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2024年5月28日 (火) 22:23

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BTSのRMことキムナムジュンの新しいアルバム「Right Place, Wrong Person」がものすごく良い。前作の「indigo」もかなり気に入ってよく聴いたけど、今作はさらに良い。
「Take my heaven」と歌うのが良い。「俺を天国に連れてってくれ」と歌う人なら知っているけど、「俺の天国なら持ってけ、無料だよ」と歌う人は初めて。その歌詞の真意など知る由もないけど、なんかめっちゃ好き。

ナムん家にジミンちゃんを呼んで、視聴会みたいなのをする映像が公開されたので見てみた。ジミンちゃんは「俺はダークなヒョン好き」「これEpik Highっぽい」「(Groinを聴いて)スカッとする」と、「私もそう思ってた!」ということばかり言うので、心の中で何度もハイタッチした。
ナムジュンは「初めて聴かせるときは緊張する」と言っていて「そうだろうな、分かるよ」と「謙虚すぎやせんか」とのグラデーションみたいな気持ちになる。でもまぁそうなんだろうな。緊張、するよな。画面の中のナムジュンは分かりやすくソワソワしていてかわいかった。端から見てるより、ずっと繊細だ。でもなんかガサツやん、おもしろいよねあの人、両極にあるはずのものを網羅してて。
私だって生きてて「他人に言われることの7~8割は誤解だな」と思うし、「ろくでもないやつばっかやな」と思うんだから、RMはこの912億倍ぐらい感じているんだろう。
「“普通の”まではいかないにしてもさ、ただの29歳の男だよ」と言っていたのも印象的だった。そう思っていることはずっと前から知っていたし、でもそう思っていると口に出しても相手はそう取らないだろうことも分かる。
このアルバムを出すために入隊を遅らせたのか、と分かった今、ホビを見送るときのあの表情をようやく理解できたように思う。こういうの、いつもかなり時間が経ってから知るの、仕方ないけどさみしいね。同じ時空で生きてないみたいだ。
ナムジュンに限らず「背負わせすぎじゃないか」と思うことは多くあって、でもそれをどうすれば解消できるのかは今も分からない。でも分からないから放っておくんじゃなくて、私は考えるし、同じ気持ちでいる世界中の人たちが起こすアクションも知っておきたいし、同感できるものは連帯したい。
「期待しすぎないように」とはあまり思えない、だって期待してくれる人、楽しみに待ってくれる人がいることは、励みになるもん。それだけが励みにはならないし、人によって割合は違うと思うけど、でも1にはなるもん。
私はあなたたち7人が今日も元気で、健康で、楽しいことたくさんあってくれたら、幸せでいてくれたら、としか思っていないから、だから「アルバム出すよ」とか「コンサートをやるよ」とかは全部ラッキーオプションみたいなもんだと思うけどな、でも、そう言っても信じてもらえないような気もする。

ナムジュンのことを考えすぎて、夢を見た。場所は私が6歳になるまで住んでいた市営の団地の前で、ナムジュンは芍薬を4輪持って立っていた。私は階段を降りたところで気づいて、まじで心臓が止まるかと思った(ここでいったん目が覚めた)。あまり騒ぐと怖がらせるかと思ったので、動揺を見せないことや大声を出さないことに全神経を集中させた。私は「今、家にヨウリーがおるから、ヨウリーにも会ってほしい、先輩と姉にも動画か何かでメッセージを撮ってあげてほしい、私たちは、すごくARMYなんです」と、超不自然な日本語とところどころに韓国語を混ぜた妙な喋り方で言い、ナムジュンは所在なさげな顔をしながらも頷いて、家にあがってくれた。家には私のおばあちゃんとひいおばあちゃんと、他にも血は繋がってないけどとにかく関係のあるおばあちゃんたちが大勢いて、ヨウリーと一緒におはぎを拵えていた。
ヨウリーは分かるけど、おばあちゃんたちの出演は何なん、と思ったけど、多分寝る前に「マッドマックス 怒りのデスロード」を見たせい。
良い夢やったな。ちょっと寝坊した。

金曜は友人と夕飯を食べた。店を出たのが20時過ぎで「甘いものつまんでもうちょっと飲もう」という話になり、2軒目に移動したら席がなかった。「外でも良いなら小さいテーブルを出しますよ」とお店の人が言ってくれたので、お店の前の段差に座り込んで白ワインを飲んだ。暑くも寒くもない5月の夜は、外で飲むのに最適で、初めからそのつもりで来たような気持ちになった。友人は長い足を歩道にのびのびと放りだして、せせこましいカウンター席よりよほど居心地がよさそう。
彼女は動力の8割程度を「感覚」と「感情」にしているようなところがあり、「観察」と「考察」を動力にする私とは全く似ていない。同じ事象に対面しても感想が違うし、そもそも着眼点が違う。でも違うことをお互いおもしろいと思っているから、長いこと友だちでいられている。
数日前に「権力勾配の無い人間関係など存在しない」という言説を目にし、確かにそうかもしれんな、望むと望まざるとに関わらず……と暗い気持ちになっていたのだけど、少なくともこの日は「私たちの間には無い」と思えた。
私が今よりもっとずっと愚かで、無神経で、身の程知らずで、自意識が制服着て歩いてるみたいだったころのことを知っていて、それでもなお友だちでいてくれている人がいることを、大事に持って生きようと思う。

take my heaven for free

2024年5月27日 (月) 21:42

uncategorized

プロレス団体「NOAH」の試合を見てきた。
めちゃくちゃおもしろかった。また行きたい。配信とかもあるらしいので、家でも見たい。

私がプロレスに興味を持ったきっかけはかなり前で、もう10年以上になる。
当時好きだった人が、私の家に転がり込んでくる不健全な形で居候していた。ふたりで家に居るときは大抵何か作るものがあり、一緒に作るか、自分も何か別のものを作るか、作らないなら横で本を読むかして過ごした。
そういうときは見るでもなくテレビがついていて、深夜2時か3時くらいになるとプロレスが始まることがあった。私だけでなくその人もプロレスには興味がなかったのに、双方テレビを消しもせず、チャンネルを変えもせず、ただラジオの代わりみたいに、つけたままにしていた。
図体の大きい人が肘のあたりをグリグリ踏まれているのを見ながら「これ痛いのかな」「そら痛いんやろ、この人泣きそうやん」「なんで肘なんだろ」「皮膚が薄いんじゃない?」「踏んでみてもいい?」みたいな会話をし、延々夜更かしをしていた。
当時も「プロレスって一回見に行ってみたいな、これ後楽園ホールって書いてあるやん、近くや」などと言っていたけど、結局一回も行かなかった。その人と「いつか一緒に行こうよ」と話した場所へは、どこへも行かなかった。金沢とか。いつか一緒に行こうと話したことすら、その人は忘れていると思う。

以下、試合の感想を箇条書きに。

  • 何もわからんからな〜楽しめるかな〜と、やや不安に思ってたけどそんなことはなかった、見ればわりと分かる
  • 映像とかで見てるとき「今のは避けれるやん」とよく思ってたけど違う、私が間違ってたごめんなさい
  • あれはたぶん避けれるし避けても良いし、実際避けるときもあるねんけど、あんまり避け続けてると「そういう奴」に見えてきて、そうすると全然、なんというか美しくない
  • そう「美しくない」が近いと思う
  • 「ズルい」とかじゃなくて「美しくない」、美しくないと当然ダサい
  • 客層は定義しづらい、老若男女全部おる
  • 赤ちゃんもおる、赤ちゃんはまぁまぁ泣いている、大きい音が怖いのかもしれん
  • 歌舞伎で言うところの「高麗屋ーーーッ」みたいなのをお客がやる、なんかタイミングがすごい上手なお客もおる
  • すーごいいっぱい写真撮る人もおる、K-POPで言うところのマスターさん
  • 動画は禁止されてるけど、写真は撮っても良いみたい
  • 見慣れないのでコスチュームが気になる、コスチューム?ユニフォーム?……??
  • 黒ブリーフ・ボクサーパンツ的なやつ・スパッツの人がおる、ボンタンの人もおる、あとゴレンジャーみたいな全身タイツ的服装の人もおる
  • ピラピラの飾りが付いたのは、こしょばくないんですか
  • にのうでをぎゅっとする紐は謎、あれは要るんか?
  • 私は何故かマスクへの憧れが強い、被らないまでも、手に持ってみたいし、デザインもしてみたい
  • 靴は多分バレリーナが履くやつ(トウシューズじゃない方)と素材が近いはず、触って確かめてみたい
  • なんか凝った服を着て出てくる人もおるのに、わりとすぐ脱ぐ
  • 試合開始前はほぼ肌色の人もボディーチェックされる
  • レフェリーも真顔でチェックするし、される方も普通にしてる、「いやチェックするまでもないやん、剝き出しやん」と思ったけど誰も笑ってなかった、手順として要るんやろうな
  • 出囃子がかかる感じは見慣れている、出囃子がかかるものしか好きになったことないかもしれん
  • リングは何の素材で出来てるんですか
  • 音的には木の板の音がしてるけど、1枚板にあんな勢いで体重をかけたら割れるはず
  • タッグはどうやって決めるんやろ、漫才師みたいに「俺とタッグ組んでくれへん?」みたいな会話をするんか?
  • それともお師匠さんみたいな人が勝手に決めるの?
  • 「幼稚園からの幼なじみでして…」みたいなタッグもおる??
  • 8人タッグマッチになると最初は「わぁぁいっぱいおる」と思って楽しいけど、人が多すぎてゴチャゴチャする
  • 「誰が何をやりたいんか分からん」みたいなシーンがあり、デザインの良し悪しと似てる気がした
  • タッグマッチは、暇な人がリングの下で揉め出す
  • レフェリーさんも下で揉めてる人のことは無視してる、あれなに「手に負えんすわ」てこと?
  • モニターなどはなく、リングの向こう側で揉めてる人たちを見るすべがないので、音だけ聞こえてて怖い(ガシャーン!!!みたいなの)
  • タッグマッチは手とかをタッチすると「交代」の意味っぽい
  • 交代されてないのに勝手にリングの中に入ってきて手出すと、レフェリーさんに怒られる
  • リングを降りて闘うときもレフェリーさんに怒られる、「上でやれや」ということらしい
  • 白人の選手は筋肉のつき方が全然違う、良し悪しとかじゃなくて違う、「種」が違う感じが分かる
  • 背筋がきちんとある人たちばかりなので全員姿勢が良い
  • 猫背のプロレスラーておらんのちゃうかな
  • レフェリーさんたちも姿勢が良い
  • いわゆる細マッチョ的な体型の人と、身がぱちぱちの人がおる、あと速い人と重い人がおる、トリッキーな人もおるし、異様に身軽な人もおる
  • 異様に身軽な人は多分階級?がちがうんやと思う(あとで調べる)
  • 重いのに速い人もおるからおもしろい、どういう仕組みやねん
  • 上半身に目が行きがちやけど、足腰が強い系の人もおる
  • あと全員日サロに行ってるイメージがあるけど誤解、行ってない人もおる
  • 腕を取られて捻られてからのリカバリがめっちゃ上手い人がおる、私は肩と肘がどっち向きに曲がるか分からんくなって混乱する
  • デッサンの先生に「骨を理解してないから腕を描けない、骨学の本を取り扱ってる本屋を教えてあげるから骨の勉強をしなさい」と言われたことをなぜか思い出した(余談1)
  • 当時は骨を理解したいとも腕が描きたいとも思えなかったので無視した、おかげでデッサンが全く出来ない(余談2)
  • リングは4面がびよんびよんするけど、あれがおもしろい
  • びよんびよんの間から出入りする人もおる(説明が難しいけどあれかっこよかった)
  • コーナーで長いことごにょごにょするとレフェリーさんが怒る
  • コーナーには三角形のぼふぼふしたのが付いてて、レスラーはそれを意味もなく叩く
  • 「意味もなく」ってことはないんか?でも「なんか叩きたいだけ」に見えたけど……
  • 「い、いまのは誰のどこが痛いんや…!?」みたいなシーンある
  • ふたりともが痛がってて「どっちがどうなってこうなったんや……!」みたいなシーンもある
  • 向かって行くときに相手の名前を叫ぶ人がわりと多くて興味深かった
  • まぁ自分の名前を叫ぶのもおかしいか
  • あと結構みんな「痛ってぇーーー」みたいなことを言う、そら痛いでしょうね
  • ベルトを渡したり返したりしてるシーンは何のこっちゃさっぱり意味がわからんかった、今誰の何がどうなってそうなったんや
  • これは多分文脈があるやつやから、今日は分からんでもしょうがない気がする
  • ていうか全部に「文脈」はある、あるに決まってる、それを分かっていくおもしろさもあるはず

以上です。他団体も見に行きたい気持ちがあり、知りたいことも多いので、今すごい楽しい。新しい箱を一個バァーン!と開けたときの気持ちです。

一方で、バラエティー番組などでたまに見かける「プロレス」の使われ方について、ちょっとひっかかった。「取り決めがある」とか「筋書きがある」とかの意味でややネガティブに使われていることは知っているけど、でも今日私が見たものが、それとは思えなかったので……なんか、誤解がある、ような気がする。
というか「筋書きがあるんですよ」と言われたとしても「いやいや、だからってそうはならんやろ」というシーンが多すぎた。仮に「こういう取り決めで進んでたんですよ」とはっきり言われたとしても「それは知らん、私にはこう見えたし、こう解釈したよ」と言い返せる感じがあった。
この感じを覚えておこうと思う。なんか大事なことかもしれん、と思った。

lifework is good

2024年5月23日 (木) 22:14

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家では出来ないので、シルクスクリーンをやるためにずっと大阪の作業場に通っていたのだけど、家からバスで行ける作業場を使うことにした。あの場所のことをなんと呼ぶのか定まっていない。「工房」でも良いし「アトリエ」でも良いけど、「工房」だと師匠がいそうな雰囲気があるし「アトリエ」は家の離れにあって私専用、みたいな雰囲気があって、どちらもしっくりこない。まぁ「作業場」も別にしっくりきてはいない。

厳密にはシルクスクリーンは家では出来ないわけではなく、製版さえ出来れば家でも刷ることは可能だと思う。インクも水性のものを使えば、油性のものほど気をつかわない。学生のころは油性のインクをメインに使っていたので、家で刷ると公害みたいなにおいがした。窓を全部開けて刷るしかないけど、通報されるんじゃないかと思って、深夜か明け方に作業していた。より怪しい。
油性インクだと掃除するにも油が要るので、学校から瓶に小分けにしたアルコール(あれの正式な名前が分からん、とにかくアルコール)を持ち帰る。「いま職質とかされたらどうなるんかな」と不安になったりした。瓶に飲めない濃度のアルコールを入れて持ち歩くことが、法に触れるかどうかは知らない。
あのころ刷ったものがひとつも残ってないの、我ながら意味わからんな。卒業制作だけでも数十枚Tシャツを刷ったと思うけど、ひとつも手元にない。褒められるたびに配った記憶はあるが、捨てた記憶はない。ぜんぶ配ったんだろうか。
箱も作ってさ、卒業制作たのしかったな。今もっとうまく出来ると思うけど。当たり前か。

新しい作業場は学生のころ使っていた場所にかなり似ている。部屋自体は半分くらいの大きさだけど、製版機は学校のより大きい。緑色の感光材をバケットスキージーで塗る工程が懐かしかった。なんか感光材塗るとき立膝でやってた記憶あるけど、あれなんでやったんやろ。自主的に立膝でやるとは思えんけど……誰かが立膝がやりやすいぞ!って言うたんかな。
午前中は製版してインクを作るところまでを先生とマンツーマンで教えてもらって、午後になると、わりと高齢の女性のかたがひとり来た。もくもくとウォーホルみたいなのを刷ってて、かっこよかった。私は多感な時期にシルクスクリーンと出会い、もちろんウォーホルのことだって知っていたのに、オマージュみたいなものをひとつも作ったことがない。一度くらい、ウォーホルみたいなのを刷ってみたい。あの、プレスリーをちょっと重ねて2回刷ってある作品が好きです。

グラインダーを使う染料インクは使い慣れないので調整が難しいけど、まぁやってれば慣れるだろう、という感じ。あと私は色にそんな厳密なこだわりがなくて「刷ってみたらこういう感じか、これはこれでかわいい」となる。どうせ刷るときは手なのだから濃淡が出てしまうしね。とは言えほっとくとバキッとした色のものばかり作ってしまうので、意図的に淡い・控えめな・柔らかい色のものを作るべきだな、とは思っている。

製版して刷って解版までを7時間でやらないといけないので、今後はその辺をどうクリアするかが課題になってくると思う。色数を増やすなら日を分けるとか、もしくは版を買って持ち込めるようにするとか……慣れればスピードは上がると思うけど、限度があるしな~~~
あとはサイズが大きいものを作るとシンプルに身体がしんどい。筋力を、つけないと。

品数がたまってきたら公園でやってる手作り市とかにも出たい。たのしいでしょうね。

食いしんぼうはドーナツの穴を見るか

2024年5月22日 (水) 21:34

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今年はプロレス見に行こう、と思った日から3ヶ月経った。このままだと今年が終わってしまうので、何も考えずに空いている週末に行けそうな会場でやる試合のチケットを買った。私は選手を多分2~3人しか知らないし、名前と顔が一致せずおぼろげ、プロレス団体など全く知らないので「どの試合を見に行くか悩む」というのが出来ない。目的は「プロレスを見る」のみであるので、とりあえずどこの誰のどんな試合でも良い、はず。調べたら無料で見られるものもあるらしい。まずはそういうのを見に行ってもいいかもしれん、と思ったが、初っ端から金も払わないで何かを享受していいのか……?と思い至ったのでやめにした。私は金を払うことよりも金を払わないことへの抵抗感が年々増している。

チケットはお芝居と同じでSS席からB席まで用意してあり、それぞれ金額が異なる設定になっているようだった。これはつまり「座って見るもの」であることを指している。ステージが見やすい席は値段が高く、見づらい席は安い。「ステージ」ではないか、あれなに、何て呼ぶのあの、場所の名前なに。
SS席は12,000円らしく、普通に高いが「最前列」と書いてある。なるほど最前列……と思いながら私はB席のチケットを買った。B席は6,000円。6,000円なら、アナログフィッシュのワンマンライブよりは高くて、林遣都くん主演のお芝居よりは安い。

開場は15時、開演は16時らしい。客入れに1時間……長い、気がする。けっこう大きい会場なんだろうか。何分前に行くのが良いのか、さっぱり分からない。アナログフィッシュのワンマンライブなら、私は10分前くらいに入って、ビールを飲み終わるころには演奏が始まる、って感じでやるけど、プロレスはどうなんだろう。さらに16時に始まって、何時に終わるんだ。私の晩ごはんはどうなるんだ。場内は飲食可と書いてあるけど、どの程度の飲食……?まさかお弁当を広げるわけにいかないだろうとは思うけど……
昔、細美武士が「俺らいっつも7時とかに始めてさぁ、おまえらはみんなグッズ買ったりするために早く来るだろ?晩飯食う時間ねぇよな。そんでハコは酒飲め飲めって言うだろ?晩飯食ってねぇのにさ、酒飲んだらあぶねぇんだよな。なんでライブって晩飯の時間にはじまるんだろ、ごめんな」と言っていたのを思い出す。客の晩飯の心配して謝罪する細美武士、かわいいね。

対戦カードを見ると6試合くらいあるみたいだ。2~3時間くらいで終わるものなのか?4~5時間やる?そんなやるなら6,000円は安いよな。1試合って何分やるの?え、待って8人タッグマッチて何、8人でやるの?どういう状態で?あそこに8人乗るってこと???狭くないか。あ、リングか?あの場所の名前リングじゃない?

あまり調べないほうがおもしろい気がしてきたので、これ以上は何も調べないで行くことにする。チケット買ったし場所もわかるから、これ以上は調べない。15時23分ごろに着くようにして、待ち時間に手持ち無沙汰になりたくないから文庫本を1冊持って、おなかがすいたら悲しいから何か少しだけ食べるものとお茶を持っていくことにする。服装も難しいな、暑いんでしょうか。でも寒かったら帰りたくなるから、脱ぎ着できる服装で行くことにする。
たのしみ!!!

高慢と偏見と傲慢と善良とテルマとルイーズとボニーとクライド

2024年5月17日 (金) 22:58

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マーライオンのジャケット・アートワーク展示「ごきげん展」@渋谷HMVに向けて、せっせと売るものを作っている。在庫が何もない状態から始めているので、毎週末制作でかかりっきり、平日夜も稼働、みたいな状況。

シルクスクリーンは去年ほとんどやらなかったので、だいぶ久しぶりではあるけど、下手になっている・手順を忘れている、みたいなことはなくて、一安心しています。シルクスクリーンは「刷る」という行為自体は本当に数秒で、素材を揃えて版下を作って製版して刷り台をセッティングして、という前段階の準備が圧倒的に多く、手間がかかる。段取りだけが重要であり、「刷る」行為そのものは、最後の仕上げ程度でしかない。
私は仕事でも「“根回し”と“段取り”ばっかりやってるなぁ~」と思うけど、休みの日もこうやって、“根回し”と“段取り”ばっかりやっている。もしかしたら人生って“根回し”と“段取り”だけやって終わるやつ?みんなの人生はどうですか。
とは言え、“根回し”と“段取り”が上手く出来れば、かなりの範囲に応用が利くなぁと思う。料理とかも“根回し”と“段取り”でしかないやん。特技を書く欄があったら「根回しと段取り」って書きたいな。どこにそんな欄が。

最近はシルクスクリーンで作るもののサイズが大きいので、紙で原寸の見本を作るために「切り貼り(きりばり)」をやっている。家のプリンタだとA4サイズまでしか印刷が出来ないから、例えば50cm角の原寸見本を作ろうと思ったら、これを4枚とか6枚とかに分割して印刷し、貼り合わせる必要がある。
「切り貼り(きりばり)」は専門学生時代の必須テクニックだった。当時も家にはA4プリンタしかなかった。それだってバイト代でどうにか買ったもので、インク代や紙代で維持費もかかるし、ちょっと背伸びした買い物だったと思う。A3プリンタは学校で使えたけど、各教室に1台しかない。1年生のときは家にプリンタがない子が私以外にも何人かいて、課題の提出前や提出当日はプリンタの取り合いになる。A3プリンタを確実に使うためにめちゃくちゃ早起きして(もしくは徹夜明けで)学校に行き、プレゼンボードを作るために必要なものを出力したりしていた。管理人さんが鍵を開けてくれる前に友人に会うと「おはよう、出力?」「うん、何枚?」「3かな」「俺5だわ、先やっていいよ」と言い合ったり、出力してるあいだに2~3人増えたり、授業が始まるまで時間が空いたら公園で朝ごはんを食べたりして、あれ楽しかったな。
「切り貼り(きりばり)」が出来るようになってからは、大体のものがA4プリンタでまかなえるようになった。手順としては重ねて→貼って→切って→裏から貼る、でごく単純だが、継ぎ目が見えるとダサいし、ズレてるなんてもってのほかで、案外難しい。特に背景色が黒っぽいデザインの場合は継ぎ目に紙の色が出やすいので、いかにも切り貼りしました感が出てしまって難しい。
あんまりうまく出来ないまま提出すると、先生に「デザインは良いけど手が汚い」とか言われたりすることもあって、くやしかった。この場合の「手が汚い」っていうのは、汚れてるから石鹸で洗いなさいとか手荒れしてるとかいう意味じゃなくて、仕上げが美しくない・デザインとは別の部分で手を抜いている、みたいな意味なんですけど、業界用語なのかもしれん。多分。知らんけど。
最初は「デザインが良いならそれで良いやんけ」と思っていたけど、だんだん意味が分かってきて、「手がきれいなことのほうが、デザインが良いことや作品が良いことよりも重要な局面、結構あるぞ」と思うようになった。今もそう思う。

次回はいつも行ってる大阪の作業場じゃなくて、家から近いほうの作業場に行ってみることにした。機材が変わるけど、たぶん学生のときに使ってたのと同じっぽいので、やれるはず。こっちのアトリエの方が分割せずに大きいのが刷れるし、楽しみです。最終的にはmarimekkoぐらい大きいやつ刷ってテーブルクロスとか作りたい。自分の絵を拡大するのって、なんか分からんけどめっちゃおもしろくて楽しい。大きいのを描くんじゃなくて、小さく描いたのを拡大するっていうのがおもしろい。何がどうおもしろいのかは自分でも謎で、まだ言語化できてない。カミングスーン!

暴力

2024年5月14日 (火) 21:38

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土曜、友人と会ってタコスを食べ、お茶を買いに大阪まで出て、ラーメンを食べて帰った。友人は午前中美容院に行ってきた帰りで「美容師さんに、このあとどっか行くんですか?って聞かれてな、友だちに会いますって言うたら、何の話するんですか?って聞かれたわ、仕事の話とかかなって答えたけど、みんな友だちとなんの話するんやろな」と言っていた。確かに、友だちと会ったら何の話をするものなんだろうか。
ラーメン屋を出て別れたあとの帰り道、私たち今日なんの話してたかな、と考えたけど、まとめると「価値観のすり合わせ」をしてた、と思い至った。確かに仕事の話もした。私と友人は比較的近い業種で、比較的近い職種であるので、当然仕事の話はする。最近こういう仕事をした、こういう案件があってこういうソフトを使う機会があった、こういうクライアントがいる、みたいな話だ。でもこれって別に「業務報告」ではないから、だから話していることの根っことしては「価値観のすり合わせ」だなと思う。「すり合わせ」ってところがポイントな気がする。私も友人も「価値観を合わせたい」みたいな意識は無いし、20年近い付き合いなので、この期に及んで「価値観の違いで離別」なんてことは起きないし(まぁ起きるかもしれんけど、でもそうそう起きない、もし起きるとしたら離別の前にもっと複雑に段階を踏むはず)、「価値観が違うから嫌いになる」なんて幼稚な展開にはならない。ならないと分かっていてなお「価値観のすり合わせ」をしているということはつまり「私、なんか変なこと言ってないかな」とか、「私らしからぬことを言ってないかな」とか、そういう「チューニング」をしているんじゃないか。「20年前を知ってるあなたから見て、私はどっか変わったかな」、「変わるのは良いけどこれは良い変化かな、どう見える?」「今こういう経験をしてるけど、同じ経験がある?あったらどんな感じか聞きたい」っていう、これは「チューニング」なんじゃないのか。
「自己紹介」が済んでいる場合、友人と話すことなんて「価値観のすり合わせ」以外に何があるだろう。………「自己紹介」が済んでいる場合って意味わかる?わからない??わからないってことは、あなたと私はまだ「自己紹介」が済んでいないのかもしれない。

日曜、母と立川談春アニさんの独演会へ。私が「アニさん」などと呼んでいいはずがないことはもちろん分かっているけど、でも「アニさん」と呼びたくなる。
今年は芸歴40周年らしい。そんなに長いの?と思ったけど、落語家は入門したところから数えることになっていて、二つ目でも真打でもなく、つまり談志に高座名をもらったところから40年、ということだそうだ。なるほどな。ご本人は「でもお金いただけるようになってからは20年くらいです」とおっしゃっていた。うーん、それって長いのか短いのか全然わからん。
根多は「慶安太平記」と「居残り佐平次」、小春志さんの「千早ふる」でした。小春志さんは去年真打に昇進されて、元の名前は「こはる」さんだったのだけど、志の字をつけて「こしゅんじ」さんになったようだ。志はもちろん立川談志の志(のはず)。かっこいい名前~!
慶安太平記って初めて聞いたけど、講談も聴いたほうがよさそう。そもそも慶安の変ってどっかで聞いたことあるか?全くない気がする。日本史?日本史なの?聞いたことないと思う。こういうときって結構「あぁ私には教養がない」と思い、まるっきり馬鹿みたいな気持ちになるのだけど、その都度「落語っていうのは、人間の業の肯定だ」と言った立川談志のことを思い出して眉間から皺が消える。そうだったそうだった、慶安の変くらい、知らないなら調べればいいよ。私は全く、この程度のことで、なーにを深刻な顔をしとるんだ。ははは。
「居残り佐平次」は遊郭に居残って(お金を払えなくて帰れないことを居残り、と言います)最終的には勝手に小遣い稼ぎをし始めて、店の旦那も、これもうどうにもならんな~ってなって、佐平次は結局着物とかまでもらってタダで帰っていくっていう噺なんですけど、談春アニさんは「何百年経ってもおんなじなの、今だってホテル泊まって10時か11時かで出てくださいねって言われるでしょ?でももうちょっと寝かせてくれよって言ったらさ、良いよ、良いけどお金もらうよ、って言われるでしょ?そんで15時過ぎちゃったら次の日の分もお金ももらうよってなるでしょ?200年ぐらい前でもおんなじなんです」と言っていた。落語を聞いてると江戸時代ってぜんぜん最近のことみたいに感じるというか、装飾が違うけど基本にしてる型は同じもの、みたいな感じがする。
古典が好きなのはこういうところだ。どんなに長い時間が経っても、人間はどうせ人間でしかなく、私はそのうちのただひとりに過ぎないのだ、と思うと、ふっと凪いだような気がする。大きい川を見ている時の気持ちに似ている。

春忘却

2024年4月30日 (火) 21:01

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ゴールデンウィークは毎年メディアが「○○日有給休暇を取得すれば○○連休に!」みたいな言い方をするけれど、実際は「間は普通に営業してますよね?これを○○日にお願いできますよね?」みたいなことで、しっかり仕事がある。みんなもそうですか?よほど前々から根回しをしておかんと、こんなタイミングで「○○日有給休暇を取得」するのなんか、無理じゃない???
あと、そんな熱心に根回しをしてまで、こんなどこ行っても混みそうな、割高な期間に休みが欲しいと私は思わんし……
よって、少し休んでは働き、また少ししたら休み、みたいな感じ。家族旅行に参加しそこねたけど、しょうがない。

スパルタローカルズがワンマンをやるというので見てきた。なんやかんやで再結成してからもう10年経つの、やばい。
20年言うてるけど、スパルタローカルズかっこいい。まだかっこいいわ。なんでやねん。どうなってんねん。
ライブ中、何度か「これは思い出補正なのか?思い出補正ありきのかっこよさか?」と頭をよぎったけど、でももしそうなら、それも含めて続けてること自体がかっこいいから、結局かっこいい、と思い直した。歳を取って失うものが絶対にあるけど、それは歳を取って得るものと対になっているよな、と思った。歳を取って得るものが多いかどうかは、結局どうやって生きてきたかによると思う。あと、妙に色気があり、おじさんになったスパルタローカルズ、エロいな~とも思った。まぁ20年前も色気があるバンドではあったけど、エロくはなかった、はず。
コウセイおじさんが歌う「ハート」は当時より沁みたわ。良い曲だね。当時27歳の安部コウセイ、と思うと胸がくるしい。最近この「当時○○歳の○○」を見て胸がくるしくなるやつを頻発している。「Love you」当時26歳のKYG……とか「TENDER」当時26歳のホリエアツシ……とか、すごいきゅんとなる。「あのころはよかったな」みたいなのじゃなくて「こんなとこまで一緒に生きてくれてありがたいな」みたいな感じ。この感情の名前なに?まぁ「こんなとこ」は私の年齢を指すので、本人たちからしたら当時も今も「知らんがな」でしかないけど、でも何かを世に出して、それを10代の人間に刺したら、刺さったまま35歳になるってことは十分にあり得るし、私は多分刺さったまま死ぬし、こういうのって双方が当時は想定してないことっていうか、双方コントロールできるものじゃないやん。そら胸ぐらいくるしなるわ。
あと全然関係ないけどMCでちょっと博多弁をカマすの、ズルいと思います。草野マサムネさんもたまにやりますね、あれはズルい。方言てズルない????

20年来の友人が映画を観る人になったので(別に私の影響とかではない、全然関係なく)一緒に名画座へ行き「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」と「バーレスク」を観てきた。私は今よりもっとお金が無かったころに目黒シネマと早稲田松竹に通いつめており、名画座には恩しかない。シネスイッチ銀座もです、お世話になりました。ざっくり言うとロードショーが終わった映画をかけるのが名画座です。タイミング逃して観れてない映画を映画館で観られるとか、2本立てやのに安いとかもあるけど、私は「何と何を2本立てにするか」というところに名画座の魅力を感じるのが好き。「モテキ」と「(500)日のサマー」を2本立てにした目黒シネマのこと一生好き。
「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」と「バーレスク」はどっちも観たことある映画やけど、1回観たことあるだけの映画をそんな細部まで覚えてることは無いし、数年越しに観て感じる映画の良さや自分の捉え方の変化がおもしろいので、全然気にせず観る。休憩中はおやつに買っておいたかしわ餅を食べて、終演後はグリル一平に行ったのも良かった。名画座と洋食ってすごい相性良いと思う。なおかつ新開地・湊川エリアは開拓すべき洋食屋がいっぱいあるので、積極的に新規開拓していきたい。

エンカウント

2024年4月26日 (金) 22:11

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お知らせに掲載したとおり、マーライオンのジャケット・アートワーク展示「ごきげん展」@渋谷HMVに参加することとあいなりました。何かの展示に参加するの、4年ぶりぐらいと思う。楽しみです。
マーくんがいつも、一生懸命準備して、いろいろ考えて、楽しく活動を続けていることが、とても素晴らしいなと思う。もちろん楽しいばっかじゃなくてしんどいことやつらいこと、ままならんことだってあるだろうけど、少なくとも私の目に見えるマーライオンはいつだって楽しそうで、ごきげんだ。いいぞいいぞ!と沿道から声をかけつつ、私もごきげんに何かを作って生きたい。

「ごきげん展」はマーライオンがこれまでにリリースした楽曲のジャケット・アートワークを一堂に集めて原画や複製原画を展示し、作家さんたちのグッズを購入できる、というような内容になる様子。私は『愛模様』のジャケットデザインを担当したので、その展示・販売と、あとはシルクスクリーンでいくつかグッズを作るので、それを販売する予定でいます。
「シルクスクリーンでいくつかグッズを作る」と言っているとおり、手元にまだなんの商品もないです。全部これから作ります。去年はシルクスクリーンを再開して、ウェブショップも開けたし、ある程度は在庫を持つようにしたいな、と思っていたのだけど、全然そうなっていない。去年何しててん、と思うなかれ、去年は200本映画を観ていました。忙しかったなぁ去年。
今年こそは「ある程度は在庫を持つ」を目標として頑張ります。「ある程度」ってどんな程度なんやろな。
とりあえず作業場の予約を入れたので大丈夫です。作業場の予約=刷る日なので、これさえ決めてしまえば、近未来の私がなんとかします。

まずは半てぬぐいが欲しいので、2種類ほど作ります。半てぬぐいは手ぬぐいを半分にしたサイズでして、これがハンカチとして使うのにすごくちょうどいいので、定番商品として作りたい。あとは推し色のグッズが何か欲しいなぁとちょうど思ってたので、キーホルダーも作るつもりです。推し色のグッズって何色ぐらい作るのが良いんやろな~弊推しは7人やから7色やねんけど、もっと人数多いとこもあるもんな。どこを参考にすればええんや、Snow Manさんですか?Snow Manさんは何人のグループなんやろ、と思って調べたら9人だそう。

ポスターを作ってみたいな~とずっと思ってはいるものの、どういうのが良いかあんまり……いつも布に刷ってる感じのを紙に刷る?と思いはするけど、それなら布に刷ったほうがお得(お得??)な気もして、未だ制作に至らず。ポスターな~3色か4色くらいで、気合入ったやつ刷ってみたいねんけどな~まぁ手で刷らんでもいいねんけど。

とは言え今、ちょうど良い距離感で制作が出来そうな予感があり、これはかなり良いグルーヴです。ぜひ沿道からご声援をお願いいたします。

1986

2024年4月24日 (水) 21:58

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急に広島に行ってきた。これといった理由はないけど広島が好きで、これまでに5~6回行っている。出張とかで行ったのも含めたらもっと行ってる。
広島が好きな理由をいくつか挙げてみようと思う。

①街としての規模感がちょうどいい
なんとなく神戸にサイズ感が似ている。いや、面積で言えば広島市は神戸市の2倍近いが、買い物をしたりごはんを食べたりするエリアのサイズがかなり似ているように思う。神戸で生まれ育ったので、これぐらいの規模の街はとっかかりやすいと感じる。面積に対して人口は神戸より少ないので、道や駅が空いているのも良い。

②路面電車がある
乗り物で一番好きやと思う。路面電車があるだけでうらやましいし、広島の路面電車は観光用というより普通に市民が使っているのも良い。2両くらいの古い車両が車のあいだをゴトゴトしているのもかわいくて好き。

③むさしがある
思い出すと食べたくなる。お弁当でもいいし、イートインもいいし、とにかくむさしが好き。広島に行かないと買えないところも良いと思う。

3番目に挙げたけどむさしがあるのはかなりでかい。広島市内だけでなく、私は尾道にもかなりの回数行っているし、竹原や福山、鞆の浦にも行っているけど、でも市内以外ではむさしを買えないんです。あ、福山には最近出来たけど。
戦略なのかどうかは知らんが、もし戦略やとしたらすごい上手やと思う。だって梅田のデパ地下とかで普通に買えるとしても、多分買わんもんな……そういう食べ物ってあるやん。ほら崎陽軒とか。

何度も行っているわりに広島平和記念資料館には行ったことがなく、今回初めて行ってきた。先週「オッペンハイマー」を観たこともあって、今かな、と思って……かなり構えて行ったわりに、何度か休憩せんと進めんぐらい泣いてしまい、やっぱりしんどかった。
修学旅行生や外国人観光客でかなり混雑してたけど、ほとんど誰もしゃべらなかったし、みんな一生懸命展示物を読み込んでいたのが印象的ではあった。みんなこうやって、人の死や、人間がやった愚かなことに向き合えるのに、よその国の昔の話と片付けたりせず、資料館へ足を運ぼうと思う人がこんなにたくさんおるのに、今もまだ戦争がなくならないのはどういう理由なんや、と思うとつらい。

神戸でいつも使っているレンタル自転車が広島にもあるので、半分くらいはそれで移動した。広島市内はほとんど坂が無いので、自転車でどこまででも行けるけど、道がぜんぜんまっすぐじゃないので、すぐ迷子になる。川があるので、向こう側へ行きたければ橋を渡る必要があるのも難しい。どこに橋があるのか、現在地から近いのはどこか、が分からないので、行き過ぎては戻り、離れては戻りして移動した。自転車たのしい。

資料館以外にも3つの美術館に行ったけど、どこも神戸やったら考えられへんぐらい空いてて嬉しかった。空いてるとゆっくり見られるし、自分のペースだけで周れるから満足度が全然違うと思う。
最終日に観た企画展で「チューブ入りの絵の具が一般化したので画家たちは野外で制作が出来るようになった。作品のサイズが小さくなっているのはそういった理由から」という旨のキャプションを読み、ふふふ、と思った。言われてみれば当たり前やのに、でもチューブ入りの絵の具をお道具箱に詰めて、キャンバスを背負って出かける画家を想像するとかわいい。画家が道具を変え、道具が導いた作風があっただろうと思うと楽しい。
ざっと100年ぐらいを複数の画家の作品で繋いで見せてくれる展示が好きだな、と思う。人は人がつくるものに、多かれ少なかれ影響を受けるし、受けざるを得ないのがよく分かるし、それがおもしろい。

帰り際、駅で買い物をしていると、レジのところで割り込まれた。いや「割り込まれた」かどうかは微妙なところで、私は並んでいるようにもいないようにも見える中途半端なところに立っていたし、そもそもよそ見をしていたし、割り込んだとされる方は反対側から来たし、明確に並ぼうという意志を持ってそこに立ったし、だから「割り込まれた」かどうかは正直かなり微妙。少なくとも悪意は全くなかったので、私は「割り込まれた」と思っていなかった。どちらかというと「私たち、ほとんど同時にレジに着きましたね」ぐらいの気持ち。
お連れの方は娘さんだったようで「お母さん割り込まないで、ちゃんと並んでよ!」と結構な大声で怒り、その人は「あらぁごめんなさいね、並んでいらっしゃったのね、ごめんなさいね」と謝ってきたけど、私は別に急いでもないし、そもそも並んでたのかどうか自分でも自信がなく、さらにひとりやふたり先にレジを通ったって何という事もないので「いえ、お先にどうぞ、大丈夫です」と答えた。娘さんはまたも「ありがとうございます申し訳ありません、お母さんちゃんと謝って!」とまた結構な大声で怒っていた。そ、そんな怒らんでええやないの……と思ったけど、別に余計なことを言う必要もないので、私はまた「全然大丈夫です、お先にどうぞ」と言った。娘さんはなおも「お母さん順番ぬかししてるんだよ!恥ずかしい!」と声を荒げていらっしゃって、気まずかった。そ、そんなに怒らんでも……なんでや……
その方たちはレジを終えた後また私に向かって「すみませんでした」と頭を下げ、最終的にはレジの店員さんまで「すみませんでした、譲っていただいてありがとうございました」と言ってきて、さすがに過剰じゃないですか、と思い、むしろ私が申し訳なかった。
こういうとき、誰も嫌な気持ちにならずに場を収めるにはどうすればいいのか、と思って新幹線で考えたけど、最適解は見つからなかった。でもやっぱり、そんな謝られることでもないし、そんな怒ることでもないと思う。
たまにこういう「実母にものすごいキツくあたる娘」を街中で見ることがあるけど、いつもモヤモヤする。一見すると「母親がかわいそう」に見えるのだけど、一概に「母親に優しく出来ない娘が悪い」とは絶対に言えない「何か」をヒシヒシと感じる。

エクリプス

2024年4月10日 (水) 21:13

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4月に入って少し落ち着くと思いきや、年明けから3月にかけて「すみません4月になったら対応しますので、すみませんすみません」と言ってよけた分の仕事が大盛りあって、あんまり落ち着かない。
急な来客があってリビングのものを一旦全部クローゼットに押し込んだ時の感じに似ている。見えなくなっただけで、片付いてはいない。

友人のポッドキャストを聞いていたら恵方巻の話をしていたので、今が何月か分からなくなり、なんだかクラクラした。恵方巻ってなんやっけ、恵方巻、あの、お寿司を、え、今日が節分か?いや節分は2月、2月って何、2月っていつ、今は何月なの、となり、家に着いたのにどうやって家に入ればいいのかもわからなくなった。こわい。家に入るためには鍵を開ける必要があるよ。疲れてるのかもしれない。

夜、20年近い付き合いの友人と話していたら「10代より20代より、30代のほうが抜群に人生が楽しい」ということで意見が一致した。20代のころに出来なかったこと、出来なくて苦しかったこと、もどかしかったこと、みじめだったこと、などが全部良い意味でどうでもよくなってきたと思う。いま現在は、過去を常に変え続けているな、と思いつつ、22時過ぎには通話をおしまいにして寝た。

翌週、Vampire Weekendがテキサス州オースティンでやるライブを無料配信してくれるというので、観た。日本時間だとライブ開始は午前2時ごろ、終わるのは4時か5時くらいになるだろうと思ったので、21時に一旦お布団に入り、2時前に目覚ましをかけた。
あんまりちゃんと分かってなかったけど、アメリカでは皆既日食が見られるということで、そういうライブだったらしい。まじでちゃんと分かってなかったので、徐々に空が暗くなっていくのを見ながら「え、なに、通信状況があんまり良くないんかな、でも無料で見せてもらってるしな~」などと、暢気に思っていた。MCでやけに「エクリプス」って言うてたけど、そういうことかい。まじで分かってなかった。英語力も終わってる。
部分日食みたいなのは何年か前に家から見た記憶がある(いやあれは月食か?わからん)けど、皆既日食ってこんな暗くなるんやな。ライブ配信は定点カメラで全景を写してくれていて、だからものの数分のあいだに真っ暗になって、また明るくなる、というのがちゃんと見えておもしろかった。iPadでNASAのライブ配信を並行して見てたら、あの、黒い丸のフチが光るみたいな、あのよく見るやつが写ってて、それもおもしろかったです。あれほんまなんや……と思って……
現代では皆既日食ってものがあって、次はいつで、ここで見られるよ、みたいなのを、ちゃんと研究したり勉強したり観測したりしてくれる人たちのおかげで知れるから「わぁすごいな~」で済むけど、昔は怖かったやろうな……だってお昼に「ちょっと曇ってきたね」とか言うてたらこんな、ものの数分で真っ暗になるってことやろ。怖かったやろうな。世界終わるんかな、と思いそう。
この日はエズラくんのお誕生日だったらしいのだが、もう40歳だそうでびっくりした。そんなに?……でもそうか、1枚目のアルバム買ったとき、私まだ18とかやったもんな、そらそうか。

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