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ラス・メニーナス
2020年6月26日 (金) 21:48
「好きと嫌いは自分じゃ選べないから」とムロツヨシが、というかムロツヨシが演じている間宮真司が、言っていて「わ、わかる…そうやねんよな、あんなもん一回も自分選んだことないわ…」とド共感、鼻から長めの息を吐いていたら22時。
ドラマ「大恋愛」、放送時も観てたし、好きやったな~
ムロツヨシって福田雄一作品のイメージが強いせいで、ラブストーリーとかできるの?戸田恵梨香を相手に?え、これラブコメなの?と思っていたけど、大きなお世話オブザイヤーだった。ムロツヨシの訥々としたモノローグも良かった。ただタイトルバックの砂浜で白い服のムロツヨシだけはどうしても毎回笑ってしまう。
石指拓朗の配信ライブを家で観ていたらライブが恋しすぎて涙が出てきた。思えば16歳ぐらいからライブハウスに行かないときなんかなかったんだよな。ほかにも趣味はたくさんあるけどそんなこと全然関係なかった、私はライブハウスが恋しい。ま、ぐずぐず言ってても仕方ないので赤ワインをがぶがぶ飲みながら石指拓朗の弾き語りを聴いた。相変わらずすごくよかった。12月に出たアルバムの「武蔵野」って曲と「D.m.7」って曲が聴けてうれしかった。石指拓朗のライブはテンポが激揺れで「人間!!!」って感じなのが最高。
つってもあれよ、東京に行かなくてもライブが見られて、少しではあるけどお金を払えるのは良いことよ、配信ライブも良いもんだな。今日はアナログフィッシュのトークイベント配信があるのでこれも楽しみです。アナログフィッシュって誰一人おしゃべりが得意じゃないのにトークイベントをやるのおもしろいね。これは悪口ではない。そういえば下岡晃は前に「客席を見られないときがある、見られるかどうかはもうほとんど賭け」みたいなことを言っていたな。
脳について興味があって、何かいい本がないかいな、と思い、古本屋へ出かけていって養老孟司の本を買ってみた。めちゃくちゃ難しくてほとんど何言ってるかわからん。作中で養老先生は編集者から送られてきたミシェル・フーコーの原書・訳書を読み「ふだん私はこういう厄介な本は読まない。第一に、読んでもわからない。むずかしすぎる。」とおっしゃっている。私も同じです先生、読んでもわからない。むずかしすぎる。
もちろんフーコーのと違ってこの本は日本語で書かれているし、私は堪能とは言えないにしても日本語を読み、話し、書くこともできるのに、読んでもほとんどわからない。こまった。読めるのは読めるんだよ、でも読めるのと分かるのとは全然違うでしょ。せっかく買ったし「素養がない」とか言ってないでおとなしく最後まで読むけども。というかいろんな前提のもとで進む(この本に限った話じゃなく)ので、それを知らない以上は分かりようがない。
結果、Googleと行き来しながら読むので全然進まない。本を読むための本が要るぞ…!こういうときは辞書では足らない。
脳に興味があるのは「意識」とか「言葉」とか「思考」とか、あと「視点」とか「視線」とか、そういうのに興味があるからでして、考えても分からないから本でも読んで誰かに教えてもらおうと思って、でも分かんないもんは分かんないね、あと今何が分かんないか自分でもあんま分かってない。あ、あとさ、分かってるかどうかって証明できないよね。説明はできるけど伝わってるかどうかは保証がないしさ。
でも私は私が何言ってるか分かってもらえなくても別にいいんだよ、私もあなたが何考えてるか分かんなくても別にいい、分かろうと努力はしたいしされたいけど、でも全部は分かんないけど一緒にいて、全部は分かんないねって言いながら一緒にいようよ、あ、これは告白です。
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