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2020年9月2日 (水) 21:45

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今週中に「ゲームオブスローンズ」を最終章まで見終えないといけない(いけなくはないが)事情ができたので、毎日3~4本ずつ見ている。今シーズン6に入ったところなので、あと30話分ある。間に合うのかな…お昼休みも見たほうがいいかも。
っつーかこんな急いで見るもんでもないやろ、とは思うけど、意外と集中して見ることができるので良しとしています。

「ゲームオブスローンズ」めちゃくちゃおもしろいけど、「愉快な」という意味のおもしろさでは全然ないし、どちらかと言うとずっと不快だ。もう見たいか見たくないかで言ったら正直見たくない。
しんどいし痛い。厳しい。
なぜ私が架空の人物の生き死ににこんなに苦しまないといけないのか、風呂で無の表情になり、ベランダで涙を流さないといけないのか、さっぱりわからん。なにやってんだ。感情移入しすぎなのかな。でも抗えないんだよ。感情移入しない方法ってあるの?そんなん無理じゃない?これに限らず。
私ここ数年ずっと「もう感情移入したくない、求めてない、私は私の感情で手一杯」と思って生きてきたけど、したいとかしたくないとかで選べるようなもんじゃなかった、という結論だよ、なんか方法があるなら聞かせてほしい。

各キャラクターがものすごく多角的に描かれるので、誰一人として心の底から好きにも嫌いにもなれないところがすごいドラマだ。でも人間てそうなんだよな、すごく多角的な生き物でしょう。人間がどのようにその人格になり、どのような行動を起こすかには、常にありとあらゆる要因があるでしょう。
ボウガンで父親を殺すことも、弟を殺したいほど憎むことも、単にそのことだけを見て「悪いことです」と言えないんだよな。まぁもちろん超悪いことやけどな!
つーかゲームオブスローンズ、父親がやべぇ奴パターンが多すぎないか、なんでなの。私の父は父性の生き物だし頑固なところもあるけど(私も引き継いでいる)話は通じるもんな、整理して感情的にならず、筋道を立てて話せば理解し合えるもん。理解し合えなかったとしても、尊重はし合えるもんな…ずっとそうしてきたから、と思うけどでも、単にすごいラッキーなことなのかもしれん。

「デトロイトビカムヒューマン」をやってるときも似た感情になったけど、これをちゃんと最後まで見ないとだめだ、逃げちゃだめだ、という境地に立っている。痛くてもキツくてもこの感情の穴を掘り、その底にある石を持って帰りたいのだ。そこに石があるかどうかは掘らないとわからないし、その石が何の役に立つかは、持って帰らないとわからない。

今シーズン1を見返したらまた違う視点になるんだろうな、と思って、まだ見終えてないのに既に見返したくなっている。アリアもブランも大きくなったなぁ…おんなじ役者さんで撮り切るのかな、とかもちょっと気になっています。見終えたらまた来ます。

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