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愚直

2021年7月5日 (月) 14:48

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6月いっかいもNETFLIXを使ってないし、アマプラも使っていない。1500円ぐらい掛け捨てている、ことになる、のか……そういう時もあるし、1日中クィアアイ観てる時もあるし、まぁ良いんですよ、良いんですけどね。
6月は映画館で「クルエラ」と「アンモナイトの目覚め」を観ました。みんな良い仕事をしていて、よかったです。映画って団体戦なんだな、と思う。
あと‎アニャ・テイラー=ジョイが「クルエラ」をやって、エマ・ストーンが「マッドマックス」のスピンオフをやるとなぜか勘違いしていまして、逆でした。「クルエラ」は続編やるみたいな話ちらっと見たけど決定なんかな。

健康診断に行ったら過去最高採血失敗回数を更新して疲れた。失敗したのは私じゃないけど…私は腕を出してゴム紐みたいなのをギチギチに巻かれ、手をにぎにぎしろとか水飲めとか楽にしろとかそういうのに従ってるだけであとは「看護師さんうまくやってくれたのむ」と心の中でお祈りするしかない。私の血管は細いとか奥とか、よう分からんけどとにかく刺しにくいらしい。そもそも右腕の1本しか使える血管がない。左腕から採った看護師さんはひとりもいない、みんな「左も見てみていいですか?」とかなんとか言うて見てくれるけど。
すごく上手な看護師さんでも4回に1回くらいはミスっていらっしゃるので、私の血管がかなり変なのだと思う。でも血管が変なのは私のせいではないと思う。偶然でしょ?
刺してから血管を探される、2~3回やり直し、などはいつものことであるが、今回はついにベッドに寝かされ、大きいカイロみたいなやつで血管を温められた。おおごとやなぁ。温めると採血しやすいらしい。どうにか採り終えたものの、まだ腕が怠い。これたぶん青痣みたいになるやつやと思う。ううう。

私が長文を投下しまくっていることについていろいろ考えていたら寝るのが遅くなってしまった。長く書くぞ~と思ったことは一度もなくて、むしろ歳を追うごとにどんどん長くなってきちゃったな、と思っている。おじいちゃんが話長いのってこういう感じなんだろうか、これの延長線上にあれがあるのかな。
文字量・文体・筆致(筆致…?)などについてはこれがベストだとは思っていないし、常に過渡期である。むしろ「これがベストだな」と自分で思う日が来るのだろうか。そんな日は来ない、と思ってもいるけど、でも過渡期である以上断言はできないのか。どうなの、いまどうなってる?
でも質量とか物量で押すのって何事も限度があるし、もちろん飛び道具的に投げるのも限度があって、だからほんとはもっとちょうどいい線か点か、円みたいなのがあるとは思っています。あるとは思ってる、思ってるけど、でもそれがあると認識できることとそれを狙えることとそれを刺せることとは全部違うことなんだよな、とも思う。
とはいえ一概に「才能がないからできない」とか言って片付けてしまうのも最近は全然しっくり来ない。なにごとも才能の一本槍で戦えるのって実は16歳くらいまでな気がする。32歳にもなると、その槍を持っているかどうかはあまり関係ない場所へ自分の足で行けるし、持ってきた武器をまだ長く使えるように研いだり、新しく欲しい武器がないか考えたりできる。しかもそれが楽しい。

姉と久しぶりにLINEでやり取りしたら「自分で考えて決めて自分で責任を持つって意外と難しいしそれが出来ん人多いよな」という”ほんまそれなオブザイヤー”ノミネート作品のような一文を送ってきたので、笑ってしまった。そうなんだよ、意外と難しくて、それが出来ん人は確かに多いし、自分も出来るときばっかりじゃなくて、難しいよ。ほんまそれな。
私より1年と6日早く生まれた姉とは、趣味も性格も食べ物の好みも好きなビールの銘柄もほとんど全部違うし「同じクラスになっても仲良くなってない」と言い合っているのに、芯の”芽”みたいなところがおそろしいほど似通っている。血が繋がっているからなのか、長い間同じ家で一緒に暮らしたからなのか、太陽星座がおなじ山羊座だからなのか、理由は分からない。
よく考えたら私が18で先に実家を出て、25で神戸に戻るころには姉が実家を出ていて、そのあと2年くらいしたら入れ替わりで姉が東京に引っ越したので、結局一緒に住んだのは生まれてから18年間だけで、そのあとはずっと別々に暮らしているのだった。18年て、意外と短い気がする。でも私は今後誰かと18年以上一緒に暮らすことがあるのだろうか、と思うと「そんな長い時間…」と遠い目をしてしまう。時間てものすごい伸び縮みするね。

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