃がワールドドームツアーをやってる世界がある、とかだったらどうしよう、私が知らないだけで。現世がそれにならないなら私もそこへ行きたい、もう二度と帰ってこない。
この日は久しぶりに「Light Bright」という曲をやって、あんまりいい曲だから、もうずっと泣きそうで、でもなんか泣いちゃだめ、と思って、口をぎゅっとしていたよ。別に泣いてもいいんだけど、普通に泣いてる日もあるし、でもなんかこの日は泣いちゃだめの日だった。泣いてる場合じゃない、ちゃんとしなきゃ、と思った。この場合の「ちゃんと」が何を指すのかは分からない、でもそんなんが分かるなら、私は音楽なんかなくたって生きていける。
下岡晃がいて、ずっと音楽をやっているという事実に、こんなに守られていると感じるの、私の勝手な意見なんだけど、でもそれ以上を求める気持ちは無いのでゆるしてほしい。ただずっと音楽をやっていてほしい。でもそれが当たり前ではないことはもう知ってて、それでもなお、と思う。
「守られている」というか、ずっと支えなんだよ。私のちまちませこせこした生活も、何一つままならない人生も、ずっと好きになれない容姿も、歪んでねじれた性格も、下岡晃の音楽を聴いているときだけは、あぁぜんぶこのままでいいのだ、と思える。まだおしまいじゃない、まだなんかある、違う視点の置き場所が、試してないやり方が、まだあるはず、このままいけばいい、だいじょうぶ、合ってる、と思える。深くお腹で息をして、背骨を元の位置に戻して、まだ、もうすこしがんばれる、と思える。
今年結成20周年なんだよアナログフィッシュ、超おめでとう。いつも大ありがとうございます。好きです。
頑張っていればいい事が 必ずある仕組み
2019年5月27日 (月) 00:38
一緒に行く予定の人が行けなくなってしまったので、まぁ私は聴いたことないししかもその日尼崎で仕事して一旦神戸戻ってまた大阪行くことになるから割としんどいし、君が行けないなら私もやめといてもいいけどな、と思わなくもなかったが、でも予約してるのに、もったいないか、せっかくだし、という気持ちでライブにお邪魔したんすけど、あまりに良くて、最高だったです。石指拓朗の話です。
「○○って曲が良いんですよ」と彼が言って、私は「へぇ~そうなん、ちょっと歌ってみ」と言い、彼は「はへ???」みたいな顔をしていたことを覚えてるけど、なんの曲って言ってたんだっけ。電話して何の曲だったのか聞きたい、私石指拓朗めっちゃ好きなやつだったありがとうライブ超よかった一緒に行きたかった先行っちゃってごめん、と伝えたいと思ったけど、どれぐらいの精神的距離感になったら急に電話ってしてもいいもんなの、内容がさして緊急ではない場合。考え過ぎですか。
Youtubeとかで気軽に聴かないでライブに行こう、行って初めて聴くことにしよう、となぜか思っていて、決めていて、だから意図的に聴かないようにして行ったんだけども、めっちゃくちゃ良くて、大好きになってしまった。石指拓朗。名前もかっこいいな、いしざしたくろう。
声も曲も歌詞もぜんぶ好きだった。比喩でもなんでもなく、このまま終わんないでくれたらこっちはまじで一生聴ける、一生聴いてられる、と思った。
私はハイボールを一杯しか飲まなかったから、どんどん酔いは醒めてるのに、石指拓朗が良すぎて、胃のあたりがふわふわして、舞い上がってるみたいな状態になった。あんなの、そうそうあることじゃない。うれしくてくるしい、みたいなやつ。
音楽てよすぎると笑っちゃうときない?あれになった。あと口開いてたと思う。感動したり胸がいっぱいになって気持ちよくてぐはー!となってるとき、私は口が開いてる気がする。つまり、アホみたいな顔をしてたと思う。まぁ別に良いけど、どうでも、誰も見てねぇ。
終わったあと、これは絶対音源を買わなきゃ、買って帰ってちゃんと聞かなきゃ、と思って、でもああいうのご本人から買うの、緊張するからちょっと嫌やねんけど(嫌ってことはないか、失礼ですねすみません)、出来ればコソコソ買いたいけどもうそんなこと言ってられないぐらい好きだったので「あるやつをぜんぶください」って言った。
石指拓朗はCDと歌詞集に全部サインを入れてくれて、私の名前を聞いて、書いてくれて、うれしかったな。漢字を聞かれたので「きぼうのき、です」と答えて、「みは?実?美?」「ううん、きだけです」「へぇ、潔い」って言われたの、思い出してヘラヘラしてる。潔い、のか。ふはは。両親に伝えます。
「良い曲ありました?」と聞いてもらったのに、なんかフワフワしてて全然ちゃんと答えられなかったの、良くなかったな、でもちゃんと全部聴いてたんです、全部、ずっと、良いなぁ最高か、と思いながら聴いてたんですよ嘘じゃないんです、と思う。思うけど、どうすればちゃんと答えられたのかはわかんない。瞬発力がないんだよなーどうすればいいのかなーまぁ今更もういいか、3歳ぐらいからずっと無いもんな瞬発力。今更すね。
今度いつライブ観れるかわからんけど、つーか「うたのゆくえ」に出てたんですか、あれまじで1日目も行けばよかったな、吉祥寺にお住まいなんですね、関西もまた来てくださいね。
今日は(つーか昨日からずっと)ずっと買った音源を部屋でも外でも聴いてて、これがある生活最高やん、石指拓朗の音楽が在る生活、めちゃくちゃ良いものやん、と思った。おかげで金曜からずっと嬉しい、すごい。音楽ってすごいね。
未聴の方はぜひ、と思ったけど、私みたいなもんがおすすめするのもおかしいか、どの立ち位置よ、つーかもうみんなは知ってるのか?石指拓朗のこと?つーかライブ行った方がいいよ、行った方がいいやつだよ。
https://ishizashitakuro.jimdo.com/ライブ情報/
まぁYoutubeくらい貼っつけてもバチ当たらんやろ。どうぞ。いい歌だよ。
あ、待ってこれ、この曲もめちゃくちゃ良い、好き。
ただでさえウザイこの世界に乾杯!
2019年4月7日 (日) 20:35
今年の2月に生まれて初めて占いをしてもらって、私にとってはまじでエポック!な出来事だったので
会う人会う人に「占う男」ことニシーさん(https://twitter.com/nsikyg)の話をしていて、
(でも私はずっとKYGと呼んでるし、今後もそうしたい、KYGさん、とかじゃなくてKYG)
(だってミック・ジャガーのことミックさん、とかリアム・ギャラガーのことギャラガーさんとか呼ばへんやろ、KYGはKYG)
(あ、直接会ったら西井さん、て呼ぶと思うけど、それはだって…なんか、大人として…)
そうすると必然的にSTANの話をすることになるけど、相手がSTANを知らない場合もあって、
めっちゃかっこいいから聞いてみて!、とか言ってると自動的に自分も聞きたくなって
延々聞いてると今度はそのことを、曲の感想とか、歌詞の話とか、細かいことをTwitterで言いたくなって、
でもそうすると私のTwitterはKYGにフォローされてしまっているので(そのこと自体はとても嬉しい)
STANについてなんか言うとご本人に「いいね」されてしまって(そのこと自体はとても嬉しい)
そうするとどんどん自分のことが”KYGに「いいね」されたくて媚びてる馬鹿”に見えてきてしまって
これは全く本意じゃない。ただ好きなことを好きだと言いたいだけなのに、なんか不自由だな。
誰もそんなこと気にしてなくて、単に私が考えすぎなだけかもしれん。そうだといいな。
私は私自身の出来ることとかしていいことを自分で狭める傾向がある、誰にも禁止されてないのに。
あとぜんぜん怒られてないのに、もしかしたら誰かを怒らせたり傷つけたりするんじゃないか、と思って
ずーっとグズグズしてるときある。
あと、どうしても「占う男」=ニシーさん=KYG=STANが切り離せない。
いや同一人物なのだから当然のことではあるけど、別のものに出来ないんだよ、私の脳が。
…「されてしまう」って言い方、嫌なときに使うやつかな。
でも違うよ、他では知らんけど、ここでは違います。
KYGはマイクが少し低い位置で、上からかぶりつくみたいにして歌っていて、
Tシャツからのびた痩せた腕でレスポールをガリガリ弾く、これ以上ないほどステージに立つのが似合っている気高く正しいバンドマンだったし、メロは良いし演奏はうまいし、歌詞も曲もかっこよくて、
だから好きにならない理由がないようなバンドだったんだよSTANは。
あ、マイクの位置はその日たまたまだったのかもしれん。ははは。
まず「AUSCHWITZ」っていう曲があるけど、その歌詞の
壁を背にして キスをしたとき バラが笑ってら
転げまわって もがき苦しむ オレが見えそうな 気がした
というところがむちゃくちゃに好き。
いや、これだけ読んでも別にピンとこないと思う、私もこないわ、けど
これメロディーにのるとめちゃくちゃかっこいいのだ。
口に出して歌いたくなるし、歌うと気持ちいいし、この曲はそういう歌詞だけで出来てる。
何回も聴いちゃう。音量を上げちゃう。
この曲途中で曲調が変わるところもかっこいいんだよな~
歌詞の話をしているとき、わりと「それは詩の話であって私がしたいのは歌詞の話なんだ」と思うことがあるけど、STANの歌詞は曲とともに在って、ほどけないようにぴったりくっついているさまが美しい。
”よい詩”と”よい歌詞”は別のものだ。よい歌詞はメロディーを背負っていく度量がある。
あと「ULTRAMAGNETICSTANS」っていう、まぁ自己紹介(?)みたいな、
こういうの思いついてもやれないんじゃないかな、という曲があるけど
ある種の抑制というかなんというか、バランス感覚があるところがすばらしくかっこいい。
KYGはビッグマウスで飄々としてるイメージがあるけど、たぶんそんな、別に”尖った人”ってわけじゃなくて、この人はやさしいし、外から見えるよりもずっと冷静で、あぁ全部わかった上でやってたんだな、とか思う。
当時はわりとそういう「エッジきいた人」と思って、キャラクター的なものとして、ある意味純粋に私は観てたけど、今となっては、そういうアプローチをすることも出来るから、その時はそれをチョイスしたんだな、という見方ができる。
そして「タイガーアイ」という大名曲について、その歌詞に
どんだけ憎んでも どんだけ愛し合っても 最後の最後はひとりになる
それに気付けるかどうかのことだよ
っていうのがあって、これがもう首がもげるくらい、同意同意同意。
この曲全編ずっとこういう大事なことしか言ってない歌詞なんだけど、同じメロディーで
何が本当か さっぱりわかんなくなっても 価値とか意味とか見出すのは
他の誰にもやらせちゃダメなのさ
っていうのもある。
これ書けたとき、どういう気持ちだったんだろう。
もし私がKYGで、これが私が書いた歌詞だったら、震えがとまらないな。
あと、すぐよっきゅんに電話すると思う。やばいの書いちゃった、真実だけの歌だ。
KYGこないだ、曲はなんぼでも出来るけど歌詞が大変だ、みたいなこと言ってたけど
大変でもこれが書けるのすごいよ。すごいぜ…
あー「Shuffle Off」も好き。あと「KYGのイチゴジャム」も好き。
唯一の問題、いや欠点、STANの欠点は既に解散してしまってる、ってことよ、いや別に欠点てことはないか、
でも、だからライブに行ったり、新曲を待ったりする楽しみがないんだよ。
でもバンドに限らず「もう出来ない」ってなったとき、ちゃんと終わりにするってのはかっこいいことで
そこにSTANらしさを感じる気持ちもあるわけで、だからゴネないようにしたいやね。ファンとして。
…いやもう何年前の話よ、解散は。去年のこと、みたいなテンションで書いてるけど、
解散したのは2011年です。
でもいつ何をどんなテンションで書いても良いよね、自由にやります。
今からでも売れる可能性はあるよね。今の時代何が起こるかわからないから。RT
— #占う男(ニシー) (@nsikyg) 2019年3月26日
KYG本人もこう言っているし、私もそう思う、今からでも売れろ、と思ってる。
Spotifyで聴いてください。CDが良い人は私が貸します。
「いやいや、KYGが占い師って…」と思ってる人は、占いやってもらうといいと思う。
我々は敵ではない。
ここまで散々STANかっこいい!好き!って言ったあとでアレですけど、
私はKYGが今「占う男」であることを超良いやん最高やん、と思ってるから
STANに再結成してほしいとか、占いはいいからSTANをやってくれとか、そういう気持ちは全く、ぜんぜんない。
ぜんぜんない、というか、またSTANをやるならそれはそれでもちろんうれしいけど
本人たちがやりたいことをやりたいときにやりたいようにやってほしいだけだ。
つーか当たり前に生き物全てがそうできる場であってくれよ地球。
(規模がむちゃくちゃか)(神の位置で言ってる)(酔ってない)
上記の記事をちょっと前にワーッと書いて、なんとなく、公開せずに下書きに置いていたんですが、
なんか急に公開したい気持ちになってきたのでそうします。
いつか消したい気持ちになったらまたそうします。
いつ何を世に放ってもいいし、それを葬ってもいい、自由にやります。
こないだタケがSTANを知らないって言うので「聴いて聴いて、Spotifyで聴けるらしいよ」つったら
次の日にもう「ALL BLUESが好きです」って言ってきたの、最高やった、超うれしかったな。大騒ぎした。
私はタケがめちゃくちゃ好き。
「ALL BLUES」は、なんか、良い表現がみあたらないけど、あの、すごく、大事な曲。
マーライオンのお茶会
2019年4月3日 (水) 21:51
先週末、シンガーソングライターのマーライオンくんが京都でのイベント「うたのゆくえ」に出演した(めっちゃ良いイベントでした)ので行ってきてんけど、
マーくんと私、もう7年(!!!)の付き合いになるらしい、めちゃめちゃびっくりした。
7年つったら0歳の子が7歳になるっつー年月のことやで(そうやで)、まじかよー。
今のホームページ( https://maaraion.niyaniyarecords.com/)は2代目でして、
初代は、2013年の年明けに公開してて、
だから作り始めたのは2012年の暮れで、今は2019年だから、なるほど7年の付き合いだった私とマーやんは。
でも7年間一度も顔を合わせることなくSkypeとメールとLINEでやり取りしてきた、あと手紙とかで。
ふっしぎ~。
マーくんは「ホームページを作ってほしい」という旨の大変丁寧な文面のメールを私に送ってきてくれて、
さっきメールフォルダを見返してみたら一番最初のメールで「一緒に面白いことをしたいです」と言ってくれていて、今もベースは全くおんなじだな~と思ってニヤニヤした。しあわせな気持ち。
変わるものもあるけど、変わらないものもあるし、どっちも良いもんなんですが。
2012~2013年に作った初代マーライオンホームページは、デザインは今もわりと気に入ってはいるものの(さすがに古くは感じるけどな、色合いとか)、
コーディングがまじでどーーーうしようもなくて、ぐちゃぐちゃで、
あと全ページHTMLベタ打ちで作ってて(それしかできなかったんだよ7年前、笑わないでほしい)
だからマーくん自身で更新するところは「ここからここまでコピペして、必要なとこだけ打ち替えて、もし崩れたら連絡して」っていうお願いをしてて、
今考えたら「よくもそんな無茶を言うなぁ…」と思うような、
そういうものすごい(ひどい)運用でやっておりました。
マーくんには申し訳なかったな、と思うと同時に、
私は私で、ちょうど前の仕事を辞めるタイミングだったので、
DTPからWebに移ろうかな~できれば両方出来る人になりたいな~みたいな時期(完全な過渡期)だったし、
でもあのとき自分にできる精一杯のことをやったんだよ、とも思う。
マーくんには結局7年後の2019年3月31日まで直接会えるタイミングが無かったけど
何らかのご縁があって私を見つけてくれて、一緒に面白い事したいって言ってくれたこの人に
ちゃんと応えたかったし、そうやって応援がしたかったんだよ。
今もずっと私はそれです。
今回の「うたのゆくえ」で私は初めてマーライオンのライブを観て、
CDではもちろん聴いてきたけど、初めてライブで観て、これがまぁ楽しくて、良かったです。嬉しかった。
ああやって人の前にひとりで立って、多分ぜんぜん伝わらないことだってあると思うし、こわいだろうな、と思うのに、でもマーライオンという人は、逃げないで、全く諦めないで、誰とでも、何回でも向き合おうとする、広く開かれた音楽をやっている人でした。
あとステージにいるとき、はっきりと「楽しそう」だったのが、本当によかった。
あぁこの人は楽しいのか、音楽が好きで、こうやって歌ってんのが楽しいんだ、と思って、
そんな風にされると、観てるこっちも楽しくなってくるし、そのこと自体がうれしいんだよな。
あと、いっしょにご飯を食べてるときに
マーくんが話してて、お店の有線でイエモンの「SPARK」がかかり始めて、
私が「あ、イエモンが」と言うと、
マーくんは、自分は話をしてる最中やのに「そうなんすよ、かっこいいすね」と言ってまた普通に元の話を続けてくれて、このことがすっごい嬉しかったんですけど、え、この話伝わるのかな。何言ってっか分かりますか。
私はわりと一緒にいる人の話を(ちゃんと)聞いてても、お店で流れてる音楽とか、
隣の席の話とか店員さんの会話とかがほぼ全部聞こえてて、
だから好きな曲がかかると本筋と関係なくその話を挟みたくなってしまう時があるんだけど、
相手にはポカンとされてしまって、しかも「ちゃんと話聞いてないなコイツ」と思わせてしまう、みたいなことが多くて、
だからマーくんの反応がすごい、嬉しかったの。
私は自分が話してる側だとしても「こないだ映画館に行ったときにさ~、あ、ボヘミアンラプソディが、このあとのギターソロ、隣に座ってたおじいちゃんが開始5分で寝だして、寝息聞こえるぐらいがっつり寝てて、」みたいな話し方になるんだよ。混線か。
マーライオン未聴の方はぜひどうぞ、人生がもっと楽しくなるよ。
おすすめは2018年リリースのミニアルバム「ばらアイス」です。
(私は”ひなまつり”という曲がいちばん好き、”ばらアイス”も好き)
特設ページがあります。 https://maaraion.niyaniyarecords.com/special/bara-ice/
タオルハンカチ付き(かわいい)のCDと、ROSE RECORDSからアナログ盤も出てます。
まずこれをじっくりゆったり聴いて「ほっほ~ん、なるほど、アコギで弾き語りの人ね」と油断したところで
その次は「とんかつ道」とか「アウトレイジ」とか聴いて度肝を抜かれろ。
「茶道クラブ」もめちゃめちゃ良いぞ~
あ、先に「アウトレイジ」を聴いて「うおぉら~!!!」ってアガッてから
「熱しやすく冷めやすい」とか聴くのも良いな…
どっちも良いわ、好きな順で聴け。目についた曲からガンガン聴け。
Spotify、Apple Musicにもあります。
直近のライブは今週末、2019年4月7日 日曜日に下北沢Lagunaです。
4月ライブいっぱいやるやん!行って行って!
ライブ情報ここです。
この誰も見てないブログに宣伝を書きまくってる、という事実から
「私がどれだけマーライオンを推してるか」をどうかみなさまお察しください。
マーくんまた会おうね!あんな楽しい2日間をどうもありがとう!ラブユー!
自嘲的自尊心
2019年3月24日 (日) 22:46
友人に「体力的にも心配やし、なんか温度差があるとキツい」みたいなグズグズした話をしたら
「えー行ったほうがいいんじゃないの、だってめっちゃ好きじゃん」とアッサリ言われて、
それもそうだ、確かに、私めっちゃ好きだ、と思い、その日のうちにチケットを取った。
それで今日、スパルタローカルズのワンマンライブに行ってきました。
新しいアルバムが先月出ていて、
それが良くなかったら(良いと思えなかったら)ライブなんか行きたくないな、とか、
どういうテンションの人が来るんかわからんし怖い、
昔の曲だけが盛り上がるタイプの「懐かしいわ〜」と言うだけの日になったらまじで嫌だ、
なにその不毛なライブ、まじ勘弁、
そもそも再結成1回目のライブにも、そのあとのワンマンも見に東京まで行ったし、
今更エモがるだけの生き物になりたくない、などと
(勝手に)気が重くなっていたりしたものの、
どれも全くの、全くの杞憂だった。
今日いちばんかっこよかったのは「battle」だったし、
いちばんグッときたのは「noRmaL」だった。
どっちも2月に出たばかりの、新しいアルバムの曲だ。
「jumpin」もよかったなぁ。
「俺たちの音楽の 美しさで とびな!」って言われるの、よかった。
ありがとう、スパルタローカルズ。
おめでとう、スパルタローカルズ。
スパルタローカルズは私に、マイノリティーのまま生きろと言ってくれた大事なバンドだ。
十三や心斎橋のライブハウスに行くようになった、まだお酒も飲めない16歳の私は、
心の中に「リトル・コウセイ」を育てていたし(まじで)、
胃の裏の名前が付いていない臓器に刺さったトゲのように、
今もずっとスパルタローカルズは私のパンクロックだ。
ダサいライブなんか一回もしたことなかった。
ずっと誇らしいバンドでいてくれた。
安部コウセイは「どんどん君を好きになっていく」とか「想いを込めて歌うのさ」とかいう歌詞なのに、
どう見ても客を睨みつけていたし、血走った目で、ずっと怒ってるみたいに歌うボーカリストで、
でもそれがめちゃくちゃにかっこよかった。
(あの人、あれ以外の仕事をしているイメージが一切湧かない、なんかやったことあるのかな、画家くらいしか似合わない)
2009年に渋谷AXで解散した時、ほんとうに悲しかったし、悔しかった。
なんでこんなに大好きで、ずっと自慢のバンドだったのに、
イギリスでもアメリカでもなくスパルタローカルズは日本のバンドなんだぞ〜良いだろ〜と思っていたのに、誇らしかったのに、なんでだよ、報われろよ、報われてくれよ、と思ってて、
あの日のライブを最後まで見届けるのが嫌で嫌で、結局アンコールを見ないで帰った。(もったいなかったね)
あんなにライブで泣いたのは初めてだったし、
周りの人たちは全然、誰も泣いてなんかなかったのに、
私は駅まで泣きながら走って帰った。つらかった。
後日、音楽ニュースサイトか何かで、コウセイがステージにマイクを置き、白い布が降った写真を見て、たまらない気持ちになった。こんな美しい終わりを、私は見る勇気がなかった。写真ですら見るのがつらい。終わんないでくれよ。ずっとそこにいてほしかった。
だから今、2019年になって、またアルバムを作ってくれて、
スパルタローカルズのライブにいける日がきて、本当にうれしい。
新しいアルバムはかっこいいし、ライブもよかった。
あと何も言うことなんかないよ、ありがとうスパルタローカルズ。
バンドが解散したり休止したり、再結成したり、なんにせよ
ただのファンであるこっちは一切言うことないし、
完全に本人たちの思うまま好きにやってほしい、としか思わないんだけど、
それでもまたこういう日が来たことを、ただのファンとして喜んでいいし、
続く限りは応援して、いいよね。良いはずだ。そうするね。
そう言えばあの日の、解散ライブのチケットは、なんか2階の、椅子席しか取れなくて、
ミクシーで交換してくれる人を探したんだった。
妊娠何ヶ月だかのその人は「できればゆっくり座って見たいの、下にいるとモッシュしちゃうと思うし」と言って、当日、交換してくれた。
あの時お腹にいた赤ちゃんは、無事に産まれたのかな、そうだといいな、
多分もう小学校高学年くらいになってるね。
こないだのでかい台風は
2018年12月18日 (火) 21:40
下岡晃が「チケット取るのが遅いんだよ」と言っていて、
そうだよなーごめんねーでも私は結構はやく取る方だと思うけどなーと思っていたら、
来週26日のをまだ取ってなくてびっくりした。
めっちゃ調べたけど取ってなかったわ。2月の磔磔のは取ってるのに。
平日やから、ちょっと様子みてからにしようと思って取ってなかったような気もする。
ごめんごめん。不安にさせてごめん。
ていうかアナログフィッシュの客、入るのも遅いよね。みんな開演ぎりぎりに来る。
週末、下岡晃のソロライブを観に
1時間半電車に乗って大阪の西の方まで行った(遠い、シンプルに遠い)のだけど
もう下岡晃のことが好きすぎて、いや本人じゃなくて、音楽が
いい曲だらけすぎて(カバーも含む)、声もどんどん良くなってるし(エイジングか)、
行ってよかったな、と思った。
遠かったし、雨降ってたし、最近ずっと体調が悪いけど、行ってよかったよ。
わりと最近まで、下岡晃がどんな人なのか知りたい、と思う気持ちが
というか下岡晃が何を考えていて、どんなことを思っているかもっと知りたい、という気持ちが
多少はあったのだけど、今回のライブで、きれいさっぱりなくなってしまった。
この人の作るものをこれからも聴いていきたい、できれば一生、と思う以外
何ひとつ望むものはないのだ。
ありがとう下岡晃。ファンとして完全体になった気がする。
これからもいい曲をたくさん書いて、ギターを弾いて、歌っていてください。
私もアコギよりエレキの方がしっくりくるな、と思いました。
バンドもミュージシャンもアイドルも役者も、
ある日とつぜん解散してしまったり、辞めてしまったりするのをたくさん見るので
こんなに好きなバンドがもう20年も活動を続けていてくれることが
なんにも当たり前じゃない、って分かってるよ。
それがどんなにすごいことか、ちゃんと分かってるよ。
分かるから、どうかこれからも続けてね、という思い。
というかもうほとんど脅し。ごめんなさい、好きです。
あのブルー
2018年9月19日 (水) 23:19
先日私が小学2年生くらいから好きでい続けているスピッツのファンクラブイベントに行ったら
最後にメンバーから一言ずつどうぞ、という段になり、
マサムネ氏から「結成30周年を超えましたが、まだ、一生歌をうたって、ギターを弾いていきたいと思っていますので、どうぞよろしくおねがいします」というようなお言葉をいただきまして、
ファン冥利につきるぜ…!という気持ちでいっぱいになった。
一生だなんて、そんな長い時間、こっちが勝手にファンでいるだけなのに、
一生なんて言ってもらえるのか、と思う。贅沢な話だ。
こちらこそよろしくお願いします。
でもあなたは間違いなく、歌をうたってギターを弾いて一生を生きる人なんだろう、間違いなく。
いいなぁ。
ファンクラブイベントではいつものライブではあんまり聴けないような曲をやってくれるので
そういう点がとてもよいです。
今回は「インディゴ地平線」が、なんか妙に、刺さった。
サビの頭の歌詞が「逆風」なんですけど、あれかっこいいよね。かっこいいです。
そういえばこないだマサムネ氏がラジオで「歌詞を書くと、翌日読み返して恥ずかしくなることがあり、消してしまいます。マサムネさんはそんなことありませんよね?」という質問(これは良い質問)に対して、
「恥ずかしいっていうのとはちょっと違うけど、今思うと”青い車”のサビに
”置いてきた何かを見に行こう もう何も恐れないよ”ってのがあって、”何”がダブってんなぁーみたいなのはある」と答えていて
さらに「この部分が”歌ウサギ”の”何かを探してどこかへ行こうとか そんなどうでもいい歌ではなく”の、ちょっと自虐っぽいのに繋がってる」と答えていて、めちゃめちゃグッときた。
なんというか、あぁ人間が作ってる、という感じがする。
個人的にはそのあとに続く歌詞 ”君の耳たぶに触れた感動だけを歌い続ける” が
ここ数年いちばん好きなんじゃないかと思うぐらい好き。
手とか唇とか頬とかじゃないんだよ、耳たぶなんだよ、超草野マサムネ感ある。好きだ。
あとぜんぜん関係ないけどスピッツは4人並んだ時の画がすばらしく良い。
身長がほぼ同じなこともあるけど、
4人並んで立つための造形になっているんじゃないかと思うぐらい、良い。
美しい、と言っても過言ではない。いいバンドだなぁ。
並んだ時の画が良いチームは良いよなぁ。
夫婦とかもそうじゃない?
そしてその次の次の日にはアナログフィッシュのリリースツアーこと“Still Life”に行ったんですけど
今回も最高の最高で最高でした。
最高以外のライブ観たことねぇわ、アナログフィッシュ、いつもありがとう。尊敬しています。
と同時に、なんでもっとパンパンに埋まらねぇんだ…と悔しくなる。
アナログフィッシュはここ10年くらい、間違いなく日本で一番重要なバンドだと思うんですけど、なんなの…
私のプレゼンが足らないのか…推し力が弱いのかな…
下岡晃よりすごい歌詞書いてる日本人がいたら連れてきて見せてほしい、
居ないと思う、居ません。過激派!
今ぐらいのペースで、雰囲気でちょうどいいバンドだ、とおっしゃる人もいるようですが
私は全く、全くそうは思わない。
私はアナログフィッシュに関しては圧倒的に評価が追い付いてないと思うし
フジロックのグリーンステージに立ってないの絶対おかしいと思うし
心斎橋でキャパ500くらいのハコがうまらないなんて関西人は全員耳が腐ってると思う。
他に何聴いてんだ。何聴くもんあんのか言ってみろよタココラ。
過激派!
下岡晃よりすごい歌詞書いてる日本人がいたら連れてきて見せてほしい、
居ないと思う、居ません。
Ryo Hamamotoさんがサポートギターで加入したことによって
私の好きな、スカスカの、音数少ないアナログフィッシュサウンドがなくなってしまうのでは、
という懸念が正直無くはなかったものの、
ギター一本じゃしょうがないか、歌ってるしな、みたいになっていた部分が
十分に補填されていてアガるし、
単純に音でかくなってんのかっこいいな、と思った。
音でかいのはかっこいいことだ。
音でかい「世界は幻」は最高。
あと私みたいなもんがこんなことを言っていいのかわからんけど
ギターがうまい、Ryo Hamamoto。
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