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ドレミファ

2022年5月10日 (火) 20:56

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豆花を作ってみることにした。
私は3年くらい前に井の頭公園の近くにある台湾茶のカフェみたいなところで初めて豆花を食べ、大変気に入り、以来あちこちで食べ続けている。と言っても豆花が食べられる店はそこまで多くはなくて、神戸市内だと5軒くらいしかない。最近では旅先でも、豆花が食べられる店がないか必ず検索している。

豆花は中国、台湾、香港あたりで食べられている豆腐プリンのような食べ物で、甘く煮たピーナツ・小豆・緑豆などの豆類やハトムギ、白きくらげや、甘草ゼリー、あとはサツマイモとかタロイモの餅を載せ、うす甘いシロップをひたひたにかけて食べる。が、台湾に行ったことないから現地でどうなってるんかは知らん。中国では甘いのじゃなくて、塩味のとか、辛いのがあるらしい。
店によってトッピングの種類はいろいろで、4種類くらい好きなのを選ばせてくれる店や、かき氷を入れる店、などもある。冬はあたたかい豆花を出す店もある。

いくつか食べていると徐々に、理屈というか、構造が分かってくるし、自分の好みが定まってくる。私は豆花の食感がよく、あまり柔らかすぎない方が良い。なおかつ豆の味がわりとしっかりしていてほしい。トッピングにピーナツは欠かせないが、これはめちゃくちゃ柔らかい方が良い。形状は保っていてほしいけど、歯を立てないぐらいのかたさが良い。あとはモチモチ食感がおいしいから、餅類があるとなお良い。湯圓か芋圓、芋圓が良いですね。シロップは濃すぎず、どちらかというと少し甘さは控えめが良い。のどごしが良いように、さらりとしていてほしい。ソースではなくてシロップなのも重要だと思う、シロップごと大きめのスプーンですくって食べるのがおいしい。

ここまで好みが定まれば作れるぞ……と思い、生の落花生とキャッサバ澱粉を富澤商店で買った。富澤商店、なんでもあるな~助かるな~
落花生は薄皮を剥くために一晩水に浸ける。「水の中でやさしく握るようにすればまとめて皮が取れる」という情報を得たので「お、そうなん、楽やな!」と思っていたが実際はそんなうまくいかず、ひと粒ずつ剥かなければならなかった。「話が違うんやけど…」と思いつつ、BTSがゲーム制作の会議をする動画を見ながらもくもくと作業した。弊推し、なんか文句言うてるとき、ずっと首がすわってなくて超かわいいな。あとなんか文句言うてるとき、唇がとんがってて超かわいい。あと早口でなんか文句言うてるとき、ずっとほっぺたがもにもにしてて、それも超超かわいい。
皮を剥いたら次はこれを煮ていく。エグめの灰汁が出たのでせっせとすくい、30分くらい煮たらあとは炊飯器へ。参考にしたレシピは「3合設定の炊飯器でそのまま炊飯」と書いてあるが、そもそも豆を半分以下の量にしたので加減が分からない。ま、とりあえず弱火でコトコト煮ればいいのでしょ?ということで90分程度加熱。……ぜんぜんやわらかくならん。さらに30分追加で加熱。ぜんぜんやわらかくならん。えーなにもう、どんだけ煮るんよ。もう寝たいねんけど。氷砂糖を入れ、さらに90分追加し、ほっくりしたいいにおいの中で就寝。
翌朝、味見してみるとまだかたい。えーーーーまだ?まだ煮るの?今日は出かけるねんけど……とりあえず90分追加して外出。
帰宅後、即味見。……うそでしょ、まだかたい。いやかたいっつーか、でも惜しい感じする。食べられるけど、お店で食べるあれとは違う。え、やわらかくならん豆なん?そんな豆ない?こんなことならお店の人に作り方を聞いてみればよかった……とりあえずあと60分だけやろ、これで変わらんかったらもうあきらめるわ。
結局ぜんぶで何分煮たのかよく分からないが、とにかく長時間煮る、が正解だったっぽい。一度透き通ったあと、白っぽい色に戻ったし、食感もほっこりむっちりになった!じょ、じょうずにできたやん…!ただこれもう再現できるかどうかわからんな。つーかもしかして最初から圧力鍋で煮ればよかったんか?わからん。

豆花と芋圓は材料を混ぜたり捏ねたり冷やしたりするだけなので何も難しくなかった。豆花はなかしましほさんのレシピを参考に、ややゼラチンの量を減らした。芋圓はキューピーのホームページに載ってたレシピを見て作ったけど、もうちょっとモチモチ感があるのが好みかな、粉の配分か?わからん、要調整。あと単純にもっとおいしくて甘いサツマイモを使った方が良いし、濾す工程を入れたほうが食感が好みな気がする。
それからもう少し「それっぽい」皿が欲しい。大体お茶碗と麺鉢の間くらいのサイズのお皿が、平皿か小さいお盆の上に載ってて、レンゲか大き目のスプーンを付けて出すお店が多いから真似したい、けど、家は北欧の皿が多くて……台湾雑貨の店とかないんかな。

ま、総合すると初めてにしては上出来!開店!て感じ。
しかし手間かかるな~分かってはいたけど。

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