ずっと欲しかったので家を買うことにしたけど、怖い。怖いことが多すぎる。まだいろんなことが途中段階なので「買った」とも「買える」とも「買えそう」とも何とも言えないのに、既にこんなに怖い。この「今のところ何とも言えない（しかもそれについて私自身が努力できることはない、待つしかない）」という状態に弱くて、だから胃がずっと痛い。心配ごととか不安なことが全部胃に来る体質。向いてないのかもしれない、とすら思う。身の丈に合わないものを欲しがってんのかもしれない。

お金の、金額が大きいのが怖い。今まで買った一番高いものがiMacの私が買うものとして、ゼロの数がおかしい。え、これ一人で買うのよね？割り勘じゃないのよね？
「やっぱやーめた！」では許されないであろう、今まで見たことないようなちゃんとした書類の数々が怖い。何枚複写なの？全部はんこ押すの？
実印が要ります、という連絡が怖い。何の確証も、自信も無い自分の未来が怖い。あんなに好きだった「わからないこと」が今これに関してはぜんぜん好きじゃない、怖い。

ビビりなんだよ私、花火が怖くて、映画に出てくる雷のシーンが怖くて、今でもたまに見る砂の層に飲まれる夢が怖くて、テントで過ごす台風の夜が怖い、ビビりなんだよ私。エラそうにしてるからバレにくいけど、私めちゃくちゃビビりなんだよ。ビビりなのに、こうやって怖いところへ自らのこのこ出てきてしまって、あげく怖い怖いって騒いで、なんかすみませんね。もう二度としません。

誰も「なんとかなるよ」「大丈夫」と言ってくれなくて怖い、話す人全員に「わからない」「好きにしなさい」「頑張って」と言われていて怖い。でもそれ以上なんにも言いようがないよね、そらそうだ、超分かるわ。でも私が一番「わからない」んだよ。どうしたらいいの。
どこかに落とし穴みたいな、うっかりミスみたいな、私がまだ気づけていない抜け穴みたいなものがあるんじゃないか、と想像して怖い。あるかどうかすら分からないそれについて考えるとき、自分のお粗末な脳ひとつしか使えないのが怖い。だから「○○は大丈夫なの？」とか「○○はどうなってるの？」とか言われるとめちゃくちゃ怖い、ほとんどパニック。なにそれどうやってかくにんしたらいいの、だれにきいたらいいの、やめてこわいはなしきらいってなる、何がどうなってれば大丈夫ってことにできるんすか、超怖い、胃が痛い。

でも怖いからやめておく、には今のところなってない。どこからも、両親からもストップかかってないし、何より自分自身が「このまま行くぜ！」と思っているし、もうそれが全てと言えば全てで合ってるはずなんですが、だからこんなビビってんのおかしいんですが。いやおかしくはないのか。なにがおかしくてなにがおかしくないのかわからんぐらいこわい。胃が痛い。

だけどこれを「怖くない」」にできるのは私だけだし、多分できない、ずっと怖いままで、でも自分が望んだことだから、徐々に慣れたり納得したり落としどころを見つけたりしていくしかない。わかってるよ、それはわかってるのに、じゃあなんで隙あらば誰かに甘えようとするのよ。「大丈夫」を他人にもらいたがるのよ。だっせぇな！え、私こんな弱っぽい人やったっけ…もうちょっと自立してるつもりでいたわ、どうした。
自分で自分がどんどん分からなくなるし、今「好き」もどんどんブレてんすよ、具体的に表現出来ないの「好き」を、こんなこと今まで一回もなかったのに、自分でも不思議。でも「嫌い」はぜんぜんブレない、明確にずっとある、なんでしょうね、視点の置き場所がブレてんのか？この感覚おもしろいからもうちょっと掘って餌にする。するけど、今あんまりそんな余裕ない、秋～年明けぐらいにやる。

あとこんだけ怖い思いするのに、完全に何もかも思い通りってわけにはいかないんだろうな、とも思う。あ、これは別に「絶望～！」って話じゃなくて、何をどうやったって制限みたいなものは必ず存在するね、というようなこと。気付き。私ひとりで出来ることには限度があるよ、お金のことを筆頭にさ。超広い土間に厨房みたいなキッチンとか、2面が縁側になってるリビングとか、庭師さんを必要とするような庭とか、梁がかっこいい平屋とか、デイベッドがくっついたみたいな出窓とか、丸窓とか、普通に無理なんだよな、あと全部出来たとしてもテイストがむちゃくちゃすぎて、あんまり良くない。今世は無理かな。
まぁでも分からんよね、いくつかの家を、持つ未来だってあるかもしれん。あぁ、こういう「わからない」は好きなんやけどな、私にも愛せない「わからない」があるってこと、知らなかったよ。生きてるといろんな感情のいろんな側面を見るね。初めまして。

怖いっていっぱい書いたら多少はおさまるかと思ったけど全然やな！やれんのかよ私！！ブログって何書くとこなんやっけ！！！合ってる！！？？