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アホのデザイン

2021年5月10日 (月) 21:32

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女に生まれたせいで、一か月の半分を「月経」に支配されている。私は女に生まれることを選んだ覚えはないが、両親が選んだわけでもないし、もちろん私だけじゃなく、すべての人間が選べなかったと理解しているので、特に誰かを責める気持ちはない。ないが、人間をデザインした人はどういうつもりなんだろう。30日間あってそのうち15日間程度は身体か精神か、もしくは両方が不調、て。なんじゃそれ。風邪とかなら自分の体調管理を顧みて改善することもできるけど、生理はこっちの努力や工夫でどうにもできない。15日間確実に何等かの不調を強いられて、残りの15日間で岩盤浴に行く楽しみと、安定した心で向き合う友人関係と、栄養バランスの良い食事を済ませておかないといけないのだ。なにこれ。
私はあらゆる事業を効率化したりIT化したりする仕事をしているのに、生理はどちらも出来ない。今月頑張ったら来月は免除される、という仕組みもないし、来月は旅行とプレゼンと結婚式があるから、つって前倒ししてやっつけておくことも出来ない。何回繰り返してもポイントはたまらない。

市販薬を飲むのはあまりよくない、と聞いたことがあったのでなるべく飲まないようにしてたけど、婦人科の先生に「痛いときは我慢せずに飲みなさい、用法と容量を守っていれば問題ないから、でも痛くもないのに飲むのはだめよ」と言われ、生理中は大体1日2錠ロキソニンを飲むようになった。一時期はアスピリンにしていたけど、それは単に「アスピリン」という言葉の響きが気に入っていたからで、効き目は特に変わらない気がする。

そもそもロキソニンを飲んでも、アスピリンを飲んでも、「痛くなくなる」わけではない。「痛み」を生春巻きの皮みたいな薄い半透明の膜で包み、なんとなく見えづらいようにした、ぐらいの効果しかない。飲まないよりは遥かにマシなので飲むけど。もっとバチバチに効くやつねぇんかよ、と思ったが、ロキソニンは市販薬の中で最も強い鎮痛剤なのだそうだ。

同じ女でも月経のヘビーさは個体差がある。そもそも他者のそれと自分のそれを明確に比べるなんて絶対にできない。病院の問診票で「月経の量はどのくらいですか? 多い・普通・少ない」みたいなのよくあるけど、いまだに意味が分からない。……何と比べて???

なぜ急に「月経」の話をしているかと言うと、今現在それが近づいているので体重が1~2キロ増えていることと、肌の調子が日に日に悪くなっていくこと、これらを20年近く経験しているにも関わらずまだ「ムカついている」からである。なぜこんな目に遭うんだ、女に生まれたせいで。私は女に生まれることを選んだ覚えはないが、両親も同じく選んでいないだろうし、もちろん私だけじゃなく、すべての人間が選べなかったと理解しているので、特に誰かを責める気持ちはない。

お、文章がループしている。愚痴ループ。

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