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ルーバーというのはそういうものです

2020年7月7日 (火) 22:23

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早いもんで、引っ越して半年が経った。段ボールは全部開けて中身を出し、一応モノはあるべきところに収まっている(もうちょっと減らせる気はしているが)。
あと何にでかい金かかるの?と震えていた日々も終わりを迎え、固定資産税も払ったしエアコンもつけた。エアコンは当分買い替えたり修理したりする必要はないはずだし、固定資産税も来年から劇的に増減したりもしないはず。
家はこれにて完結!という見方もあるが、そう単純にはいかない。毎日「家のここが気に入ってない」「地味に不便」「絶妙にダサい」ポイントが見つかるので、これを改良・改善・改修していく必要がある。というか完結しないところが家のおもしろいところなんじゃないの。買ったってそれは変わらなかった。いいことを知ったね。ライフゴーズオンだわ~私は家が好きなんだよ、まぁでもちょっと異常かもしれんね。わりと引かれるもんな、でも引きたい人はどうぞ引いてくださいね。君は君の心を守るんだよ。
とはいえ賃貸生活のころとは比べものにならないぐらい私は今の家が気に入っているし、ふと見上げたときに目に入る塗装仕上げの天井にときめいたりしている。ここはもともと和室だったんだよ。はーかわいい家。 

最近は食器棚を探すのに異様なほどの時間をかけ、昼夜を問わずインターネットを徘徊し、あまりの見つから無さに絶望し、ついには市内で目星をつけていた家具屋さんにオーダーしたりしている。まだ発注はしてない、今スケッチ送ってもらって、見積金額におののいているところ。でもこれぐらいかかるよなぁ、想定の範囲内ではあるよ、人の手を借りるんだもの、しかも職人さんの手を。
とはいえもう世にある既成品は全部見た(ぜったいぜんぶみた)し、それでも見つからなかったのだし、アンティークものを探すとなるとおそらくサイズを妥協する羽目になるし(しかも自分の足で探しまわらなあかんし)、オーダーがベストなはず。1日に最低でも2回は「食器がきれいに収まってない…」と思うストレスから解放されるなら安いもんだと思うことにしよう。多少は交渉してもいいのかしら…と思ったけど、逆の立場だったら着手する前からテンション下がるもんなぁ。私だって、ページ数も減ってないのに理由なく値段下げてくれって言ってくるクライアントのこと普通に嫌いやもん、次から値下げ想定してその分を盛った見積もり出そって思うし、そもそももっと安いとこで頼めや、と思う。
よし、出すならスパッと気持ちよく支払おう。お金は使うために稼いでる!使うためのお金!よーし。

「”みんな”みたいに精神的に健康になりたい」、というメッセージが届いて、瞬間湯沸かし器的にブチギレそうになったので、鼻から大きく息を吸い込み、少し冷静になって「”みんな”って誰のことよ」と返すにとどめた。何にキレそうになったのかは自分でもよくわからない。というか言語化できない。とにかくムカついた。愚痴るのはいいけどどうせ吐くならもっと深く思考した末の愚痴を吐きかけてはくれまいか。浅いんだよ、練ってこいよ、もっと発酵した愚痴をよこせ。今さらそんな愚痴、味せんわ、14歳の愚痴か。

「みんな」なんて抽象的なものの、「精神的な健康」なんて抽象的なものを、抽象的に思い描いたって抽象的なまんまでしょう。そんなふわふわしたもんを寄越すなよ、もっと堅くて強いやつくれよ。
まぁどうせ特に考えずに言ってるんだろうと思うけども。愚痴とか怒りとかって、強度の無いやつはおもしろくもなんともなくない?何言ってっかわかんないか、別にわかんなくていいけど。

私は「みんな」なんかどうでもいいし、具体的な顔も浮かばないそいつらに、救われたことも、憧れたこともない(子どもの頃はあったかもしれんけど)。
だって”無い”から、「みんな」なんかはじめっから”無い”んだよ、なんで居ることになってんだろう。そんなもん”無い”よ、幽霊とか河童とかの方がよっぽどたくさん居る、「みんな」なんか”無い”。

それに私は「みんな」なんか要らない、要るのは常に「あなた」だけだ。いつも個だけが要るし、個としてだけ見られたい。何の枠も型も要らない。私は「みんな」なんかに入らないでいいから、いつも「あなた」で居たい。

まぁ「あなた」がどうしたいかは自分で考えて自分で決めてくれよ。「みんな」は知らんけど、私は何がどうなってもぜったい味方だからな。ざまぁみろ。

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