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牛乳を注ぐ

2022年10月26日 (水) 20:39

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7月から、またシルクスクリーンをやっている。先月久しぶりに総柄・2色刷りをやったらたいした枚数刷ってないのに、11時に開始して18時までかかった。14時頃におにぎりをひとつ食べたとき以外はずっと立っていたので脚・腰・肩が順に死んだ。夜は友人と焼肉を食べたが「いま酒を飲んだらブッ倒れるかもしれん」という危機感が生まれ、烏龍茶に留めた。焼肉はおいしい。

総柄はしんどい。位置合わせもしんどいが、2色刷りにした場合、1枚の布に計8回刷ることになるので、ミスが怖い。7回目までうまくいっていても、8回目でミスれば全部が台無しになるからだ。今回は布で総柄・2色刷りだったので位置合わせもかなり難しかった。紙に比べて布は引っ張れば伸びるし、緩めたまま刷ることだって出来る。1版目がずれたり歪んだりした場合、2版目はどうやったって合わない。版ズレは個人的にはかわいいと思うしシルクスクリーンの魅力のひとつだけど、限度がある。

作業場がもう少し家から近いと良いのに。工房があると言えばあるけど、そこは半日しか使えないし、料金形態がいまいち分からない。製版の費用も含まれてるならこっちの方が安いし、大きいサイズのものを作りやすいけどなぁ……予約が電話でしか出来ないのと、版下を自分で作らないといけないのもまぁまぁハードルが高い。版下は家で刷れん。キンコーズでやったらええんかな。まぁ一回やってみてもいいか。

数年ぶりにオンラインショップも開けた。売れるとは思っていないし売れても利益は出ないが「刷ったものをどうするか問題」がずっとあって、まぁ売るのが一番、なんというか素直なルートだからだ。私は私の作っているものが本当にかわいいと思っているし、自分でかわいいと思えるように作っているんだから当たり前なんだが、これを「人が買うもの」だとは基本的に思っていない。欲しいと思ってくれる人はいるけど「欲しい」と「買う」は別ものだと思う。というか「かわいい」と「欲しい」と「買う」はどれも全然イコールじゃないと思う。「かわいくて欲しいけど買わないもの」は街に溢れかえっているし「かわいくないし欲しくないけど買ったもの」なんか家に山ほどある。
が、こういうことを言うと卑屈になっている・卑下している、みたいな感じになってしまって、それも違う。こういうの書かんかったらええんやろな。ま、えっかどうでも。

と言っている間に、件の総柄・2色刷りスカーフは残り1点になった。商品を増やさないとなぁ。次はくまちゃん柄の半てぬぐいを作りたい。

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