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刷る女

2019年7月1日 (月) 19:53

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5月にやすこちゃんとめぐちゃんにくっついて行って、ひさしぶりにシルクスクリーンをやって(身体性を伴う感じが)すごく楽しかったのと、やっぱ仕事は別として、私はなんかものを作ってる方が(精神的に)調子良いのかもなぁと思ったので、趣味としてシルクスクリーンを始めることにした。
私は学生時代、シルクスクリーンをやる部活というかサークルというか同好会というか、まぁ、集まりに所属していて、学校の地下にある印刷室で授業終わったあとにやったりしてて、卒制も印刷がしたい、というだけの理由でテーマを決めたし、とにかくシルクスクリーンにはご縁があります。数ある印刷技法としてもかなり上位で好きです。というか私は印刷が好きなんだよ。

もう少し若いころは、なんか描いたらどっか展示に出すとか、出すために描くとか、どっかで売るとか、グッズにして展開するとか、「ものを作ったらその後どうするのか」ってことを考えがちで、ものを作ることとそれとはセットになっていると感じていたのだけど、最近はもう少し自由度が上がって、緩くなってる、それを誰にも見せなくたっていいし、それを自分で気に入らなくたっていい、私が作ったものと私の人格とか私自身・そのものとは別に関係ねぇ!(完全に切り離すのは難しいが!)という気付き・実感を得ることが出来るようになってきたので、ものを作るのに適した(人生の)季節がやってきたぜ!と思っている。

何か作る上で、自分が頭でっかちになってきてるんじゃないか、という不安とか、手癖で作ってないか、みたいな恐怖もあって、まぁそれらは一概に悪いこととは言えないかもしれないけど、今は、御託は良いから黙って手を動かせよ、考えてないで作れ、失敗したとか上手くいったとか、次こうしようとか、あれ試そうとか、そんなのは全部自分で手を動かした時にだけ得られるんだよ、という気持ちが高まってきている。ものを作るのに適した(人生の)季節がやってきたぜ!

こういう時はむやみに間を空けない方が良い(という経験則がある)ので、1ヶ月空けないでもう一度行ってきて、作業場を利用するための年間パスを作ってきた。家で描いたり刺繍したりするのもいいけど、わざわざ出かけてって印刷をやるっていうのが、今の心境としては「ええやん」と思うので、このまま行く。俺はやるぞ~

もし、万が一、何か作ってほしいもの(ショップカード、名刺、Tシャツとか何でも、平面のものは割となんでも刷れる、版代と素材費だけくれたら作業費とかはいらない、デザイン費はくれたら嬉しいけど払いたくなければ別になくてもいい、デザイン支給なら全解決、版代は高くても数千円です)があったら、誰か、言って欲しいです。
毎回私が自分の描いたやつを製版して刷るのでもいいけど、何回かやってると飽きそうな予感もするので、もし誰かなんかあったら、言ってきて欲しい。まぁこういうの大体誰も何も言ってこないけど、私が言うのは自由!

あと一緒に行ってくれる人がいたら一緒に行きたい。印刷ってそもそもの成り立ちとして「広く聖書を流布させるため」に発展した側面があるので、どっちかっつーとマスっぽいし、そこがおもしろいと感じる。
だから家で一人で黙々とやる、というよりは、誰かと一緒に行って、何色にする?とかインク分けっこしよ、とか、それをこの紙に刷ったやつをちょうだい、とかをやりたいんだよ。手ぶらで行けるので、よかったら一緒に行きましょう誰か。まぁこういうの大体誰も何も言ってこないけど、私が言うのは自由!

印刷って、絵を描くとか彫刻をやる、みたいなことに比べるとめちゃくちゃハードルが低いのも好きなんだよな。版作るのは多少ハードルが高いけど、刷るのはハードルが低い、にもかかわらずちゃんと達成感があるし、素材の選び方だけでも楽しめる要素が十分あるし、あ、この話長いのでもうやめとく。

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