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キリコ

2019年10月18日 (金) 22:22

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ツイッターで少しフォローを増やしたので、今まであまり無いタイプのリツイートが回ってきたりする。いろんな人がおるなぁ、と思う。そうだよ、世の中はいろんな人がいろんな考えを持ち、それを発信したりしなかったりして、ワーとかギャーとか言いながら、回っているのだよ。

子どもを産む人のリアルタイムなツイートを見て、何か声をかけたいような、でもかける言葉をひとつも持っていないような気分になったりもする。私は人を産んだことがないし、これからも産まないかもしれない、わかんない、「頑張ってください」が良いのかな、でもこれはあんま言いたくない、言いたくないっつーかまぁ、で、結局心の中で「無事にうまれてきますように」とお祈りするに留めた。子どもは無事に産まれたみたいで、産んだ人も元気そうだ。本当によかった、ほっとした。

お祈りの類は、誰にするのが正しいのだろう。私が「~なりますように」と思うとき、脳に浮かんでいるのは神様みたいなやつじゃなくて、死んだ祖父や祖母や、友人たちの顔だ。みんなもそうですか?

ツイッター、あるのが普通になっちゃって、もう10年やってるから、無いときどうしてたっけ、とか考える。どうしてた、っていうか、どうもしてないよな。だって無いからどうしようもない。
私はツイッターで最近何聴いてる、こないだあのライブ観た、今度あのお芝居観に行く、この本よかったからあげる、あの店おいしかった今度いっしょ行こ、みたいな話ばっかりしたくて、というかそれ以外の、それ以上の話はもう、会って話そうよそのほうがおもしろいから、ぐらいの感じなんですけど、でもいつのまにか社会がそのまんまオンラインになった場所みたいになってて(いやツイッターやってない人も当然いるからそのまんまではないが)、上記のような話ばかりをタイムラインに流すことはほぼ不可能。まぁだからやめますって話ではない。私は変化を受け入れる生き物。
あと上記のような話を、誰にも言えないで、A4ノートに書き連ねたり、家にずっといて8本ぶっ続けでDVD観たり、そんで載せる場所も見せる人もいない絵とか描いて、1日12時間とか仕事してたの?と思うと、私まじでよく狂わないで生きてこられたな、って感じする。いやもうとっくに狂ってるの?なにこれ。私は何。

「10年ツイッターやってる」ていう事実に関しては、特に言いたいことはありません。「うそでしょ10年超はやい!」みたいなのもあんま無いわ。「そんぐらいでしょうね」って感じ。10年だろうが1年だろうが、時間の感覚は視点によってめちゃくちゃ変わるし、自分がどう感じているかに関わらず10年は10年で、1分は1分。あぁ時間てとっても信頼できるなぁ、家で横になってても、映画館で映画を観ていても、積んだ2時間はおなじ2時間だ。優劣なんか存在すらしない、2時間は2時間。

ツイッター、当時はわりとまだニッチなSNSというか、ラジオと親和性高いよ、みたいな感じだったと思う。あのころは会社で1日中ラジオがかかってて、家でもよくラジオを聞いてて、ラジオDJは少しずつ「ハッシュタグをつけてつぶやいてね!」みたいなことを言い始めていて、それで、どんなもんかな~と思って、始めたんだった。ツイッター始めたとき、私まだガラケー使ってたわ。あの、なんやっけ、赤い、錦鯉みたいなデザインのやつ。最近まじで物の名前が出んな…こわ…

最近またラジオおもしろいので、やっぱ10年くらいすると何かが一巡してもう一度!アンコール!みたいな状態になるのかもしれない。欠かさず聴いているラジオは「草野マサムネのロック大陸漫遊記」と「オブラディズムラジオ」、あと「マーライオンのにやにやRadio」です。
たまにネットでポンツカも聴いてるけど、あれ会話の間をどんぐらい切ってる、ってかどの程度編集してるんかな。4人もいて、あんなテンポよく話せるもの…?上手すぎると思うねんけど…アウトレイジぐらい切ってる?もしくはバンプオブチキンはそういうことも出来るバンド、ってこと?

それにしてもradikoは本当に助かりますね。ご飯作ったり、部屋を片付けたり、本を整理したり、洗濯物を干したりしているとき、ラジオはまじでちょうどいい。エリアフリーとかじゃなくて、聴きたい番組だけ課金する仕組み、お願いできませんかね。

「オブラディズムラジオ」だけここで聴けます、というのが貼れないうえにホームページもないので、超ゲリラ感。ホームページ作ったら使ってくれるかな…でもコンテンツが何にもない…要らんか。
「オブラディズムラジオ(#obladio)」は占う男、ことニシーさんと、映像ディレクターのハヤシさんが隔週の日曜23時からやっているインターネットラジオで、毎回おもしろいのでよかったら聴いてみてください。内容は毎回バラバラで、次回10月27日は映画「ジョーカー」の話をする回です。バチボコにネタバレするらしいのでネタバレ禁止協会の人は次々回から聴いた方がいいかもしれない。もしくはまだ日があるから「ジョーカー」を観るのも良い。

「マーライオンのにやにやRadio」はシンガーソングライターのマーライオンが不定期にやっているインターネットラジオです。まじで不定期なので、一時は「もうやらないのか…?フェードアウトパターン?」と思っていたけど、最近わりと頻繁に更新しているのでうれしい。大体マーライオンが最近あったことをしゃべって、収録中にお米が炊けたり、フリーマーケット出店中に収録しててお客さんが来たり、歌ってたけど隣の人が壁ドンしてきて終了したり、みたいな感じでおもしろい。ふふふ、ってなる。生活。

私は“生活”が好きで、人のそれを、ちょっと見聞きしたいだけなんだよ。だからそれがツイートでも、インターネットラジオでも、留守電でもなんでも構わない。できれば一方的に享受して、私はたまに何かコメントを入れる、ぐらいがいい。
留守電いれてくれんかな、別に掛けなおさんでいいやつ、寝る前に1分とか、あぁ私それ課金しても良いぐらい欲しい。それ聞いてから寝たい。

子どものころ、夕飯の席がそういう感じだった気がする、今日給食なんだった、明日体育ある、お風呂先はいる、このあと映画観る、アイスもうなかった、みたいなのだけで出来ていて、何の生産性も、発展性もなく、ただ生活をする人間と、それを入れる家。
あれおもしろいものだったんだな、分かってなかった、というか、”日常”すぎて、あんまり考えなかった。今は”日常”と”生活”は似てるけど違うものだ、と分かる。

ん?私はあれがやりたいのか?え、家族ほしい的な話に着地する?
いや、それはちょっと違う感じかな。だめだめ、似てるけど違うものの話をいっしょくたにするの、悪い癖だ。

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