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制服かわいいし

2019年11月5日 (火) 20:21

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土曜日、映画「ジョーカー」を観た人とあれこれ話したい、という願望がようやく叶ったのだけど、たけくんはバットマンを一切観ていなかったので、超清々しい顔で「俺はジョーカー好きです、正しいと思います」とか言ってて、軽く眩暈がした。
う、うらやましい…私もダークナイトシリーズを観ていなければ、そっち側のテンションで、同じように清々しい顔をし、「良い映画だったな~かっこよかった~」とか言えたんだろう。私だってジョーカーだけを“正”としてあの映画を観たかったわ、でももうそれは叶わない。
でもこんなんどちらの見方が良いとか、そういう話じゃないんだよな、映画体験として、良し悪しがあるようなものでは全然ない。

ただどうしても「この苦しみを味わってからもう一度ジョーカーの話をしましょう」という気分になってしまい、「ダークナイトシリーズ観て、2作目まででも良いから、観てからもっかいジョーカーの話しよ」と言ってしまった。あの世界がひっくり返る感じを、どっちが上でどっちが下か、いま階段をのぼってるのか降りてるのか、わからなくなってしまうあの感じを、スクリーンの中から「みんな主観で善悪を決めてる」と言われた時の、あの胃を刺されるような苦しみを味わわずに済むなら、その方が良いのだろうか。うーん、難しい問題だ。冷蔵庫に入ってからもう一度よく考えたい。まぁたけくんはバットマンを観てくれなさそうな気がしていますが。わはは。

翌日、今度は朝ドラの話をしていて、いまさんに「なつぞらまじでおもんなかった、キツ過ぎて観るのやめた」っていう話をしたら「えぇ!?おもしろかったやん!!!何が!何があかんかった!?」と言われ、「なつ(主人公)を好きになる要素が無いのに、“なつを好きであること”が前提で進んでいくのがキツイ、全エピソードがブツ切りなのも観ててキツかった、4話がマックスやった」と反論したところ「な、なるほどな~!」てなってて、多分共感はしてないけど妙に納得してて、超おもしろかった。同じものを同じタイミングで観ているのに、全然違う感想になるの、おもしろいんだよな。しかもいまさんと私は15年来の友人で、お互いがどういう性格かも概ね理解しているし、その上で、全然違う感想を持ち、それを言いあえるの、おもしろいな、と思う。

やっぱ「違う」とか「分からない」とかがおもしろいんだよ~このままずっと「分からん、説明して」「もっかい言うけど」とか言っていたい。そんで「あぁなるほどな、分かった、そういう考え方もあるな」とか言って、あらゆるものごとを受け入れたい。私ひとりの脳が感じ取れることなんて、ちっぽけで、ぜんぜん”全部”ではない、ってことを思い知りたい。

月曜はこれ以上ないほどたっぷり睡眠をとり、布団を干してふかふかにし、パジャマのままホットチョコレートをいれてみかんを食べながら、録ってあるドラマを延々観た。これはこれで、超良い休日なんだよ。バランスですか。
しかも今期のドラマ、みんなおもしろいんよな~観てるのは下記です。

■グランメゾン東京
意外がられるけど私はキムタクが好き(理由を語ると長いので書かないけど)、今作はがっつりキムタクの味するし「これこれ!これが観たいやつ!」ってなってる。でも制作費すげぇんでしょうね…1話の「完全にパリ行ってる」感すごかったな。ただ倫子さんに対して「女性ならではの視点」うんぬんを言っちゃう主語がでかい感じとか、ライバルの丹後さん・江藤さんサイドのキャラクターとか、細かいこと言い出すと、諸手を挙げて褒める気持ちにはならないな…まぁ諸手を挙げてドラマを褒めたことなどない気がする。「ごめんね青春」ぐらいですかね。
朝倉あきさんが、何か起こしそうな役で出ているのも嬉しい、私は朝倉あきさんが好き。

■同期のサクラ
この脚本家さんめっちゃ好き嫌い分かれそう、なんかガッチリしすぎてて、余白があんまり無い感じ。私はわりと好きな方やけど前作「過保護のカホコ」は途中で飽きちゃって観るのやめた。
今作は、岡山天音さんにものすごい興味があるので観ている。映画ばっかり出る感じの役者かな~と思ったけど、全然そうでもないね。

■G線上のあなたと私
原作も好き(私はいくえみ綾がとっても好き)、これ今のとこめっちゃ良いと思う、波瑠も松下由樹もすごい良いし、こないだの3話は「中川大志事変」と呼んでしまって良いと思います。観てるあいだに「キュンキュンする~」とかをとっくに通り越して、「すごいな…この人何者なの…?伝統芸能の類か…」ってなった。この感じ、「グッド・ドクター」の時の山﨑賢人に感じたやつと似ている。山﨑賢人=少女漫画を実写化する係の人、と思っていて申し訳なかった。中川大志=福士蒼汰に似た雰囲気のもう少し若い人、ぐらいの認識だった。申し訳ありません。

■左ききのエレン
原作知らないので単純にお話がおもしろくて観てる、もしかしたら原作を読んでしまった方が良いのかも…でも池田エライザさんが好きなので引き続き観ます。お行儀よく着飾って台本に書いてあるものを読んでる女優とは一線を画す「なんかヤバそう感」がある池田エライザさん。

■モトカレマニア
何の期待もしてなかったのにおもしろくて嬉しい、新木優子さん全然マークしてなかったけど上手なのね…他は何に出てた人なの?モデルさんなの?全然知らないわ。ちょっと調べようかな。あと山口紗弥加もずっと最高なんだよな。「アテ書きのセリフか…?」というところがちょいちょいあるのも気になってる。もし違うならキャスティングが100点満点てことか。
ハマケン演じる山下さんを好きになってしまいそうな1話をTVerで観て、そのあとずっと録画して観てます。高良健吾さんは言わずもがな最高です。

■4分間のマリーゴールド
今後どの程度のドロドロ具合になるかによって観なくなる可能性がある。
でもそれは単純に私がドラマに「禁断のラブストーリー」と「余命○年の恋人」とを求めていない、というだけのことで、ドラマがおもしろくないとかそういう話とは違う。あ、これがnot for meですか。菜々緒さんはしなやかで良いですね…

■時効警察はじめました
12年前のを観ていたので、懐かしいな~つって引き続き観ている。麻生久美子をコメディエンヌにしたのは三木聡。

■ひとりキャンプで食って寝る
ひとりキャンプめっちゃ憧れるな~車運転すっとこから始めんと…全然行ける気がせん…着きさえすればめちゃくちゃ得意っぽいねんけどひとりキャンプ。
主演が三浦貴大と夏帆で隔週で交代、監督も冨永昌敬と横浜聡子で隔週で交代、っていうめずらしいドラマ。画がとっても良いので観ています。横浜聡子監督も好きです。「ウルトラミラクルラブストーリー」観てください。

■俺の話は長い
清原果耶さんを観るのが6割ぐらい。

■おっさんずラブ in the sky
前作が本当に好きだったので、この仕打ちにどう反応すればいいのか、というのはずっと考えていて、でも答えが出ない。一応全話観るつもりではいるけど、めちゃくちゃ冷えた眼で見ているので、すぐやめるかもしれない。スタッフ総とっかえ・役者全入れ替え、とかならまだスッパリ切れたのにな…映画おっさんずラブの感想として「観てる人を馬鹿にすんなよ、すぐバレるぞ」っていうのをこないだこのブログに書いたんですが、そこからたった数ヶ月でこんな冷えた眼になることある…?もう怖いわ…

■ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
なんか攻めたことをやっている感があるけど、今のとこ「感」しか分かんない。「感」だけで行くつもりなのか…?まぁそれならそれでいいのか…知らんけど。

■スカーレット
喜美子が好きになったので応援したい、という超ベーシックな枠に無事収まることができ、それゆえに毎回楽しく観られる。関西弁が自然な人しか出てこないね、北村一輝が子どもに言う「ていっ!」がリアリティの極みすぎて、親戚のおっちゃんかと思った。

思ったよりもたくさん観てるな、自覚してなかった。さらっと感想を書こうと思ったのに。
あ、「いだてん」も観てます。水泳編から見始めたので後悔しています、ちゃんと頭っから観ればよかった。
そういう感じです、今週も頑張って働きます。

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