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ノイズには色がある
2021年8月30日 (月) 21:45
カセットテープのプレーヤーを買った。いくつかカセットテープを買っていて、プレーヤーがないから聞けなかったんだが、欲しいプレーヤーがなかなか売ってないし…と思い続けていたら香川の雑貨屋さんが「Byron Statics」のプレーヤーを取り扱っている、と誰かがツイートしてくれていた。3,800円。安い。ラジオも付いているけど周波数がアメリカ仕様になっているので聞けない。スピーカーが付いている。ピンク色でかわいい。
小学生の時、私が初めて手にした音楽再生機器がカセットテーププレーヤーだったんじゃないかと思う。父が買ってくれて、SONYのだったような気がする。でもAIWAとかかも…
そのあとわりとすぐにMDプレーヤーを買ってもらって、誕生日にCDコンポをもらって、高校に入ったころにiPodをもらった。U2モデルの、クリックホイールが赤いやつだった。
最近はSpotifyで聴くのが9割ぐらい、家にいるときはたまにレコードをかけるけど、CDはほぼかけない。かけないのに300枚強のCDが家にあることについてはもうあまり考えないようにしている。聴くから置いてるんじゃないんだよ、私はプロダクトとしてCDが好きだよ、だから、良いの。何が良いのかは知らん。
20数年ぶりのカセットテープは、どっちがA面でどっちがB面か分からない。書いてあるのか?
プレーヤーのクセなのか、カセットテープ自体がそういうものなのかは分からないが、ピッチがグニャグニャ揺れる。
音楽がかかるまえとかかったあとのノイズ、音楽のその後ろにずっとあるノイズが心地よい。レコードのノイズとはまたちょっと違う、音程?音程が違う。密度、密度も違う。
ヘッドフォンをつけたまま床に寝そべって音楽を聴くためだけの時間を過ごす。数分に1回はカセットテープをひっくり返す動作が要る。
「どこまでいけるとおもう?」と下岡晃が歌う。どこまでいけるんだろう。どこまでもいけるぞ!と思う日ももちろんあるが、もうどこへもいけない、私にはいくところがない、と思う夜もある。「でも下岡晃がいてくれる」と思うだけで、まぁどうにかなるでしょう、と思える。ありがたいな、下岡晃がいてくれて、音楽をやっててくれて、それをみんなが聴けるようにしてくれてるの、本当にありがたいです。ありがとう、下岡晃、好きってこと忘れるくらいいつも好きです。
海外のバンドとかも最近はわりとカセットを出しているっぽいので集めたいな。単純に音が良いのがおもしろい、高音質って話じゃなくて、良い音ってあるよね。いくつか持ってるカセットも全部音が違う。マスタリングとかの話なの?それとも複製するときの技術的な問題なんだろうか。何もわからない。分からないがカセットテープで聴くBTSのDynamiteは粗すぎてウケるし、東郷清丸のサンキストは妙にライブ感がある。
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